第36回午前第53問の類似問題

第34回午前:第58問

感染症に関して正しいのはどれか。  

1: MRSAは健常者でも保菌者が存在する。

2: 疥癬患者は入浴後に作業療法室で訓練する。

3: B型肝炎患者は個室での訓練を原則とする。

4: C型肝炎患者の使用道具はアルコール消毒する。

5: AIDS患者の唾液は感染性が高い。

第50回午前:第86問

病原体と主な感染経路の組合せで正しいのはどれか。  

1: 結核 - 経口感染

2: MRSA - 接触感染

3: 破傷風 - 媒介動物による感染

4: A型肝炎 - 血液による感染

5: 帯状疱疹 - 飛沫感染

第49回午前:第78問

飛沫感染するのはどれか。  

1: MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)

2: インフルエンザウイルス

3: Clostridium difficile

4: B型肝炎ウイルス

5: 緑膿菌

第50回午後:第82問

院内感染対策として適切でないのはどれか。  

1: 二次感染の防止

2: 感染経路の把握

3: ガウンテクニック

4: 抗菌薬の予防的投与

5: 院内ガイドラインの作成

第44回午前:第65問

高齢者施設で集団訓練に参加できる疾患はどれか。  

1: 疥 癬

2: 感染性胃腸炎

3: 口唇ヘルペス

4: インフルエンザ

5: 流行性角結膜炎

第44回午後:第68問

院内感染対策として適切でないのはどれか。  

1: ワクチン接種

2: 二次感染の防止

3: 感染経路の把握

4: 抗菌薬の予防的投与

5: 院内ガイドラインの作成

第35回午前:第51問

院内感染の防止対策について誤っているのはどれか。  

1: HIV患者の唾液に触れたら抗体検査を受ける。

2: MRSA患者が触れた器具や手指は消毒する。

3: 開放性結核患者の病室では予防衣を着用する。

4: 患者の血液に触れたら直ちに洗浄する。

5: 患者に使用した注射針を刺したら直ちに医師に報告する。

第56回午後:第88問

ヒト免疫不全ウイルス〈HIV〉感染で生じにくいのはどれか。  

1: 末梢神経障害

2: 無菌性髄膜炎

3: Creutzfeldt-Jakob病

4: ニューモシスチス肺炎

5: 進行性多巣性白質脳症〈PML〉

  • 答え:3
  • 解説:HIV感染症は神経系、呼吸器・循環器系、運動器障害など様々な障害を引き起こすことが知られています。しかし、Creutzfeldt-Jakob病はHIV感染とは関係なく生じる疾患であり、HIV感染で生じにくいとされています。
  • 末梢神経障害は、HIV感染症の末期にほぼ全例に生じるため、HIV感染で生じにくいとは言えません。
  • 無菌性髄膜炎は、HIV感染症の急性感染期に生じることがあるため、HIV感染で生じにくいとは言えません。
  • Creutzfeldt-Jakob病は、HIV感染とは関係なく生じる疾患であり、脳のプリオン蛋白の異常により機能障害を起こす疾患です。このため、HIV感染で生じにくいとされており、正解です。
  • ニューモシスチス肺炎は、HIV指標疾患であり、HIV感染症の発症期に生じることがあるため、HIV感染で生じにくいとは言えません。
  • 進行性多巣性白質脳症(PML)は、HIV指標疾患であり、HIV感染症の発症期に生じることがあるため、HIV感染で生じにくいとは言えません。
  • 科目:内部障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第48回午前:第77問

ウイルスによる感染症はどれか。  

1: トキソプラズマ症

2: ジフテリア

3: カンジダ症

4: トラコーマ

5: 帯状疱疹

第56回午前:第22問

主な感染経路と感染症の組合せで正しいのはどれか。  

1: 空気感染 ── 流行性角結膜炎

2: 空気感染 ── 風 疹

3: 接触感染 ── 結 核

4: 飛沫感染 ── 流行性耳下腺炎

5: 飛沫感染 ── 疥 癬

第55回午前:第50問

感染症への対応で正しいのはどれか。  

1: B型肝炎患者は個室での訓練を原則とする。

2: 開放性結核患者の病室では予防衣を着用する。

3: HIV患者の唾液に触れたら抗体検査を受ける。

4: C型肝炎患者の使用道具はアルコール消毒する。

5: インフルエンザ患者は解熱後翌日から作業療法室で訓練を開始できる。

  • 答え:2
  • 解説:感染症への対応は、感染経路や感染力によって異なります。選択肢の中で正しい対応は、開放性結核患者の病室で予防衣を着用することです。
  • B型肝炎は主に血液感染や母子感染で拡大し、空気感染や飛沫感染、接触感染はないため、個室での訓練を原則とする必要はありません。
  • 開放性結核患者は空気感染を起こす可能性があり、衣服が結核菌により汚染される場合もあるため、予防衣やN95マスクを着用することが正しい対応です。
  • HIVは主に血液や性器分泌液から感染する危険性が高く、唾液内のウイルス量は微量で感染することはまずないため、唾液に触れたからといって抗体検査を受ける必要性は低いです。
  • C型肝炎は血液感染が主であり、接触感染はないため、使用道具をアルコール消毒する必要はありません。
  • インフルエンザは解熱後もウイルスを排出する可能性があるため、解熱後翌日から作業療法室での訓練を再開するのは適切ではありません。
  • 科目:臨床実習
  • 重要度:プレミアム特典
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第57回午前:第93問

感染性心内膜炎が原因で生じやすいのはどれか。  

1: 脳塞栓症

2: 心囊液貯留

3: 下肢静脈血栓

4: 僧帽弁狭窄症

5: 循環血漿量減少性ショック

  • 答え:1
  • 解説:感染性心内膜炎は、心内膜の感染によって起こる病気であり、その結果として脳塞栓症が生じやすくなります。他の選択肢は感染性心内膜炎と直接関連がないため、正解は1です。
  • 脳塞栓症は、心原性脳塞栓症の原因の一つであり、感染性心内膜炎が原因となることがあります。感染性心内膜炎により、心内膜に菌塊が形成され、これが脳血管に流れ込むことで脳塞栓症が生じます。
  • 心囊液貯留は感染性心内膜炎とは直接関連がなく、主な原因はウィルス感染や自己免疫的機序などの特発性、腫瘍や甲状腺機能低下症などの代謝性などです。
  • 下肢静脈血栓は感染性心内膜炎とは直接関連がなく、主な原因は静脈内壁の損傷、癌や遺伝子性の障害による血液凝固障害、血流速度低下などです。
  • 僧帽弁狭窄症は感染性心内膜炎とは直接関連がなく、主な原因は連鎖球菌性咽頭炎や猩紅熱による小児期のリウマチ熱です。
  • 循環血漿量減少性ショックは感染性心内膜炎とは直接関連がなく、主な原因はケガや血管破裂による重度の出血、火傷や膵炎による体液の過剰な喪失などです。
  • 科目:内部障害と臨床医学
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第47回午後:第92問

感染症について誤っているのはどれか。  

1: 帯状疱疹は水痘と同じウイルスが原因で発症する。

2: 疥癬はネズミによって媒介される。

3: ニューモシスチス・カリニ肺炎は日和見感染症である。

4: 黄色ブドウ球菌による食中毒は毒素性である。

5: レジオネラ症は空調設備が感染源となる。

第55回午前:第75問

胎児期に感染することで先天性奇形を生じるのはどれか。  

1: MRSA

2: 結核菌

3: 風疹ウイルス

4: B型肝炎ウイルス

5: ヘリコバクター・ピロリ菌

  • 答え:3
  • 解説:先天性奇形を生じる胎児期の感染は風疹ウイルスである。妊娠初期に感染すると、新生児に先天性風疹症候群を引き起こすことがある。
  • MRSAは新生児や乳児期に感染すると、伝染性膿痂疹(とびひ)の原因となるが、先天性奇形を引き起こすわけではない。
  • 結核菌は周産期に感染すると新生児結核を引き起こすことがあるが、先天性奇形を引き起こすわけではない。
  • 風疹ウイルスは妊娠初期に感染すると、新生児に難聴、白内障、先天性心奇形、知能障害などを引き起こす先天性風疹症候群を生じるため、正解である。
  • B型肝炎ウイルスは分娩時の感染により新生児に感染症を引き起こすことがあるが、先天性奇形を引き起こすわけではない。
  • ヘリコバクター・ピロリ菌は胃癌や慢性胃炎、胃潰瘍などと関連があるが、先天性奇形を引き起こすわけではない。
  • 科目:臨床医学総論(病理学)
  • 重要度:プレミアム特典
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