心臓で正しいのはどれか。
1: 収縮期に冠血管の血流は増加する。
2: 心筋は伸張されると収縮力が低下する。
3: 左心室と左心房とは同時に収縮が始まる。
4: ノルアドレナリンは心筋収縮力を増加する。
5: 心筋の収縮は主に水素イオンの細胞内流入によって生じる。
刺激の伝わる方向で正しいのはどれか。
1: 左脚→ヒス束
2: 右脚→房室結節
3: 洞房結節→房室結節
4: 心室心外膜側→心室心内膜側
5: 心室中隔右室側→心室中隔左室側
ヘモグロビン酸素解離曲線を図に示す。矢印の方向に曲線を移動させる状態はどれか。2つ選べ。
1: 体温の下降
2: 激しい運動
3: 代謝性アルカローシス
4: 動脈血の二酸化炭素分圧の上昇
5: 血中2,3-DPG(ジフォスフォグリセリン酸)の濃度低下
安静時に比べ運動時に血液の分配量が増加するのはどれか。2つ選べ。
1: 骨格筋
2: 消化管
3: 心臓
4: 脾臓
5: 腎臓
咳反射について正しいのはどれか。
1: 肺胞の受容器刺激によって誘発される。
2: 吸気と呼気相の間に声門が閉鎖する。
3: カプサイシンの吸入で抑制される。
4: 反射の中枢は大脳皮質にある。
5: 流速はおよそ1リットル/秒である。
生体の防御作用としてB細胞リンパ球が産生するのはどれか。
1: アセチルコリン
2: 興奮性アミノ酸
3: 免疫グロブリン
4: インターフェロン-γ
5: インターロイキン-2
心拍数が減少するのはどれか。
1: 貧血
2: 脱水
3: 低体温
4: 長期臥床
5: 甲状腺機能亢進
頸動脈洞反射で誤っているのはどれか。
1: 徐脈になる。
2: 血圧が低下する。
3: 化学的刺激によって生じる。
4: 求心路は舌咽神経を介する。
5: 遠心路は迷走神経を介する。
細菌貪食能が最も高いのはどれか。
1: 単球
2: 好酸球
3: 好中球
4: リンパ球
5: 好塩基球
運動時の生体反応で正しいのはどれか。
1: 腎血流は増加する。
2: 脳血流は増加する。
3: 冠血流は増加する。
4: 拡張期血圧は低下する。
5: 酸素含有量の動静脈較差は減少する。
循環生理で正しいのはどれか。
1: Valsalva(バルサルバ)試験中は一回拍出量が増加する。
2: Aschner(アシュネル)試験では心拍数が増加する。
3: 頸動脈洞マッサージでは心拍数が増加する。
4: 右心房への静脈還流は吸気時に増加する。
5: 臥位と立位では静脈還流に大きな変化はない。
心電図について正しいのはどれか。
1: P波は洞結節の興奮に対応する。
2: PQ間隔は心房内の興奮伝導時間である。
3: QRS間隔は心室全体への興奮伝導時間である。
4: ST部分は心室の再分極する過程を示す。
5: T波はPurkinje(プルキンエ)線維の再分極に対応する。
呼気時に働く筋はどれか。
1: 横隔膜
2: 大胸筋
3: 後斜角筋
4: 外腹斜筋
5: 胸鎖乳突筋
CO2と換気との関係で正しいのはどれか。
1: 換気が低下すると呼吸性アルカローシスを生じる。
2: 代謝性アシドーシスでは換気が増加する。
3: PaCO2は通常24 Torrに維持されている。
4: PaCO2は呼吸性アルカローシスで上昇する。
5: PaCO2が低下すると換気が増大する。
心臓で正しいのはどれか。
1: 心筋の収縮は主に水素イオンの細胞内流入によって生ずる。
2: 通常、心筋は伸張されると収縮力が低下する。
3: ノルアドレナリンは心筋収縮力を増加する。
4: 左心室と左心房とは同時に収縮が始まる。
5: 収縮期に冠血管の血流は増加する。
ヘモグロビンが酸素を離しにくくなる状態はどれか。
1: 体温の上昇
2: PaCO2の低下
3: 血液pHの低下
4: 血中ケトン体の増加
5: 血中2,3-DPG(ジフォスフォグリセリン酸)の増加
血液凝固因子はどれか。2つ選べ。
1: アルブミン
2: トロンビン
3: ヘモグロビン
4: フィブリノゲン
5: エリスロポエチン
健常成人男性の運動による呼吸変化の例を表に示す。変化の傾向として誤っているのはどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
5: ⑤
動脈圧の圧受容器が存在するのはどれか。2つ選べ。
1: 頸動脈洞
2: 大動脈弓
3: 椎骨動脈起始部
4: 脳底動脈
5: 冠動脈起始部
図は多段階的運動負荷時の心肺系の生理的変化を表す。正しいのはどれか。
1: A:心拍数
2: A:平均血圧
3: B:末梢血管抵抗
4: B:拡張期血圧
5: C(単位):リットル