作業療法士国家試験:第37回午後の過去問


第37回午後:第1問

月状骨と関節を構成しないのはどれか。  

1: 橈骨

2: 三角骨

3: 小菱形骨

4: 有頭骨

5: 有鈎骨

第37回午後:第2問

ショパール関節を構成しないのはどれか。  

1: 踵骨

2: 距骨

3: 舟状骨

4: 立方骨

5: 楔状骨

第37回午後:第3問

頸椎で誤っているのはどれか。  

1: 頸椎には生理的前弯がある。

2: 環椎横靭帯は軸椎歯突起に対し固定作用をもつ。

3: 椎骨動脈が横突孔に入るのは第6頸椎からである。

4: 第7頸椎棘突起は体表から容易に触知できる。

5: 頸部の脊柱管は頸部伸展で拡大する。

第37回午後:第4問

腓腹筋の形状で正しいのはどれか。  

1: 二腹筋

2: 半羽状筋

3: 羽状筋

4: 多尾筋

5: 紡錘状筋

第37回午後:第5問

回旋筋腱板を構成しないのはどれか。  

1: 棘上筋

2: 棘下筋

3: 大円筋

4: 小円筋

5: 肩甲下筋

第37回午後:第6問

閉鎖神経の支配を受けないのはどれか。  

1: 薄筋

2: 大内転筋

3: 短内転筋

4: 外閉鎖筋

5: 梨状筋

第37回午後:第7問

二重神経支配の筋はどれか。  

1: 短母指屈筋

2: 短母指伸筋

3: 短母指外転筋

4: 母指内転筋

5: 母指対立筋

第37回午後:第8問

椎骨脳底動脈系から血管支配を受ける大脳皮質はどれか。  

1: 前頭葉内側面

2: 前頭葉外側面

3: 側頭葉外側面

4: 頭頂葉外側面

5: 後頭葉内側面

第37回午後:第9問

脳について誤っている組合せはどれか。  

1: 大脳基底核 - 淡蒼球

2: 間 脳 - 内側膝状体

3: 中 脳 - 大脳脚

4: 延 髄 - 四丘体

5: 小 脳 - 虫 部

第37回午後:第10問

心臓について誤っているのはどれか。  

1: 2層の心膜に覆われている。

2: 心尖は左前下方に向かう。

3: 左房室弁を三尖弁ともいう。

4: 左右冠状動脈を有する。

5: 左心室は右心室より壁が厚い。

第37回午後:第12問

呼吸器について誤っているのはどれか。 ア.右肺は3葉、左肺は2葉からなる。イ.気管支の分岐角は右より左が大きい。ウ.上気道は鼻腔から咽頭までをいう。エ.気管支壁は重層扁平上皮からなる。オ.気管支動脈は肺胞を取り巻く毛細血管網を形成する。  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第37回午後:第13問

正しいのはどれか。  

1: 舌筋は平滑筋である。

2: 舌筋は舌下神経支配である。

3: 味覚は三叉神経支配である。

4: 口蓋帆は軟口蓋の前方にある。

5: 舌根は口峡の上壁である。

第37回午後:第14問

正しいのはどれか。  

1: 噴門から上部を胃体という。

2: 胃体の下端部を胃底という。

3: 十二指腸は粘膜ヒダに富む。

4: 小腸の後半部に回腸がある。

5: 横行結腸右端は下行結腸に連なる。

第37回午後:第15問

誤っている組合せはどれか。  

1: 膀胱尖-正中臍索

2: 膀胱底-内尿道口

3: 膀胱三角-粘液腺

4: 内尿道括約筋-横紋筋

5: 排尿筋-骨盤内臓神経

第37回午後:第16問

誤っているのはどれか。  

1: 肝右葉は左葉より厚く大きい。

2: 肝横隔面上縁は第5肋骨の高さにある。

3: 肝臓の栄養血管は門脈である。

4: 肝静脈は下大静脈に連なる。

5: 総胆管は大十二指腸乳頭に開く。

第37回午後:第17問

誤っている組合せはどれか。  

1: 下垂体前葉-甲状腺刺激ホルモン

2: 下垂体後葉-副腎皮質刺激ホルモン

3: 副甲状腺-パラソルモン(PTH)

4: 副腎皮質-アルドステロン

5: 副腎髄質-アドレナリン

第37回午後:第18問

痛覚系でないのはどれか。  

1: 自由神経終末

2: 脊髄後角

3: 外側脊髄視床路

4: 内側毛帯

5: 視床

第37回午後:第19問

内耳について誤っているのはどれか。 ア.耳小骨がある。イ.聴覚器は半規管にある。ウ.卵形嚢や球形嚢から前庭神経が出ている。エ.半規管の内部はリンパで満たされている。オ.半規管膨大部には有毛細胞がある。  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第37回午後:第20問

視覚の中継核はどれか。  

1: 内側膝状体

2: 外側膝状体

3: 乳頭体

4: 線条体

5: 扁桃体

第37回午後:第21問

骨格筋で誤っているのはどれか。  

1: 成人では体重の40%を占める。

2: 筋収縮にはカルシウムイオンが関与する。

3: 姿勢保持筋は赤筋線維が多い。

4: ミトコンドリアは白筋線維に多い。

5: 筋線維に横紋がみられる。

第37回午後:第22問

筋収縮時に張力の情報を伝える神経はどれか。  

1: Ia群線維

2: Ib群線維

3: II群線維

4: α線維

5: γ線維

第37回午後:第23問

交感神経が優位に働いたときの反応で誤っているのはどれか。  

1: 心拍数の増加

2: 皮膚血管の収縮

3: 瞳孔の散大

4: 排尿筋の収縮

5: 収縮期血圧の上昇

第37回午後:第24問

反射中枢の部位で誤っている組合せはどれか。  

1: 角膜反射-橋

2: 眼輪筋反射-小脳

3: 腹壁反射-胸髄

4: 膝蓋腱反射-腰髄

5: 足底反射-仙髄

第37回午後:第25問

脳波について誤っているのはどれか。  

1: α波は後頭葉に多く出現する。

2: α波の振幅は優位半球で大きい。

3: 緊張するとα波は抑制される。

4: 眠りが深くなると徐波が増える。

5: 乳幼児では徐波が多い。

第37回午後:第26問

神経線維について誤っているのはどれか。  

1: 圧覚を伝える線維はAβ線維である。

2: 皮膚の痛覚を伝える線維はAδ線維とC線維である。

3: 筋錘外線維を支配する運動神経はAβ線維である。

4: 筋紡錘の錘内線維を支配するのはAγ線維である。

5: 筋紡錘の散形終末からの感覚はAβ線維によって伝えられる。

第37回午後:第27問

皮膚の持続的圧刺激に反応するのはどれか。2つ選べ。  

1: 自由神経終末

2: ルフィニ終末

3: マイスネル小体

4: パチニ小体

5: メルケル盤

第37回午後:第28問

視覚について正しいのはどれか。  

1: 硝子体が混濁した状態を白内障という。

2: 眼内圧とは眼房水の圧のことである。

3: 視神経乳頭部は視力の最もよい部分である。

4: 網膜の背後に結像するのを近視という。

5: 明順応は暗順応より遅い。

第37回午後:第29問

呼吸生理について誤っているのはどれか。  

1: 呼吸中枢は、吸息中枢と呼息中枢とに分かれている。

2: 血中CO2分圧増加は呼吸を促進させる。

3: 嚥下反射が起こっているときは呼吸が一時止まる。

4: O2の運搬はヘモグロビンが行う。

5: 過換気ではCO2の呼出が多くなり、呼吸性アシドーシスを呈する。

第37回午後:第30問

血圧を上昇させるホルモンはどれか。  

1: アドレナリン

2: カルシトニン

3: テストステロン

4: エストロゲン

5: プロラクチン

第37回午後:第31問

嚥下で誤っているのはどれか。  

1: 口腔期に食塊が舌によって咽頭に送られる。

2: 食塊が咽頭粘膜に触れると嚥下反射が起こる。

3: 嚥下反射のとき喉頭蓋は下方に倒れる。

4: 食塊が食道に入るとき輪状咽頭筋は弛緩する。

5: 下食道括約筋は随意筋である。

第37回午後:第32問

正しいのはどれか。  

1: 迷走神経刺激は胃の運動を促進する。

2: ガストリンは胃の運動を抑制する。

3: 胆嚢は胆汁を分泌する。

4: 胆汁酸の大部分は体外に排泄される。

5: トリプシンは脂肪を分解する。

第37回午後:第33問

腎臓の機能で誤っているのはどれか。  

1: 血流量は毎分心拍出量の20~25%に相当する。

2: クリアランスは尿量の増加とともに増加する。

3: 糸球体ではろ過が行われる。

4: 近位尿細管では再吸収が行われる。

5: 再吸収は抗利尿ホルモンが関係する。

第37回午後:第34問

肝臓の機能で誤っているのはどれか。  

1: 胆汁の生成

2: グリコーゲンの合成

3: グルカゴンの分泌

4: 蛋白質の合成

5: 血液の貯蔵

第37回午後:第35問

エネルギー代謝で誤っているのはどれか。  

1: ブドウ糖は筋で大量に消費される。

2: 糖は肝臓や脂肪組織で脂肪へ変換される。

3: 蛋白質は予備的なエネルギーとして使われる。

4: 貯蔵エネルギーの大部分はグリコーゲンである。

5: グリコーゲンは肝臓と筋に貯蔵される。

第37回午後:第36問

体温について誤っているのはどれか。  

1: 一般に女性は男性より皮膚温が低い。

2: 体温調節中枢は視床下部にある。

3: 熱産生は主として骨格筋で行われる。

4: エクリン腺は体温調節に関与する。

5: 体温は一般に早朝が高く夕方が低い。

第37回午後:第37問

誤っている組合せはどれか。  

1: 力と移動距離の積-仕事

2: 時間あたりの仕事量-エネルギー効率

3: 物体の水平移動に伴う接触面からの抵抗-摩擦力

4: 回転運動に伴う軸出力-トルク

5: 力の大きさと向き-ベクトル

第37回午後:第38問

半月板について誤っているのはどれか。  

1: 膝の側方の動揺を防止する。

2: 大腿骨から脛骨への衝撃を和らげる。

3: 関節包が骨の間に挟みこまれるのを防ぐ。

4: 外側半月板の移動量は内側半月板より小さい。

5: 大腿骨と脛骨との関節面の不一致による間隙を埋める。

第37回午後:第39問

筋の反作用(リバースアクション)で誤っているのはどれか。  

1: 上腕二頭筋による鉄棒の懸垂

2: 腸腰筋による骨盤の前傾

3: 中殿筋による遊脚側下肢の外転

4: 大腿四頭筋による椅子からの立ち上がり

5: 下腿三頭筋によるつま先立ち

第37回午後:第40問

誤っている組合せはどれか。  

1: 側頭筋-咀嚼する

2: 眼瞼挙筋-目を見開く

3: 口輪筋-口唇を閉じる

4: 頬筋-頬をふくらませる

5: 広頸筋-口角を引き下げる

第37回午後:第42問

肩甲骨の運動と筋との組合せで正しいのはどれか。  

1: 挙上-小胸筋

2: 下制-広背筋

3: 外転-大菱形筋

4: 内転-肩甲下筋

5: 上方回旋-肩甲挙筋

第37回午後:第43問

手の運動と筋との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 手関節掌屈-尺側手根屈筋

2: 手関節橈屈-短橈側手根伸筋

3: MP関節屈曲-橈側手根屈筋

4: PIP関節伸展-小指伸筋

5: DIP関節屈曲-深指屈筋

第37回午後:第44問

腰方形筋の作用で誤っているのはどれか。 ア.腰部側屈イ.腰椎屈曲ウ.腰部回旋エ.胸部の引き下げオ.骨盤の引き上げ  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第37回午後:第45問

椅子からの立ち上がりで誤っているのはどれか。  

1: 体幹と頸部は開始時に屈曲する。

2: 殿部が椅子から離れるとき膝は屈曲する。

3: 開始時に前方へ床反力が起こる。

4: 殿部が椅子から離れるとき上方への床反力が起こる。

5: 大腿四頭筋の活動性は歩行時より大きい。

第37回午後:第46問

正常歩行時にモーメントが働く方向で正しいのはどれか。  

1: 踵接地時に足関節背屈方向

2: 踵接地時に膝関節伸展方向

3: 踵接地時に股関節伸展方向

4: 足底接地時に足関節底屈方向

5: 踵離地時に足関節背屈方向

第37回午後:第48問

運動処方に関して誤っているのはどれか。  

1: 等張性運動は等尺性運動より血圧上昇が少ない。

2: 代謝当量(METs)は安静時座位での酸素摂取量を基準にしている。

3: ヒュージョーンズ分類のII度では階段で息切れが起こる。

4: 運動負荷試験では「少しきつい」レベルの運動から始める。

5: 嫌気性代謝閾値(AT)は最大酸素摂取量の約60%である。

第37回午後:第49問

血栓形成の原因で適切でないのはどれか。  

1: 動脈硬化症

2: 静脈瘤

3: ビタミンC欠乏

4: 赤血球増加症

5: 心臓弁膜症

第37回午後:第50問

誤っている組合せはどれか。  

1: 充血-局所の静脈血の充満

2: 浮腫-細胞外液の増加

3: 萎縮-細胞数・細胞体積の減少

4: 壊死-局所組織の崩壊

5: 化生-他の組織・細胞への転換

第37回午後:第51問

低蛋白血症の原因で適切でないのはどれか。  

1: 飢餓

2: 骨折

3: 肝硬変症

4: ネフローゼ症候群

5: 潰瘍性大腸炎

第37回午後:第52問

誤っている組合せはどれか。  

1: 静脈瘤-静脈壁限局性拡張

2: 動脈硬化症-アテローム変性

3: 虚血性心疾患-冠動脈血栓

4: 糖尿病性網膜症-眼底部小動脈瘤

5: レイノー病-閉塞性血栓性血管炎

第37回午後:第53問

ヒトの免疫機構で正しいのはどれか。  

1: ヘルパーTリンパ球は免疫反応の抑制に働く。

2: キラーTリンパ球は他の免疫細胞を破壊する。

3: マクロファージは貪食機能を持つ。

4: Bリンパ球はヒスタミンを産生する。

5: 好酸球はサイトカインを産生する。

第37回午後:第54問

自己免疫の関与が推測されているのはどれか。  

1: クロイツフェルト・ヤコブ病

2: ピック病

3: ギラン・バレー症候群

4: パーキンソン病

5: アルツハイマー病

第37回午後:第55問

若年者に多い腫瘍はどれか。  

1: 子宮筋腫

2: 膵癌

3: 悪性黒色腫

4: 骨肉腫

5: 大腸癌

第37回午後:第56問

受け入れがたい本能衝動の意識化を防ぐために、その衝動と反対の態度で接する防衛機制はどれか。  

1: 取り入れ

2: 反動形成

3: 合理化

4: 分離

5: 抑圧

第37回午後:第58問

転移について適切でないのはどれか。  

1: 陽性転移は患者が好意・愛着を治療者に向けることをいう。

2: 陰性転移は患者が憎悪・攻撃心を治療者に向けることをいう。

3: 陰性転移は心理的治療の阻害因子である。

4: 逆転移は治療者が他者に抱いた感情を患者に向けることをいう。

5: 転移の解釈は患者の葛藤を解消する手段となる。

第37回午後:第59問

障害受容に至る心理状態を示す語句で適切でないのはどれか。  

1: 否認

2: 怒り

3: 投射

4: 抑うつ

5: 無感動

第37回午後:第60問

図形を模写させて評価する心理検査はどれか。  

1: TAT(絵画統覚検査法)

2: ロールシャッハ・テスト

3: P-Fスタディ(絵画欲求不満テスト)

4: HTP(家屋、樹木・人物検査)

5: ベンダー・ゲシュタルト・テスト

第37回午後:第61問

児童の心理療法で適切なのはどれか。  

1: 自律訓練法

2: 精神分析療法

3: 森田療法

4: 内観療法

5: 箱庭療法

第37回午後:第62問

誤っている組合せはどれか。  

1: ウォルピ-系統的脱感作療法

2: ピアジェ-発達心理学

3: ロジャース-来談者中心療法

4: エリクソン-オペラント学習

5: シュルツ-自律訓練法

第37回午後:第63問

不整脈を呈さないのはどれか。  

1: 心房細動

2: 期外収縮

3: 房室ブロック

4: T波の逆転

5: WPW症候群

第37回午後:第64問

慢性関節リウマチで正しいのはどれか。  

1: 発症好発年齢は20歳代である。

2: 生命予後は不良である。

3: リウマトイド因子陽性が診断上有用である。

4: ランズバリー指数はADLの評価尺度である。

5: スタインブロッカーのクラス分類は骨破壊を評価する。

第37回午後:第65問

球麻痺の症状で誤っているのはどれか。  

1: 嚥下障害

2: 構音障害

3: 舌の萎縮

4: 舌の線維束性攣縮

5: 下顎反射の亢進

第37回午後:第66問

切断部位と義肢との組合せで適切でないのはどれか。  

1: 肩・肩甲骨離断-フォークォーター用義手

2: クルッケンベルグ切断-能動義手

3: 下腿切断-PTB義足

4: ショパール離断-足袋式足根義足

5: 中足骨切断-スリッパ式足指義足

第37回午後:第68問

能力低下(活動制限)へのアプローチはどれか。  

1: 学習障害児への感覚統合療法

2: 脳性麻痺児へのボイタ法

3: 片麻痺患者の麻痺肢への電気刺激

4: パーキンソン病患者への関節可動域訓練

5: 頸髄損傷患者の電動車椅子操作訓練

第37回午後:第69問

意識は清明であるが、意志の発動性の低下によって一切の自発行動がなくなるうつ病の状態はどれか。  

1: 寡動

2: 昏迷

3: 健忘

4: 常同症

5: 失立失歩

第37回午後:第70問

実際はそうではないのに、「自分が癌に罹患している。検査して欲しい」と執拗に訴える患者の状態はどれか。  

1: 不安状態

2: 心気状態

3: 強迫状態

4: 解離状態

5: 抑うつ状態

第37回午後:第71問

「脳が溶けてしまった。脳がからっぽだ」と訴える精神分裂病(統合失調症)患者の症状はどれか。  

1: 妄想知覚

2: 妄想着想

3: 被害妄想

4: 体感幻覚

5: 作為体験

第37回午後:第72問

精神分裂病(統合失調症)の特徴で誤っているのはどれか。  

1: 青年期に発病することが多い。

2: 自分の殻に閉じこもることが多い。

3: 循環性の経過をたどることが多い。

4: 被害的な内容を訴えることが多い。

5: 意欲低下をみることが多い。

第37回午後:第73問

躁病の症状でないのはどれか。  

1: 連合弛緩

2: 観念奔逸

3: 行為心迫

4: 注意転導

5: 睡眠障害

第37回午後:第74問

うつ病に特徴的なのはどれか。2つ選べ。 ア.注察妄想イ.被害妄想ウ.関係妄想エ.貧困妄想オ.罪業妄想  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第37回午後:第75問

外傷後ストレス障害(PTSD)の症状で誤っているのはどれか。  

1: 焦燥感

2: 睡眠障害

3: 驚愕反応

4: 思考途絶

5: フラッシュバック

第37回午後:第76問

パニック発作の症状でないのはどれか。  

1: 発汗

2: 動悸

3: 呼吸困難

4: 死の恐怖

5: 自己臭

第37回午後:第77問

脳血管性痴呆にみられないのはどれか。  

1: 夜間せん妄

2: けいれん発作

3: 運動障害

4: まだら痴呆

5: 思考制止

第37回午後:第78問

精神科薬物療法で誤っているのはどれか。  

1: 精神分裂病(統合失調症)-ハロペリドール

2: 神経症-ジアゼパム

3: うつ病-アミトリプチリン

4: 躁病-クロルプロマジン

5: てんかん-炭酸リチウム

第37回午後:第79問

生活習慣と疾患との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 喫煙-肺癌

2: 脂肪の過剰摂取-胃潰瘍

3: 食塩の過剰摂取-高血圧症

4: 肥満-狭心症

5: アルコール過剰摂取-肝障害

第37回午後:第80問

ステロイド療法の副作用でないのはどれか。  

1: 消化性潰瘍

2: 感染症増悪

3: 低血糖症

4: 骨粗鬆症

5: うつ状態

第37回午後:第81問

糖尿病に合併しやすい疾患として誤っているのはどれか。  

1: 閉塞性動脈硬化症

2: 脳血管障害

3: 虚血性心疾患

4: 白内障

5: 尿路結石

第37回午後:第82問

体重減少をきたす疾患はどれか。2つ選べ。 ア.粘液水腫イ.クッシング症候群ウ.痛風エ.バセドウ病オ.アジソン病  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第37回午後:第83問

誤っている組合わせはどれか。  

1: 甲状腺機能低下-クレチン病

2: 副甲状腺機能低下-テタニー

3: ニコチン酸欠乏-ぺラグラ

4: 成長ホルモン分泌低下-下垂体小人症

5: ビタミンC欠乏-夜盲症

第37回午後:第84問

門脈圧亢進の症状でないのはどれか。  

1: 食道静脈瘤

2: 腹部静脈怒張

3: 腎機能低下

4: 浮腫

5: 腹水

第37回午後:第85問

低血糖の症状でないのはどれか。  

1: 空腹感

2: 口渇

3: 冷汗

4: 手の震え

5: 意識障害

第37回午後:第86問

肝炎について誤っているのはどれか。  

1: A型肝炎は経口感染である。

2: B型肝炎は血液や体液を介して感染する。

3: B型肝炎は垂直感染の可能性がある。

4: C型肝炎は呼吸器を介して感染する。

5: C型肝炎は慢性肝炎に移行しやすい。

第37回午後:第87問

糖尿病性ニューロパチーの初期にみられる症状はどれか。  

1: 両下肢のしびれ感

2: 両下肢近位筋の対称性萎縮

3: 両上肢のしびれ感と感覚鈍麻

4: 下肢遠位筋の非対称性萎縮

5: 一側顔面神経麻痺

第37回午後:第88問

先天性股関節脱臼について誤っているのはどれか。  

1: 女児に多い。

2: 股関節伸展制限が著しい。

3: 下肢の短縮がみられる。

4: 歩行開始は遅延する。

5: トレンデレンブルグ徴候がみられる。

第37回午後:第89問

慢性関節リウマチで誤っているのはどれか。  

1: 半数以上の患者が高度障害となる。

2: 血沈値の亢進がみられる。

3: 慢性で進行性である。

4: 朝のこわばりがみられる。

5: 骨・関節の破壊を生じる。

第37回午後:第91問

手根管症候群でみられる所見はどれか。2つ選べ。 ア.ティネル徴候イ.ファーレン徴候ウ.ケルニッヒ徴候エ.パトリック徴候オ.レルミット徴候  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第37回午後:第92問

骨折の合併症で適切でないのはどれか。  

1: デュプイトラン拘縮

2: フォルクマン拘縮

3: ズデック骨萎縮

4: 脂肪塞栓症

5: 無腐性壊死

第37回午後:第93問

小児の骨折の特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 成長軟骨板に近い骨幹端部横骨折は成長抑制を招く。

2: 長幹骨骨折の回旋転位20°は自然矯正が期待できる。

3: 上腕骨顆上骨折は肘の内反回旋変形を残しやすい。

4: 大腿骨骨幹部骨折は整復後過成長を起こしやすい。

5: 10歳以下の大腿骨頸部内側骨折の予後は良好である。

第37回午後:第94問

先天性疾患でないのはどれか。  

1: 骨軟骨異形成症

2: 骨形成不全症

3: 多合指症

4: 頭蓋底陥入症

5: 骨軟化症

第37回午後:第95問

ぺルテス病で正しいのはどれか。  

1: 激しい股関節痛と発熱で発症する。

2: 4~7歳の女児に発症しやすい。

3: 両側性に発症することが多い。

4: 年長で発症した場合ほど予後がよい。

5: 治療には免荷装具を着用する。

第37回午後:第96問

中心性頸髄損傷で正しいのはどれか。  

1: 上肢より下肢の障害が強い。

2: 椎骨の損傷を合併する。

3: 高齢者に発症する。

4: 頸部過屈曲によって生じる。

5: 運動より感覚の障害が強い。

第37回午後:第97問

正しいのはどれか。  

1: 脊柱管狭窄症の間欠跛行は体幹前屈位で軽快する。

2: 椎間板ヘルニアでは深部腱反射は正常である。

3: 第4・5腰椎椎間板ヘルニアでは第4腰神経根が圧迫される。

4: 無分離すべり症は若年層に好発する。

5: ラセーグ徴候は大腿神経障害が反映される。

第37回午後:第98問

腰椎分離症を発見しやすいのはどれか。  

1: 腰椎前後像

2: 腰椎側面像

3: 腰椎45°斜位像

4: ミエログラム

5: 椎間板造影

第37回午後:第99問

脳血栓に比べ脳出血に特徴的なのはどれか。2つ選べ。 ア.症状の進行は緩徐である。イ.高血圧がある。ウ.活動時の発症が多い。エ.高齢者に多い。オ.心疾患を多く合併する。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第37回午後:第100問

筋原性筋萎縮でみられないのはどれか。  

1: 翼状肩甲

2: 腱反射の低下

3: 筋線維束性攣縮

4: 血清CK値の上昇

5: 筋線維の大小不同