第12回国試午後50問の類似問題

国試第7回午前:第3問

血栓の発生条件として正しいのはどれか。

a: 血管内面に病変が存在する。

b: 血漿トリグリセライドが低値である。

c: 赤血球数が減少している。

d: 血流のうっ滞がある。

e: 血液の凝固性が高まっている。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第26回午前:第74問

人工心肺中の溶血と関連するのはどれか。

a: 細い送血カニューレ

b: 細い脱血カニューレ

c: 低体温

d: ベント用ポンプの回転不足

e: 無血充填

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第25回午後:第79問

血液浄化療法中に体内に空気が流入した際の対処法で誤っているのはどれか。

1: 酸素吸入を行う。

2: 血管拡張薬を注射する。

3: 血液ポンプを停止する。

4: 高気圧酸素治療を検討する。

5: 左側臥位にして頭を低くする。

国試第20回午前:第38問

DICについて誤っているのはどれか。(血液学)

1: 血漿フィブリノーゲンが増加する。

2: 血中血小板数が減少する。

3: 血管内凝固が亢進する。

4: プロトロンビン時間が延長する。

5: 治療に抗凝固薬が用いられる。

国試第15回午後:第39問

動脈血低酸素血症に関与しない因子はどれか。

1: 肺動脈圧

2: 肺拡散能

3: シャント

4: 換気血流比

5: 肺胞換気量

国試第8回午後:第43問

人工心肺装置の血液に及ぼす影響について正しいのはどれか。

a: ローラポンプによりチューブが完全に圧閉される場合は血球が破壊される。

b: ACTが400~600秒の場合、血液の抗凝固性が維持される。

c: 血液温の低下で血液粘度は低下する。

d: 径が太い送血カニューレでは血液成分に対する損傷が大きい。

e: 熱交換器での血液と加温水の温度差が10°C以上では血球が破壊されやすい。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第17回午後:第47問

遠心ポンプについて正しいのはどれか。

a: 末梢血管抵抗の変動によって流量が変化する。

b: 流量を回転数から算出できる。

c: ローラポンプより溶血しやすい。

d: 空気を体内に送り込む危険性がローラポンプより少ない。

e: 脱血の際に過度の陰圧を生じない。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第31回午後:第11問

人工心肺について誤っているのはどれか。

1: 静脈から脱血し、酸素加した血液を動脈に送る。

2: 現在の人工肺の主流は気泡型人工肺である。

3: 血液ポンプにはローラポンプと遠心ポンプがある。

4: 出血を回収する吸引回路がある。

5: 代謝を下げるために低体温にすることがある。

国試第1回午前:第57問

動脈の血流、血圧について誤っているのはどれか。

a: 平均血圧は最高血圧と最低血圧の算術平均である。

b: ヘマトクリット値の増加に伴い見かけの粘性は低下する。

c: 圧脈波の伝搬速度は血管壁の硬化や平均血圧の上昇に伴い増大する。

d: 拍動流では血圧が心臓収縮期と拡張期に対応して変動する。

e: 圧脈波の波形の変化は血管壁の性質や血管分岐部の反射などに起因する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第7回午後:第43問

人工心肺による体外循環中、血液に現れる影響はどれか。

a: 赤血球の損傷

b: ヘマトクリット値の増加

c: 異常白血球の出現

d: 血漿たんぱくの変性

e: 血小板の減少

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第29回午後:第88問

生体での熱の伝わり方について正しいのはどれか。

a: 体表面での熱の放散には空気の対流が役立つ。

b: 皮膚組織内では対流はほとんど存在しない。

c: 体表面から熱放射する電磁波は近赤外光である。

d: 生体内の組織における熱伝導は温度差の4乗に比例する。

e: 生体内では血流による熱の移動の効果が大きい。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午後:第81問

血液の流れについて正しいのはどれか。

a: 流速は血管壁付近より中心付近の方が速い。

b: ずり速度(200/s以下)が小さいほど血液粘度は大きくなる。

c: ヘマトクリット値が高いほど血液粘度は小さくなる。

d: 血液はニュートン流体とみなせる。

e: 細い血管では心拍動に伴って乱流が生じる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第33回午後:第12問

血圧上昇の機序として誤っているのはどれか。

a: 交感神経の緊張

b: 心拍出量の増加

c: 遺伝的素因

d: 血管拡張

e: 腎臓からのナトリウム排泄増加

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第21回午後:第76問

血液の流れについて正しいのはどれか。

a: 細動脈では赤血球が中央に集まる。

b: 非ニュートン性は血球成分によって引き起こされる。

c: ずり速度が遅くなると粘性率は減少する。

d: 血管が細くて流速が小さいときはニュートン流体になる。

e: ヘマトクリット値が下がると粘性率は上昇する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第20回午後:第57問

体外循環中の血液凝固管理について正しいのはどれか。(体外循環装置)

a: 体外循環開始前にACT値が延長されていることを確認する。

b: 体外循環中は定期的にプロタミンを投与する。

c: 送血フィルタが詰まった場合でも血液循環は維持する。

d: ヘパリンコーティング回路使用時はヘパリンを投与しない。

e: フィルタ下流(患者側)回路の血栓形成の確認は必要である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午後:第50問

正しいのはどれか。

a: 血液透析は小分子量物質の除去効率がよい。

b: 血漿交換法は免疫疾患の治療に用いられている。

c: 活性炭を用いる血液吸着は尿素の除去効率が悪い。

d: 腹膜潅流用の透析液の浸透圧は血液透析液のそれより低い。

e: 血液濾過は不均衡症状を起こしやすい。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第37回午前:第57問

生体における熱特性について誤っているのはどれか。

1: 脂肪組織の熱伝導率は水より小さい。

2: 生体内部の熱の移動は主に熱伝導による。

3: 体表面での空気の対流は熱の放散を促進する。

4: 運動時の熱産生は主に骨格筋に起因する。

5: 体表面からの熱放射エネルギーの波長分布は赤外領域にある。

国試第12回午後:第49問

体外循環について正しいのはどれか。

a: 希釈体外循環の希釈率は20~30%が普通である。

b: 純酸素に二酸化炭素を5%加えることがある。

c: 活性化凝固時間(ACT)は100~200秒に保つ。

d: プロタミンの過剰投与によって血液凝固時間は正常より短縮する。

e: プロタミン投与量は初期ヘパリン投与量の1.5倍を目安とする。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第10回午前:第17問

循環障害について正しいのはどれか。

a: 血液中のグロブリンが減少すると浮腫が起こる。

b: 静脈内にできた血栓が剥離すると脳に塞栓を起こす。

c: 肝硬変により食道静脈瘤が生しる。

d: 脳底動脈輪の動脈瘤はクモ膜下出血の原因となる。

e: 播種性血管内凝固症侯群(DIC)により出血傾向が生じる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第26回午後:第30問

経皮的血液ガス分析について誤っているのはどれか。

1: 皮膚を42~44°Cに加温する。

2: 皮膚の加湿は血管を拡張するためである。

3: 角層(角質層)を透過してくる酸素と二酸化炭素を計測対象とする。

4: 新生児の計測には不適である。

5: 長時間の装着では熱傷を生じる可能性がある。