第12回国試午後50問の類似問題

国試第27回午後:第72問

人工心肺による体外循環で潅流圧低下を引き起こすのはどれか。

a: 大動脈遮断解除

b: 血漿増量剤投与

c: 冷却開始

d: 血管収縮剤投与

e: 大動脈解離

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午前:第27問

代謝性アシドーシスについて正しいのはどれか。

a: 動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)は上昇する。

b: 幽門狭窄症で発生する。

c: 重炭酸濃度は低下する。

d: カリウムは細胞内から細胞外に出る。

e: カルシウムイオン濃度は低下する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第24回午前:第74問

人工心肺中に脱血回路の酸素飽和良が低下した。(生体機能代行装置学)原因として考えられないのはどれか。

1: 送血流量の不足

2: 過度の血液希釈

3: 体温の低下

4: 生体肺の機能不全

5: 吹送ガス酸素濃度の低下

国試第26回午後:第72問

混合静脈血酸素飽和度について誤っているのはどれか。

1: 肺動脈カテーテルで測定できる。

2: 生体の酸素消費の状態によって変化する。

3: 50%では嫌気性代謝が亢進する。

4: 80%は低心拍出量状態を意味する。

5: 人工心肺中の加温時には低下する。

国試第29回午前:第73問

人工心肺による体外循環において送血流量を上げるべきなのはどれか。

1: 脱血不良時

2: 大動脈遮断時

3: 大動脈遮断解除時

4: 復温時

5: 大動脈解離発生時

国試第11回午前:第10問

呼吸調節について正しいのはどれか。

a: 動脈血酸素分圧(PaO2)の低下は頚動脈洞で感知される。

b: 動脈血pHの低下は換気量を減少させる。

c: 延髄の化学受容器は動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)に反応しない。

d: 肺への迷走神経知覚枝を切断すると吸息が延長する。

e: 心拍出量の減少は呼吸数を増加させる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第20回午前:第19問

誤っているのはどれか。(人の構造及び機能)

1: 体液は成人体重の60%を占める。

2: 細胞外水分量は体液の60%を占める。

3: 静脈圧の上昇によって浮腫が生じる。

4: 血漿膠質浸透圧の低下によって浮腫が生じる。

5: リンパ管の閉塞によって浮腫が生じる。

国試第2回午後:第39問

人工心肺による体外循環中に溶血の原因とならないのはどれか。

1: 過度の吸引

2: 送血カニューレにおけるjetの形成

3: 熱交換器における加熱のし過ぎ

4: 使用血液の血液型不適合

5: リンゲル液による過剰の血液希釈

ME2第28回午前:第9問

体温およびその調節について誤っているのはどれか。

1: 腋窩温は直腸温よりも低い。

2: 体温は午前2時~6時が最も低い。

3: 小児では成人より外気温の影響を受けやすい。

4: 発汗による体温調節は気化熱による。

5: 主な熱産生臓器は心臓である。

ME2第33回午前:第58問

透析について誤っているのはどれか。

1: 透析回路内への造血剤の投与が可能である。

2: 透析回路内へのビタミンD製剤の投与が可能である。

3: 緊急時には透析を中断することもある。

4: 静脈圧上昇の原因として回路内凝固がある。

5: インスリンは透析されるため高血糖をきたすことがある。

国試第35回午前:第5問

循環障害について正しいのはどれか。 

a: 動脈血栓は抗血小板薬で予防する。 

b: 急性心筋梗塞は冠動脈の閉塞で起こる。 

c: 腫瘍や炎症によりリンパ浮腫が起こる。 

d: 血漿膠質浸透圧上昇により浮腫が起こる。 

e: 組織内血流量低下により充血が起こる。 

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第29回午前:第75問

血液透析の目的として誤っているのはどれか。

1: 過剰水分の除去

2: 代謝性アシドーシスの是正

3: 血清カリウム濃度の是正

4: 尿素の除去

5: 免疫グロブリンの除去

国試第27回午前:第71問

人工心肺による体外循環中の変化について正しいのはどれか。

1: 血糖値は低下する。

2: 血中カリウム値は上昇する。

3: 血中レニン活性は低下する。

4: 血中アドレナリン値は上昇する。

5: 血中インターロイキン-6値は低下する。

ME2第31回午前:第5問

体温およびその調節について正しいのはどれか。

1: 直腸温は腋窩温より0.5℃程度低い。

2: 体温は日内変動により正午頃最低となる。

3: 寒冷時にはふるえにより産熱が増加する。

4: 四肢を広げると輻射による放熱は減少する。

5: 体温調節の主たる中枢は小脳に存在する。

国試第32回午前:第83問

血管を流れている血液の粘性率が増加するのはどれか。

a: 体温の上昇

b: 血流のせん断速度の増加

c: ヘマトクリット値の上昇

d: 連銭形成(ルーロ形成)

e: 集軸効果

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第37回午前:第15問

体温およびその調節について誤っているのはどれか。

1: 体温は口腔温が最も高い。

2: 皮膚温は通常男性よりも女性のほうが低い。

3: 体温は皮膚血流量が増加すると抵下する。

4: 肝臓の熱産生量は心臓よりも大きい。

5: 体温は通常早朝が最も低い。

国試第34回午後:第70問

人工心肺を用いた体外循環中の電解質、内分泌系の変動で正しいのはどれか。

a: 血中ナトリウム濃度は低下する。

b: 血中カリウム濃度は低下する。

c: 赤血球液の使用で血中カルシウム濃度は上昇する。

d: インスリンの過剰分泌により低血糖になりやすい。

e: バソプレシンは増加する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第29回午前:第71問

人工心肺による体外循環中の変化として正しいのはどれか。

a: 血中カルシウム濃度の低下

b: 血中ナトリウム濃度の上昇

c: インスリン分泌の増加

d: 炎症性サイトカインの放出

e: 血中バソプレシン濃度の上昇

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第29回午前:第57問

熱の伝わりについて誤っているのはどれか。

1: 体表面での空気の対流は熱の放散に役立つ。

2: 熱伝導は温度の勾配に比例する。

3: 皮膚組織内では対流はほとんどない。

4: 生体内での熱の移動は血流による影響が大きい。

5: 体表面からの熱放射は近赤外光による。

国試第18回午後:第82問

生体内の物質移動について正しいのはどれか。(生体物性材料工学)

1: 血液から組織への酸素の移動は能動輸送による。

2: 体温が低下するとヘモグロビンから組織への酸素移動は減少する。

3: 静止状態で細胞内から細胞外へのナトリウムイオンの移動は拡散による。

4: 血液の浸透圧が上昇すると水分は血管外に漏出しやすくなる。

5: 糸球体濾液中の水分は大部分が遠位尿細管で再吸収される。