第10回国試午前17問の類似問題

国試第35回午前:第5問

循環障害について正しいのはどれか。 

a: 動脈血栓は抗血小板薬で予防する。 

b: 急性心筋梗塞は冠動脈の閉塞で起こる。 

c: 腫瘍や炎症によりリンパ浮腫が起こる。 

d: 血漿膠質浸透圧上昇により浮腫が起こる。 

e: 組織内血流量低下により充血が起こる。 

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第18回午前:第14問

循環障害について正しいのはどれか。(病理学概論)

1: 静脈血の流出が妨げられて局所の血液量が増加した状態を充血という。

2: 単位容積の血液中に含まれる血色素量が減少した状態を虚血という。

3: 動脈粥状硬化のために全身に血栓を生じることを播種性血管内凝固という。

4: 出血の際、血液が凝固して止血する機序を線溶という。

5: 血栓などが剥離して流血中に入り、血管を閉塞することを塞栓症という。

国試第9回午前:第14問

正しいのはどれか。

a: 心筋梗塞は冠動脈の閉塞が原因となって生じる。

b: 肺動脈塞栓症は下大静脈などにできた血栓が剥離して生じる。

c: 脳出血は高血圧症と無関係である。

d: 強度の動脈硬化は腹水の原因となる。

e: 食道静脈瘤は先天性の食道静脈走行異常が原因である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第13回午前:第8問

循環障害について正しいのはどれか。

a: 血栓とは血管外に漏れ出た血液の塊をいう。

b: 充血とは全身の血液量が増加した状態をいう。

c: 梗塞とは終動脈内腔の閉塞による循環障害をいう。

d: うっ血とは静脈血の循環障害によって組織に血液がたまった状態をいう。

e: 浮腫とは組織間液の異常な増加状態をいう。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第32回午後:第4問

循環障害について誤っているのはどれか。

1: 動脈硬化粥腫病変の破綻による血栓性閉塞を塞栓症と呼ぶ。

2: 虚血により細胞組織が壊死に陥った状態を梗塞と呼ぶ。

3: 側副血行は動脈閉塞時の組織壊死範囲を軽減する。

4: 肺塞栓の原因として深部静脈血栓が挙げられる。

5: 粥状硬化は動脈狭窄の原因の一つである。

国試第6回午前:第16問

正しいのはどれか。

a: 心筋梗塞は冠動脈の閉塞によって起こる。

b: 肝硬変のときに起こる大量の吐血は食道静脈瘤の破裂による。

c: 脳には側副循環路は存在しない。

d: 心肥大は心臓を構成する細胞数の増加により起こる。

e: すべての組織は欠損すると再生する能力をもっている。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第7回午前:第15問

正しいのはどれか。

a: 下大静脈血栓は肺塞栓症の原因となる。

b: 虚血性心疾患は心筋の一部に血液の供給が不足するために起こる。

c: 漏出性出血では形態学的に血管に破綻が認められない。

d: 肝癌に食道静脈瘤が合併することはほとんどない。

e: 心筋梗塞の原因として大動脈弁に生じた疣贅がはがれて冠動脈を閉塞する場合が多い。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第23問

虚血性心疾患について正しいのはどれか。

a: 心筋の血流が減少することによって発症する。

b: 冠状動脈の硬化性病変が主因である。

c: 心筋梗塞では不可逆的心筋壊死が起きている。

d: 狭心症は安静時には起こらない。

e: 女性は男性より罹患率が高い。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第7回午前:第3問

血栓の発生条件として正しいのはどれか。

a: 血管内面に病変が存在する。

b: 血漿トリグリセライドが低値である。

c: 赤血球数が減少している。

d: 血流のうっ滞がある。

e: 血液の凝固性が高まっている。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第15問

浮腫の原因となるのはどれか。

1: 動脈圧低下

2: 静脈圧低下

3: 血漿膠質浸透圧低下

4: 毛細血管壁水透過性低下

5: ヘモグロビン酸素飽和度低下

国試第17回午前:第17問

局所の循環障害について正しい組合せはどれか。

a: 局所に流入する動脈血の著しい不足 虚 血

b: 局所における血漿成分のうっ滞 うっ血

c: 血球成分の血管外への流出 浮腫

d: 遊離異物による血管内腔の閉塞 血栓症

e: 動脈の閉塞による局所の壊死 梗塞

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第8回午前:第9問

浮腫の原因とならないのはどれか。

1: 毛細血管内圧の上昇

2: 血液膠質浸透圧の低下

3: リンパ管の閉塞

4: 毛細血管透過性の亢進

5: 粗織間液圧の上昇

国試第20回午前:第10問

正しいのはどれか。(病理学)

a: 毛細血管内圧の低下は浮腫の原因となる。

b: 毛細血管から濾過された液体の一部はリンパ管に吸収される。

c: アレルギ一性浮腫では血管壁透過性の亢進がみられる。

d: 炎症によって体腔に貯留した液体は浸出液とよばれる。

e: 漏出液のタンパク濃度は浸出液に比べて高い。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第26問

浮腫について正しいのはどれか。

a: 細胞内液が異常に増加した状態をいう。

b: 血液の膠質浸透圧上昇で起こる。

c: 血管内水分の血管外漏出や滲出で起こる。

d: 急性糸球体腎炎で認められる。

e: ネフローゼ症候群で認められる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第22回午後:第5問

正しいのはどれか。

a: チアノーゼは局所の充血で生じる。

b: 浮腫は局所の充血が続くことで生じる。

c: 包帯などの圧迫でうっ血が生じる。

d: 慢性心不全では全身性のうっ血が生じる。

e: 動脈を圧迫すると末梢側に充血が生じる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第23回午前:第13問

深部静脈血栓症で誤っているのはどれか。

1: 患部の皮膚は潰瘍を呈する。

2: 静脈内血液停滞が原因である。

3: 長期臥床患者に多い。

4: 肺塞栓症は重篤な合併症である。

5: 妊婦に多い。

国試第5回午前:第16問

正しいのはどれか。

a: 充血とはある臓器や組織の静脈と毛細血管の血液量が正常より増加した状態である。

b: 阻血とは臓器や組織の局所の血液循環量が減少または停止した状態である。

c: 浮腫とは組織間液の異常な増加状態である。

d: 梗塞とは終動脈の血管内腔の閉塞や狭窄の結果起こる局所の循環障害である。

e: 塞栓症とは血流中にできた凝血により生じた局所の循環障害である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第36回午前:第82問

循環器系の流体現象について誤っているのはどれか。 

1: 血管に石灰化が起こると脈波伝搬速度が増加する。 

2: 連銭(ルーロー)の形成により血液粘度が増加する。 

3: 動脈血圧のピーク値は体の部位によって異なる。 

4: 血管内径が小さくなると血管抵抗が上昇する。 

5: 大動脈の動圧は静圧より大きい。 

国試第15回午前:第15問

誤っているのはどれか。

1: 充血は細動脈の拡張によって起こる。

2: うっ血は静脈血の還流が妨げられることによって起こる。

3: 虚血では単位容積の血液中に含まれる血色素量が基準値以下になる。

4: 止血には血管壁、血小板および凝固因子が関与する。

5: 内皮の傷害は血栓形成の誘因となる。

国試第10回午前:第30問

正しいのはどれか。

a: 特発性血小板減少性紫斑病では骨髄中の巨核球数が減少する。

b: 血小板無力症では血小板の凝集能に異常を認める。

c: 血友病Aでは凝固時間が延長する。

d: 播種性血管内凝固症侯群(DIC)では二次線溶が亢進する。

e: 肝障害が高度になってもビタミンK依存性凝固因子は正常である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e