第6回国試午後29問の類似問題

国試第35回午前:第83問

正しいのはどれか。 

a: 毛細血管内を通過する際、赤血球は変形する。 

b: 血管内膜のコラーゲンが増加すると脈波伝搬速度が速くなる。 

c: 大動脈における動圧の値は静圧よりも大きい。 

d: 細動脈では血球が血管壁部に集まる。 

e: 安靜立位状態では平均動脈圧は測定部位に関わらず同じである。 

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第32回午前:第72問

乳児の人工心肺について正しいのはどれか。

1: チアノーゼ性心疾患では非チアノーゼ性より灌流量を多く設定する。

2: 体表面積当たりの灌流量は成人例より少なく設定する。

3: 遠心ポンプの使用率は成人例より高い。

4: 無輸血手術は成人例より容易である。

5: 目標灌流圧は成人例より高く設定する。

ME2第31回午後:第24問

熱希釈式心拍出量測定で誤っているのはどれか。

1: 静脈よりカテーテルを挿入する。

2: カテーテル先端を右心房に留置する。

3: 注入液は約0℃のものを使用する。

4: 注入液はできるだけ速やかに注入する。

5: 注入液量が変わればカテーテル係数を変更する。

国試第25回午前:第78問

バスキュラーアクセスで正しいのはどれか。

1: 動脈表在化法の合併症にスチール症候群がある。

2: 作成の第一選択は自己血管を用いた内シャントである。

3: 静脈カテーテルの穿刺部位として外頸静脈が選択される。

4: 合併症で最も頻度が高いのは感染である。

5: 最も多く用いられている人工血管はポリウレタン製である。

ME2第31回午後:第32問

PCPSについて正しいのはどれか。

1: 数ヵ月の循環補助が可能である。

2: 開放型貯血槽がある。

3: 出血吸引回路がある。

4: 心電図に同期させる。

5: 大腿動静脈にカニュレーションを行う。

国試第1回午後:第51問

人工心肺における体外循環中の事故への対応として誤っているのはどれか。

1: 膜型肺における血液の漏出・・・・・・・・人工肺の交換

2: 送血カニューレの脱落・・・・・・・・・・・・送血ポンプの停止

3: 脱血カニューレの脱落・・・・・・・・・・・・脱血回路の閉鎖

4: 大量の空気塞栓・・・・・・・・・・・・・・・・・送血ポンプの停止

5: 停電による送血ポンプの停止・・・・・・脱血回路の閉鎖

国試第36回午後:第36問

経皮的冠動脈インターベンション治療(PCI)について正しいのはどれか。 

1: PCI中の血管内超音波診断装置(IVUS)の使用は禁忌である。 

2: 再狭窄予防のためにステントを留置する。 

3: カテーテルはX線CT誘導下に挿入する。 

4: バルーン拡張圧は50気圧程度である。 

5: 補助循環装置の準備は不要である。 

国試第36回午後:第73問

臨床工学技士が行う人工心肺業務として誤っているのはどれか。 

a: 回路からの薬剤注入を行う。 

b: 留置カニューレから採血を行う。 

c: 回路の充填を行う。 

d: 術野でカニューレを回路に接続する。 

e: 開始前に患者の静脈から採血を行う。 

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午後:第62問

PCPSについて正しいのはどれか。

a: 完全体外循環が可能である。

b: 末梢血管からアプローチできる。

c: 完全閉鎖回路が用いられる。

d: 心臓の後負荷を軽減できる。

e: 抗凝固療法は必要ない。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第9回午後:第47問

人工心肺使用中の状態として適切でないのはどれか。

a: 血液流量4L/分でリザーバ液面レベルは500mlになっている。

b: 灌流血圧は70mmHgになっている。

c: 回路内圧は400mmHgになっている。

d: 加温装置で復温時の循環水温度は45°Cである。

e: 開心操作中は心電図がフラットになっている。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第16回午前:第26問

完全体外循環中、患者の循環系に空気が入る原因となり得るのはどれか。

a: 左房ベントに陰圧がかかりすぎたとき

b: 貯血槽に十分な血液がないとき

c: 送血ポンプに逆流が生じたとき

d: 術野の吸引が十分でないとき

e: 脱血回路側に過度の陰圧がかかったとき

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第39回午後:第7問

PCPS回路で血液の流れる順番として正しいのはどれか。

1: 静脈回路→血液ポンプ→人工肺→動脈回路

2: 動脈回路→血液ポンプ→人工肺→静脈回路

3: 動脈回路→貯血槽→血液ポンプ→静脈回路

4: 静脈回路→人工肺→血液ポンプ→動脈回路

5: 動脈回路→人工肺→血液ポンプ→静脈回路

国試第32回午後:第73問

心筋保護について正しいのはどれか。

a: 送血回路から側枝を出し送血ポンプの圧力で注入する。

b: 細胞内液型心筋保護液中のNa濃度は細胞外液型より低い。

c: 逆行性心筋保護では右室の心筋保護液灌流が不十分となりやすい。

d: 血液併用心筋保護液では晶質液性心筋保護液より注入温度を低くする。

e: 初回注入量の目安は80mL/kgである。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第2回午前:第3問

医師の指示の下に臨床工学技士が行うことのできるのはどれか。

a: 人工呼吸回路の気管カニューレからの除去

b: 気管内挿管

c: 大動脈内バルーンポンプカテーテルの血管への挿入

d: 血液浄化装置の穿刺針のシャントへの接続

e: 導出電極の皮膚への装着

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第19回午後:第53問

体外循環中の人工心肺装置内モニタ項目でないのはどれか。(体外循環装置)

1: 吹送ガス流量

2: 貯血槽内の血液レベル

3: 送血流量

4: 血液回路内圧

5: 漏血量

国試第11回午後:第81問

血液の流れについて正しいのはどれか。

a: 流速は血管壁付近より中心付近の方が速い。

b: ずり速度(200/s以下)が小さいほど血液粘度は大きくなる。

c: ヘマトクリット値が高いほど血液粘度は小さくなる。

d: 血液はニュートン流体とみなせる。

e: 細い血管では心拍動に伴って乱流が生じる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第32回午後:第6問

誤っているのはどれか。

1: 前腕における脈拍の触知は橈骨動脈で行う。

2: 観血式血圧測定では動脈内にカテーテルを留置する。

3: 非観血式血圧測定ではカフ部の高さを心臓と同じにする。

4: 脈圧は収縮期血圧と拡張期血圧との平均値である。

5: 脈圧の左右差は動脈閉塞性疾患でみられる。

国試第1回午後:第41問

血液透析中の血液回路内に空気が入る原因として誤っているのはどれか。

a: 動脈側カニューレの接続不良

b: 洗浄充填回路の閉塞のし忘れ

c: 圧モニター回路の接続不良

d: 静脈側カニューレの接続不良

e: 静脈回路の折れ曲がり

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第17回午前:第17問

局所の循環障害について正しい組合せはどれか。

a: 局所に流入する動脈血の著しい不足 虚 血

b: 局所における血漿成分のうっ滞 うっ血

c: 血球成分の血管外への流出 浮腫

d: 遊離異物による血管内腔の閉塞 血栓症

e: 動脈の閉塞による局所の壊死 梗塞

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第35回午後:第38問

内視鏡外科手術について正しいのはどれか。 

1: 気腹には窒素を使用する。 

2: 気腹により静脈還流量は減少する。 

3: 気腹中の電気メス使用は困難である。 

4: 腹腔内圧は手動で維持する。 

5: 下肢深部静脈血栓症対策は不要である。