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第6回午後の過去問

国試第6回午後:第1問

電子計算機について正しいのはどれか。

1:いわゆるパソコンは入力装置をもたない。
2:フロッピーディスクは主記憶装置の一種である。
3:ハードディスクは中央処理装置(CPU)として用いられる。
4:大型計算機は補助記憶装置を持たないのが普通である。
5:液晶ディスプレイは出力装置として用いられる。

国試第6回午後:第2問

正しいのはどれか。

a:1バイトで8種類の情報が表せる。
b:マウスは出力装置の一種である。
c:フロッピーディスクは磁気ディスクの一種である。
d:ASCIIコードは英文字、数字、記号、を7ビットでコード化したものである。
e:エキスパートシステムはプログラムを実行させるための基本ソフトウェアである。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第3問

コンピューターについて誤っているのはどれか。

1:ソフトウェアはコンピューターが実行する仕事の手順を並べたものである。
2:OSはCPUと入出力装置やメモリなどの間をとりもち、ユーザの指示に答える基本ソフトウェアである。
3:BASICは汎用OSの一つである。
4:オンライン処理とは端末を直接コンピューターに接続し、対話形式で作業を行う方式である。
5:TSSは一台のコンピューターに複数台の端末を接続し共同で利用する方式である。

国試第6回午後:第4問

コンピューターの高級言語でないのはどれか。

1:ALGOL
2:PL/I
3:UNIX
4:FORTRAN
5:MUMPS

国試第6回午後:第5問

人工知能について正しいのはどれか。

1:人工知能は抗生物質の選択支援などにも利用される。
2:PrologやLISPは診断治療支援ソフトの一種である。
3:エキスパートシステムとは熟練したプログラマが作ったシステムをいう。
4:エキスパートシステム構築ツールはハードウェアの一種である。
5:re-zaシェルは知識データと推論ルールがある。

国試第6回午後:第6問

病院管理情報でないのはどれか。

1:薬剤管理情報
2:病歴情報
3:血液管理情報
4:患者登録情報
5:医事会計情報

国試第6回午後:第7問

医療情報の活用について誤っているのはどれか。

1:誤診率の低下が期待できなくなる。
2:患者の待ち時間が長くなる。
3:医療従事者にとってむだな労力を削減できる。
4:医療をより高度なものにできる。
5:情報処理することにより有用な情報が得られる。

国試第6回午後:第8問

信号と同じ大きさの雑音がのった繰り返し信号を加算平均し雑音を1/100に減らしたい。何回加算すればよいか。

1:10回
2:100回
3:1,000回
4:10,000回
5:100,000回

国試第6回午後:第9問

誤っているのはどれか。

1:判別分析法はいろいろな検査値を多変量解析する手法の一つである。
2:データ圧縮法は医用画像を見やすくするのに使われる。
3:サブトラクション法は2枚の医用画像の差分をとり画像を鮮明化する。
4:高速フーリエ変換は信号の持つ周波数成分を分析するのに使われる。
5:最法は確率・統計的推論を利用した計量診断法の一つである。

国試第6回午後:第10問

真空中に1Cの電荷Aと-1Cの電荷Bが距離1m離れて存在する。正しいのはどれか。

1:AはBに引きつけられる向きに力を受ける。
2:Aの電荷を2倍にすればBの受ける力は4倍になる。
3:BはAに反発される向きに力を受ける。
4:AB間の中点での電気力線の方向はABを結ぶ線と垂直である。
5:AB間の距離を10cmにするとAの受ける力は100倍になる。

国試第6回午後:第11問

誤っているのはどれか。

1:等電位面に沿って電荷を動かすのに必要な仕事は零である。
2:導体を靜電界中におくと電荷はすべて導体の中心に集まる。
3:導体中で磁束密度が時間的に変化すると、うず電流が導体中に流れる。
4:鉄心に導線をn回巻きしたコイルの自己インダクタンスはnの2乗に比例する。
5:光は電磁波の一種である。

国試第6回午後:第12問

コンデンサについて正しいのはどれか。

1:蓄えられている電荷を2倍にすると電圧は1/2になる。
2:2F(ファラッド)のコンデンサの両極板にそれぞれ±2Cの電荷が蓄えられているとき、電圧は1Vである。
3:2Fのコンデンサの電圧が2Vであるとき、両極板に蓄えられている電荷は±2Cである。
4:正弦波交流電圧を印加しているとき、電圧を2倍にすると流れる電流は1/2になる。
5:正弦波電流を流しているとき、周波数を2倍にすると電圧は2倍になる。

国試第6回午後:第13問

平行平板コンデンサについて正しいのはどれか。

1:極板面積を2倍にすると容量が4倍になる。
2:極板間距離を2倍にすると容量が4倍になる。
3:極板間に絶縁物を満たすと真空のときに比べて容量が減る。
4:正弦波交流電圧をかけると、流れる電流の位相は電圧に対して90°進む。
5:正弦波交流電圧をかけて、周波数を2倍にすると流れる電流は4倍になる。

国試第6回午後:第14問

磁気について正しいのはどれか。

a:直線電流の周りにはこれを中心とする同心円状に磁力線が生じる。
b:円形コイルに電流を流すとコイル面内では同心円状に磁界が発生する。
c:直線電流によって生じる磁束密度の大きさは距離の2乗に反比例する。
d:2本の平行導線に同方向に電流が流れていると両者の間に反発力が働く。
e:真空中と比べて磁束密度が磁気誘導によって著しく増加するものを強磁性体という。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第15問

シールド(遮蔽)について正しいのはどれか。

a:ある領域を導体で囲めば磁力線は外部にもれない。
b:超電導体は磁気シールド効果をもたない。
c:誘電率の大きい材料は電磁シールドをするのに適している。
d:磁気シールドは透磁率の大きい材料を用いるほど効果がある。
e:電磁シールドはうず電流による表皮効果を利用している。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第16問

抵抗とコンデンサの直列回路に急に直流電圧を加えたとき、コンデンサの端子電圧の時間的経過として正しいのはどれか。ただし、コンデンサの電荷は電圧を加える前は零である。

1:最初から最後まで電圧は零である。
2:最初に高い電圧が発生し徐々に減衰して最後は零になる。
3:最初は電圧は零であり徐々に増加して一定となる。
4:最初はあまり電圧は高くなく徐々に増加するが最後は零となる。
5:最初から最後まで電圧は一定である。

国試第6回午後:第17問

50Hz、1Aの正弦波交流電流について正しいのはどれか。

a:1Ωの抵抗に流すと1Vの電圧を発生する。
b:1Fのコンデンサに流すと1Wの電力が消費される。
c:1Hのコイルに流すと1Vの電圧が発生する。
d:2Fのコンデンサに流すと電圧波形は25Hzの正弦波となる。
e:2Hのコイルに流すと電圧波形は50Hzの正弦波となる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第18問

交流回路で正しいのはどれか。

1:インダクタンスLは電圧に対して電流の位相を90°進ませる作用がある。
2:容量Cのリアクタンスの大きさは周波数に比例する。
3:電流の流れにくさはインピーダンスによって表現される。
4:電流の流れやすさはリアクタンスによって表現される。
5:平均電力は電圧実効値と電流実効値とをかけたものに常に等しい。

国試第6回午後:第19問

pn接合ダイオードの電圧電流特性で正しいのはどれか。

6PM19-0

国試第6回午後:第20問

正しいのはどれか。

1:ベース接地は高入力インピーダンスが必要な場合に使われる。
2:電界効果トランジスタ(FET)は低入力インピーダンス回路の入力段に用いられる。
3:トランジスタのコレクタ電流はベース電流とほぼ等しい。
4:n型半導体の多数キャリアは電子である。
5:p型半導体の多数キャリアは陽子である。

国試第6回午後:第21問

正しいのはどれか。

a:差動増幅器では同相で入った雑音成分は打ち消されて出力に現れない。
b:演算増幅器はきわめて利得が高いので発振しにくい。
c:演算増幅器に負帰還をかけると利得をさらに上げることができる。
d:生体電気計測用増幅器には入力インピーダンスの低い回路が多く用いられる。
e:演算増幅器に負帰還をかけると一般に安定となる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第22問

誤っているのはどれか。

1:ディジタル信号は量子化された不連続量として表される。
2:アナログ信号は雑音による波形ひずみを起こしやすい。
3:ディジタル信号は伝送中の波形ひずみの影響を受けやすい。
4:アナログ量による演算・処理時間はディジタル量によるよりも短い。
5:A/D変換はアナログ量をディジタル化することである。

国試第6回午後:第23問

正しいのはどれか。

a:バイポーラトランジスタを用いて信号の増幅が行える。
b:FETを用いて論理回路は構成できない。
c:演算増幅器は論理演算回路を集積して作られている。
d:論理回路と抵抗、コンデンサを用いて能動フィルタを構成する。
e:C-MOS論理回路の特徴の一つは消費電力が小さいことである。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第24問

図の論理回路について正しいのはどれか。

6PM24-0
1:入力1が0のとき、出力は常に0である。
2:入力2が1のとき、出力は常に1である。
3:入力3が0のとき、出力は常に0である。
4:入力3が1のとき、出力は常に1である。
5:入力123がすべて0のとき、出力は1である。

国試第6回午後:第25問

誤っているのはどれか。

1:周波数変調による信号伝送は振幅変調よりも雑音の影響を受けやすい。
2:光ファイバ通信は伝送情報量が多い。
3:パルス符号変調は雑音に対して非常に強い。
4:ISDNは一つのネットワークで多種多様の情報を伝送するシステムである。
5:送受信のために変調と復調回路を内蔵した装置をモデムという。

国試第6回午後:第26問

2Hz~2kHzの周波数成分を含む生体信号を処理できるシステムのサンプリング周波数の下限として正しいのはどれか。

1:1Hz
2:2Hz
3:2kHz
4:4kHz
5:8kHz

国試第6回午後:第27問

光センサとして使用できないのはどれか。

1:光電子増倍管
2:フォト・ダイオード
3:フォト・トランジスタ
4:光ディスク
5:太陽電池

国試第6回午後:第28問

人工肺について正しいのはどれか。

a:回転円盤型は現在最も多く使用されている。
b:気泡型は血液と酸素との直接接触により酸素加を行う。
c:膜型では薄い膜を介してガス交換が行われる。
d:膜型では血球の破壊が発生しやすい。
e:微小孔型透過膜はガス交換能が劣る。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第29問

体外循環について正しいのはどれか。

1:送血用カニューレは通常、鎖骨下動脈に挿入する。
2:送血用カニューレ部分の血流速度は遅い。
3:脱血用カニューレは通常、右心房から挿入する。
4:脱血には常にポンプを使用する。
5:成人用脱血カニューレのサイズは直径約5mmである。

国試第6回午後:第30問

人工心肺の血液に及ぼす影響について正しいのはどれか。

a:赤血球の損傷
b:血漿遊離ヘモグロビン濃度の上昇
c:血漿たんぱくの変性
d:ヘマトクリット値の上昇
e:血液粘度の低下
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午後:第31問

人工心肺による体外循環の終了時に血液凝固能を正常化するのに用いるのはどれか。

1:ヘパリン
2:マニトール
3:塩化カルシウム
4:重炭酸ナトリウム
5:硫酸プロタミン

国試第6回午後:第32問

人工心肺による常温体外循環においてヘマトクリット値(%)の安全下限値はどれか。

1:5
2:10
3:20
4:30
5:50

国試第6回午後:第33問

人工心肺による体外循環中の血液凝固時間はACT(activated clotting time)で何秒位に維持するのが適切か。

1:100~150
2:200~300
3:400~600
4:800~1,000
5:1,000~1,500

国試第6回午後:第34問

人工呼吸器について誤っているのはどれか。

1:従圧式は分泌物の多い患者や重傷呼吸不全患者に適している。
2:従圧式では患者の呼気量のモニタが重要である。
3:従量式では呼気量、吸入圧のモニタが重要である。
4:従圧式では測定した換気量から必要な設定圧を調節する。
5:従量式では1回換気量は吸気流量と吸気時間で決定される。

国試第6回午後:第35問

人工呼吸の開始基準で誤っているのはどれか。

a:動脈血酸素分圧 :9mmHg以下
b:呼吸数 :40回/分以上
c:肺活量 :15mL/kg以下
d:1秒量 :10mL/kg以下
e:吸気力 :-45cmH2O
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第36問

人工呼吸について誤っているのはどれか。

1:PEEPの陽圧は通常5~10cmH2Oである。
2:CPAPは自発呼吸患者に一定の気道内圧をかける様式である。
3:SIMVは自発呼吸のある患者に用いられる。
4:PEEPの副作用として心拍出量低下がある。
5:プレッシャーサポートとは自発呼気に合わせて陰圧を加えることである。

国試第6回午後:第37問

ファイティングの原因として誤っているのはどれか。

1:低換気
2:精神不安
3:吸入酸素濃度過剰
4:肺病変の悪化
5:気管内チューブによる刺激

国試第6回午後:第38問

人工呼吸器が適切に使用されていないことを示唆するのはどれか。

a:動脈血pHが7.45である。
b:PaCO2(動脈血炭酸ガス分圧)が35mmHgである。
c:ファイティングを起こしている。
d:発汗、頻脈がみられる。
e:チアノーゼがみられる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午後:第39問

人工呼吸器について正しいのはどれか。

a:従圧式では肺胸郭コンプライアンスが変化しても換気量の変化が少ない。
b:従量式では回路漏れがあっても換気量の変化が少ない。
c:成人には従量式の方が多く使用される。
d:従量式は換気量直接設定方式と吸気流量・吸気時間設定方式がある。
e:長期人工呼吸には従圧式の方が適している。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第40問

自発呼吸下で行うことができる換気様式はどれか。

a:CPPV
b:CPAP
c:IMV
d:プレッシャーサポート
e:IPPV
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午後:第41問

気管内挿管(経口、経鼻、経気管切開口)の合併症として考えられないのはどれか。

1:分泌物による内腔閉塞
2:気管食道瘻
3:食道静脈瘤
4:声門浮腫
5:皮下気腫

国試第6回午後:第42問

正しいのはどれか。

a:半透膜は溶液中の溶媒のみ透過させる。
b:EUCMは補液置換する限外濾過である。
c:体液量が正常化されたときには心胸比は50%以上となる。
d:シングルパスは透析器に透析液を再循環させない方式である。
e:分画曲線は溶質の分子量とふるい係数との関係を表した曲線である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第43問

血液透析の原理について誤っているのはどれか。

1:血液透析の原理は拡散と限外濾過である。
2:拡散の推進力は膜間にかかる圧力差である。
3:拡散は濃度差によって起こる。
4:濾過による水の移動は膜透水性の高い方が多い。
5:濾液には水と膜を透過できる溶質とが含まれる。

国試第6回午後:第44問

透析患者の食事療法について誤っているのはどれか。

a:透析によってたんぱく制限は緩和できる。
b:塩分制限は血圧上昇の一因となる。
c:水分制限は肺水腫を起こす。
d:上皮小体 (副甲状腺) 機能こう進症に対しリンの多い食品を制限する。
e:カリウムの多い食品は果実、野菜などである。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第45問

慢性透析患者の合併症について正しいのはどれか。

a:心不全はナトリウムと水の過剰によることが多い。
b:腎性貧血の主因はエリスロポエチン産生低下である。
c:低血圧は血清カルシウム値の上昇による。
d:透析脳症は鉄の蓄積による。
e:透析アミロイドシスはβ2ミクログロブリンの蓄積による。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午後:第46問

透析液について正しいのはどれか。

a:高ナトリウム透析は血圧上昇を起こしやすい。
b:高カルシウム透析は上皮小体 (副甲状腺) 機能 進症を起こす。
c:酢酸透析は血圧を上昇させる。
d:重炭酸透析は血圧を低下させる。
e:無糖透析は低血糖を起こしやすい。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第47問

慢性透析患者の血圧上昇の原因として正しいのはどれか。

a:血管内水分量の過剰
b:レニン分泌の過剰
c:BUNの上昇
d:血中リン値の上昇
e:ヘマトクリット値の低下
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第48問

腎性骨異栄養症の対策で正しいのはどれか。

a:リン含有量の多い食品の摂取
b:上皮小体 (副甲状腺)ホルモンの吸着除去
c:血清カルシウム値の正常化
d:活性型ビタミンDの投与
e:輸 血
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第49問

血漿交換について正しいのはどれか。

1:二重濾過法の2本目の濾過器により血液成分とアルブミンを分離する。
2:二重濾過法の1本目の濾過器に入る血液は生理食塩液を用いて希釈する。
3:二重濾過法では疾患の原因となるグロブリン分画を除去する。
4:単純濾過法では置換液に濃厚赤血球を用いる。
5:単純濾過法では抗凝固薬としてヘパリンを用いることはできない。

国試第6回午後:第50問

血液透析器の透水性を示す指標はどれか。

a:クリアランス (CL)
b:濾過係数 (Lp)
c:限外濾過率 (UFRP)
d:膜間圧力差 (TMP)
e:ふるい係数 (SC)
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第51問

透析用希釈水の水処理法で適切でないのはどれか。

1:限外濾過法
2:逆浸透法
3:イオン交換法
4:吸着法
5:抽出法

国試第6回午後:第52問

中空糸型を用いる血液透析の標準的回路構成で重要なポンプはどれか。

a:ヘパリン注入ポンプ
b:血液希釈ポンプ
c:置換液注入ポンプ
d:透析液再循環ポンプ
e:血流供給ポンプ
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第53問

血液透析施行中、常時監視すべき項目はどれか。

a:血液側への空気誤入
b:透析液側への漏血
c:静脈側の回路内圧
d:動脈血酸素分圧
e:血清カリウム濃度
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午後:第54問

正しいのはどれか。

a:限外濾過量は溶質のクリアランスと関係がない。
b:溶質のクリアランスは血流量を超えない。
c:同一血液透析器を用いる場合、血流量の増加はクリアランスを増加させる。
d:透析器圧は限外濾過圧に関係しない。
e:除水量は血流量に比例して減少する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第55問

適切でない組み合わせはどれか。

1:レーザメス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・光
2:保育器・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・熱
3:神経・筋刺激装置・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・高周波電流
4:ベータトロン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・放射線
5:大動脈バルーンパンピング装置・・・・・・・・機械力

国試第6回午後:第56問

治療機器について正しいのはどれか。

a:電磁波、熱、音波、放射線、機械力などのエネルギーを利用する。
b:物理的エネルギーを利用するため副作用はない。
c:生体内に伝達される物理的エネルギーの密度が大きいほど効果が大きい。
d:主作用Mと副作用Sの比M/Sの小さいものを選ぶ。
e:常に使用状態において適正な出力が得られるようにしておく。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第57問

心臓ペースメーカについて正しいのはどれか。

a:体外式ペースメーカは頻脈性不整脈の治療に使用する。
b:植込み式ペースメーカの出力などのパラメータは体外から変更できない。
c:VVIペースメーカでは自己心拍により刺激発生が抑制される。
d:パルス振幅は約5V、パルス幅は約1msである。
e:リチウム電池の寿命は約2年である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第58問

除細動器の同期出力装置について正しいのはどれか。

a:心房細動の除去に必要である。
b:心電図のR波にタイミングを合わせて除細動するために必要である。
c:心室細動の除去に必要である。
d:AC(交流)方式の除細動器には必要ではない。
e:DC(直流)方式の除細動器には必要ではない。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第59問

低周波治療器について正しいのはどれか。

1:皮膚に針電極を刺入して低周波電流を通電する。
2:使用される周波数は1MHz以上である。
3:数千Vで数msの繰り返しパルスを用いる。
4:主に麻痺筋の非活動性萎縮を予防するために使用される。
5:主に老人性痴呆の治療に使用される。

国試第6回午後:第60問

心マッサージ器について正しいのはどれか。

a:心臓の有効な拍動が停止したときに使用する。
b:全身の血液循環を完全に維持できる。
c:心マッサージ器を使用しているときは人工呼吸の必要はない。
d:手動式と自動式の二種類がある。
e:自動式の駆動源は高圧酸素または圧縮空気である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午後:第61問

大動脈バルーンパンピング法(IABP)で、バルーンを膨張させる時期として適切なのはどれか。

1:心室拡張期
2:心房拡張期
3:心室拡張期と心室収縮期の両方
4:心房拡張期と心房収縮期の両方
5:心室拡張期と心室収縮期を交互に

国試第6回午後:第62問

電気メスについて正しいのはどれか。

a:低周波を使用する。
b:電流によるジュール熱を利用する。
c:対極板(患者プレート)周辺よりも、メス先電極(能動電極)周辺の方が電流密度が高い。
d:バイポーラ方式ではメス先電極と対極板が1か所にまとめられている。
e:電気メスでは熱傷事故を起こす危険性はない。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午後:第63問

電気メス使用時の注意事項として誤っているのはどれか。

1:対極板コードの断線
2:電気ショック
3:雑音障害
4:爆発事故
5:気道閉塞

国試第6回午後:第64問

レーザ手術における目の防護について正しいのはどれか。

a:反射光でも目を阻害する危険がある。
b:CO2レーザは普通のガラス眼鏡で防護できる。
c:Nd-YAGレーザには専用の防護眼鏡が必要である。
d:Arレーザは普通のガラス眼鏡で防護できる。
e:麻酔中の患者は閉眼しているので、患者の目の防護は必要ない。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午後:第65問

超音波吸引器について誤っているのはどれか。

a:超音波による振動で除去したい組織を乳化する。
b:超音波による振動で除去したい組織を凝固する。
c:振動による摩擦熱で血管はすべて凝固できる。
d:主に肝臓の手術に用いられる。
e:除去したい組織は生理食塩水とともに吸引される。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第66問

冷凍手術器について正しいのはどれか。

a:病変部を超低温にして組織を破壊する。
b:低温常圧型は断熱膨張による温度下降現象を利用する。
c:常温高圧型は超低温液化ガスの気化熱を利用する。
d:接触凍結法は体表面の病変に使用される。
e:挿入凍結法は体深部の病変に使用される。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午後:第67問

体外衝撃波腎尿管砕石機(ESWL)について正しいのはどれか。

a:腎瘻を作って行う経皮的腎砕石術に使用される。
b:衝撃波は音響インピーダンスの異なる面で反射する。
c:生体軟部組織の音響インピーダンスは水のそれに近い。
d:衝撃波は肺を損傷する。
e:衝撃波は骨を破壊する。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午後:第68問

ICUに常備する医療機器として適切でないのはどれか。

1:心電計
2:救急蘇生用具
3:心細動除去器
4:ハイパーサーミア
5:ペースメーカ

国試第6回午後:第69問

輸液ポンプの警報機構が作動するのはどれか。

a:回路内気泡
b:輸液の温度
c:輸液の濃度
d:回路の閉塞
e:内蔵電池の電圧低下
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午後:第70問

3絶対気圧の環境で純酸素吸入をしているとき、動脈血酸素含有量(vol%)として最も近い値はどれか。ただし、ヘモグロビン量は15g/dLとする。

1:23
2:25
3:27
4:29
5:31

国試第6回午後:第71問

高気圧酸素治療の適応でないのはどれか。

1:急性一酸化炭素中毒
2:脳血栓による急性脳浮腫
3:バージャー病
4:急性肺炎
5:重症肺空気塞栓

国試第6回午後:第72問

大気圧プラス2気圧の高気圧酸素治療を行うとき、生体内の気泡について正しいのはどれか。

a:気泡は体積も圧力も変わらない。
b:気泡の体積は1/2になる。
c:気泡の体積は1/3になる。
d:気泡の圧力は3絶対気圧になる。
e:気泡の圧力は2絶対気圧になる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第73問

電撃に対する人体の反応に対して誤っているのはどれか。

1:電流の流出入部によって異なる。
2:最小感知電流の10倍の電流で行動の自由を失う。
3:50kHz付近で最も感じやすい。
4:1mAの商用交流が体表に流れるとビリビリ感じる。
5:感じられない電流により心室細動が誘発される。

国試第6回午後:第74問

各種エネルギーの安全限界について正しいのはどれか。

1:皮膚に対する熱作用では高周波電磁波の方が超音波より低い。
2:生殖細胞に障害を起こす超音波は0.01W/cm2である。
3:熱傷を起こす温度は42°Cである。
4:眼障害を起こす高周波電磁波は0.1W/cm2である。
5:ミクロショックを起こす低周波電流は10mAである。

国試第6回午後:第75問

医療の現場で注意すべき安全問題について誤っているのはどれか。

1:電気的安全問題の中には情報のひずみや他の機器への干渉が含まれる。
2:複数機器の同時使用時には機器単体使用時に比べて安全性は低下する。
3:過大エネルギー投与に折る熱傷の防止には適切な出力選択が必要である。
4:火花を伴う機器には取扱上の制限が必要である。
5:機械的安全問題の中には]機器の腐食や爆発が含まれる。

国試第6回午後:第76問

正しい組み合わせはどれか。

a:電気メスの高周波分流 ----------------- 熱的安全性
b:膜型人工肺の材用劣化 ---------------- 機械的安全性
c:医用ガスの誤用 ---------------------- 化学的安全性
d:透析回路への気泡の混入 ―――――--- 生物学的安全性
e:レーザ光の目的物以外への照射 ------- 工学的安全性
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午後:第77問

熱傷による皮膚障害の恐れがない高周波電磁波エネルギーの上限として正しいのはどれか。

1:0.01W/cm2
2:0.1W/cm2
3:1W/cm2
4:10W/cm2
5:100W/cm2

国試第6回午後:第78問

CF形機器の入力回路をフローティングにする理由はどれか。

1:基線の動揺(ドリフト)を防ぐ。
2:交流雑音を除く。
3:入力インピーダンスを高くする。
4:ミクロショックを防ぐ。
5:消費電力意を節約する。

国試第6回午後:第79問

ME機器の漏れ電流の程度による分類について正しいのはどれか。

1:B形、BF形、C形およびCF形の4つに分類される。
2:CF形機器は直接心臓に適用できる。
3:BF形機器はフローティング構造なので心臓に適応できる。
4:B形機器の正常値では患者漏れ電流は1mAまで許される。
5:CF形機器の正常状態での患者漏れ電流は100μAmまで許される。

国試第6回午後:第81問

JIS T^022「病院電気設備の安全基準」について正しいのはどれか。

a:病院ではすべての部屋に3P式の医用コンセントを設けなければならない。
b:手術灯の電源は特別非常電源から供給される。
c:非常電源は電圧確立時間により三種類に分けられる。
d:瞬時特別非常電源設備は蓄電池設備と自家用発電設備から構成される。
e:非接地配線方式はマクロショック防止に役立つ
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午後:第82問

病院の等電位接地(EPRシステム)として適切なのはどれか。

a:すべての機器・露出金属部を0.05Ωの導線で一点に集中接地した。
b:EPRシステムを設置した部屋のすべての金属表面の電位差の最大値は5mVであった。
c:心臓カテーテル室、心臓手術室、ICUのうち心臓カテーテル室のみEPRシステムを設置した。
d:金属ベッドは医用機器でないので接地しなかった。
e:患者から2mの位置のテレビを0.1Ω以下の追加保護接地線で接地センターのEPRポイントにつないだ。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午後:第84問

漏れ電流の測定回路を図に示す。機器の作動状態における測定器の読みはどれか。

6PM84-0
1:接地漏れ電流
2:外装漏れ電流
3:患者漏れ電流-1
4:患者漏れ電流-2
5:患者漏れ電流-3

国試第6回午後:第85問

電気的安全性点検について正しいのはどれか。

a:保護接地線の被覆の色は緑と黄の縞模様と決められている。
b:接地漏れ電流は電源極性を切り替えて測定し大きい方をとる。
c:着脱可能な電源コード内の保護接地線の抵抗値は、0.2Ω以内である。
d:患者漏れ電流-1の測定では患者装着部に100Vの電圧をかける。
e:保護接地線の日常点検はテスタによる導通テスト十分である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午後:第86問

着脱不可能な保護接地線を持つ機器で、電源プラグの接地ピンから機器外装までの抵抗値の許容範囲はどれか。

1:0.02Ω以内
2:0.1Ω以内
3:0.2Ω以内
4:1Ω以内
5:2Ω以内

国試第6回午後:第87問

CF形機器の単一故障状態において接地漏れ電流の許容値(mA)はどれか。

1:0.01
2:0.05
3:0.1
4:1
5:5

国試第6回午後:第88問

除細動器の電気的安全性のチェック項目として関係ないのはどれか。

1:アース漏れ電流
2:電極部漏れ電流
3:対地漏れパルス電流
4:対極板コード抵抗
5:アース線抵抗

国試第6回午後:第89問

システム安全について正しいのはどれか。

1:つまみの左回転は出力の増加方向を示す。
2:FMEAでは事象を故障の樹で示し故障解析を行う。
3:商用電源のOFF記号は○である。
4:医療ガス設備のアウトレットにおけるガス別特定の接続部はフェイルセーフの一例である。
5:対極板コード断線時の電気メス出力遮断はフールプルーフの一例である。

国試第6回午後:第90問

医療ガスについて正しいのはどれか。

a:医用ガスには吸引は含まれない。
b:医療ガスの貯蔵及びその取扱いは高圧ガス取締法により規制される。
c:医療ガス設備の増設工事後の検査は医療ガス安全管理委員会の業務範囲である。
d:圧縮空気には水分や塵埃が混入していることがある。
e:酸素は日本薬局方に収載された医薬品ではない。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e