赤血球について誤っているのはどれか。
1: 直径は約8μmである。
2: 寿命は約50日である。
3: 二酸化炭素を運搬する。
4: 酸素を運搬する。
5: 嫌気性代謝を行う。
正しいのはどれか。
a: 非ニュートン流体ではずり応力はずり速度に比例する。
b: キャッソンの式は非ニュートン流体の流動関係を表す式の一つである。
c: 血液の流れはキャッソンの式によく従う。
d: 血液も血漿もニュートン流体である。
e: 血管径が0.4mm以下になると、血管径の減少に伴ってみかけの粘性は増加する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
誤っているのはどれか。
1: 成人の血中酸素蓄積総量は約1000mlである。
2: 筋肉内のミオグロビンは酸素を可逆的に結合する。
3: 酸素蓄積量は無呼吸時には約10分間で消費される。
4: 呼吸器系の主な機能は酸素摂取と二酸化炭素の排出である。
5: チトクロームは呼吸酵素である。
混合静脈血酸素飽和度について誤っているのはどれか。
1: 肺動脈カテーテルで測定できる。
2: 生体の酸素消費の状態によって変化する。
3: 50%では嫌気性代謝が亢進する。
4: 80%は低心拍出量状態を意味する。
5: 人工心肺中の加温時には低下する。
カリウムについて正しいのはどれか。
a: 人工心肺中は高カリウム血症になる。
b: インスリンはカリウムを細胞内に移動させる。
c: 低カリウム血症では不整脈が出やすくなる。
d: 心筋保護時の心停止には低カリウム液を用いる。
e: 溶血すると低カリウム血症になる。
人工肺について誤っているのはどれか。
1: 気泡型では溶血が起こりやすい。
2: 気泡型では気泡が小さいほど酸素化の効率が良い。
3: 膜型では血漿蛋白の変性が起こりにくい。
4: 膜型では血流に対する抵抗が小さい。
5: 膜型では気泡型に比べてより生理的な酸素化ができる。
a: 血液透析の原理は拡散と限外濾過である。
b: 透析器の溶質透過性は濾過係数で表される。
c: 透析器の透水性はクリアランスで表される。
d: 限外濾過率(ml/時/mmHg)は濾過係数(ml/時/m2/mmHg)×有効膜面積(m2)で計算される。
e: 体外循環血液量が増加すれば溶質除去率も増加する。
カルシウムについて正しいのはどれか。
a: 骨には成人体内のカルシウムの約80%が含まれている。
b: 血漿カルシウム濃度低下で神経・筋の興奮性が低下する。
c: カルシトニンは破骨細胞の活性を低下させる。
d: パラソルモンは腎臓におけるカルシウム再吸収を促進する。
e: 活性型ビタミンDは骨からのカルシウム放出を調節する。
生体組織の光学特性について誤っているのはどれか。
1: 水は赤外光をよく吸収する。
2: 皮膚の光透過は血流量に依存する。
3: 血液の光吸収は青色光よりも赤色光で大きい。
4: 細胞のDNAはUVcで損傷を受ける。
5: メラニンは紫外線をよく吸収する。
1: 充血は細動脈の拡張によって起こる。
2: うっ血は静脈血の還流が妨げられることによって起こる。
3: 虚血では単位容積の血液中に含まれる血色素量が基準値以下になる。
4: 止血には血管壁、血小板および凝固因子が関与する。
5: 内皮の傷害は血栓形成の誘因となる。
a: 溶血とは赤血球膜が破断しヘモグロビンが溶出する現象である。
b: 損傷した赤血球は変形能が低下する。
c: 血液中のヘモグロビン濃度の基準値は12~18g/dlである。
d: 溶血が多量に生じても血液の酸素運搬能は維持される。
e: 血漿遊離ヘモグロビン濃度の基準値は200~500mg/dlである。
1: 筋組織は骨よりもヤング率が大きい。
2: 筋組織のヤング率は直交方向よりも走行方向の方が大きい。
3: 生体軟組織のポアソン比はおよそ0.5 である。
4: 生体軟組織の体積弾性率はヤング率よりも小さい。
5: 動脈血管の円周方向の最大変形は10% 程度である。
浸透圧について誤っているのはどれか。
1: 生理食塩液は体液と同じ浸透圧である。
2: 浸透圧濃度の単位はOsm/lである。
3: 気体の状態方程式に相当する式が適用できる。
4: 浸透圧が等しい液体同士を等張の溶液という。
5: 浸透圧は均質な溶液中では発生しない。
一般に市販されている血液透析用透析液の組成[mEq/L]で誤っているのはどれか。
1: Na+ : 140
2: K+ : 6.0
3: Ca : 3.0
4: HC0: 30
5: Mg : 1.0
腹膜透析について正しいのはどれか。
1: 原理は水圧差による。
2: 透析液のカリウム濃度は1.5~2mEq/Lである。
3: 自動灌流装置によって除水量を制御できる。
4: 腹膜カテーテルはダグラス窩に挿入する。
5: 酸性透析液は生体適合性に問題はない。
乳幼児の人工心肺を用いた体外循環で成人と比較して正しいのはどれか。
a: 無輸血体外循環が容易である。
b: 体重1 kg 当たりの適正灌流量が少ない。
c: 目標灌流圧が低い。
d: 体液バランスの不均衡が生じやすい。
e: 急速な冷却が望ましい。
a: 毛細血管の分岐部では渦が発生しやすい。
b: 大動脈では動圧の値と静圧の値はほぼ等しい。
c: 血管に石灰化が起こると脈波伝搬速度は増加する。
d: ヘマトクリット値が上昇すると血液粘度が増加する。
e: 動脈血圧のピーク値は体の部位によって異なる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
血液透析について正しいのはどれか。
a: 尿素の除去は半透膜を介しての拡散による。
b: ナトリウムの除去は除水量に依存する。
c: 代謝性アシドーシスの是正は透析液中の乳酸による。
d: 血液中からの無機リンの除去効率は尿素よりよい。
e: カルシウムの移動は血液中のイオン化カルシウムと透析液中のカルシウムイオンとの濃度差による。
腎臓の働きで誤っているのはどれか。
1: 酸・塩基平衡を調節する。
2: 血小板増加因子を分泌する。
3: 体液量を調節する。
4: カリウムの排出を行う。
5: 濾過と再吸収を行う。
体外循環における血液希釈の目的として正しいのはどれか。
a: 血液粘性の増加
b: 酸素運搬能の増加
c: 輸血量の減少
d: 溶血の軽減
e: 膠質浸透圧の上昇
Showing 101 to 120 of 126 results