正しいのはどれか。
a: 熱力学では熱を力として扱う。
b: 熱は低温体から高温体に自ら移動できる。
c: 気体の体積と圧力との積はエネルギーの次元をもつ。
d: 熱を完全に仕事に変換することはできない。
e: 熱機関とは蒸気機関のことである。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
生体の熱産生から放散に至るまでの過程に直接関係ないのはどれか。
1: 発 汗
2: 血 流
3: 代 謝
4: 筋活動
5: 能動輸送
一定の灌流圧で送血したときの流量について正しいのはどれか。(体外循環装置)
1: 血液を希釈すると増加する。
2: 低体温にすると増加する。
3: 末梢血管抵抗が減少すると減少する。
4: 小さな口径のカニューレを使うと増加する。
5: 血液粘度が上昇すると増加する。
呼吸について正しいのはどれか。
1: 中枢化学受容器は髄液のpHの低下で刺激される。
2: 肺伸展受容体の反応は舌咽神経を介して呼吸中枢に伝わる。
3: 吸息運動は主として内肋間筋の収縮により行われる。
4: 胸腔内圧は呼息時には約+5mmHgになる。
5: 健常人では肺胞換気量は換気量とほぼ同一である。
生体組織の受動的な電気的特性について誤っているのはどれか。
1: α分散は細胞でのイオン移動等に関係して生じる。
2: β分散は細胞や組織の不均質に関係して生じる。
3: γ分散は水分子の誘電分散によって生じる。
4: 導電率は周波数とともに減少する傾向がある。
5: 誘電率は周波数とともに減少する傾向がある。
血液について適切でない組合せはどれか。
1: 赤血球 ――-----― 酸素の運搬
2: 白血球 ――-----― 免疫グロブリンの生成
3: 血小板 ―――----- 食作用
4: フィブリノゲン ――― 凝固因子
5: アルブミン ――--― 膠質浸透圧の保持
生体への接触によって材料が受ける作用として正しいのはどれか。 (生体物性材料工学)
a: タンパク質吸着
b: 腐 食
c: 炎 症
d: 血液凝固
e: 加水分解
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
生体組織の力学的性質について誤っているのはどれか。
1: 血漿は非圧縮性流体である。
2: 軟部組織は硬組織に比べヤング率が小さい。
3: 軟部組織のポアソン比はおよそ0.5である。
4: 大静脈でのレイノルズ数は上腕動脈でのレイノルズ数より小さい。
5: ヤング率が同じであれば、太い血管ほど脈波伝播速度は小さい。
誤っているのはどれか。
1: 体液の約2/3は細胞内にある。
2: 血漿タンパク質は毛細血管を通過できる。
3: 血漿タンパク質は膠質浸透圧を維持している。
4: 体重あたりの水分量は大人より乳幼児のほうが多い。
5: カリウム濃度は細胞外よりも細胞内のほうが高い。
1: 血漿はほぼニュートン流体と見なせる。
2: 水を多く含む生体軟組織のポアソン比はほぼ1である。
3: 組織のヤング率が大きいほど応力に対するひずみが大きい。
4: マックスウェルモデルは弾性要素と粘性要素が並列に接続されている。
5: 軟組織は膠原線維の割合が大きいほど伸展性が大きい。
健常人において動脈血の酸素分圧が正常な状態であるとき、特定の末梢組織への酸素運搬量に最も影響を与えるのはどれか。
1: 肺胞換気量
2: 心拍出量
3: 動脈圧
4: 動脈血の酸素飽和度
5: 当該組織の血流量
体外循環中の熱交換について正しいのはどれか。(体外循環装置)
a: 体温の低下とともに酸素消費量は増加する。
b: 臓器によって温度変化の程度が異なる。
c: 熱交換器にはステンレス管が用いられる。
d: 熱交換器はガス交換器より上流側に設置する。
e: 復温時の血液と温水との温度差は10°C以上とする。
人工心肺による体外循環中にみられる血液性状の変化について正しいのはどれか。
a: 血球の損傷が起こる。
b: 血液とガスなどとの接触によって血漿蛋白の変性が起こる。
c: 白血球数が増加する。
d: 血小板が増加する。
e: 血漿遊離ヘモグロビン濃度が増加する。
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