誤っているのはどれか。
1: 体温を一定に保つことは生体の機能維持に重要である。
2: 生体活動時の熱の産生は主に骨格筋で起こる。
3: 生体内部の熱の輸送は主に伝導による。
4: 体表からの熱放散は、放射、対流、伝導、発汗による。
5: 脂肪組織の熱伝達率は水の値より小さい。
正しいのはどれか。
a: ヒトの総水分量は体重の約60%である。
b: カリウムは細胞外より細胞内に多く分布する。
c: 細胞内のpHは組胞外より高い。
d: ナトリウムは細胞外より細胞内に多く分布する。
e: リンは血漿より組胞内に多く分布する。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
神経細胞においてエネルギー消費を伴わないのはどれか。
1: ナトリウムイオンの細胞外への移動
2: 細胞内外での電解質濃度差の維持
3: 不応期の形成
4: カリウムイオンの細胞内への移動
5: 水分子の細胞膜通過
生体組織の力学的性質について誤っているのはどれか。
1: 血液の粘性係数はヘマトクリット値に反比例する。
2: 血漿は非圧縮性の粘性流体である。
3: 肺の庄-容積関係はヒステリシスを示す。
4: 筋組織は力学的異方性を示す。
5: ヤング率は組織に加えた応力と歪みの比で表す。
人工心肺時の血液希釈について誤っているのはどれか。
1: 血液粘性が低下する。
2: 膠質浸透圧が低下する。
3: 酸素運搬能が増加する。
4: 溶血が軽減する。
5: 酸素解離曲線が左方移動する。
生体における熱作用で正しいのはどれか。
1: 体温が28°C以下になると体温調節機能が損なわれる。
2: 体温が40°Cを超えるとシバリングが生ずる。
3: 身体が寒冷環境下に置かれると皮膚血流が増加する。
4: 身体が温熱環境下に置かれると不感蒸泄が減少する。
5: 身体内部での熱移動は主に組織間の熱伝導による。
1: 細胞膜は直流電流を通しにくい。
2: 生体組織の導電率は周波数に反比例する。
3: 比誘電率の大きさは生体組織の種類に依存しない。
4: 細胞外液は細胞内液よりカリウムイオンを多く含む。
5: 興奮していない細胞内の電位は細胞外に対して正である。
生体における輸送現象に関係のないのはどれか。
1: 浸透圧
2: 能動輸送
3: 拡散
4: 血流
5: 表面波
体外循環中の血液について正しいのはどれか。
a: ローラポンプの圧閉度は溶血と関連が深い。
b: 赤血球は陰圧より陽圧に対して損傷を受けやすい。
c: 胸腔内血液吸引ラインでの空気混入は溶血を減少させる。
d: 血小板数は変化しない。
e: 血漿蛋白の変性が起こる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
a: 生体の水分量は重量比で約60%である。
b: 血液の粘度は水に比べて小さい。
c: 細胞外液は非流動性の液体である。
d: エックス線は原子レベルでの情報を与える。
e: 血漿は弱アルカリ性である。
血液ガス・酸塩基平衡について正しいのはどれか。(人工呼吸療法)
a: 血液の酸素分圧とヘモグロビンの酸素飽和度は比例する。
b: 健常人の室内気吸入時の肺胞気酸素分圧は約100mmHgである。
c: 二酸化炭素は主に炭酸水素イオンとして運搬される。
d: 安静時の動脈血二酸化炭素分圧は約40mmHgである。
e: pHは水素イオン濃度に比例する。
細胞の電気活動で正しいのはどれか。(医学概論)
a: 静止状態では細胞外に対して細胞内の電位が高い。
b: 静止膜電位の発生には主にCl-が関与する。
c: 細胞内外の電位差が減少することを脱分極という。
d: 活動電位の脱分極相にはNa+が関与する。
e: 細胞が電気的興奮を生じる最低の刺激を不応期という。
生体の電気特性で誤っているのはどれか。
a: 神経細胞の活動電位の持続時間は約1秒である。
b: 静止電位は細胞内外のイオン濃度差に起因する。
c: 脱分極では細胞内の電位が正方向に変化する。
d: β分散は組織の構造に起因する。
e: γ分散はイオンの集散に起因する。
人工心肺を用いた体外循環中の電解質、内分泌系の変動で正しいのはどれか。
a: 血中ナトリウム濃度は低下する。
b: 血中カリウム濃度は低下する。
c: 赤血球液の使用で血中カルシウム濃度は上昇する。
d: インスリンの過剰分泌により低血糖になりやすい。
e: バソプレシンは増加する。
血液透析の原理について正しいのはどれか。
a: 半透膜では一部の溶質成分は膜を透過できない。
b: 拡散の推進力は2液間の粘度差である。
c: 拡散速度は溶質の大きさに依存しない。
d: 限外濾過の推進力は膜間にかかる圧力差である。
e: 限外濾過によって一部の溶質も膜を通過する。
体液調節に関わる物質の作用で正しいのはどれか。
a: レニンは血中アンギオテンシンを減少させる。
b: アンギオテンシンIIは細動脈を拡張させる。
c: アルドステロンはNa+の再吸収を促進する。
d: バソプレッシンは水の再吸収を促進する。
e: 心房性Na利尿ペプチドは水の再吸収を抑制する。
興奮性細胞の電気特性について誤っているのはどれか。(生体物性材料工学)
1: 細胞内液はNa+を多く含む。
2: 細胞外液はCl-を多く含む。
3: 静止電位は-50~-90mVである。
4: オーバーシュートは0~40mVである。
5: 過分極状態では興奮性が低下する。
低体温にした場合に生体に起こる現象はどれか。
a: 酸塩基平衡の変化
b: 酸素需要の減少
c: 血清蛋白濃度の低下
d: 血液粘度の低下
e: 酸素-ヘモグロビン解離曲線の左方移動
血液の流れについて正しいのはどれか。
a: 流速は血管壁付近より中心付近の方が速い。
b: ずり速度(200/s以下)が小さいほど血液粘度は大きくなる。
c: ヘマトクリット値が高いほど血液粘度は小さくなる。
d: 血液はニュートン流体とみなせる。
e: 細い血管では心拍動に伴って乱流が生じる。
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