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臨床工学技士国家試験

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第33回 午前 第56問
20件の類似問題
人工心肺の構成要素とその目的で誤っているのはどれか。...
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71
臨床工学技士国家試験 - 第38回 午後
類似度 60.9%
体内設置型(植込み型)補助人工心臓で正しいのはどれか。
1
両心の補助ができる。
2
在宅での使用はできない。
3
無拍動流型が主流である。
4
ワルファリンは使用しない。
5
心臓移植適応の患者は使用できない。
53
臨床工学技士国家試験 - 第9回 午後
正答率:78% 類似度 60.8%
人工心肺装置を用いた体外循環中に空気塞栓が発生した。 送血停止の後に行うべき処置として正しいのはどれか。
1
トレンデレンブルグ体位にして低温で上大静脈送血を行う。
2
ファウラー体位にして低温で大動脈送血を行う。
3
トレンデレンブルグ体位にして高温で大動脈送血を行う。
4
ファウラー体位にして高温で上大静脈送血を行う。
5
仰臥位にして低温で大動脈送血を行う。
53
臨床工学技士国家試験 - 第20回 午後
正答率:79% 類似度 60.8% 解説あり
IABPについて正しいのはどれか。
a
左室の後負荷を増大させる効果がある。
b
正常な心臓と同等の心拍出量を得る。
c
人工心肺中に使用することで拍動流が得られる。
d
血液凝固異常を有する患者への使用は禁忌である。
e
合併症として動脈主要分枝の血行障害がある。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

解説

IABP(大動脈内バルーンパンピング)は拡張期にバルーンを拡張して大動脈拡張期圧を上げ、冠動脈灌流を増加(diastolic augmentation)させ、収縮期直前に速やかに収縮して左室の駆出に対する抵抗(後負荷)を減少(systolic unloading)させる補助循環法である。心拍出量の増加は限定的で、正常心機能と同等の心拍出量を単独で得ることはできない。人工心肺(CPB)中の非拍動流に対し、IABPの拡張・収縮に同期させることで拍動性の圧・流を付加できる。禁忌としては大動脈弁閉鎖不全や大動脈解離などの絶対禁忌に加え、出血性素因や血液凝固異常は一般に相対的禁忌とされる。合併症としては下肢虚血をはじめ、腎・腸管など主要分枝の血行障害、出血、感染などが知られている。

選択肢別解説

a
不正解

誤り。IABPは収縮期直前にバルーンを縮小させて左室の駆出抵抗を下げ、左室後負荷を軽減する(systolic unloading)。したがって後負荷を『増大』させる効果はない。

b
不正解

誤り。IABPは圧補助であり、単独で得られる心拍出量増加は限定的(一般に正常心機能の約15〜20%程度の補助)で、正常な心臓と同等の心拍出量を得ることはできない。

c
正解

正しい。人工心肺の非拍動流に対し、IABPの拡張期膨張・収縮期縮小を同期させることで動脈圧波形と流量に拍動性を付加でき、拍動流(拍動性循環)を得るために用いられる。

d
正解

正しい。血液凝固異常や出血性素因を有する患者では、大口径の動脈内カテーテル留置により出血合併症のリスクが高く、一般にIABPの使用は禁忌(少なくとも相対的禁忌)と扱われるため、適応は慎重に検討する。

e
正解

正しい。IABPの合併症として、挿入側下肢の虚血を含む動脈主要分枝(腎動脈、腸間膜動脈、腸骨・大腿動脈など)の血行障害がある。ほかに出血、感染、塞栓、血管損傷などが知られる。

42
臨床工学技士国家試験 - 第12回 午後
正答率:48% 類似度 60.8%
吸気ガスの加湿について正しいのはどれか。
a
水蒸気圧が37°Cで47mmHgを示すときは相対湿度は100%である。
b
人工鼻による加湿では患者呼気中の水分を利用している。
c
回路内に凝結水が認められるときの吸気ガスの相対湿度はほぼ100%である。
d
ウォータートラップは呼気側に取り付ける。
e
ホースヒータ付き加温加湿器では貯水槽温度はホースヒータより低くする。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
38
臨床工学技士国家試験 - 第9回 午後
正答率:41% 類似度 60.8%
人工呼吸の開始基準で誤っているのはどれか。
a
動脈血酸素分圧 :90mmHg以下
b
呼吸数 :40回/分以上
c
肺活量 :15ml/kg以下
d
1秒量 :10ml/kg以下
e
吸気カ :45cmH2O以下
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
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72
臨床工学技士国家試験 - 第32回 午前
重要度:低 正答率:72% 類似度 60.8% 解説あり
乳児の人工心肺について正しいのはどれか。
1
チアノーゼ性心疾患では非チアノーゼ性より灌流量を多く設定する。
2
体表面積当たりの灌流量は成人例より少なく設定する。
3
遠心ポンプの使用率は成人例より高い。
4
無輸血手術は成人例より容易である。
5
目標灌流圧は成人例より高く設定する。

解説

乳児・新生児では基礎代謝量と酸素消費量が高く、体表面積当たりの必要心拍出量(=体外循環灌流量の目安)も成人より高めに設定するのが一般的である。チアノーゼ性心疾患では体循環から肺循環への側副血行路(例:大動脈肺動脈側副血行)が発達し、体外循環中に体循環側から肺へ血液が逃げやすくなるため、同じ灌流圧を保ち全身の酸素送達を確保するには非チアノーゼ性よりも総灌流量を多めに設定するのが妥当である。一方,小児開心術では正確な低流量制御と逆流対策の容易さからローラポンプが選択されることが多く、遠心ポンプの使用率は成人ほど高くない。さらに、乳児は循環血液量が小さく人工心肺回路の充填量比率が大きいため希釈が著明となり、無輸血手術は成人より困難である。灌流圧目標も乳児の生理的動脈圧に合わせて成人より低めで管理するのが一般的で、単に流量を増やしても動脈圧は大きく上がらず、必要時は血管作動薬を用いて調整する。

選択肢別解説

1
正解

正しい。チアノーゼ性心疾患では体循環から肺循環への側副血行路が発達し、体外循環中に系統血圧が下がりやすく全身灌流が不足しやすい。側副血行への“逃げ”を見越して、非チアノーゼ性より総灌流量を多めに設定して全身の酸素送達を確保する。

2
不正解

誤り。乳児は酸素消費量が高く、体表面積当たりの必要灌流量(流量指数)は成人より高めに設定するのが一般的である。従って少なく設定するのは不適切。

3
不正解

誤り。小児開心術では、きわめて低い流量域での安定性・正確な拍動量管理・逆流防止の容易さなどの理由からローラポンプが多用され、遠心ポンプの使用率は成人ほど高くない。遠心ポンプは低流量域での安定性や後負荷依存性、逆流対策などに留意を要する。

4
不正解

誤り。乳児は循環血液量が少なく、人工心肺回路の充填量が相対的に大きくなるため希釈が顕著でHb低下を招きやすい。これにより無輸血手術(無輸血充填)は成人より難易度が高い。血液管理や低体温・低流量戦略など多くの配慮が必要。

5
不正解

誤り。乳児の目標灌流圧は生理的な動脈圧水準に合わせ成人より低めに管理するのが一般的である。流量を増やしても動脈圧は大きく上がらず、圧を上げたい場合は血管収縮薬などで対応する。

46
第二種ME技術認定試験 - 第36回 午後
類似度 60.8%
麻酔器の点検で以下の結果を得た。対処しなければならないのはどれか。
1
酸素の流量が5L/minであった。
2
酸素の供給を遮断すると亜酸化窒素も遮断された。
3
酸素供給圧が他のガスより30kPa高かった。
4
二酸化炭素吸収剤が紫色であった。
5
呼吸回路内圧を上昇させたところAPL弁が作動した。
29
第二種ME技術認定試験 - 第29回 午後
類似度 60.8%
体外式ペースメーカの操作や管理で正しいのはどれか。
1
出力を刺激閾値の80%にセットした。
2
操作パネルのカバーを開けたままにしておいた。
3
自己脈(自発心電図)が出始めたのでVOOぺーシングに切り替えた。
4
電気メスを使用するので一時的にデマンド機能をOFFにした。
5
ペースメーカはBF形の機器として点検する。
74
臨床工学技士国家試験 - 第38回 午後
類似度 60.8%
図は血液透析の標準的な回路構成である。気泡センサを取り付ける位置として最も適切なのはどれか。
iiB-acW7VP
1
A
2
B
3
C
4
D
5
E
33
第二種ME技術認定試験 - 第32回 午後
類似度 60.8%
血液透析中の漏血監視計は次のどのラインに設置されているか。
1
脱血(動脈)側ライン
2
返血(静脈)側ライン
3
透析液供給ライン
4
透析液排液ライン
5
生理食塩液ライン
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25
第二種ME技術認定試験 - 第35回 午後
類似度 60.8%
血液ガス分析のための動脈血採血について誤っているのはどれか。
1
採血前にシリンジ内面を抗凝固剤で潤す。
2
採血前は患者を安静にさせる。
3
採血時には駆血帯を使用する。
4
採血後すぐに検査できない場合、シリンジを氷で冷やした状態で保存する。
5
採血後シリンジ内の残存気泡は誤差となるので、速やかに排除する。
72
臨床工学技士国家試験 - 第38回 午前
類似度 60.8%
人工心肺による体外循環中の生体反応において血中で上昇するのはどれか。
a
レニン活性
b
血清カリウム
c
血清カルシウム
d
プロスタグランジン
e
心房性ナトリウム利尿ペプチド
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
36
臨床工学技士国家試験 - 第3回 午後
正答率:72% 類似度 60.8%
体外循環時ローラポンプのオクルージョン調整法として適切なのはどれか。
1
チューブを圧迫したときのすきまが1mm程度になるようにする。
2
圧迫したときにチューブが完全に閉じるようにする。
3
1mの落差で液面が低下し始める点より若干きつめに調整する。
4
チューブをしごく音がかすかに聞こえる程度に調整する。
5
チューブを圧迫したときの回路内圧を測定して調整する。
46
臨床工学技士国家試験 - 第9回 午前
正答率:83% 類似度 60.8%
正しいのはどれか。
a
換気ガス流量は差圧トランスデューサを用いて測定できる。
b
機能的残気量はスパイロメトリーで測定できる。
c
パルスオキシメータはガラス管に密封された標準血液で校正する。
d
残気量はスパイロメトリーで測定できる。
e
カプノメーターは換気のモニターとして有用である。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
57
臨床工学技士国家試験 - 第12回 午後
正答率:58% 類似度 60.8%
血液透析器の性能指標で誤っているのはどれか。
1
クリアランス
2
限外濾過率
3
総括物質移動係数
4
KT/V
5
ふるい係数
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67
臨床工学技士国家試験 - 第15回 午前
正答率:79% 類似度 60.8%
心臓ペースメーカについて正しいのはどれか。
1
体外式ペースメーカのディマンド感度は変更できない。
2
ディマンド型ではパルスレートは固定されている。
3
プログラマブル・ペースメーカのパラメータは体外から変更できる。
4
体内式ペースメーカの電源には水銀電池が使用される。
5
パルス振幅は約5V、パルス幅は約10msである。
67
臨床工学技士国家試験 - 第1回 午後
正答率:84% 類似度 60.7%
心臓ペースメーカについて正しいのはどれか。
a
心臓の洞結節の部分の機能を人工的に代行する。
b
体外式(携帯式)ペースメーカの電極リード線を取り扱う場合には、ゴム手袋を着用する。
c
ディマンド感度は常に10mV以上にしておく。
d
体内植込み式ペースメーカには水銀電池しか使用できない。
e
長期間使用するときには体内植込み式よりも体外式ペースメーカを用いた方が良い。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
70
臨床工学技士国家試験 - 第35回 午後
重要度:低 正答率:82% 類似度 60.7% 解説あり
体外循環における血液希釈の利点はどれか。
1
溶血の軽減
2
血液粘性の増加
3
酸素運搬能の増加
4
膠質浸透圧の上昇
5
代謝性アルカローシスの軽減

解説

体外循環での血液希釈は、ヘマトクリットと血漿タンパクを下げて血液粘度を低下させることで、回路内・微小循環の流れを改善し、ポンプ・酸素ator・狭窄部でのせん断応力を減らす。その結果、機械的損傷に伴う溶血が抑えられる点が主な利点である。一方で、赤血球と血漿タンパクの希釈により酸素運搬能と膠質浸透圧は低下し、浮腫や組織酸素供給の不利を招き得るため、適正な希釈範囲の管理が重要となる。代謝面では、流れの改善により組織低灌流が是正されれば代謝性アシドーシスの改善方向に働くが、代謝性アルカローシスの軽減という直接的効果は期待されない。

選択肢別解説

1
正解

正しい。血液希釈によりヘマトクリットが低下すると血液粘度が下がり、回路・末梢でのせん断応力が減少する。これにより機械的溶血(ポンプ、酸素ator、狭小部通過時の赤血球損傷)が軽減される。適正範囲での希釈管理が前提である。

2
不正解

誤り。血液希釈はヘマトクリット低下を通じて血液粘度を低下させる。よって粘性の『増加』は利点ではなく、実際には減少が得られる。

3
不正解

誤り。赤血球・ヘモグロビンの希釈により動脈血酸素含量(CaO2)は低下し、血液自体の酸素運搬能は低下する。体外循環ではポンプ流量で酸素供給量(DO2)を補い得るが、『運搬能の増加』とはいえない。

4
不正解

誤り。血漿タンパクが希釈されるため膠質浸透圧は低下し、組織間質への水移動が増えて浮腫のリスクとなる。上昇は起こらない(コロイド製剤で補填しない限り)。

5
不正解

誤り。血液希釈の主効果は流動性改善であり、低灌流の是正によって代謝性アシドーシスが改善し得る。一方、代謝性アルカローシスの軽減を直接もたらす根拠はない。

69
臨床工学技士国家試験 - 第20回 午前
正答率:70% 類似度 60.7% 解説あり
フィンガポンプとシリンジポンプについて正しいのはどれか。
a
フィンガポンプはチューブを順次圧迫して薬液を送り出す。
b
フィンガポンプの滴下センサには可視光線が用いられる。
c
シリンジポンプにはフリーフローは発生しない。
d
微少流量の薬液投与にはフィンガポンプの方が適している。
e
塩化ビニル吸着性薬剤の投与にはシリンジポンプの方が適している。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

解説

フィンガポンプはペリスタルティック(蠕動)方式で、並列配置されたフィンガがチューブを順に圧迫して送液するため、選択肢1は正しい。滴下センサは一般に赤外光(IR)で滴下を検出するため、可視光を用いるとする選択肢2は不適切。シリンジポンプでもシリンジの固定不良やクランプ開放など条件が整うと落差により薬液が流出するフリーフローが起こり得るため、発生しないと断定する選択肢3は誤り。微少流量や高精度が求められる投与は脈動が小さく制御精度の高いシリンジポンプが適しており、フィンガポンプが適するという選択肢4は誤り。PVC(塩化ビニル)への吸着性が問題となる薬剤(例:ニトログリセリン、インスリンなど)ではチューブへの吸着を回避しやすいシリンジポンプの使用が推奨されるため、選択肢5は正しい。

選択肢別解説

a
正解

正しい。フィンガポンプはペリスタルティック方式で、複数のフィンガがチューブを上流から下流へ順次圧迫して薬液を送り出す。チューブ内腔の変形で送液するため、薬液はポンプ機構に直接触れない。

b
不正解

誤り。滴下センサは一般に赤外LEDとフォトセンサを用いて滴の通過を検出する。可視光より外乱の影響を受けにくい赤外光が用いられるのが標準的であり、「可視光線が用いられる」との断定は不正確。

c
不正解

誤り。フリーフロー(ポンプ停止中に落差で薬液が流出する現象)は、シリンジの固定不良やアンチフリーフロー機構未作動、ストッパ外し・クランプ開放などでシリンジポンプでも起こり得る。多くの機種は防止機構を備えるが、発生しないと断言はできない。

d
不正解

誤り。フィンガポンプは構造上の脈動とチューブ弾性の影響で微少流量域の精度が劣り、一般に定常精度は±5〜10%程度(機種・条件に依存)。シリンジポンプはピストン駆動で微少流量の制御に優れ、±2〜3%程度の精度が期待でき、微量投与に適する。

e
正解

正しい。PVC(塩化ビニル)製輸液ラインにはニトログリセリンやインスリンなどの吸着が生じやすい。シリンジ(多くはガラスやPP/PC)を用いるシリンジポンプは吸着影響を低減しやすく、これら薬剤の投与に適する(臨床では非PVCラインの使用も併用される)。

35
臨床工学技士国家試験 - 第7回 午後
正答率:78% 類似度 60.7%
人工呼吸下の患者の動脈血二酸化炭素分圧を下げるために行う設定条件の変更で正しいのはどれか。
a
PEEP(呼気終末陽圧)を3cmH2Oから8cmH2Oにする。
b
酸素濃度を40%から60%にする。
c
換気回数を10回/分から15回/分にする。
d
1回換気量二を400mlから600mlにする。
e
吸気相:呼気相比(I:E比)を1:2から1:3にする。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
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