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臨床工学技士国家試験

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第33回 午前 第56問
20件の類似問題
人工心肺の構成要素とその目的で誤っているのはどれか。...
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47
臨床工学技士国家試験 - 第10回 午後
正答率:96% 類似度 76.8%
人工心肺について正しいのはどれか。
a
抗凝固剤としてヘパリンを用いる。
b
送血カニューレの不適切な固定は動脈回路内圧の異常の原因になる。
c
加温器の温水の温度が高いほど溶血が少ない。
d
動脈送血用カニューレが細いと血管内で流れが乱れない。
e
ローラ圧迫度が強すぎると溶血が起こる。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
51
臨床工学技士国家試験 - 第1回 午後
正答率:69% 類似度 76.6%
人工心肺における体外循環中の事故への対応として誤っているのはどれか。
1
膜型肺における血液の漏出・・・・・・・・人工肺の交換
2
送血カニューレの脱落・・・・・・・・・・・・送血ポンプの停止
3
脱血カニューレの脱落・・・・・・・・・・・・脱血回路の閉鎖
4
大量の空気塞栓・・・・・・・・・・・・・・・・・送血ポンプの停止
5
停電による送血ポンプの停止・・・・・・脱血回路の閉鎖
49
臨床工学技士国家試験 - 第17回 午後
正答率:77% 類似度 76.5%
人工心肺に用いる熱交換器について誤っているものはどれか。
1
42°C未満の温水を流す。
2
送血温は灌流水の温度と流量で調節する。
3
金属製より樹脂製が多く使用されている。
4
深部温と送血温との差に注意して冷却する。
5
人工肺一体型では回路の単純化が図られる。
38
臨床工学技士国家試験 - 第7回 午後
正答率:68% 類似度 76.5%
人工心肺について正しいのはどれか。
a
送血部位として左房が用いられる。
b
ローラポンプのチューブが完全圧閉の場合に高度の溶血が生じる。
c
心内還流血はなるべく弱い圧で吸引するのがよい。
d
送血カニューレはできるだけ大きなサイズがよい。
e
回路の滅菌に使うエチレンオキサイドガス(EOG)は溶血に関係ない。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
52
臨床工学技士国家試験 - 第17回 午後
正答率:80% 類似度 76.2%
貯血槽について誤っているものはどれか。
1
循環血液量のバランスコントロールの役割を持つ。
2
脱血カニューレから吸引した気泡を除去する。
3
貯血量の低下は送血回路への気泡混入の危険を招く。
4
体外循環中の貯血量は一定である。
5
薬液の注入にも用いられる。
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40
第二種ME技術認定試験 - 第35回 午後
類似度 76.1%
人工心肺から体内へ送られる血液の温度をモニタする箇所として正しいのはどれか。
1
冷温水槽
2
静脈回路
3
人工肺の流出部
4
血液ポンプの流出部
5
貯血槽
53
臨床工学技士国家試験 - 第21回 午後
正答率:79% 類似度 76.0% 解説あり
人工心肺に用いる熱交換器について誤っているのはどれか。
1
42℃未満の温水を流す。
2
送血温は灌流水の温度と流量とで調節する。
3
金属製より樹脂製が多く使用されている。
4
深部温と送血温との差に注意して冷却する。
5
人工肺一体型では回路の単純化が図られる。

解説

人工心肺の熱交換器は、冷温水供給装置からの灌流水と血液との熱交換で体温管理を行う。安全上、温水は一般に42℃未満に制限され(装置には上限温度安全機構が付くことが多い)、急峻な温度勾配はガス溶解度の変化やタンパク変性、組織損傷のリスクを高めるため避ける。送血温は灌流水(冷温水)の温度とその流量により実務上調節する。材質は熱伝導率の高い金属(ステンレス、アルミなど)が主流であり、樹脂製が多数派という記述は誤り。人工肺一体型の熱交換器は接続点を減らし、回路の単純化や充填量の低減に寄与する。冷却・復温時は送血温と深部温(例:鼻咽頭温)との差をおおむね10℃以内に保つのが一般的な目安である。

選択肢別解説

1
不正解

正しい。血液温が過度に上がると血漿タンパク質の変性や溶存ガスの変化を招くため、冷温水供給装置の温水は通常42℃未満に制限され、装置には上限温度の安全機構が備わる。

2
不正解

正しい。送血温は熱交換器での熱移動により決まり、実務上は灌流水(冷温水)の温度設定と灌流水の流量調整で制御する。熱交換効率や血液流量にも影響されるが、選択肢の記述としては適切。

3
正解

誤り。熱伝導効率が重要なため、熱交換器は熱伝導率の高い金属(ステンレスやアルミ)製が一般的である。樹脂は生体適合性などの利点がある用途もあるが、熱交換器の主流材質ではない。

4
不正解

正しい。急激な温度勾配は組織傷害や不整脈、ガス形成リスクを高めるため、冷却時(復温時も同様)には送血温と深部温の差をおおむね10℃以内に保つなど慎重に管理する。

5
不正解

正しい。人工肺と熱交換器の一体型は接続部が減るため回路の単純化や血液充填量の低減につながり、取り扱いも容易になる。

22
第二種ME技術認定試験 - 第38回 午後
正答率:67% 類似度 75.9%
人工心肺用遠心ポンプについて正しいのはどれか。
1
ポンプヘッドの外周側から血液を流入させる。
2
流量計は不要である。
3
ベントポンプとして使用できる。
4
ポンプ出口を閉鎖してからポンプを停止させる。
5
気泡を取り除くために回転体の軸周辺を強く叩く。
50
臨床工学技士国家試験 - 第17回 午後
正答率:80% 類似度 75.9%
人工心肺による体外循環中に溶血の原因とならないのはどれか。
1
過度の吸引
2
送血カニューレにおけるジェットの形成
3
熱交換器における加熱のしすぎ
4
使用血液の血液型不適合
5
等張電解質溶液による過剰の血液希釈
70
臨床工学技士国家試験 - 第33回 午後
重要度:低 正答率:68% 類似度 75.9% 解説あり
人工心肺回路の動脈フィルタについて正しいのはどれか。
a
メッシュサイズは200〜400 $\mu$mである。
b
親水性のメッシュが使用される。
c
血液は上部から流入し、下部から流出していく。
d
回路の最後に装着する。
e
エアトラップと同様の構造である。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

解説

動脈フィルタは送血回路の最下流(患者直前)に設置し、微小異物や微小気泡を最終的に除去する装置である。多くの市販品は疎水性スクリーン(おおむね約40 µm程度)を備え、血液はフィルタ上部から流入して旋回・整流され、下部から流出する。気泡は浮力により上部に集められ、ベントポートから排気される。エアトラップは主に気泡除去を目的とする器材であり、動脈フィルタとは構造・目的が同一ではない。

選択肢別解説

a
不正解

誤り。動脈フィルタのスクリーン(メッシュ)開口は一般に約40 µm程度であり、記載の“nm”は桁が不適切で、200〜400 µmという表現であっても大きすぎて微小異物・微小気泡の捕捉目的に合致しない。よって正しくない。

b
不正解

誤り。血液は通すが気泡は通さない目的から、疎水性スクリーン(メッシュ)が用いられることが一般的である。親水性では気泡分離性能が低下しやすく、設計意図に合致しない。

c
正解

正しい。多くの動脈フィルタは上部から血液が流入し、内部で旋回・整流しながら下部より流出する流路設計で、気泡は浮力により上部に集まりベントから排気できる。

d
正解

正しい。患者への送血直前(送血回路の最下流)に装着し、酸素ator・ポンプ以降で混入し得る微小気泡や異物を最終段でトラップする。

e
不正解

誤り。エアトラップは気泡除去を主目的とする容器形状・流路設計で、動脈フィルタのような微粒子を捕捉する細かなスクリーンを前提としない。目的と内部構造が同一ではないため不適切。

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47
臨床工学技士国家試験 - 第9回 午後
正答率:78% 類似度 75.7%
人工心肺使用中の状態として適切でないのはどれか。
a
血液流量4L/分でリザーバ液面レベルは500mlになっている。
b
灌流血圧は70mmHgになっている。
c
回路内圧は400mmHgになっている。
d
加温装置で復温時の循環水温度は45°Cである。
e
開心操作中は心電図がフラットになっている。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
48
臨床工学技士国家試験 - 第15回 午後
正答率:78% 類似度 75.7%
体外循環時に血漿遊離ヘモグロビンの増加が認められたとき、原因でないのはどれか。
1
人工肺など異物への血液の接触
2
送血ポンプの圧閉度の調節不良
3
太い送血カニューレの使用
4
心腔内血液吸引回路からの多量の空気の吸引
5
熱交換器における血液と温水との温度差の増大
6
第二種ME技術認定試験 - 第40回 午後
類似度 75.7%
PCPSについて誤っているのはどれか。
1
経皮的カニューレを用いる。
2
膜型人工肺を用いる。
3
遠心ポンプを用いる。
4
閉鎖回路である。
5
貯血槽を用いる。
52
臨床工学技士国家試験 - 第12回 午後
正答率:79% 類似度 75.4%
人工心肺による体外循環中に溶血の原因とならないのはどれか。
1
過度の吸引
2
送血カニューレにおけるジェットの形成
3
熱交換器における加熱のしすぎ
4
使用血液の血液型不適合
5
リンゲル液による過剰の血液希釈
46
第二種ME技術認定試験 - 第34回 午後
類似度 75.4%
人工心肺装置の定期点検項目でないのはどれか。
1
人工肺のリーク
2
気泡検出器の動作
3
酸素ブレンダの精度
4
ローラポンプの回転数
5
バックアップ電源の動作
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69
臨床工学技士国家試験 - 第32回 午後
重要度:低 正答率:90% 類似度 75.4% 解説あり
人工心肺における遠心ポンプについて正しいのはどれか。
a
流量計は不要である。
b
吸引ポンプに用いることができる。
c
ローラポンプに比べて血液損傷が少ない。
d
回路閉塞時に回路破裂の心配がない。
e
空気を送り込む心配がない。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

解説

遠心ポンプは回転体の遠心力で血液を送る非閉塞(非オクルーシブ)型ポンプで、回転数だけでは流量が一意に決まらず、前負荷・後負荷や回路抵抗により流量が大きく変動する。そのため回転数表示だけでは安全管理が不十分で、動脈側に超音波や電磁式の流量計を装着して流量を直接監視することが必須である。非閉塞型ゆえに下流閉塞時でも圧力上昇は限定的で回路破裂の危険性が低く、また接触圧迫で送液するローラポンプに比べ溶血・血小板障害が少ない。一方、吸引(カーディオトミーサクション)には空気混入が多く、遠心ポンプは大量の空気を扱えず失プライミングや微小気泡の送出を招くため不適である。空気混入時には微小化された気泡が体内へ送られる可能性があるため、気泡検出器や空気除去デバイスと併用しても“空気を送り込む心配がない”とは言えない。

選択肢別解説

a
不正解

誤り。遠心ポンプは前負荷・後負荷に流量が依存し、同一回転数でも流量が変動するため、流量計による直接計測・監視が必要である。回転数表示のみでは安全管理ができない。

b
不正解

誤り。吸引回路は空気混入が多く、遠心ポンプは大量の空気で失プライミングや微小気泡の送出を招くため不適。一般に吸引にはローラポンプを用いる。

c
正解

正しい。遠心ポンプは非接触・非閉塞で剪断ストレスが比較的低く、接触圧迫で送液するローラポンプより溶血や血小板障害が少ないとされる。

d
正解

正しい。遠心ポンプは非閉塞型で、下流閉塞時はヘッド内でスリップや再循環が生じ圧力上昇が限定されるため、ローラポンプのように危険な高圧を発生して回路破裂に至るリスクは極めて低い(実務上、破裂の心配はないと扱う)。

e
不正解

誤り。遠心ポンプでも空気が混入すれば微小化されて送出されうるため、空気塞栓のリスクは残る。気泡検出・遮断などの安全対策が不可欠で、“心配がない”とは言えない。

70
臨床工学技士国家試験 - 第38回 午後
正答率:33% 類似度 75.3%
遠心ポンプについて正しいのはどれか。
a
人工心肺停止時には送血回路を鉗子で遮断し血液逆流を防ぐ。
b
離脱前の低流量時には回転数による流量制御が困難である。
c
冷却時に流量を維持するには回転数を上げる必要がある。
d
人工心肺運転中の送血回路の遮断は禁忌である。
e
誤って空気を体内に送り込むことはない。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
39
臨床工学技士国家試験 - 第2回 午後
正答率:90% 類似度 75.2%
人工心肺による体外循環中に溶血の原因とならないのはどれか。
1
過度の吸引
2
送血カニューレにおけるjetの形成
3
熱交換器における加熱のし過ぎ
4
使用血液の血液型不適合
5
リンゲル液による過剰の血液希釈
48
臨床工学技士国家試験 - 第19回 午後
正答率:76% 類似度 75.1%
血液ポンプについて誤っているのはどれか。(体外循環装置)
a
拍動流ポンプはカニューレを細くしなければならない。
b
拍動流ポンプは一方向弁を必要とする。
c
遠心ポンプは圧力負荷によって流量が変化する。
d
遠心ポンプの血液損傷はローラポンプより軽度である。
e
遠心ポンプの回路閉塞時に回路破裂の危険がある。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
7
第二種ME技術認定試験 - 第33回 午後
類似度 75.1%
人工心肺について正しいのはどれか。
1
気泡型人工肺が現在もっとも多く使用される。
2
血液ポンプとしてフィンガポンプが用いられる。
3
血液は大動脈から脱血して右心房に送られる。
4
血液回路は塩化ビニル製である。
5
心筋保護液は体外循環開始前に投与する。
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