第9回国試午後49問の類似問題

国試第17回午前:第10問

溶血が起こると血漿中の濃度が上昇するイオンはどれか。

1: ナトリウム

2: カリウム

3: 塩素

4: カルシウム

5: 重炭酸

ME2第33回午前:第58問

透析について誤っているのはどれか。

1: 透析回路内への造血剤の投与が可能である。

2: 透析回路内へのビタミンD製剤の投与が可能である。

3: 緊急時には透析を中断することもある。

4: 静脈圧上昇の原因として回路内凝固がある。

5: インスリンは透析されるため高血糖をきたすことがある。

国試第29回午前:第29問

観血式血圧測定について正しいのはどれか。

1: チューブ内に気泡が混入すると平均血圧が下がる。

2: 血管内に留置したカテーテル内を蒸留水で満たす。

3: 加圧バッグの内圧は収縮期血圧に等しくする。

4: ゼロ校正の基準は中心静脈圧が使われる。

5: フラッシュデバイスは抗凝固薬の持続注入機能をもつ。

国試第2回午前:第9問

血液と体液について誤っているのはどれか。

1: 細胞内液で最も多い陽イオンはK+である。

2: 血液から血球成分を除いた部分が血漿である。

3: HCO3-は体液の弱アルカリ性を保持する働きがある。

4: 1mmol/Lの濃度のCa2+イオンは1mEq/Lに等しい。

5: 細胞外液量は細胞内液量の1/2~1/3である。

国試第1回午後:第51問

人工心肺における体外循環中の事故への対応として誤っているのはどれか。

1: 膜型肺における血液の漏出・・・・・・・・人工肺の交換

2: 送血カニューレの脱落・・・・・・・・・・・・送血ポンプの停止

3: 脱血カニューレの脱落・・・・・・・・・・・・脱血回路の閉鎖

4: 大量の空気塞栓・・・・・・・・・・・・・・・・・送血ポンプの停止

5: 停電による送血ポンプの停止・・・・・・脱血回路の閉鎖

国試第8回午後:第74問

非ニュートン流体について正しいのはどれか。

a: 密度が流速によって変化する。

b: 血液の非ニュートン性を決めているのは血漿である。

c: 流れる際に力学的エネルギーは消費されない。

d: 赤血球は血液の非ニュートン性に大きな影響を及ぼす。

e: キャッソンの式は血液の流れを表すのに適した実験式である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第25回午後:第74問

人工心肺中のトラブルとその対応との組合せで正しいのはどれか。

a: 脱血カニューレの脱落 ------------- 送血ポンプの停止

b: 膜型人工肺におけるwlung ------ 人工肺の交換

c: 人工肺内の血栓形成 ------------- ヘパリンの追加投与

d: 熱交換器の水漏れ --------------- 冷温水槽の交換

e: 大動脈内への気泡の誤送 ----------- 送血ポンプの逆回転

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第28回午後:第79問

血液透析回路への空気侵入の原因となるのはどれか。

a: 抗凝固薬注入ラインの外れ

b: 透析膜破損による血液漏出

c: 動脈側穿刺針と回路の接続不良

d: 補液ラインの閉鎖忘れ

e: 静脈側穿刺針と回路の接続不良

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第31回午後:第11問

人工心肺について誤っているのはどれか。

1: 静脈から脱血し、酸素加した血液を動脈に送る。

2: 現在の人工肺の主流は気泡型人工肺である。

3: 血液ポンプにはローラポンプと遠心ポンプがある。

4: 出血を回収する吸引回路がある。

5: 代謝を下げるために低体温にすることがある。

国試第27回午後:第72問

人工心肺による体外循環で潅流圧低下を引き起こすのはどれか。

a: 大動脈遮断解除

b: 血漿増量剤投与

c: 冷却開始

d: 血管収縮剤投与

e: 大動脈解離

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第13回午後:第47問

低体温によって起こる現象はどれか。

a: 酸・塩基平衡の変化

b: 酸素需要の減少

c: 血清蛋白濃度の低下

d: 血液粘度の低下

e: 酸素-ヘモグロビン解離曲線の左方移動

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第10回午前:第17問

循環障害について正しいのはどれか。

a: 血液中のグロブリンが減少すると浮腫が起こる。

b: 静脈内にできた血栓が剥離すると脳に塞栓を起こす。

c: 肝硬変により食道静脈瘤が生しる。

d: 脳底動脈輪の動脈瘤はクモ膜下出血の原因となる。

e: 播種性血管内凝固症侯群(DIC)により出血傾向が生じる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第20回午前:第19問

誤っているのはどれか。(人の構造及び機能)

1: 体液は成人体重の60%を占める。

2: 細胞外水分量は体液の60%を占める。

3: 静脈圧の上昇によって浮腫が生じる。

4: 血漿膠質浸透圧の低下によって浮腫が生じる。

5: リンパ管の閉塞によって浮腫が生じる。

国試第15回午後:第51問

体外循環中の生体監視について誤っているのはどれか。

1: 動脈圧は臓器の灌流状態の指標となる。

2: 中心静脈圧は循環血液量を反映する。

3: 直腸温は深部体温を反映する。

4: 尿量は毎時20ml/kg以上に保つ。

5: 血液ガス分析値は人工肺機能の指標となる。

国試第33回午後:第74問

成人男性の人工心肺完全体外循環中のトラブルやその対応について正しいのはどれか。

1: 貯血槽が完全に空にならなくても空気の誤送が生じ得る。

2: 動脈解離発生時には送血流量を増やし続行する。

3: 脱血不良時には脱血カニューレをより深く挿入する。

4: 人工肺内血栓形成時にはヘパリンの追加投与を行う。

5: 脱血回路に持続的に微小気泡が引けてくる場合は直ちに送血を停止する。

国試第35回午前:第83問

正しいのはどれか。 

a: 毛細血管内を通過する際、赤血球は変形する。 

b: 血管内膜のコラーゲンが増加すると脈波伝搬速度が速くなる。 

c: 大動脈における動圧の値は静圧よりも大きい。 

d: 細動脈では血球が血管壁部に集まる。 

e: 安靜立位状態では平均動脈圧は測定部位に関わらず同じである。 

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第36回午前:第73問

人工心肺を用いた体外循環について正しいのはどれか。

1: .ヘパリンは送血管および脱血管の挿入が完了した後に投与する。

2: .ACT(活性化凝固時間)は150~250秒に維持する。 

3: 目標とする至適灌流量が得られた状態を完全体外循環という。 

4: 血液希釈限界はヘモグロビン10g/dLである。 

5: 復温灌流中には送脱血温の温度較差を10℃以内とする。 

国試第27回午前:第71問

人工心肺による体外循環中の変化について正しいのはどれか。

1: 血糖値は低下する。

2: 血中カリウム値は上昇する。

3: 血中レニン活性は低下する。

4: 血中アドレナリン値は上昇する。

5: 血中インターロイキン-6値は低下する。

国試第31回午後:第7問

体液調節に関わる物質の作用で正しいのはどれか。

a: レニンは血中アンギオテンシンを減少させる。

b: アンギオテンシンIIは細動脈を拡張させる。

c: アルドステロンはNa+の再吸収を促進する。

d: バソプレッシンは水の再吸収を促進する。

e: 心房性ナトリウム利尿ペプチドは水の再吸収を抑制する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第2回午後:第35問

拍動型ポンプについて正しいのはどれか。

a: 装置を小型にすることができる。

b: 臓器・組織の血液循環がよい。

c: 無拍動に比べて太いカニューレを必要とする。

d: 長時間の体外循環に適している。

e: 流れが層流なので溶血が少ない。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e