医学概論の過去問


国試第17回午前:第12問

気道について正しいのはどれか。

a: 気管は喉頭の下から始まる。

b: 気管に声門がある。

c: 声帯は綿毛上皮で覆われている。

d: 気管支は肺内では分枝しない。

e: 細気管支以下の気道壁に軟骨は存在しない。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第17回午前:第11問

腎臓と尿の生成について誤っているのはどれか。

1: アルドステロンはカルシウムイオン(Ca2+)の排泄量を調節する。

2: 抗利尿ホルモン(ADH)は体液の浸透圧を調節する。

3: 重炭酸イオン(HCO3-)は体液のpH調節に関与する。

4: 尿細管の対向流系は尿の濃縮に重要である。

5: レニン・アンギオテンシン系は血圧を調節する。

国試第17回午前:第10問

溶血が起こると血漿中の濃度が上昇するイオンはどれか。

1: ナトリウム

2: カリウム

3: 塩素

4: カルシウム

5: 重炭酸

国試第17回午前:第9問

気管支を拡張させるのはどれか。

1: アドレナリン

2: アセチルコリン

3: β遮断薬

4: プロラクチン

5: アルドステロン

国試第17回午前:第8問

最も血圧が低いのはどれか。

1: 大動脈

2: 上腕動脈

3: 毛細血管

4: 上大静脈

5: 肺動脈

国試第17回午前:第7問

誤っているのはどれか。

1: 医事紛争の件数は我が国では最近とくに増加している。

2: 医師の誤った指示で臨床工学技士が装置を操作したために発生した事故に対し、臨床工学技士は法的責任を免れる。

3: 臨床工学技士が機械の操作を誤って患者に被害を与えた場合、民事上の責任を問われることがある。

4: 臨床工学技士の刑事上の責任は業務上過失致死・傷害罪などである。

5: 臨床工学技士に対する行政上の処分は、民事・刑事とは直接の関係なしに行われる。

国試第17回午前:第6問

生活習慣病と危険因子との組合せて誤っているのはどれか。

1: 消化性潰瘍 喫煙

2: 糖尿病 肥満

3: 虚血性心疾患 ストレス

4: 高血圧 塩分摂取

5: 肺癌 脂肪摂取

国試第17回午前:第5問

正しいのはどれか。

1: 不快指数は気温と湿度から計算する。

2: 有効温度とは体温を上昇させる気温のことである。

3: 熱射病で死亡することはない。

4: 人の温熱感覚に風速は影響しない。

5: 熱けいれんとは激しいけいれんによって発熱することである。

国試第17回午前:第4問

健康指標となるのはどれか。

a: 平均余命

b: 乳児死亡率

c: 離婚率

d: 出生率

e: 罹患率

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第17回午前:第3問

現在の死因別にみた粗死亡率の順位で正しいのはどれか。第1位-第2位-第3位

1: 悪性新生物 脳血管疾患 不慮の事故

2: 心疾患 肺炎・気管支炎 悪性新生物

3: 肺炎・気管支炎 不慮の事故 悪性新生物

4: 悪性新生物 心疾患 肺炎・気管支炎

5: 心疾患 悪性新生物 不慮の事故

国試第17回午前:第2問

関係のない組合せはどれか。

1: ジェンナー(Edward Jenner ) 種痘

2: ウィルヒョウ(RudolfL.KVirchow) C型肝炎

3: レーベンホッフ(Antony van Leeuwenhoek) 顕微鏡

4: フレミング(Alexander Fleming ) ペニシリン

5: ナイチンゲール(Florence Nightingale) クリミア戦争

国試第17回午前:第1問

臨床工学校士としての倫理に反する行為はどれか。

1: 勤務時間中に病院内で道に迷っていた患者を案内した。

2: 病院見学に来た高校生に頼まれて人工呼吸器の操作法を説明した。

3: 報道関係者に入院している国会議員の病状を知っている範囲で説明した。

4: 患者に薬の副作用について尋ねられたが薬剤師に聞くようにと答えた。

5: 医師に医療過誤に関連してデータの書き直しを依頼されたが断った。

国試第16回午後:第83問

人体の水の重量比について正しいのはどれか。

1: 小児は成人より小さい。

2: 成人女性では約75%である。

3: 成人男性は成人女性より大きい。

4: 体重に比例する。

5: 体脂肪が多いほど大きい。

国試第16回午前:第44問

ヘパリンの中和薬はどれか。

1: トロンビン

2: ウロキナーゼ

3: アンチトロンビンIII

4: ビタミンK

5: プロタミン

国試第16回午前:第43問

正しい組合せはどれか。

a: ベンゾジアゼピン 抗不安薬

b: イミプラミン 抗てんかん薬

c: キニジン 強心薬

d: アスピリン 抗血栓薬

e: ヒスタミンH1拮抗薬 抗アレルギー薬

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第16回午前:第35問

A型とAB型の両親の子供に生じ得る血液型はどれか。

1: A型とB型のみ

2: A型とAB型のみ

3: B型とAB型のみ

4: A型とO型とAB型のみ

5: A型とB型とAB型のみ

国試第16回午前:第27問

正しいのはどれか。

a: 1腎当たり10万個のネフロンが存在する。

b: 糸球体濾過量は約100ml/分である。

c: 糸球体から濾過された水の99%は尿細管で再吸収される。

d: 遠位尿細管ではカリウムイオンが分泌される。

e: 集合管では再吸収は行われない。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第16回午前:第18問

検査について正しいのはどれか。

a: 糖値が50mg/dl以下になった場合を低血糖という。

b: プロトロンビン時間の測定は腎機能スクリーニングに適している。

c: 血清アルカリホスファクーゼ(ALP)は心筋梗塞で高値を示す。

d: αフェトプロテイン(AFP)は肝細胞癌の診断に用いられる。

e: ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染していてもHIV抗体が陰性を示す場合がある。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第16回午前:第17問

虚血によって最も早く不可逆的障害を受ける部位はどれか。

1: 脳

2: 腎

3: 肺

4: 肝

5: 皮膚

国試第16回午前:第16問

腫瘍について誤っているのはどれか。

a: リンパ行性転移は癌腫より肉腫で頻度が高い。

b: 膨張性発育を示す腫瘍は摘出手術後の予後が良い。

c: 肝や肺には癌の血行性転移が起こりやすい。

d: 腫瘍細胞が腹膜などに散布性に広がることを播腫という。

e: 摘出手術後に再発がある場合を悪性腫瘍という。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e