医学概論の過去問


国試第29回午前:第5問

炎症の早期過程でみられないのはどれか。

1: 血管透過性の亢進

2: 白血球の遊出

3: 炎症性メディエータの放出

4: 血栓形成

5: 肉芽組織の構築

国試第29回午前:第4問

正しいのはどれか。

a: ブドウ糖は二糖類である。

b: 核酸は脂質を含む。

c: タンパク質はアミノ酸から構成される。

d: アミノ酸はカルボキシル基をもつ。

e: 酵素は触媒の作用を有する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第29回午前:第3問

鉄を輸送する主要な血漿蛋白はどれか。

1: トランスフェリン

2: ヘモグロビン

3: リポ蛋白

4: セルロプラスミン

5: アルブミン

国試第29回午前:第2問

医療法における医療事故に含まれるのはどれか。

1: 通院途上の転倒による捻挫

2: 院内感染での入院期間の延長

3: 医療に起因する死亡

4: 医師による不適切な発言

5: 臨床工学技士によるカルテの改ざん

国試第29回午前:第1問

本人あるいは保護者の同意を得ないで次の行為を行った。医療機関における個人情報の取り扱いとして適切でないのはどれか。

1: 意識不明の患者の病状を家族に説明した。

2: 検査のため採取した血液を患者氏名の書かれたスピッツに入れ検査業者に渡した。

3: 大震災直後に家族からの問合せに対し本人の生死を答えた。

4: 児童虐待が疑われたので、市町村に児童名を通告した。

5: 生徒の回復見込みについて、付き添ってきた担任教師に回答した。

国試第28回午後:第9問

正しいのはどれか。

1: 肝臓の栄養血管は門脈である。

2: 肝静脈は胃腸からの血液を肝臓に運ぶ。

3: 担管は胆汁を空腸に運ぶ。

4: 肝小葉の中で肝細胞は放射状に配列している。

5: 肝細胞はブドウ糖からアルブミンを作る。

国試第28回午後:第8問

腎臓について誤っているのはどれか。

1: 右腎は左腎よりも下方にある。

2: 腎動脈は腎門から入る。

3: 腎小体は糸球体とボーマン嚢からなる0

4: 腎小体は髄質に存在する。

5: 腎小体とそれに続く尿細管を合わせてネフロンという。

国試第28回午後:第7問

抗トロンビン作用による凝固阻止剤はどれか。

1: EDTA

2: ヘパリン

3: ワルファリン

4: シュウ酸ナトリウム

5: クエン酸ナトリウム

国試第28回午後:第6問

誤っているのはどれか。

1: 横隔膜は吸気持に収縮する。

2: 上腕三頭筋は伸筋である。

3: 胸鎖乳突筋は身体の長軸に対し斜走する。

4: 僧帽筋は菱形をしている。

5: 三角筋は殿部にある。

国試第28回午後:第5問

血清の測定値の基準値で正しいのはどれか。

1: Na+ :1mEq/L

2: K+ : 3.0 mEq/L

3: Ca : 5.0 mg/dL

4: P : 5.0 mg/ dL

5: HCO: 24 mEq/L

国試第28回午後:第4問

物理的原因による障害のうちDNA損傷を伴うことが多いのはどれか。

a: 放射線

b: 紫外線

c: 高温

d: 気圧変動

e: 電気

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第28回午後:第3問

内因性の神経伝達物質でないのはどれか。

1: アセチルコリン

2: ドパミン

3: Lグルタミン酸

4: ノルアドレナリン

5: アンフェタミン

国試第28回午後:第2問

DNAを構成する塩基でないのはどれか。

1: アデニン

2: チミン

3: グアニン

4: シトシン

5: キサンチン

国試第28回午後:第1問

一次予防で正しい組合せはどれか。

1: 腎不全 ---------- 透析療法

2: 高血圧 ---------- 降圧剤投与

3: 脳卒中 ---------- 過労の防止

4: 心筋梗塞 -------- 心電図検査

5: 骨折 ------------ リハビリテーション

国試第28回午前:第9問

錐体路が交叉するところはどれか。

1: 大脳基底核

2: 脳梁

3: 中脳

4: 延髄

5: 脊髄

国試第28回午前:第8問

イヌリンクリアランスの検査を実施した。イヌリンは血築中濃度0. 80 mg/dL、尿中濃度65 mg/dL、1分間の尿量は 1.6 mL であった。イヌリンクリアランス [mL/min] はどれか。

1: 33

2: 52

3: 83

4: 100

5: 130

国試第28回午前:第7問

血圧上昇の原因とならないのはどれか。

1: 心拍出量の増加

2: 血管抵抗の上昇

3: 静脈還流量の減少

4: 交感神経活動の冗進

5: 循環血液量の増加

国試第28回午前:第6問

図に細胞の構造を示す。蛋白質が合成されるのはどれか。

28AM6-0

1: A

2: B

3: C

4: D

5: E

国試第28回午前:第5問

血栓形成を促進するのはどれか。

a: 血管内皮傷害

b: 血流低下

c: 線溶系充進

d: 貧血

e: 血管透過性の充進

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第28回午前:第4問

薬物について正しいのはどれか。

a: 脳には全身循環から薬物が移行しやすい。

b: 直腸内投与の方が経口投与よりも効果発現は早い。

c: 血衆蛋白と結合したものは薬理作用をもたない。

d: 生体内利用率とは経口投与薬物のうち全身を循環する薬物の割合を示す。

e: 生物学的半減期は投与薬物が血中から消失するまでの時間の 1/2 の時間である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e