第15回国試午後50問の類似問題

ME2第35回午後:第11問

血液透析について正しいのはどれか。

1: 拡散と限外濾過により物質除去を行う。

2: 透析液と血液は並流で流す。

3: 過剰の水分は浸透圧により除去する。

4: 抗凝固薬は使用しない。

5: 主に積層型の透析器を用いる。

国試第8回午前:第9問

浮腫の原因とならないのはどれか。

1: 毛細血管内圧の上昇

2: 血液膠質浸透圧の低下

3: リンパ管の閉塞

4: 毛細血管透過性の亢進

5: 粗織間液圧の上昇

国試第29回午後:第79問

血液透析の導入期にみられる不均衡症候群を予防する対策として誤っているのはどれか。

a: 小さな膜面積のダイアライザを使用する。

b: 高張液を返血側回路から投与する。

c: 透析時間を短くする。

d: 抗凝固薬の投与量を増量する。

e: 血流量を増加させる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第36回午前:第72問

人工心肺を用いた体外循環について誤っているのはどれか。

1: 体重あたりの適正灌流量は小児では成人に比べて多い。 

2: 血液希釈により末梢血管抵抗は低下する。 

3: 低体温により血中酸素溶解度は低下する。 

4: 低体温によりヘモグロビンの酸素結合力が高くなる。 

5: 低体温により血液粘稠度は上昇する。 

国試第4回午後:第47問

血液透析の原理について正しいのはどれか。

a: 半透膜では一部の溶質成分は膜を透過できない。

b: 拡散の推進力は2液間の粘度差である。

c: 拡散速度は溶質の大きさに依存しない。

d: 限外濾過の推進力は膜間にかかる圧力差である。

e: 限外濾過によって一部の溶質も膜を通過する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第36回午前:第52問

血液浄化法について誤っているのはどれか。

1: 腹膜透析は中分子量物質の除去能力に優れている。

2: 血液透析は小分子量物質の除去能力に優れている。

3: 血液濾過は中・大分子量物質の除去能力に優れている。

4: 血液透析ではタンパク質の喪失が少ない。

5: 血液濾過は血漿浸透圧変化が生じやすい。

ME2第34回午後:第35問

血液透析において次の項目を増加させた場合、小分子量物質(分子量500以下)のクリアランスに最も影響を与えるのはどれか。

1: 血流量

2: 膜面積

3: 透析時間

4: 透析液流量

5: 除水速度

国試第17回午後:第73問

血液の粘性率について正しいのはどれか。

a: せん断速度に依存しない。

b: ヘマトクリット値に依存する。

c: キャッソンの式によって定義される。

d: トリチェリの定理に従う。

e: 正常な血漿の粘性率は約10cPである。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第15回午後:第64問

腹膜透析について正しいのはどれか。

a: 生体膜による血液浄化法である。

b: 溶質除去は拡散による。

c: 除水は浸透圧差による。

d: 尿素クリアランスは一定である。

e: 腹腔内透析液量は一定である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第27回午前:第75問

血液浄化について正しい組合せはどれか。

a: 血漿吸着 全血から分離した血球成分を吸着器に潅流する。

b: 血液濾過 全血から逆浸透膜を用いて濾液を除去する。

c: 細胞分離 血液中の細胞成分を除去する。

d: 直接血液吸着 全血を直接吸着器に潅流する。

e: 血液透析 膠質浸透圧差を利用して除去する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第15回午後:第48問

体外循環時に血漿遊離ヘモグロビンの増加が認められたとき、原因でないのはどれか。

1: 人工肺など異物への血液の接触

2: 送血ポンプの圧閉度の調節不良

3: 太い送血カニューレの使用

4: 心腔内血液吸引回路からの多量の空気の吸引

5: 熱交換器における血液と温水との温度差の増大

ME2第32回午前:第53問

血液浄化法で血液の体外循環回路がないのはどれか。

1: 血液透析

2: 腹膜透析

3: 血液濾過

4: 血漿交換

5: 血漿吸着

国試第34回午後:第71問

人工心肺を用いた体外循環中の溶血について正しいのはどれか。

1: 膜型肺より気泡型肺の方が溶血は少ない。

2: 遠心ポンプよりローラポンプの方が溶血は少ない。

3: 高度溶血例ではヘパリンを追加する。

4: 細い送血カニューレを用いると溶血は少なくなる。

5: 血中カリウム濃度が上昇した場合、高度溶血を疑う。

国試第29回午前:第73問

人工心肺による体外循環において送血流量を上げるべきなのはどれか。

1: 脱血不良時

2: 大動脈遮断時

3: 大動脈遮断解除時

4: 復温時

5: 大動脈解離発生時

国試第6回午前:第26問

浮腫について正しいのはどれか。

a: 細胞内液が異常に増加した状態をいう。

b: 血液の膠質浸透圧上昇で起こる。

c: 血管内水分の血管外漏出や滲出で起こる。

d: 急性糸球体腎炎で認められる。

e: ネフローゼ症候群で認められる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第4回午前:第9問

血液について適切でない組合せはどれか。

1: 赤血球・・・・・・・・・・・酸素の運搬

2: 白血球・・・・・・・・・・・食作用

3: 血小板・・・・・・・・・・・免疫グロブリンの生成

4: フィブリノゲン・・・・・・凝固因子

5: アルブミン・・・・・・・・膠質浸透圧の保持

国試第22回午後:第74問

腹膜透析で正しいのはどれか。

a: 生体膜による血液浄化法である。

b: 溶質除去は拡散による。

c: 除水は浸透圧差による。

d: 尿素クリアランスは一定である。

e: 腹腔内透析液量は一定である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第10回午前:第30問

正しいのはどれか。

a: 特発性血小板減少性紫斑病では骨髄中の巨核球数が減少する。

b: 血小板無力症では血小板の凝集能に異常を認める。

c: 血友病Aでは凝固時間が延長する。

d: 播種性血管内凝固症侯群(DIC)では二次線溶が亢進する。

e: 肝障害が高度になってもビタミンK依存性凝固因子は正常である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第32回午後:第46問

血液透析施行中、常時監視すべき項目はどれか。

1: 抗凝固剤の濃度

2: 静脈側の回路内圧

3: 透析液のエンドトキシン濃度

4: 透析液の粘度

5: 消毒剤の残量

国試第6回午後:第47問

慢性透析患者の血圧上昇の原因として正しいのはどれか。

a: 血管内水分量の過剰

b: レニン分泌の過剰

c: BUNの上昇

d: 血中リン値の上昇

e: ヘマトクリット値の低下

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e