組織への酸素運搬量の改善がみられるのはどれか。
a: 肺動脈喫入圧が18 mmHg から30mmHgへ上昇
b: PaCO2が40mmHgから80mmHgへ上昇
c: ヘモグロビン濃度が7g/dlから12g/dl上昇
d: 心拍出量が2L/分から4L/分へ上昇
e: SaO2が75%から95%へ上昇
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
IABPの離脱開始基準で正しいのはどれか。
a: 心係数2.35/min/m2以上
b: 収縮期動脈圧100mmHg以上
c: 肺動脈楔入圧18mmHg以下
d: 混合静脈血酸素飽和度50%以上
e: 心電図ST変化2mm以上
手術中の患者の状態把握について正しいのはどれか。
a: 心音と呼吸音は食道聴診器で常時聴取できる。
b: 動脈血O2分圧は、パルスオキシメータで直接測定できる。
c: 麻酔中は、体温を測定しても意味がない。
d: 肺動脈楔入圧は左房圧を反映するものとされている。
e: 終末呼気CO2濃度は、換気量の適否の目安となる。
動脈血炭酸ガス分圧(PaCO2)を人工呼吸器の換気量設定の指標として用いる場合、適切な範囲はどれか。ただし、単位はmmHgとする。
1: 0~10
2: 10~20
3: 20~30
4: 30~50
5: 50~70
動脈血pH 7.25、PaCO2 38mmHg、HCO3- 16mEq/?の患者の酸塩基平衡で正しいのはどれか。(呼吸器学)
1: 呼吸性アシドーシス
2: 呼吸性アルカローシス
3: 代謝性アシドーシス
4: 代謝性アルカローシス
5: 呼吸性アシドーシスと代謝性アシドーシスの共存
健常人が大気圧環境で純酸素吸入を継続したときの肺胞気酸素分圧(mmHg)として最も近いのはどれか。
1: 360
2: 460
3: 560
4: 660
5: 760
健常成人の呼吸について誤っているのはどれか。
a: 赤血球は肺で酸素を取り込む。
b: 安静時の呼吸数は毎分10~12回である。
c: 気道における死腔は約150mlである。
d: 呼吸中枢は血液温に反応する。
e: 吸気は横隔膜が弛緩するときに起こる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
肺気量について誤っているのはどれか。
1: 肺活量は肺の容積に等しい。
2: 機能的残気量は安静時呼気終末の肺気量である。
3: 成人の安静時1 回換気量は400?500 mL 程度である。
4: 成人の安静時呼吸回数は1 分間回程度である。
5: 予備吸気量は安静吸気位から吸入できる最大の吸入量である。
人工心肺の適正灌流量について誤っているのはどれか。(体外循環装置)
1: 需要に見合う酸素を供給できる灌流量を保つ。
2: 体表面積あたりの成人の灌流量は乳児に比べて多い。
3: 常温体外循環では低体温体外循環と比べて灌流量を低く設定する。
4: 平均大動脈圧を60~80mmHgに維持する。
5: 混合静脈血酸素飽和度70%を目標に灌流量を調節する。
成人の人工心肺操作条件で適切でないのはどれか。(生体機能代行装置学)
1: ヘマトクリット値 : 25%
2: 混合静脈血酸素飽和度 : 75%
3: 送血流量 : 2.4L/min/m2
4: 平均動脈圧 : 70mmHg
5: 中心静脈圧 : 20mmHg
健常人の循環器系において圧力差がほとんどないのはどれか。
a: 左心室収縮期圧と右心室収縮期圧
b: 平均右心房圧と右心室拡張期圧
c: 平均上大静脈圧と肺動脈拡張期圧
d: 右心室収縮期圧と肺動脈収縮期圧
e: 平均左心房圧と平均肺動脈標入圧
肺機能検査について正しいのはどれか。
1: 肺活量は1回換気量と予備吸気量との和である。
2: %肺活量70%は基準値内である。
3: 1秒率60%は基準値内である。
4: 残気量は機能的残気量と1回換気量との差である。
5: 肺気腫では残気率が増大する。
成人男性の人工呼吸の開始基準として誤っているのはどれか。
1: 呼吸数が60回/分
2: 空気呼吸でPaO2が40mmHg
3: 肺活量が50mL/kg
4: PaCO2が60mmHg
5: 吸気力が-10cmH2O
血圧は通常mmHgの単位で示される。圧力をmmHgと異なる単位で表現したとき、最高血圧として正常な範囲にないのはどれか。
1: 120torr
2: 160hPa
3: 0.150kgf/cm2
4: 15.8cmH2O
5: 0.015MPa
動脈血のpH7.60、PCO2 28mmHg、[HCO3-] 33mEq/Lの状態を示すのはどれか。
1: 呼吸性アルカローシス
2: 呼吸性アシドーシス
4: 呼吸性アルカローシスと代謝性アルカローシスの混合障害
5: 呼吸性アシドーシスと代謝性アシドーシスの混合障害
人工心肺使用中の状態として適切でないのはどれか。
a: 血液流量4L/分でリザーバ液面レベルは500mlになっている。
b: 灌流血圧は70mmHgになっている。
c: 回路内圧は400mmHgになっている。
d: 加温装置で復温時の循環水温度は45°Cである。
e: 開心操作中は心電図がフラットになっている。
人工心肺の適正濯流について誤っているものはどれか。
a: 平均動脈圧を60~80mmHgに維持する。
b: 側副血行路の多い右左短絡疾患では濯流量を少なめにする。
c: 低体温体外循環では常温体外循環よりも潅流量を多くする。
d: 混合静脈血酸素飽和度(SvO2)70%以上を目標に潅流量を調節する。
e: 体重あたりの濯流量は成人に比べて小児の方が多い。
肺機能と血液性状とが正常な患者に3絶対気圧の高気圧酸素治療を行ったとき、その患者の動脈血の全酸素含有量(vol%)として最も近いのはどれか。
1: 21
2: 24
3: 27
4: 30
5: 33
酸素配管端末器で供給圧[kPa]を静止状態で測定した。正常範囲にあるのはどれか。
1: 120
2: 150
3: 210
4: 420
5: 540
血圧と血液について正しいのはどれか。
a: 安静立位状態では平均動脈圧は測定部位にかかわらず同じである。
b: 動脈血圧のピーク値は体の部位によって異なる。
c: 脈波伝搬速度は血管壁が硬いほど大きい。
d: 四肢の静脈の血流は定常流である。
e: 収縮期血圧は一心拍中で動脈の直径が最小になった時の血圧である。
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