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臨床工学技士国家試験

検索元問題
第17回 午後 第46問
20件の類似問題
人工呼吸による合併症で誤っているのはどれか。...
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41
臨床工学技士国家試験 - 第18回 午後
正答率:72% 類似度 62.2%
自発呼吸を維持する換気法はどれか。
a
高頻度換気(HFV)
b
間欠的強制換気(IMV)
c
持続的気道陽圧(CPAP)
d
圧支持換気(PSV)
e
逆比換気(IRV)
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
71
臨床工学技士国家試験 - 第23回 午前
正答率:75% 類似度 62.2% 解説あり
人工心肺使用中の生体側に起こる変化はどれか。
a
血漿遊離ヘモグロビン濃度の低下
b
血小板数の増加
c
リンパ球数の増加
d
補体の活性化
e
血糖値の増加
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

解説

人工心肺(体外循環)では、血液が人工材料(回路・人工肺)に接触することにより補体・白血球・血小板などが活性化され、炎症反応と血液学的変化が起こる。具体的には、機械的せん断やポンプ・人工肺での損傷により溶血が生じ血漿遊離ヘモグロビンは上昇、血小板は回路表面への吸着や消費で低下、白血球は補体活性化に伴い初期に末梢で減少(とくにリンパ球減少)する。一方、人工材料接触は補体の活性化を引き起こし、また低体温や手術侵襲・カテコラミン分泌、インスリン分泌低下などにより血糖値は上昇しやすい。したがって、起こる変化として正しいのは「補体の活性化」と「血糖値の増加」である。

選択肢別解説

a
不正解

誤り。体外循環では機械的せん断や回路・人工肺での血球損傷により溶血が生じ、血漿遊離ヘモグロビンは上昇する。プライミング液による希釈でヘマトクリットは低下し得るが、遊離ヘモグロビン濃度自体は溶血で上がる。

b
不正解

誤り。血小板は回路や人工肺への吸着・消費、活性化による消費、さらには希釈の影響で低下する。ヘパリン使用中であっても血小板数は一般に増加せず低下傾向となる。

c
不正解

誤り。体外循環開始直後は補体活性化に伴い白血球が肺などに一時的に滞留し、末梢血中では減少する傾向がある。リンパ球は白血球の一種であり、増加ではなく減少が一般的である。

d
正解

正しい。血液が人工材料表面に接触することで異物接触反応が起こり、補体カスケードが活性化される。これが炎症反応や白血球動態変化の一因となる。ヘパリンコーティング回路などで程度は軽減しうるが、基本的機序として補体活性化は生じる。

e
正解

正しい。手術侵襲・カテコラミン分泌・ステロイド反応、低体温下でのインスリン分泌低下やインスリン作用低下、グリコーゲン分解促進などにより高血糖になりやすい。適切な輸液やインスリン管理が行われない限り、血糖は増加傾向となる。

38
臨床工学技士国家試験 - 第3回 午後
正答率:75% 類似度 62.2%
人工心肺の用途で正しいのはどれか。
a
ECMO
b
COLDの呼吸補助
c
MOFの治療
d
開心術の補助
e
心ポンプ機能の補助
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
66
臨床工学技士国家試験 - 第31回 午前
重要度:低 正答率:72% 類似度 62.1% 解説あり
人工呼吸器関連肺炎(VAP)対策について正しいのはどれか。
a
体動防止のため過鎮静にする。
b
24時間ごとに口腔ケアを行う。
c
人工呼吸器回路を頻回に交換しない。
d
人工呼吸中の患者を仰臥位で管理しない。
e
人工呼吸器から離脱できるかどうかを 48 時間ごとに評価する。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

解説

VAP(人工呼吸器関連肺炎)の予防は、いわゆるVAP予防バンドルに基づく。主な要点は、回路を routine(定期的・頻回)に交換しないこと(回路の接続解除や操作回数が増えると汚染・誤嚥のリスクが高まるため、汚染・破損時のみ交換)、患者の頭部を30〜45度挙上した半坐位で管理し誤嚥を減らすこと、過鎮静を避けて人工呼吸期間を短縮すること、口腔ケアを1日数回(少なくとも8時間ごと程度)実施すること、離脱可能性を毎日評価することである。したがって、3と4が正しく、1・2・5は推奨に反する。

選択肢別解説

a
不正解

誤り。体動防止を目的とした過鎮静は、人工呼吸期間の延長や自発咳嗽・排痰の低下を招き、結果としてVAPリスクを高める。鎮静は最小有効量とし、日々の覚醒評価・鎮静中断を含む適切な鎮静管理が推奨される。

b
不正解

誤り。口腔ケアはVAP予防の中核であり、24時間ごとでは頻度が低すぎる。一般に1日数回、少なくとも8時間ごと程度の実施が推奨される。

c
正解

正しい。人工呼吸器回路は routine に頻回交換しない。頻回交換は接続解除や取り扱い増加による汚染・誤嚥リスクを上げうるため、汚染・機能不良時など必要時のみ交換するのが原則。

d
正解

正しい。仰臥位は胃内容物逆流と誤嚥を助長しVAPリスクを高める。頭部挙上30〜45度の半坐位(セミファーラー位)で管理し、可能な限り仰臥位管理を避ける。

e
不正解

誤り。人工呼吸からの離脱可能性の評価は毎日実施し、SBT(自発呼吸トライアル)などを用いて早期離脱を図る。48時間ごとでは評価が疎で、人工呼吸期間が延びVAPリスク増大につながる。

53
臨床工学技士国家試験 - 第10回 午後
正答率:72% 類似度 62.1%
人工心肺灌流時の低体温について正しいのはどれか。
a
20°C以下の体温を超低体温という。
b
体温を30°Cに保つと臓器の酸素需要は37°Cの約半分となる。
c
体温を15°Cに保つと臓器の酸素需要は37°Cの1%以下となる。
d
低体温中は酸素解離曲線が右方に移動する。
e
低体温中は血液の粘度は増大する。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
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54
臨床工学技士国家試験 - 第18回 午後
正答率:54% 類似度 62.1%
人工心肺による体外循環中の空気塞栓発生時、送血停止後の対策として正しいのはどれか。(体外循環装置)
1
頭部を高位にして上大静脈から逆行性送血を行う。
2
頭部を低位にして上大静脈から逆行性送血を行う。
3
頭部を高位にして下大静脈から逆行性送血を行う。
4
頭部を低位にして下大静脈から逆行性送血を行う。
5
頭部を低位にして上行大動脈から送血を行う。
26
第二種ME技術認定試験 - 第31回 午後
類似度 62.1%
パルスオキシメータの測定不能の原因となるのはどれか。
1
末梢循環不全
2
高脂血症
3
上室性頻拍
4
静脈麻酔
5
酸素吸入
71
臨床工学技士国家試験 - 第38回 午前
正答率:29% 類似度 62.1%
人工心肺による体外循環中の血液希釈の効果で正しいのはどれか。
a
溶血が軽減する。
b
輸血量が減少する。
c
組織浮腫が軽減する。
d
酸素解離曲線が右方移動する。
e
脂肪塞栓が軽減する。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
21
臨床工学技士国家試験 - 第6回 午前
正答率:70% 類似度 62.1%
科目:
大分類: 医学概論
小分類: 循環
心拍出量に影響を及ぼさない因子はどれか。
1
静脈潅流量
2
循環血液量
3
肺活量
4
血圧
5
心拍数
18
臨床工学技士国家試験 - 第18回 午前
正答率:93% 類似度 62.1%
スパイロメータで測定できないのはどれか。
1
肺活量
2
予備呼気量
3
1秒率
4
1回換気量
5
解剖学的死腔
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71
臨床工学技士国家試験 - 第34回 午前
重要度:低 正答率:53% 類似度 62.1% 解説あり
低体温体外循環に伴う生体の変化で誤っているのはどれか。
1
出血傾向を来しやすい。
2
動脈圧が低下する。
3
心房細動になりやすい。
4
脳血流を維持するautoregulationが働く。
5
高カリウム血症になりやすい。

解説

低体温体外循環では、体温低下により代謝・酵素活性・伝導速度が低下し、凝固線溶系や血小板機能も障害されるため出血傾向が増す。不整脈(特に心房細動)のリスクが上がり、脳では一定範囲の灌流圧で血流を保つautoregulationが比較的保たれる。カリウムは冷却中に細胞内へ移動しやすく低カリウム血症を来しやすいので、「高カリウム血症になりやすい」は誤りである。なお動脈圧は、低体温に伴う心機能低下やカテコラミン反応性低下、粘稠度上昇、さらに体外循環で代謝低下に合わせて低流量灌流とする臨床運用の影響を受け、低めに推移・管理されることが多い。

選択肢別解説

1
不正解

正しい。低体温および体外循環に伴う希釈、凝固因子活性低下、血小板機能低下、線溶亢進などにより止血能が落ち、出血傾向を来しやすい。

2
不正解

正しい。低体温では心収縮性・心拍数やカテコラミン反応性が低下し、血液粘稠度の上昇も加わる。体外循環では代謝低下に合わせて灌流量を下げる運用が一般的で、平均動脈圧はしばしば低めに推移・管理されるため「動脈圧が低下する」は臨床的に妥当といえる(施設や設定により変動はある)。

3
不正解

正しい。低体温では伝導遅延や再分極異常、また冷却に伴うカリウムの細胞内シフトによる低カリウム血症が誘因となり、心房細動などの頻脈性不整脈が起こりやすい。

4
不正解

正しい。低体温下でも脳血流のautoregulationは比較的保たれ、一定範囲の動脈圧変動に対して脳血流を維持しようと働く(極端な深低体温や循環停止、管理法により影響は受けうる)。

5
正解

誤り。低体温や相対的アルカローシスではカリウムが細胞内へ移動しやすく、低カリウム血症になりやすい。なお再温時にはカリウムが細胞外へ戻り一過性の高カリウム血症を来すリスクがあるため、術中・再温時の電解質管理に注意する。

38
臨床工学技士国家試験 - 第7回 午後
正答率:68% 類似度 62.0%
人工心肺について正しいのはどれか。
a
送血部位として左房が用いられる。
b
ローラポンプのチューブが完全圧閉の場合に高度の溶血が生じる。
c
心内還流血はなるべく弱い圧で吸引するのがよい。
d
送血カニューレはできるだけ大きなサイズがよい。
e
回路の滅菌に使うエチレンオキサイドガス(EOG)は溶血に関係ない。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
55
臨床工学技士国家試験 - 第10回 午後
正答率:65% 類似度 62.0%
人工心肺について正しいのはどれか。
a
肺循環と体循環とを灌流する。
b
完全体外循環中は心拍動を停止できる。
c
灌流量は心拍出量の約80%を目安とする。
d
血液のpH調節のため酸素と二酸化炭素を用いる。
e
無血体外循環では抗凝固剤は不要である。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
18
臨床工学技士国家試験 - 第2回 午前
正答率:59% 類似度 62.0%
科目:
中分類: 呼吸器系
小分類: 呼吸器系
外科的治療が試みられる呼吸器疾患として誤っているのはどれか。
1
気胸を繰り返すブレブ
2
慢性膿胸
3
気管支嚢胞
4
原発性肺癌
5
感染性喘息
70
臨床工学技士国家試験 - 第26回 午後
重要度:低 正答率:80% 類似度 62.0% 解説あり
人工心肺による体外循環について正しいのはどれか。
1
血液希釈によって溶血量は増加する。
2
血液希釈によって膠質浸透圧は増加する。
3
血液希釈によって血液粘稠度は増加する。
4
低体温によって血液粘稠度は低下する。
5
低体温によって組織への酸素の移行は低下する。

解説

体外循環では、プライミングなどによる血液希釈でヘマトクリットが低下し、血液粘稠度は低下する。これに伴って血漿タンパク濃度も下がるため膠質浸透圧は低下する。希釈によりポンプ内のずり応力が相対的に下がるため、一般的には溶血は増えない。一方、低体温管理は代謝低下を目的に用いられるが、温度低下は血液の粘性を上昇させ、さらに酸素解離曲線を左方偏位させてヘモグロビンの酸素親和性を高めるため、末梢組織での酸素放出(移行)は抑制される。よって正しいのは選択肢5であり、1~4は生理学的機序に反する。

選択肢別解説

1
不正解

誤り。血液希釈によりヘマトクリットが下がると血液粘稠度が低下し、ローラーポンプ等でのずり応力も相対的に低下するため、一般には溶血は増加しない。溶血は回路設計やポンプ条件に強く依存するが、「希釈で溶血量が増加する」との一般化は不適切。

2
不正解

誤り。血液希釈では血漿タンパク(アルブミンなど)の濃度が下がるため膠質浸透圧は低下する。晶質液主体のプライミングでは特に顕著で、COP維持にはアルブミンやHESなどの膠質製剤追加が必要。

3
不正解

誤り。血液希釈(ヘマトクリット低下)は血液粘稠度を低下させる。粘稠度はヘマトクリットと温度に依存し、希釈のみでは増加しない。

4
不正解

誤り。低体温では血液の粘性が増加し、血液粘稠度は上昇する。水の粘度上昇や赤血球変形能低下の影響も加わるため、低体温で粘稠度が低下するという記述は不正確。

5
正解

正しい。低体温では酸素解離曲線が左方偏位し、ヘモグロビンの酸素親和性が増大するため、末梢組織での酸素放出(移行)が低下する。加えて低温での拡散係数低下や血液粘稠度上昇・血管収縮も、組織酸素移行を阻害する方向に働く。

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6
臨床工学技士国家試験 - 第31回 午後
重要度:低 正答率:82% 類似度 62.0% 解説あり
科目:
大分類: 医学概論
小分類: 呼吸
呼吸機能について誤っているのはどれか。
1
自発呼吸下の吸気時に肺胞内圧は陰圧である。
2
機能的残気量は予備呼気量と残気量の和である。
3
肺コンプライアンスが小さいと肺は膨らみやすい。
4
肺動脈血の二酸化炭素分圧は肺静脈血のそれよりも高い。
5
酸素は二酸化炭素よりも肺胞での拡散能が小さい。

解説

$誤っているのは選択肢3。肺コンプライアンスは肺の「膨らみやすさ」を表す指標で、定義は C = \\frac{\\Delta V}{\\Delta P}(与えた圧変化に対する容量変化)である。値が小さい(低い)ほど同じ圧変化で得られる容量増加が小さく、すなわち肺は硬く膨らみにくい。その他の選択肢は生理学の基本に合致する。自発吸気時は胸腔内陰圧化に伴い肺胞内圧も大気圧よりわずかに陰圧となる。機能的残気量FRCは予備呼気量ERVと残気量RVの和(FRC=ERV+RV)。肺循環では、肺動脈血(混合静脈血)のPaCO2は肺静脈血(動脈血)より高い。拡散に関しては、CO2は溶解度が高くO2より約20倍拡散しやすいため、O2の拡散能はCO2より小さい。$

選択肢別解説

1
不正解

正しい。自発呼吸の吸気では横隔膜収縮と胸郭拡張により胸腔内圧が低下し、肺胞内圧も大気圧よりわずかに陰圧(例: およそ−1〜−2 cmH2O)となって外気が流入する。

2
不正解

正しい。機能的残気量FRCは安静呼気終末に肺内へ残る気量であり、予備呼気量ERVと残気量RVの和(FRC = ERV + RV)で定義される。

3
正解

$誤り。肺コンプライアンスは C = \\frac{\\Delta V}{\\Delta P} で表され、値が小さいほど同じ圧変化で得られる容量増加が小さい=膨らみにくい。拘束性肺疾患などでコンプライアンスは低下し、肺は硬くなって膨張しにくい。$

4
不正解

正しい。肺動脈血は末梢組織から戻る混合静脈血でPaCO2は高め(約46 mmHg)、肺でガス交換後の肺静脈血(動脈血)のPaCO2は低め(約40 mmHg)であるため、肺動脈血の方が高い。

5
不正解

正しい。CO2は溶解度が高く、O2よりも約20倍拡散しやすい性質を持つ。そのため肺胞での拡散能はCO2>O2であり、「酸素の拡散能は二酸化炭素より小さい」は正しい記述である。

40
臨床工学技士国家試験 - 第17回 午前
正答率:75% 類似度 62.0%
ICUに常備しなくてもよい機器はどれか。
1
心電計
2
人工呼吸器
3
除細動器
4
ペースメーカ
5
脳波計
7
第二種ME技術認定試験 - 第33回 午後
類似度 62.0%
人工心肺について正しいのはどれか。
1
気泡型人工肺が現在もっとも多く使用される。
2
血液ポンプとしてフィンガポンプが用いられる。
3
血液は大動脈から脱血して右心房に送られる。
4
血液回路は塩化ビニル製である。
5
心筋保護液は体外循環開始前に投与する。
40
臨床工学技士国家試験 - 第5回 午前
正答率:49% 類似度 62.0%
酸塩基平衡異常について誤っている組合せはどれか。
a
重症糖尿病 ─────────── 代謝性アシドーシス
b
肺気腫患者の急性増悪 ────── 呼吸性アルカローシス
c
出血性ショック ────────── 代謝性アルカローシス
d
過換気症候群 ────────── 呼吸性アシドーシス
e
CO2ナルコーシス ───────-─ 呼吸性アシドーシス
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
43
臨床工学技士国家試験 - 第11回 午後
正答率:82% 類似度 62.0%
人工呼吸器のスイッチを入れても送気しなかった。 点検すべき箇所はどれか。
a
酸素濃度計
b
換気量計
c
高圧ガス管接続部
d
ブレーカ
e
吸気弁
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
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