第32回国試午前75問の類似問題

国試第15回午後:第50問

血液希釈体外循環の利点として正しいのはどれか。

a: 血液粘度の低下

b: 血液有形成分の破壊の減少

c: 膠質浸透圧の上昇

d: 酸素運搬能の増加

e: 輸血量の節約

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第19回午後:第65問

血液透析中に血圧が低下し、十分な除水ができない患者に対する対策として正しいのはどれか。(人工腎臓装置)

a: 体外限外濾過法(ECUM)の追加

b: 高ナトリウム透析液の使用

c: 血液流量の増加

d: 使用透析器膜面積の拡大

e: 透析液温の低下(低温透析)

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第13回午後:第59問

膜の性能劣化のないとき、血液透析器のクリアランスに影響する因子はどれか。

a: 濾過流量

b: 透析時間

c: 血液中の溶質濃度

d: 膜面積

e: 透析液流量

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第32回午後:第8問

ある物質Aの血漿中濃度が30 mg/dL、1分間の尿中排泄量が11mgであった。糸球体濾過量が120mL/分のとき、物質Aは濾過されたうちのおよそ何%が排泄されているか。ただし、物質Aは血中で代謝を受けず糸球体で自由に濾過されるものとする。

1: 0.1

2: 0.3

3: 0.5

4: 0.7

5: 0.9

国試第9回午前:第10問

血液について正しいのはどれか。

1: ヘマトクリットは血液1mm3中の赤血球の数を表す。

2: 赤血球の中のヘモグロビンは銅を含む蛋白質である。

3: 顆粒球はリンパ球の一種である。

4: 血小板は有核の細胞である。

5: 血漿の蛋白質のうち最も多いのはアルブミンである。

国試第23回午後:第87問

正しいのはどれか。

a: レイノルズ数は流れの慣性力と粘性力との比を表す無次元数である。

b: 健常人の血液粘性率は水の3~5倍である。

c: 粘性が流速に関係なく一定の場合は非ニュートン流体とよばれる。

d: 圧差一定の層流では流量は円管内径の2乗に比例する。

e: ヘマトクリット値が増加すると血液粘性率は増加する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午後:第66問

体外循環中の血液について正しいのはどれか。

a: ローラポンプの圧閉度は溶血と関連が深い。

b: 赤血球は陰圧より陽圧に対して損傷を受けやすい。

c: 胸腔内血液吸引ラインでの空気混入は溶血を減少させる。

d: 血小板数は変化しない。

e: 血漿蛋白の変性が起こる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第12回午後:第47問

体外循環中の血液について正しいのはどれか。

a: ローラポンプの圧閉度は溶血と関連が深い。

b: 赤血球は陰圧より陽圧に対して損傷を受けやすい。

c: 胸腔内血液吸引ラインでの空気混入は溶血を減少させる。

d: 血小板数は変化しない。

e: 血漿蛋白の変性が起こる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第29回午後:第74問

血液透析の指標として、他のものと異なる次元をもつのはどれか。

1: クリアランス

2: Kt/V

3: 血流量

4: 透析液流量

5: 総括物質移動面積係数

国試第11回午前:第35問

正しいのはどれか。

a: 腎性貧血は正球性正色素性である。

b: 総鉄結合能は血清鉄と不飽和鉄結合能との和である。

c: 血清鉄の基準値は10~30μg/dlである。

d: 大量に出血すると血清鉄は上昇する。

e: ヘモグロビンには鉄が含まれている。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第4回午前:第33問

正しいのはどれか。

1: 正常では糸球体濾液の組成は血漿の組成に等しい。

2: 遠位尿細管の作用は管腔への物質の分泌のみである。

3: 腎動脈狭窄が起きるとレニン・アンギオテンシン系が抑制される。

4: 浮腫のみられる疾病の一つにネフローゼ症候群がある。

5: 血液透析法における外シャントとは表在性静脈間のバイパスのことである。

国試第7回午後:第50問

血液浄化療法に用いられる原理で適切な組み合わせはどれか。

a: 拡散 ―――――― 溶質の可逆的な移動

b: 濾過 ―――――― 溶質の濃度差による推進力

c: 浸透 ―――――― 溶媒の移動

d: 吸着 ―――――― 吸着剤との親和力

e: 透析 ―――――― 半透膜を介した拡散分離操作

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第1回午後:第43問

有効膜面積2.0m2の透析器(ダイアライザ)の濾過係数をECUM法(Extracorporeal ultrafiltration method)によって測定した。血流量を200ml/min、膜間圧力差(TMP:transmembrane pressure)を200mmHgとし、6分間で240mlの濾液が得られた。濾過係数〔ml/(hr・m2・mmHg)〕として正しいのはどれか。

1: 6

2: 20

3: 30

4: 120

5: 360

国試第9回午後:第55問

体外循環中の血液希釈について誤っているのはどれか。

1: 使用する血液量の節減に役立つ。

2: 血液の酸素運搬能は低下する。

3: 末梢血液循環を円滑にする。

4: 常温下ではへマトクリット値を20~25%にする。

5: 血液粘度を上昇させる。

国試第17回午後:第84問

浸透圧に関して正しいのはどれか。

a: 0.9%食塩水は血漿と等張である。

b: 5%ブドウ糖水溶液は血漿と等張である。

c: 単位はmOsm/lである。

d: 赤血球を高張液に入れると溶血する。

e: 血漿浸透圧への関与は蛋白質が電解質より大きい。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第33回午後:第83問

正しいのはどれか。

a: 血管壁中のエラスチンの割合は脈波伝搬速度と正の相関を示す。

b: 細い血管では血球が血管壁部に集まる。

c: 動脈血圧のピーク値は体の部位によって異なる。

d: ヘマトクリット値が上昇すると血液の粘性が増加する。

e: 血管内径が小さくなると血管抵抗は上昇する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第29回午後:第79問

血液透析の導入期にみられる不均衡症候群を予防する対策として誤っているのはどれか。

a: 小さな膜面積のダイアライザを使用する。

b: 高張液を返血側回路から投与する。

c: 透析時間を短くする。

d: 抗凝固薬の投与量を増量する。

e: 血流量を増加させる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第4回午後:第47問

血液透析の原理について正しいのはどれか。

a: 半透膜では一部の溶質成分は膜を透過できない。

b: 拡散の推進力は2液間の粘度差である。

c: 拡散速度は溶質の大きさに依存しない。

d: 限外濾過の推進力は膜間にかかる圧力差である。

e: 限外濾過によって一部の溶質も膜を通過する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第8回午前:第19問

ある物質について腎のクリアランスを知るのに必要なのはどれか。

a: その物質の血漿中濃度

b: その物質の尿中濃度

c: 尿量

d: 腎血漿流量

e: 糸球体濾過量

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第32回午後:第18問

維持透析で、尿素などの小分子溶質のクリアランスに最も強く影響を及ぼすのはどれか。

1: 血流量

2: 透析液流量

3: 除水速度

4: 膜面積

5: 透析時間