ある被検者にイヌリンを投与したところ、血漿中濃度4 mg/dL、尿中濃度120 mg/dL、30分間の尿量が60 mL であった。糸球体濾過量[mL/min]はどれか。
1: 15
2: 20
3: 30
4: 60
5: 120
血液透析を次の条件で施行した。血流量200mL/min透析液流量500mL/min限外濾過流量 10mL/minこのとき、動脈側尿素窒素濃度は100mg/dL透析液出口尿素窒素濃度は30mg/dLだった。この透析器の尿素クリアランス[mL/min]はどれか。
1: 123
2: 133
3: 143
4: 153
5: 166
ある物質について腎のクリアランスを知るのに必要なのはどれか。
a: その物質の血漿中濃度
b: その物質の尿中濃度
c: 尿量
d: 腎血漿流量
e: 糸球体濾過量
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
血液透析を下記の条件で施行した。血流量 200mL/min透析液流量 500mL/min限外濾過流量 10mL/minこのとき動脈側尿素窒素濃度は 100mg/dL静脈側尿素窒素濃度は10mg/dLだった。この透折器の尿素クリアランス[mL/min]はどれか。
1: 140
2: 160
3: 180
4: 200
5: 220
クレアチニンの血漿中濃度2.0mg/dL、尿中濃度60mg/dL、1時間の尿量は120 mLであった。クレアチニンクリアランス[mL/min]はどれか。
1: 20
2: 30
3: 60
4: 90
腎臓の糸球体で濾過された原尿のおよそ何%が再吸収されるか。
1: 99
2: 90
3: 80
4: 70
5: 60
血液透析を下記の条件で施行した。血流量200mL/min透析液流量500mL/minただし、除水は無視できるものとする。このとき、動脈側尿素窒素濃度100 mg/dL静脈側尿素窒素濃度10 mg/dLであった。この透析器の尿素クリアランス[mL/min] はどれか。
健常人の腎臓について誤っているのはどれか。
a: 腎血流量は心拍出量の約1/4である。
b: 糸球体濾液量は尿量の約100倍である。
c: Na再吸収率は集合管で最も高値になる。
d: クレアチニン再吸収は近位尿細管で行われる。
e: 最終尿の尿素濃度は血漿中の濃度よりも高くなる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
血液浄化について誤っているのはどれか。
1: 血流量と透析液流量および透析液中の当該物質の濃度が判明していればクリアランス値は算出できる。
2: クリアランス値は常に血流量(ml/min)以下である。
3: 限外濾過量を増加させればクリアランス値は増加する。
4: 血液濾過でふるい係数が1の物質のクリアランス値は1分間に濾過された量と同じである。
5: 透析液再循環方式では時間の経過とともにダイアライザのクリアランス値は低下する。
ある血液透析器の水系溶質除去性能を調べるため、透析器血液流入側と流 出側のクレアチニン濃度を測定したところ、それぞれ 10.0 および 1.0 mg/dL で あった。血流量、透析液流量、濾過流量がそれぞれ 250、500、 0 mL/min とする と、この血液透析器のクレアチニンクリアランス[mL/min]はどれか。
1: 180
2: 200
3: 225
4: 250
5: 500
正常成人の腎について誤っているのはどれか。
成人の1日あたりの糸球体濾過量[L]はおよそいくらか。
1: 1.6
2: 8
3: 16
4: 80
5: 160
腎臓の糸球体で濾過された原尿の何%が尿細管で再吸収されるか。
1: 1
3: 50
4: 75
5: 99
健常成人について正しいのはどれか。
a: 糸球体濾過率(GFR)は腎血漿流量(RPF)の約5倍である。
b: 近位尿細管を流れる濾液は高張性である。
c: 遠位尿細管では水の再吸収が行われる。
d: ヘンレ係蹄で濾液が濃縮される。
e: 腎へ流れ込む血液量は心拍出量の約1/4である。
血液流量200ml/minの条件で血液透析を行った。透析開始1時間後、ダイアライザおよび出口のクレアチニン濃度は、それぞれ10.0、4.0mg/dlであった。クリアランス(ml/min)として正しいのはどれか。ただし限界濾過流量は無視できるものとする。
1: 105
2: 110
3: 115
4: 120
5: 125
正しいのはどれか。
a: 1腎当たり10万個のネフロンが存在する。
b: 糸球体濾過量は約100ml/分である。
c: 糸球体から濾過された水の99%は尿細管で再吸収される。
d: 遠位尿細管ではカリウムイオンが分泌される。
e: 集合管では再吸収は行われない。
健常成人で正しいのはどれか。
a: 血漿たんぱく量は血漿100ml中約3gである。
b: 赤血球の平均寿命は約120日である。
c: 赤血球沈降速度は2~6mm/時間である。
d: 循環血液量は体重の約8%である。
e: 血液ヘモグロビン量は30~35g/dlである。
血液流量200ml/min、透析液流量500ml/minの条件で血液透析を行った。透析開始1時間後、ダイアライザ入口および出口のクレアチニン濃度は、それぞれ10.0、4.0mg/dlであった。クリアランス(ml/min)として正しいのはどれか。ただし限外濾過流量は無視できるものとする。
図中の矢印は物質が糸球体から濾過され、尿細管を流れ下る間に再吸収・分泌を受ける様子を複式的に表したものである。糸球体濾過量(GFR)の測定に最も適した物質の流れを表しているのはどれか。(人の構造及び機能)
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