血液について正しいのはどれか。
1: 血液から血球成分を除いた上清を血清という。
2: 血液中で血球がしめる重量百分率をヘマトクリット値という。
3: 単球は白血球の約20%を占める大型細胞である。
4: 好中球は抹消血中で最も多く認められる顆粒球である。
5: 赤血球はTCA回路によって好気的にエネルギー(A7P)を得る。
正常成人男性の血液について誤っているのはどれか。
1: 全血に対し血球成分が占める体積は約45%である。
2: 赤血球は全血1cm3中に約500万個存在する。
3: pHは7.35~7.45の範囲にある。
4: 全白血球中において好中球の占める割合は60~70%である。
5: 血漿には7~8%の濃度で蛋白質が含まれる。
血液について適切でない組合せはどれか。
1: 赤血球 ――-----― 酸素の運搬
2: 白血球 ――-----― 免疫グロブリンの生成
3: 血小板 ―――----- 食作用
4: フィブリノゲン ――― 凝固因子
5: アルブミン ――--― 膠質浸透圧の保持
誤っているのはどれか。
1: 単球は貪食能をもつ。
2: 赤血球の寿命は約 120 日である。
3: 第Ⅶ凝固因子は外因系凝固に関与する。
4: 血漿タンパク質で最も多いのはアルブミンである。
5: 全血液に対する血漿の容積比をヘマトクリットという。
血小板について正しいのはどれか。(血液学)
a: 巨核球から産生される。
b: 有核である。
c: 大きさは8~10μmである。
d: 寿命は約10日である。
e: 血中の数は10~40万/μlである。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
1: 赤血球・・・・・・・・・・・酸素の運搬
2: 白血球・・・・・・・・・・・食作用
3: 血小板・・・・・・・・・・・免疫グロブリンの生成
4: フィブリノゲン・・・・・・凝固因子
5: アルブミン・・・・・・・・膠質浸透圧の保持
1: 成人の血液量は体重の1/13程度である。
2: 血小板は一次止血に関与する。
3: (成熟)赤血球には核がある。
4: 好酸球数が増加したときはアレルギーを疑う。
5: 好中球数が増加したときは細菌感染を疑う。
基準値内にあるのはどれか。(血液学)
a: 赤血球数 450万/μl
b: 白血球数 5000/μl
c: 血小板数 90万/μl
d: ヘマトクリット値 20%
e: ヘモグロビン値 15g/dl
血液と体液について誤っているのはどれか。
1: 細胞内液で最も多い陽イオンはK+である。
2: 血液から血球成分を除いた部分が血漿である。
3: HCO3-は体液の弱アルカリ性を保持する働きがある。
4: 1mmol/Lの濃度のCa2+イオンは1mEq/Lに等しい。
5: 細胞外液量は細胞内液量の1/2~1/3である。
健常成人で誤っているのはどれか。
1: 血液は体重の約20%を占める。
2: 血漿成分は血液の55~65%程度を占める。
3: 血漿中にはフィブリノゲンが含まれる。
4: 血液の全容積のうち血球の占める割合をヘマトクリット値という。
5: 血球は赤色骨髄で産生される。
血液細胞の構造と機能について正しいのはどれか。
a: 多能性造血幹細胞は白血球に分化できない。
b: 網赤血球は赤血球造血の指標になる。
c: T細胞は細胞性免疫に関与する。
d: 単球はマクロファージに分化する。
e: 好酸球は即時型アレルギーを起こす。
血小板について正しいのはどれか。
血球の機能として正しい組合せはどれか。
a: 赤血球 ―――――― 酸素の運搬
b: 好中球 ―――――― 異物の処理
c: 好塩基球 ――――― 急性アレルギー
d: T細胞 ―――――― 体液性免疫反応
e: B細胞 ―――――― 細胞性免疫反応
健常成人で正しいのはどれか。
a: 血漿たんぱく量は血漿100ml中約3gである。
b: 赤血球の平均寿命は約120日である。
c: 赤血球沈降速度は2~6mm/時間である。
d: 循環血液量は体重の約8%である。
e: 血液ヘモグロビン量は30~35g/dlである。
1: 造血には鉄が必要である。
2: 好酸球はアレルギーなどで増加する。
3: ヘパリンには血液凝固阻止作用がある。
4: 赤血球の寿命は30日前後である。
5: γ-グロブリンには免疫抗体が含まれている。
健常成人男子の血液について正常範囲内にあるのはどれか。
a: 赤血球数は250万/μlである。
b: 赤血球の直径は1μmである。
c: へマトクリット値は45%である。
d: 白血球数は7000/μlである。
e: 血小板数は25万/μlである。
正しいのはどれか。
a: 腎性貧血は正球性正色素性である。
b: 総鉄結合能は血清鉄と不飽和鉄結合能との和である。
c: 血清鉄の基準値は10~30μg/dlである。
d: 大量に出血すると血清鉄は上昇する。
e: ヘモグロビンには鉄が含まれている。
a: 血漿の物性は白血球数できまる。
b: 血液循環は生体内輪送作用の一つである。
c: 細胞への物質輸送には組織圧が関係する。
d: 細胞膜の電気容量は1μF/cm2程度である。
e: 生体が興奮現象を生じていることを生体の受動的性質という。
a: 平均赤血球へモグロビン濃度(MCHC)は赤血球数とヘモグロビン値とから算出する。
b: リンパ球数は総白血球数と顆粒球数の実測値とから算出する。
c: 出血時間は正常血小板数の影響を受ける。
d: プロ卜ロンビン時間は対照正常値と比較して判断する。
e: 卜ロンビン時間は正常血漿の値との比(%)で表す。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
血液の流れについて正しいのはどれか。
a: 細動脈では赤血球が中央に集まる。
b: 非ニュートン性は血球成分によって引き起こされる。
c: ずり速度が遅くなると粘性率は減少する。
d: 血管が細くて流速が小さいときはニュートン流体になる。
e: ヘマトクリット値が下がると粘性率は上昇する。
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