生体組織が示す一般的な物理的特性として誤っているのはどれか。
a: 力学的性質の異方性
b: 粘弾性
c: 電気的性質の周波数依存性
d: 電気的絶縁性
e: 強磁性
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
血液の検体計測について正しい組合せはどれか。
a: グルコース ――――――――------- 光電比色計
b: LDH ―――――――――---------- 紫外可視分光光度計
c: カリウムイオン ――――――-------- ポーラログラフ
d: へマトクリット ――――――--------- ISFET
e: pH――――――――――――------- クラーク電極
細胞外液について正しいのはどれか。
1: カリウムイオン濃度は約1mM(mmol/L)である。
2: pHが7.20であればアルカローシスであると判断できる。
3: 量は細胞内液の約2倍である。
4: 量が増大すると電解質コルチコイドの分泌が増す。
5: 浸透圧が上昇すると抗利尿ホルモン(ADH)の分泌が増す。
正しいのはどれか。
a: 腎性貧血は正球性正色素性である。
b: 総鉄結合能は血清鉄と不飽和鉄結合能との和である。
c: 血清鉄の基準値は10~30μg/dlである。
d: 大量に出血すると血清鉄は上昇する。
e: ヘモグロビンには鉄が含まれている。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
人体の熱特性について正しいのはどれか。(生体物性材料工学)
a: 熱の産生は1kW程度である。
b: 皮膚は黒体とみなせる。
c: 体表からの放射エネルギーのピーク波長は赤外領域にある。
d: 呼吸の増加は熱放散を増す。
e: 末梢血管の拡張は熱放散を抑制する。
自動的に血球を計測する装置について正しいのはどれか。
a: 血球が細孔を通過するときの電気抵抗の変化で血球数を計測できる。
b: 血小板数を計測できる。
c: ヘモグロビン濃度は測定項目に含まれる。
d: 網赤血球数は電子顕微鏡で画像化して算出する。
e: フローサイトメトリではレーザ光によって血球を破壊して計測する。
生体物性の一般的特徴とその例との組合せで誤っているのはどれか。
1: 異方性・・・・・・・・・・・・筋組織の力学的特性
2: 非線形性・・・・・・・・・・細胞膜の電気的特性
3: 周波数依存性・・・・・・組織の電気定数特性
4: 温度依存性・・・・・・・・生化学反応の特性
5: 粘弾性・・・・・・・・・・・・組織の塑性変形特性
生体組織の光特性について正しいのはどれか。
1: UVC は表皮での吸収が大きい。
2: 光の波長が短いほど組織深部に浸透する。
3: メラニンは紫外光よりも赤外光をよく吸収する。
4: 血液は可視光の中で赤色光の吸収が大きい。
5: 眼底での可視光の吸収はない。
血小板について正しいのはどれか。(血液学)
a: 巨核球から産生される。
b: 有核である。
c: 大きさは8~10μmである。
d: 寿命は約10日である。
e: 血中の数は10~40万/μlである。
a: 貧血では血液比重は低くなる。
b: 多発性骨髄腫では赤血球沈降速度は亢進する。
c: 非白血性白血病の血液中には白血病細胞は認められない。
d: 慢性骨髄性白血病では血小板数が減少する。
e: 悪性貧血は自己免疫性疾患の一つである。
骨の機能として正しいのはどれか。
a: 赤血球の産生の場となる。
b: 血漿カルシウム濃度を調整する。
c: 血糖値を調節する。
d: アンギオテンシンを活性化する。
e: 脂溶性ビタミンを貯蔵する。
a: 血液透析は小分子量物質の除去効率がよい。
b: 血漿交換法は免疫疾患の治療に用いられている。
c: 活性炭を用いる血液吸着は尿素の除去効率が悪い。
d: 腹膜潅流用の透析液の浸透圧は血液透析液のそれより低い。
e: 血液濾過は不均衡症状を起こしやすい。
健常成人で誤っているのはどれか。
1: 血液は体重の約20%を占める。
2: 血漿成分は血液の55~65%程度を占める。
3: 血漿中にはフィブリノゲンが含まれる。
4: 血液の全容積のうち血球の占める割合をヘマトクリット値という。
5: 血球は赤色骨髄で産生される。
a: 生体電気信号の導出には単極誘導と双極誘導とがある。
b: 金属と電解質との接触面の静止電位は材質にかかわらず一定である。
c: 皮膚インピーダンスは抵抗と電気容量との直列回路で近似される。
d: ArAgCl電極は不分極電極として生体用電極に用いられる。
e: 電極接触インピーダンスは周波数依存性を示す。
体外循環について誤っているのはどれか。
a: 低体温は血管を拡張させる。
b: 低体温は組織の酸素消質量を低下させる。
c: 低体温は血液粘度を増加させる。
d: 血液希釈は血液粘度を低下させる。
e: 血液希釈は末梢血管抵抗を上昇させる。
生体の熱特性で正しいのはどれか。
a: 脂肪は筋より熱を伝えやすい。
b: 熱の放散は主に呼吸で起こる。
c: 乳児の体重当たりの放熱量は成人に比べて小さい。
d: 成人は安静時でも100W程度の熱を発生している。
e: 人体組織内の熱運搬のほとんどは血液の循環による。
材料への血漿タンパクの吸着について正しいのはどれか。(生体物性材料工学)
a: 材料の性質によって吸着量と種類が異なる。
b: 血漿タンパクの性質によって吸着量と種類が異なる。
c: 吸着後の材料表面の構造は変化する。
d: 吸着後の血漿タンパク質の構造は変化しない。
e: 一旦吸着すると他の血漿タンパク質と置き換わらない。
人工心肺装置を用いた体外循環が血液に及ぼす影響について正しいのはどれか。(体外循環装置)
a: 血小板は変化しない。
b: リンパ球は減少する。
c: 凝固系が活性化される。
d: 血漿遊離ヘモグロビン濃度が増加する。
e: ヘマトクリット値が上昇する。
a: 生体の電気特性の測定によって循環や呼吸に関する情報が得られる。
b: 生体インピーダンス測定は無侵襲的患者監視に適する。
c: 電気による測定から、逆推定によって容易に生体電気特性の絶対値が得られる。
d: 脂肪層の導電率は筋肉層の導電率より大きい。
e: 生体内の電磁波の波長は自由空間での波長と異なる。
浸透圧に関して正しいのはどれか。
a: 0.9%食塩水は血漿と等張である。
b: 5%ブドウ糖水溶液は血漿と等張である。
c: 単位はmOsm/lである。
d: 赤血球を高張液に入れると溶血する。
e: 血漿浸透圧への関与は蛋白質が電解質より大きい。
Showing 101 to 120 of 178 results