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臨床工学技士国家試験

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第33回 午前 第56問
20件の類似問題
人工心肺の構成要素とその目的で誤っているのはどれか。...
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6
臨床工学技士国家試験 - 第11回 午前
正答率:85% 類似度 63.4%
たとえ医師の指示があっても、臨床工学技士が行ってはならない業務はどれか。
a
導出電極の皮膚への接続
b
血液浄化装置の穿刺針のシャントヘの接続
c
人工心肺装置用カニューレの血管への接続
d
気管挿管
e
人工呼吸用マスクの患者への接続
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
73
臨床工学技士国家試験 - 第29回 午後
重要度:低 正答率:77% 類似度 63.4% 解説あり
貯血槽の血液レベルが急激に低下した。対応として正しいのはどれか。
a
脱血回路の確認
b
貯血槽に乳酸加リンゲル液を急速補液
c
一時的な送血流量低減
d
左房ベント挿入
e
血管収縮剤投与
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

解説

体外循環中に貯血槽レベルが急激に低下した場合、最優先は貯血槽の空化と空気誤送(空気塞栓)を防ぐことと、脱血不良の原因を直ちに特定・是正することである。代表的原因は、脱血回路の屈曲・クランプの閉め忘れ・接続緩み、静脈カニューレの位置異常や先当たり、体位変化や胸腔内圧変化による静脈還流低下、生体循環血液量の不足(出血・蒸発・第三腔移行など)である。対応は、(1) 脱血回路と静脈カニューレ周辺の物理的トラブルを即時に点検・是正する、(2) 循環血液量不足が疑われる場合はバランス型晶質液(例:乳酸加リンゲル液)で急速補液して貯血槽レベルと脱血量を回復させる、(3) 貯血槽の空化を避けるため一時的に送血流量を下げ、必要に応じて部分体外循環へ移行する、が基本である。左房ベント挿入は左心系うっ血・過伸展対策であり本事象の初期対応ではない。血管収縮薬は血圧調整の手段で、脱血不良や低レベルの直接原因を解決しないため適切な初期対応とはいえない。

選択肢別解説

a
正解

正しい。脱血回路の屈曲・狭窄、クランプ閉鎖、接続部の陰圧リーク、静脈カニューレの位置異常や先当たりなどは急激な貯血槽レベル低下の主要因であり、最初に機械的・物理的要因を確認して是正する。VAVD使用時は陰圧の過大設定も見直す。

b
正解

正しい。循環血液量不足(出血・希釈・第三腔移行など)による脱血不良が疑われる場合、乳酸加リンゲル液などの晶質液を貯血槽へ急速補液し、貯血槽レベルと脱血量を回復させる。過度の希釈には留意しつつ、空化防止のための即効的手段として有効。

c
正解

正しい。貯血槽が空に近づくと空気誤送の危険が高まるため、一時的に送血流量を低減して貯血槽からの引き出し量を抑え、レベル回復までの安全余裕を確保する。部分体外循環への移行や一時停止を含め、術野と連携して空化を回避する。

d
不正解

誤り。左房ベントは左室の過伸展・うっ血対策や大動脈閉鎖不全時の左心系減圧に用いる。貯血槽レベル低下(脱血不良)の直接的・初期的対応ではなく、原因是正(脱血回路確認・補液・送血流量調整)が優先となる。

e
不正解

誤り。血管収縮剤は主に灌流圧(血圧)の調整目的であり、脱血回路トラブルや循環血液量不足といった貯血槽レベル低下の直接原因を解決しない。初期対応としては不適切で、まず機械的確認・補液・送血流量調整を行うべきである。

72
臨床工学技士国家試験 - 第35回 午前
重要度:低 正答率:69% 類似度 63.4% 解説あり
人工心肺を用いた成人体外循環における完全体外循環中の至適灌流量、至適灌流圧について正しいのはどれか。
1
正常生体血液循環量の $3.0 \text{L/min/m}^2$ と同量を維持する必要がある。
2
常温体外循環では灌流量を高めに設定する必要がある。
3
腎機能低下例では灌流量を低めに設定する必要がある。
4
体表面積当たりの至適灌流量は乳幼児より大きくなる。
5
灌流圧は平均大動脈圧で $100 \text{mmHg}$ を下回らないことが重要である。

解説

$体外循環中の至適灌流量(灌流指数)は、生体の酸素消費量と温度に依存して設定する。一般的な成人では、常温(あるいは軽度低体温上限)ではおおむね2.2〜2.6 L/min/m^2程度、軽度〜中等度低体温ではこれより低めで十分となる。常温の方が代謝率 \cdot 酸素消費量が高いため、低体温時より灌流量を高めに設定するのが基本である。乳幼児は体表面積当たりの酸素消費量が高く、成人より高い灌流指数が必要となる。また至適灌流圧は、平均動脈圧で概ね60〜80 mmHgを目安に維持し、少なくとも50 mmHgを下回らないよう注意する。腎機能低下例など臓器灌流を重視すべき症例では、灌流量や灌流圧をやや高めに維持して臓器保護を図る。$

選択肢別解説

1
不正解

$不正解。正常生体の心拍出量指数は約3.0 L/min/m^2だが、体外循環中は酸素消費量に見合う流量を設定し、常温〜軽度低体温の成人では一般に2.2〜2.6 L/min/m^2程度で管理されることが多い。常に3.0 L/min/m^2を維持する必要がある、という言い方は過大で不適切。$

2
正解

正解。体温が高いほど代謝率・酸素消費量が増えるため、常温体外循環では低体温時よりも灌流量を高めに設定して酸素供給を確保する。

3
不正解

不正解。腎機能低下例では腎灌流を確保する目的で、灌流量や灌流圧を通常よりやや高めに維持することが臓器保護の観点から推奨される。低めに設定するのは不適切。

4
不正解

不正解。乳幼児は体表面積当たりの酸素消費量が高く、必要な灌流指数は成人より大きい。したがって『成人の方が大きくなる』という記載は誤り。

5
不正解

不正解。体外循環中の至適灌流圧は平均動脈圧で概ね60〜80 mmHgが目安で、少なくとも50 mmHgを下回らないようにする。100 mmHgを下回らないことを必須とするのは高すぎる基準で一般的でない。特別な高リスク例を除き、過度な高圧は不要である。

42
臨床工学技士国家試験 - 第16回 午後
正答率:92% 類似度 63.4%
人工呼吸器の作動中に高圧アラームが鳴った。考えにくい原因はどれか。
1
咳嗽反射の重積
2
呼気回路の閉塞
3
気管チューブの閉塞
4
PEEP弁の誤操作
5
事故抜管
74
臨床工学技士国家試験 - 第23回 午前
正答率:73% 類似度 63.4% 解説あり
PCPSについて正しいのはどれか。
a
圧補助を主目的とする。
b
全身麻酔を必要としない。
c
抗凝固療法を必要とする。
d
拍動流ポンプを使用する。
e
左心系の後負荷を軽減させる。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

解説

PCPS(経皮的心肺補助:V-A ECMO)は、遠心ポンプと膜型人工肺を用いて体循環とガス交換を一時的に代行・補助する体外循環装置であり、主目的は流量(循環血流と酸素化)の補助である。多くは大腿静脈脱血―大腿動脈送血の逆行性送血で運用される。カニュレーションは経皮的に行うため通常は局所麻酔で施行可能で、全身麻酔は必須ではない。体外循環である以上、血栓形成防止のためヘパリン等を用いた抗凝固療法が必要で、ACTは一般に延長域(例:180~220秒程度)で管理される。ポンプは通常、非拍動流の遠心ポンプを用いる。大腿動脈からの逆行性送血は左心系の後負荷をむしろ増大させ得るため、状況によりIABP併用や左心系の減負荷対策が検討される。

選択肢別解説

a
不正解

誤り。PCPSの主目的は流量補助(循環維持と酸素化の代行)であり、圧補助を主目的とする装置ではない。圧補助はむしろIABPの概念に近い。PCPSは遠心ポンプと人工肺で体外循環を構成し、必要流量を供給する。

b
正解

正しい。PCPSのカニュレーションは経皮的に行えるため、通常は局所麻酔と鎮静で対応可能であり、全身麻酔は必須ではない(緊急時や状況により全麻となる場合はあるが、要件ではない)。

c
正解

正しい。PCPSは体外循環であり血栓形成のリスクが高いため、ヘパリン等による抗凝固療法が必要となる。ACTは一般に延長域(例:180~220秒程度)で管理する運用が行われる。

d
不正解

誤り。PCPSでは通常、非拍動流の遠心ポンプを使用する。拍動流ポンプは一般的ではない。

e
不正解

誤り。大腿動脈からの逆行性送血は左心室に対する後負荷を増大させ得るため、左心系の後負荷を軽減する装置ではない。必要に応じてIABP併用や左心系の減負荷手段を検討する。

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47
臨床工学技士国家試験 - 第1回 午後
正答率:80% 類似度 63.4%
人工心肺装置が使用されるのはどれか。
a
開心術
b
術後心不全
c
急性意識障害
d
急性腎不全
e
急性肺不全
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
77
臨床工学技士国家試験 - 第22回 午前
正答率:70% 類似度 63.4% 解説あり
人工腎臓の水処理装置に用いないのはどれか。
1
陰イオン交換樹脂
2
沈殿フィルタ
3
逆浸透膜
4
軟水装置
5
活性炭吸着装置

解説

透析用水処理は、原水の懸濁物を除去するプレフィルタ(沈殿フィルタ)、硬度成分(Ca2+・Mg2+)をNa+と交換してスケールを防ぐ軟水装置(陽イオン交換樹脂)、遊離塩素やクロラミン等を除去する活性炭吸着装置を経て、逆浸透膜(RO)でイオン・有機物・微生物・エンドトキシンを高度に除去するのが標準的構成である。軟水化に用いるのは陽イオン交換樹脂であり、陰イオン交換樹脂は透析用水処理の工程には通常組み込まれないため、『用いない』に該当する。

選択肢別解説

1
正解

$陰イオン交換樹脂は陰イオン(Cl-、SO4^2- 等)を交換除去するが、透析の水処理工程では標準的に採用されない。軟水化には陽イオン交換樹脂を用い、全溶解塩の除去はROで行うため、陰イオン交換樹脂は不要であり『用いない』が正しい。$

2
不正解

沈殿フィルタ(プレフィルタ)は原水中の懸濁物・粒子状物質を捕捉し、後段の活性炭やRO膜の負荷を低減する目的で使用されるため、用いる。

3
不正解

逆浸透膜(RO)は水処理システムの中核で、溶解性イオン・有機物・細菌・エンドトキシンなどを高度に除去するため必須であり、用いる。

4
不正解

軟水装置は陽イオン交換樹脂でCa2+・Mg2+をNa+に置換し、RO膜へのスケール付着を防ぐために用いる。

5
不正解

活性炭吸着装置は遊離塩素・クロラミン等の酸化性物質や有機物を除去してRO膜や下流装置を保護するために用いる。

47
臨床工学技士国家試験 - 第19回 午後
正答率:63% 類似度 63.3%
人工心肺装置を用いるのはどれか。(体外循環装置)
a
左心バイパス術
b
大動脈内バルーンパンピング法(IABP)
c
開心術
d
A-Cバイパス術
e
胸部大動脈手術
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
35
臨床工学技士国家試験 - 第17回 午後
正答率:60% 類似度 63.3%
輸血のため血液加温器で血液温を制御する。血液加温器出口における血液温を制御量とすると、外乱にならないのはどれか。
1
患者の体温
2
室 温
3
血液バック内の血液温
4
輸血速度
5
温度センサの誤差
64
臨床工学技士国家試験 - 第14回 午後
正答率:78% 類似度 63.3%
低体温での体外循環について正しいのはどれか。
a
酸素消費量の減少
b
血液粘度の低下
c
ヘモグロビン酸素解離曲線の右方移動
d
血液凝固能の低下
e
体外循環の安全域の拡大
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
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46
臨床工学技士国家試験 - 第9回 午後
正答率:58% 類似度 63.3%
吸着型酸素濃縮器について正しいのはどれか。
a
加湿器は必要ない。
b
高濃度酸素(90%以上)が得られる。
c
空気中のアルゴンも濃縮される。
d
膜型に比べて騒音が大きい。
e
吸着剤は酸素を吸着する。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
50
臨床工学技士国家試験 - 第7回 午後
正答率:48% 類似度 63.3%
血液浄化療法に用いられる原理で適切な組み合わせはどれか。
a
拡散 ―――――― 溶質の可逆的な移動
b
濾過 ―――――― 溶質の濃度差による推進力
c
浸透 ―――――― 溶媒の移動
d
吸着 ―――――― 吸着剤との親和力
e
透析 ―――――― 半透膜を介した拡散分離操作
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
37
臨床工学技士国家試験 - 第4回 午後
正答率:56% 類似度 63.3%
人工呼吸器について正しいのはどれか。
a
従量式では回路に少々洩れがあっても換気量はよく保たれる。
b
従量式は最近あまり用いられない。
c
従量式ではコンプライアンスの変化による換気量への影響が少ない。
d
従圧式は補助呼吸性能がよい。
e
従圧式の長所はPEEPができることである。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
10
第二種ME技術認定試験 - 第34回 午後
類似度 63.3%
オンラインHDFはどれか。
1
補液バッグを用いた血液透析濾過
2
透析液を流さずに濾過のみを行う血液濾過
3
透析液の一部を補充液として血液回路へ直接入れる血液透析濾過
4
内部濾過促進型ダイアライザを使用する血液透析
5
濾過補液状態を光ファイバでモニタできる血液透析濾過
42
臨床工学技士国家試験 - 第10回 午後
正答率:86% 類似度 63.2%
人工呼吸器のファイティングの原因はどれか。
a
鎮静不十分
b
分泌物貯留
c
換気条件の設定不備
d
発熱
e
衰弱
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
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52
臨床工学技士国家試験 - 第10回 午後
正答率:62% 類似度 63.2%
膜型人工肺について正しいのはどれか。
a
多孔質膜には10~20μm径の小孔がある。
b
シリコーンゴム膜は多孔質膜である。
c
血漿漏出は多孔質膜から生じる。
d
シリコーンゴム膜では溶解拡散によりガスを透過させる。
e
膜型肺では気泡型肺より血球が破壊されやすい。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
19
第二種ME技術認定試験 - 第38回 午後
類似度 63.2%
人工呼吸器の換気モードについて正しいのはどれか。
1
CPPVは呼気時に気道内圧が大気圧と等しくなる。
2
CPAPは自発呼吸のある患者に用いる。
3
EIPは吸気の終了後すぐに呼気に移行する。
4
IRVでは呼気時間を吸気時間より長く設定する。
5
HFVの呼吸回数は1分間に数回程度である。
42
第二種ME技術認定試験 - 第30回 午後
類似度 63.2%
輸液ポンプの保守点検で使用しないのはどれか。
1
メスシリンダ
2
比重計
3
生理食塩液
4
ストップウォッチ
5
輸液バッグ
31
第二種ME技術認定試験 - 第30回 午後
類似度 63.2%
在宅酸素療法用の吸着型酸素濃縮器について誤っているのはどれか。
1
加湿には蒸留水を用いる。
2
吸着剤で窒素を吸着させる。
3
約90%の高濃度酸素ガスが得られる。
4
濃縮した酸素ガスをボンベに貯める。
5
クラスⅡの機器は家庭用2Pコンセントが使える。
2
第二種ME技術認定試験 - 第28回 午後
類似度 63.1%
単相性の体外式除細動器の構成品でないのはどれか。
1
DC‐ACコンバータ
2
バッテリー
3
パドル電極
4
キャパシタ
5
インダクタ
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