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臨床工学技士国家試験

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第36回 午後 第17問
16件の類似問題
体温測定について正しいのはどれか。...
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60
臨床工学技士国家試験 - 第8回 午前
正答率:65% 類似度 60.5%
希釈法による血流量計測法について正しいのはどれか。
a
Fickの方法では肺から摂取される酸素を利用する。
b
熱希釈法では加熱した生理食塩液が用いられる。
c
血流量が変動しても平均血流量を正確に計測できる。
d
指示薬が計測部位に到る途中で、一部消失しても計測精度に大きく影響しない。
e
血流量を正確に計測するには指示薬が完全に撹絆される必要がある。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
30
臨床工学技士国家試験 - 第32回 午前
重要度:低 正答率:80% 類似度 60.4% 解説あり
パルスオキシメータについて正しいのはどれか。
a
測定時の校正が不要である。
b
指先以外では測定できない。
c
心原性ショック時でも測定できる。
d
赤外線2波長を用いる。
e
ヘモグロビンの吸光度を用いる。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

解説

パルスオキシメータは、赤色光(約660 nm)と赤外光(約940 nm)の2波長を用い、拍動性(動脈)成分の透過光変動から比(ratio-of-ratios)を求め、経験的な校正曲線に当てはめてSpO2(末梢動脈血酸素飽和度)を算出する。比を用いるため測定時のユーザ校正は不要である。測定は指尖に限らず、耳朶・足趾・前額など脈波が得られる部位で可能である。一方、心原性ショックなどの末梢循環不全では脈波が微弱または消失し、測定不能・不安定になりやすい。原理的にはオキシヘモグロビンとデオキシヘモグロビンの吸光度差(ランバート・ベールの法則)を利用する。なお比の定義の一例は $R=\frac{(AC/DC)_{660}}{(AC/DC)_{940}}$。

選択肢別解説

a
正解

正しい。パルスオキシメータは赤色光と赤外光の吸光度比(ratio-of-ratios)からSpO2を求めるため、光源の絶対光量や組織厚などの影響を相対化でき、使用時の現場校正(キャリブレーション)は不要である(機器は製造時に校正曲線が組み込まれている)。

b
不正解

誤り。測定は指先以外でも可能で、耳朶、足趾、新生児の足底、前額など脈波が検出できる部位に対応した各種プローブが存在する。

c
不正解

誤り。心原性ショックでは末梢循環が低下し、動脈拍動成分(AC成分)が得られにくくなるため、測定不能または値が不安定になりやすい。

d
不正解

誤り。用いるのは赤色光(可視光)と赤外光の2波長であり、赤外線2波長のみではない。代表的には約660 nm(赤)と約940 nm(赤外)を用いる。

e
正解

正しい。オキシヘモグロビンとデオキシヘモグロビンで吸光度が異なる性質(ランバート・ベールの法則)を利用し、動脈拍動成分の吸光度比から酸素飽和度を算出する。

51
第二種ME技術認定試験 - 第38回 午前
類似度 60.4%
超音波トランジットタイム血流計測について正しいのはどれか。
1
非観血的に測定する。
2
経食道下で測定する。
3
ドプラ効果を利用する。
4
2個の振動子を用いて測定する。
5
血流速の変化による音響インピーダンスの変化を利用する。
63
臨床工学技士国家試験 - 第16回 午前
正答率:42% 類似度 60.4%
正しい組合せはどれか。
a
血中酸素分圧 ---------- パルスオキシメータ
b
グルコース ------------ 酵素センサ
c
尿酸 ----------------- 光電比色計
d
アミノ酸 -------------- ポーラログラフ
e
ナトリウム ------------- 赤外分光光度計
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
49
第二種ME技術認定試験 - 第34回 午前
類似度 60.4%
パルスオキシメータについて正しいのはどれか。
1
溶存酸素量を測定する。
2
静脈血による吸収の変化を測定する。
3
酸素化ヘモグロビンは赤外光より赤色光の吸収が大きい。
4
光の検出にはLEDが用いられる。
5
測定値に影響する要因として外光侵入がある。
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65
臨床工学技士国家試験 - 第11回 午前
正答率:50% 類似度 60.3%
治療用物理エネルギーの特性で誤っているのはどれか。
1
マイクロ波照射で生体組織の誘電加温ができる。
2
高周波電流に対しては神経の感受性が低い。
3
レーザ光は収束性に優れている。
4
衝撃波は凸面反射板で収束する。
5
高周波電流の通電で生体組織にジュール熱が発生する。
46
第二種ME技術認定試験 - 第31回 午後
類似度 60.3%
脳波計の内部雑音の点検について正しいのはどれか。
1
入力端子を短絡して測定した。
2
フィルタ帯域を0.5~30Hzに設定した。
3
サンプリング周波数を60Hzに設定した。
4
脳波計の感度を標準感度に設定した。
5
Ag-AgCl電極を使用して行った。
55
臨床工学技士国家試験 - 第17回 午前
正答率:54% 類似度 60.3%
生体電気計測について正しいのはどれか。
a
電極静止電位は小さい方がよい。
b
Ag-AgC1電極は不分極電極である。
c
差動増幅器の入力インピーダンスは小さい方がよい。
d
皮膚インピーダンスは抵抗と静電容量の直列接続で表される。
e
分極電圧は皮膚と電極との間に生じる直流電圧である。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
29
臨床工学技士国家試験 - 第28回 午後
重要度:低 正答率:77% 類似度 60.3% 解説あり
酸素ガスの分析計測手段はどれか。
a
ガルバニックセル
b
熱電対
c
サーミスタ
d
セバリングハウス電極
e
クラーク電極
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

解説

酸素ガスの分析(酸素分圧・濃度の推定)に用いられる代表的な電気化学式センサは、自己発電型のガルバニックセルと、外部から分極電圧を与えて拡散限界電流を測るクラーク電極(ポーラログラフィ/アンペロメトリ)である。いずれも酸素が膜を拡散して電極反応に消費され、その反応電流が酸素分圧に比例する特性を利用する。一方、熱電対やサーミスタは温度センサであり酸素分析には用いない。セバリングハウス電極は二酸化炭素分圧(PCO2)測定用で、酸素用ではない。したがって正答はガルバニックセルとクラーク電極である。

選択肢別解説

a
正解

正しい。ガルバニックセル式酸素センサは自己発電型で、酸素が透過膜を拡散し電極で還元されることで生じる電流が酸素分圧に比例する。一般にアノードに鉛、カソードに金や銀、電解液にアルカリ溶液を用い、人工呼吸器や酸素分析器で広く用いられる。

b
不正解

誤り。熱電対は異種金属の接点間温度差により熱起電力を生じるゼーベック効果を利用した温度センサであり、酸素濃度・分圧の分析には用いない。

c
不正解

誤り。サーミスタは温度によって電気抵抗が大きく変化する半導体素子を用いた温度センサであり、酸素ガスの分析手段ではない。

d
不正解

誤り。セバリングハウス電極はCO2の拡散により薄膜内のpH変化を検出する構造(pH電極+テフロン膜)で、二酸化炭素分圧測定に用いられる。酸素分析用ではない。

e
正解

正しい。クラーク電極は白金カソードとAg/AgClアノードを一定電圧で分極し、酸素の還元反応に伴う拡散限界電流を測定する酸素電極で、電流は酸素分圧に比例する。血液ガス分析装置や各種酸素モニタに用いられる。

78
臨床工学技士国家試験 - 第11回 午後
正答率:64% 類似度 60.2%
科目:
小分類: 熱現象
正しいのはどれか。
1
熱伝導は固体にのみ認められる。
2
体外循環における熱交換は主に熱対流による。
3
熱対流は流体以外にも認められる。
4
熱放射は電磁波の形で熱が伝わる。
5
高温の物体ほど波長の長い電磁波を出す。
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54
第二種ME技術認定試験 - 第35回 午前
類似度 60.1%
RF容量結合型ハイパーサーミアについて誤っているのはどれか。
1
放射線療法との併用は禁忌である。
2
電極の組合せにより種々の温度分布が得られる。
3
体表から10cm程度の深さの加温が可能である。
4
細胞の熱耐性により温熱感受性が低下する。
5
皮下脂肪が厚いと痛みを生じやすい。
72
臨床工学技士国家試験 - 第18回 午前
正答率:64% 類似度 60.1%
温熱療法について正しいのはどれか。
1
癌組織の最適加温温度は38~39°Cである。
2
RF容量結合型では筋肉組織は脂肪組織より加温されやすい。
3
マイクロ波加温法では数+MHzまでの電磁波を使用する。
4
前立腺肥大症の治療に超音波加温法は用いない。
5
RF容量結合型はマイクロ波加温法より透過深度が大きい。
9
臨床工学技士国家試験 - 第24回 午後
重要度:低 正答率:72% 類似度 60.1% 解説あり
体温について正しいのはどれか。
a
腋窩温は直腸温よりも高い。
b
排卵日には一過性の体温低下が起こる。
c
体温調節に関連する汗はエクリン腺から分泌される。
d
発熱時の筋のふるえは体温の上昇後に最大となる。
e
皮膚血管が収縮すると熱放散が増大する。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

解説

体温は部位によって異なり、深部温(直腸温・鼓膜温など)が末梢(腋窩温)より高い。基礎体温は排卵の直前〜当日に一過性の低下(陥落)がみられ、その後は黄体ホルモン(プロゲステロン)の作用で高温期となる。体温調節に関わる発汗は全身に分布するエクリン腺が担い、アポクリン腺は体温調節には主役ではない。発熱初期は視床下部の設定温度上昇により皮膚血管収縮とシバリング(筋のふるえ)が起こって熱産生を高め、体温が新たな設定点に到達するとこれらは減弱する。皮膚血管収縮は体表への血流を減らして熱放散を抑える。以上より、正しいのは選択肢2と3である。

選択肢別解説

a
不正解

誤り。腋窩温は環境の影響を受けやすく、直腸温(深部温)より一般に低い(おおむね0.3〜0.8℃程度低いとされる)。したがって「腋窩温は直腸温よりも高い」は不正確。

b
正解

正しい。基礎体温は排卵の直前〜当日に一過性の低下(陥落)を示し、その後は黄体期に入ってプロゲステロン作用で約0.3〜0.5℃上昇する。よって排卵日には一過性の低下が起こり得る。

c
正解

正しい。体温調節に関与する発汗はエクリン腺から分泌される水様性の汗で、全身に広く分布する。アポクリン腺は腋窩・外陰部などに限局し、主に情動発汗や臭いに関連し体温調節の主役ではない。

d
不正解

誤り。発熱時のシバリング(筋のふるえ)は設定温度が上がった直後、体温がその新たな設定点に達する前の上昇期に強く起こる。体温が上がり設定点に達するとシバリングは減弱・停止する。

e
不正解

誤り。皮膚血管が収縮すると体表への血流が減り、熱の運搬・放散が抑制されるため、熱放散は減少する(増大しない)。

44
臨床工学技士国家試験 - 第9回 午後
正答率:79% 類似度 60.1%
パルスオキシメーターについて正しいのはどれか。
a
動脈血酸素飽和度を連続的に測定できる。
b
拍動がないときは測定できない。
c
カルボキシヘモグロビンの存在下でも正確な測定ができる。
d
測定値は動脈血酸素分圧に比例して変化する。
e
メチレンブルーの静注は測定値に影響を与える。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
85
臨床工学技士国家試験 - 第6回 午前
正答率:76% 類似度 60.0%
生体組織の電気的性質として正しいのはどれか。
a
生体の電気抵抗率は周波数に依存しない。
b
細胞膜は微小な直流に対してほぼ完全な絶縁物と考えてよい。
c
生体組織の中では骨は電気抵抗率が高い。
d
生体組織の中では血液は電気抵抗率が高い。
e
生体組織の中では脂肪は電気抵抗率が低い。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
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73
臨床工学技士国家試験 - 第2回 午後
正答率:68% 類似度 60.0%
医用電気機器の装着部の形別分類について正しいのはどれか。
a
BF形装着部は体表にのみ適用できる。
b
BF形装着部ではミクロショックを防止することができない。
c
CF形装着部の許容患者洩れ電流はBF形装着部のそれの1/10以下である。
d
直接心臓に適用できる装着部としてB形がある。
e
体表にのみ適用する機器の許容患者洩れ電流は最少感知電流の1/100以下である。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
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