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臨床工学技士国家試験

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第36回 午後 第17問
20件の類似問題
体温測定について正しいのはどれか。...
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27
臨床工学技士国家試験 - 第37回 午後
類似度 62.1% 解説あり
生体電気計測に用いられる電極について誤っているのはどれか。
1
生体内イオン電流を電子電流へ変換する。
2
皮膚との接触面積を広くすると接触インピーダンスが上昇する。
3
電極ペーストは皮膚との接触インピーダンスをさげる。
4
銀-塩化銀電極は不分極電極である。
5
X線はカーボン電極を透過する。

解説

生体計測用電極は、生体内で流れるイオン電流を計測装置内の電子電流に変換する電気化学的インターフェースであり、界面では半電池電位や分極が関与する。接触インピーダンスは主に角質層の抵抗・界面容量により規定され、電極の接触面積を広くし、導電性ペースト(ジェル)で角質層の隙間を埋めることで低下する。銀-塩化銀(Ag/AgCl)電極は電荷移動反応が起こりやすく分極しにくい不分極電極として心電図などで標準的に用いられる。カーボン電極は低原子番号材料でX線減弱が小さく、撮影時にアーチファクトを生じにくい。従って「接触面積を広くすると接触インピーダンスが上昇する」は誤りで、正しくは低下する。

選択肢別解説

1
不正解

正しい。電極は生体側(イオン担体:Na⁺、K⁺、Cl⁻など)と計測回路側(電子担体)を接続し、界面の電気化学反応によりイオン電流を電子電流へと変換する役割を担う。

2
正解

誤り。接触インピーダンスは概ね接触面積に反比例し、面積を広げるほど低下する。面積増大により電流密度が下がり、界面抵抗・界面容量の影響が小さくなって雑音やアーチファクトの低減に寄与する。

3
不正解

正しい。電極ペースト(導電性ジェル)は角質層の微小な隙間を埋め、電解質経路を形成して接触抵抗を低下させるため、接触インピーダンスを下げて安定した計測を可能にする。

4
不正解

正しい。銀-塩化銀(Ag/AgCl)電極は界面で可逆的な電荷移動反応(例:AgCl(s)+e⁻ ⇄ Ag(s)+Cl⁻)が起こりやすく、分極電位が生じにくい不分極電極として扱われ、低雑音・安定な計測に適する。

5
不正解

正しい。カーボンは低原子番号でX線吸収が小さく、電極自体がX線をよく透過するため、X線撮影時の画像アーチファクトが生じにくい。

45
第二種ME技術認定試験 - 第38回 午前
類似度 62.1%
生体計測用電極について誤っているのはどれか。
1
電極面積が大きいほど電極インピーダンスは小さい。
2
電極面積を小さくしても電極電位は変わらない。
3
異種の金属電極の使用は電極電位の影響を増大させる。
4
電極インピーダンスは周波数の増加とともに大きくなる。
5
新品の再使用型金属電極はエージングを行う。
52
臨床工学技士国家試験 - 第11回 午前
正答率:53% 類似度 62.1%
生体電気計測について正しいのはどれか。
a
計測状態のインピーダンスは、電極と皮膚のインピーダンスの並列接続で構成される。
b
電極に電流が流れると電極と生体間に分極電圧が発生する。
c
電圧増幅度100倍の差動増幅器の同相除去比(CMRR)が40dBのとき、同相入力信号として1mVを加えると1mVの出力が得られる。
d
低周波領域では電極接触インピーダンスは周波数に比例する。
e
電圧増幅器の入力インピーダンスはできるだけ小さい方がよい。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
29
臨床工学技士国家試験 - 第22回 午後
正答率:53% 類似度 62.1% 解説あり
血液ガス分析用電極で誤っているのはどれか。
1
pH測定ではガラス膜内外面の電位差を計測する。
2
$P_{\text{O}_2}$ 測定では電極間に直流電圧を印加して電流を計測する。
3
$P_{\text{CO}_2}$ 測定では $CO_2$ テフロン膜透過性を利用して計測する。
4
経皮的血液ガス分圧の測定では皮膚を加温する。
5
ISFETはゲート上のイオン感応膜を透過したイオン電流を計測する。

解説

血液ガス分析用の代表的電極は、測定対象ごとに「何を信号として取り出すか」が異なる。pHはガラス膜の内外で生じる膜電位差(ネルンスト応答)を測る。$P_{\mathrm{O}_2}$ はClark電極(ポーラログラフ法)で電極間に直流電圧を印加して得られる拡散律速の還元電流を測る。$P_{\mathrm{CO}_2}$ はSeveringhaus電極で、CO2透過膜を通過したCO2が内部の緩衝液に溶解して生じるpH変化をpH電極で測る。経皮的分圧測定では皮膚を加温し局所血流を増やして動脈化させる。一方、ISFETはイオン感応膜によってゲート表面電位(しきい値電圧)を変化させ、その電位変化(あるいはそれに伴うトランジスタのチャネル電流変化)を電気的に読み出すデバイスであり、イオン感応膜を“透過したイオン電流”そのものを計測するわけではない。したがって誤りは選択肢5。

選択肢別解説

1
不正解

正しい。pHガラス電極はガラス膜の内外面で生じる水素イオン活量差に対応した膜電位差を測定する(ネルンストの式に従い、25℃で約59 mV/pHの感度)。よって記述は妥当。

2
不正解

正しい。$P_{\mathrm{O}_2}$ 測定はClark電極(白金陰極・Ag/AgCl陽極)を用い、約0.6 Vの直流電圧を印加して、膜を透過して拡散・還元される酸素に比例する定常電流(ポーラログラフ電流)を計測する。

3
不正解

正しい。$P_{\mathrm{CO}_2}$ 測定のSeveringhaus電極では、CO2透過膜(テフロン等)を通って内部の緩衝液に溶けたCO2が $CO_2+H_2O \rightleftharpoons H_2CO_3 \rightleftharpoons H^+ + HCO_3^-$ を生じ、その結果のpH変化を内蔵のpH電極で検出する。

4
不正解

正しい。経皮的血液ガス分圧(tcPO2/tcPCO2)では、プローブで皮膚を加温(一般に約40〜43℃)し血管拡張・血流増加を起こして局所を動脈化させ、動脈血に近い分圧を得る。

5
正解

誤り。ISFET(イオン感応性電界効果トランジスタ)は、ゲート上のイオン感応膜で生じる界面電位変化を検出するポテンショメトリックセンサであり、イオン感応膜を“透過したイオン電流”を直接計測するものではない。実際にはゲート表面電位の変化として読み出し、電圧またはFETのチャネル電流の変化として計測する。

45
第二種ME技術認定試験 - 第32回 午前
類似度 62.1%
生体計測用電極について誤っているのはどれか。
1
電極面積が大きいほど電極インピーダンスは小さい。
2
電極面積を小さくすると電極電位は小さくなる。
3
同種の金属電極の使用は電極電位の影響を軽減させる。
4
電極の表面が絶縁されていても交流信号の検出は可能である。
5
電極インピーダンスは周波数とともに減少する。
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72
臨床工学技士国家試験 - 第5回 午後
正答率:97% 類似度 62.0%
パルスオキシメータについて正しいのはどれか。
a
非侵襲的な測定ができる。
b
静脈血酸素分圧を測定する。
c
連続測定はできない。
d
血管内への色素投与時には正確な測定ができない。
e
心室細動時には測定できない。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
60
臨床工学技士国家試験 - 第17回 午前
正答率:87% 類似度 62.0%
パルスオキシメータについて正しいのはどれか。
a
ヘモグロビンの酸素飽和度を非侵襲的に測定する。
b
緑色光と赤色光に対する吸光度を測定する。
c
動脈性の拍動は測定の妨げとなる。
d
低酸素血症の発見に役立つ。
e
呼吸状態のモニタとして用いられる。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
71
臨床工学技士国家試験 - 第7回 午後
正答率:86% 類似度 61.9%
パルスオキシメータについて正しいのはどれか。
1
観血的静脈血酸素飽和度測定器
2
非観血的動脈血酸素分圧測定器
3
非観血的動脈血酸素飽和度測定器
4
観血的動脈血酸素飽和度測定器
5
観血的動脈血酸素分圧測定器
53
臨床工学技士国家試験 - 第14回 午前
正答率:39% 類似度 61.9%
呼吸モニタについて正しいのはどれか。
a
流量はローリングシール型流量計によって測定される。
b
二酸化炭素濃度は赤外線分析計で測定される。
c
圧力センサには静電容量変化を検出するものがある。
d
コンプライアンスは、体積と圧力とによって求めることができる。
e
生理学的死腔率は呼吸モニタの一次情報である。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
57
第二種ME技術認定試験 - 第37回 午前
類似度 61.9%
生体における熱特性について誤っているのはどれか。
1
脂肪組織の熱伝導率は水より小さい。
2
生体内部の熱の移動は主に熱伝導による。
3
体表面での空気の対流は熱の放散を促進する。
4
運動時の熱産生は主に骨格筋に起因する。
5
体表面からの熱放射エネルギーの波長分布は赤外領域にある。
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57
第二種ME技術認定試験 - 第29回 午前
類似度 61.9%
科目:
小分類: 熱現象
熱の伝わりについて誤っているのはどれか。
1
体表面での空気の対流は熱の放散に役立つ。
2
熱伝導は温度の勾配に比例する。
3
皮膚組織内では対流はほとんどない。
4
生体内での熱の移動は血流による影響が大きい。
5
体表面からの熱放射は近赤外光による。
29
臨床工学技士国家試験 - 第38回 午後
類似度 61.7%
インピーダンス式呼吸モニタについて誤っているのはどれか。
1
心電図モニタの電極を兼用できる。
2
胸郭の広がりに由来するインピーダンスの変化を記録する。
3
胸壁表面に配置した電極間に直流電圧を印加する。
4
電極を貼る位置によって影響を受ける。
5
体動はアーチファクトの原因となる。
9
第二種ME技術認定試験 - 第28回 午前
類似度 61.7%
体温およびその調節について誤っているのはどれか。
1
腋窩温は直腸温よりも低い。
2
体温は午前2時~6時が最も低い。
3
小児では成人より外気温の影響を受けやすい。
4
発汗による体温調節は気化熱による。
5
主な熱産生臓器は心臓である。
57
臨床工学技士国家試験 - 第13回 午前
正答率:47% 類似度 61.6%
呼吸機能計測について誤っているのはどれか。
1
肺-胸郭系の機械的特性には粘性要素が含まれる。
2
呼吸抵抗計は3~10Hzの周波数帯域の呼気の圧力と流量を測る。
3
フライシュ式呼吸流量計は細管を束ねた抵抗体を用いる。
4
熱線式呼吸流量計は流路中の細い白金線の振動を検出する。
5
運動負荷試験中の呼吸・代謝の測定にはブレスバイブレス法が多く使われる。
31
臨床工学技士国家試験 - 第32回 午前
重要度:低 正答率:88% 類似度 61.6% 解説あり
血中二酸化炭素分圧の測定に用いられるのはどれか。
1
セバリングハウス電極
2
サーモパイル
3
クラーク電極
4
ストレインゲージ
5
熱線型白金電極

解説

血中二酸化炭素分圧(PCO2)は、セバリングハウス電極を用いる電位差測定法で測定される。CO2透過性膜(一般にテフロン膜)を通過したCO2が緩衝液中で CO2 + H2O ⇄ H2CO3 ⇄ H+ + HCO3− の反応によりpHを変化させ、そのpH変化をpHガラス電極とAg/AgCl比較電極の電位差として検出し、校正式によりPCO2に換算する。PO2はクラーク電極(アンペロメトリック法)で測る点と区別することが重要。サーモパイル、ストレインゲージ、熱線型白金線(電極)などは温度・放射・力/圧力・流量などの計測に用いられ、血中PCO2の直接測定には用いない。

選択肢別解説

1
正解

正しい。セバリングハウス電極はCO2透過膜、緩衝液、pHガラス電極とAg/AgCl比較電極などで構成され、CO2により生じるpH変化を電位差として検出しPCO2を求める(ポテンショメトリック法)。血液ガス分析装置や経皮PCO2計で用いられる代表的手法である。

2
不正解

誤り。サーモパイルは複数の熱電対を直列接続した熱型検出器で、赤外線の放射量や温度差の測定(例:鼓膜体温計、放射温度計)に用いられる。血中PCO2の電極法測定には用いない。

3
不正解

誤り。クラーク電極は白金陰極とAg/AgCl陽極を用いるアンペロメトリック法で、溶存酸素(PO2)を測定するための電極である。CO2分圧の測定には適さない。

4
不正解

誤り。ストレイン(歪み)ゲージは抵抗変化を利用して力や圧力、変位を電気信号に変換するセンサで、観血式血圧トランスデューサなどに用いられる。PCO2測定の原理・用途とは異なる。

5
不正解

誤り。熱線型白金線(電極)は熱線風速計や熱線式呼吸流量計で用いられるもので、対流による冷却で電気抵抗や保持電力が変化する原理を利用する。血中PCO2の測定には用いない。

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20
臨床工学技士国家試験 - 第8回 午後
類似度 61.6%
科目:
中分類: 電子工学
小分類: 電子回路
半導体素子について正しいのはどれか。
a
半導体レーザは主に紫外域の光を発する。
b
ホトダイオードの原理はCDS素子と同じである。
c
バイポーラトランジスタは電流で電流をコントロールする増幅素子である。
d
半導体のホール素子は磁気検出に用いられる。
e
熱電対は半導体素子である。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
21
第二種ME技術認定試験 - 第34回 午後
類似度 61.5%
観血式血圧測定に使用しないのはどれか。
1
圧力トランスデューサ
2
カテーテル
3
聴診器
4
生理食塩液
5
加圧バッグ
90
臨床工学技士国家試験 - 第4回 午前
正答率:30% 類似度 61.4%
電極法による化学分析について正しいのはどれか。
a
電気化学の原理を利用している。
b
半導体製造技術を利用したセンサを用いることができる。
c
繰り返し使用する場合の信頼性が高い。
d
化学シフトの測定にも用いられる。
e
控訴を付加した電極も用いられる。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
45
第二種ME技術認定試験 - 第33回 午前
類似度 61.4%
生体用金属電極で誤っているのはどれか。
1
電極インピーダンスは周波数の増加とともに減少する。
2
生体との接触面は金属でなければならない。
3
接触インピーダンスは接触面積が大きいほど小さい。
4
電極電位の差を少なくするために同じ金属の電極を使用する。
5
電極インピーダンスは電気化学反応による。
54
臨床工学技士国家試験 - 第12回 午前
正答率:55% 類似度 61.4%
電極について正しいのはどれか。
a
体表面電極のペースト充填構造は皮膚-電極間インピーダンスを安定させる。
b
銀-塩化銀電極は分極電圧が小さい。
c
接触インピーダンスの主な成分はペースト-電極間のインピーダンスである。
d
オフセット電圧は計測装置の増幅器に直接入力されない。
e
発汗によってオフセットドリフトが生じる。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
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