第24回国試午後6問の類似問題

国試第24回午後:第71問

人工心肺を用いた体外循環で正しいのはどれか。(生体機能代行装置学)

a: 血液希釈によって膠質浸透圧は低下する。

b: 成人の体表面積あたりの灌流量は小児よりも多い。

c: 低体温によって末梢血管抵抗は低下する。

d: 心停止液にはCa2+を用いる。

e: プロタミンはヘパリン初期投与量の1~1.5倍を投与する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第19回午前:第24問

肺動脈圧が低下しているのはどれか。(循環器学)

1: 心房中隔欠損症

2: 肺動静脈瘻

3: Eisenmenger(アイゼンメンジャー)症候群

4: 僧帽弁狭窄症

5: 肺動脈狭窄症

国試第9回午前:第46問

正しいのはどれか。

a: 換気ガス流量は差圧トランスデューサを用いて測定できる。

b: 機能的残気量はスパイロメトリーで測定できる。

c: パルスオキシメータはガラス管に密封された標準血液で校正する。

d: 残気量はスパイロメトリーで測定できる。

e: カプノメーターは換気のモニターとして有用である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第8回午前:第30問

健常成人の値として適当なのはどれか。

a: 動脈血酸素分圧 ―――――― 100mmHg

b: 動脈血二酸化炭素分圧 ――― 40mmHg

c: 肺胞気酸素分圧 ―――――― 150mmHg

d: 肺胞気二酸化炭素分圧 ――― 50mmHg

e: 混合静脈血酸素分圧 ―――― 40mmHg

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第16回午後:第46問

人工呼吸中に呼気終末二酸化炭素濃度が急激に低下した。考えられるのはどれか。

a: 気管チューブの閉塞

b: 心拍出量の急激な増加

c: 酸素消費量の減少

d: 心停止

e: 肺塞栓症

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第31回午後:第11問

人工心肺について誤っているのはどれか。

1: 静脈から脱血し、酸素加した血液を動脈に送る。

2: 現在の人工肺の主流は気泡型人工肺である。

3: 血液ポンプにはローラポンプと遠心ポンプがある。

4: 出血を回収する吸引回路がある。

5: 代謝を下げるために低体温にすることがある。

国試第5回午後:第46問

誤っているのはどれか。

a: 半透膜は溶液の溶質を透過させる膜である。

b: 膜間圧力差は透析膜にかかる圧力である。

c: 酢酸不耐症では末梢血管が拡張する。

d: 分画曲線は溶質の分子量とふるい係数との関係を表した曲線である。

e: 基準体重(ドライウェイト)とは体液量が減少しているときの体重である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第20回午前:第34問

腎臓について誤っているのはどれか。(腎臓・泌尿器学)

1: 糸球体濾過は血管壁内外の圧差によって行われる。

2: 原尿に含まれる水の約99%は再吸収される。

3: ヘンレ係蹄では浸透圧勾配が形成させる。

4: アルドステロンの作用によってNa+が排泄される。

5: 抗利尿ホルモンの作用によって水が再吸収される。

国試第1回午後:第30問

成人男性患者(体重60kg)に対する人工呼吸器装着の初期設定条件として誤っているのはどれか。

1: 吸気酸素濃度を百パーセントとした。

2: 吸気相と呼気相の時間的比率(I:E比)を1:2とした。

3: 換気回数を60回/分とした。

4: 1回換気量を600mLとした。

5: 呼気終末陽圧(PEEP)を5cmH2Oとした。

国試第24回午前:第74問

人工心肺中に脱血回路の酸素飽和良が低下した。(生体機能代行装置学)原因として考えられないのはどれか。

1: 送血流量の不足

2: 過度の血液希釈

3: 体温の低下

4: 生体肺の機能不全

5: 吹送ガス酸素濃度の低下

国試第9回午後:第84問

生体の力学的特性を比較して誤っているのはどれか。

a: 動脈のヤング率は腱のそれより大きい。

b: 動脈の最大変形は腱のそれより大きい。

c: 動脈の最大荷重は腱のそれより小さい。

d: 筋肉内の音速は肺内のそれより小さい。

e: 筋肉の音響インピーダンスは肺のそれより小さい。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第31回午前:第44問

医療ガスの性質について誤っているのはどれか。

1: 酸素ガスの比重(対空気)は約1.5である。

2: 亜酸化窒素ガスには支燃性がある。

3: 窒素ガスの沸点は約-196°Cである。

4: 二酸化炭素ガスの臨界温度は約31°Cである。

5: ヘリウムガス中の音速は空気中の約3倍である。

国試第12回午前:第22問

呼吸不全について正しいのはどれか。

a: 空気呼吸下で動脈血酸素分圧(PaO2)60mmHg以下である。

b: 高二酸化炭素血症を伴う低酸素血症は換気障害による。

c: 高二酸化炭素血症を伴わない低酸素血症は拡散障害による。

d: 呼吸不全は肺に基礎疾患がなければ起こらない。

e: シャント率が高い呼吸不全では酸素療法が有効である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第36回午後:第6問

解剖学的死腔が150mLの人が、以下に示すAからEの換気を行った。誤っているのはどれか。[換気A]1回換気量:500mL、分時換気回数:12回[換気B]1回換気量:400mL、分時換気回数:12回[換気C]1回換気量:400mL、分時換気回数:20回[換気D]1回換気量:300mL、分時換気回数:20回[換気E]1回換気量:400mL、分時換気回数:24回 

1: 換気Aと換気Dの分時換気量は等しい。 

2: 換気Aと換気Bの分時死腔換気量は等しい。 

3: 換気Cと換気Dの分時肺胞換気量は等しい。 

4: 1回肺胞換気量は換気Aが一番多い。 

5: 分時肺胞換気量は換気Eが一番多い。 

国試第8回午後:第48問

高気圧酸素治療について誤っているのはどれか。

1: 血液の溶解酸素を増加する治療である。

2: 第1種装置は酸素で加圧することができる。

3: 減圧は毎分1.0kg / cm2以上の速度で行う。

4: 耳抜きは外耳道と中耳との圧力差をなくするために行う。

5: 第2種装置とは大型(多人数用)のものをいう。

ME2第37回午後:第30問

人工心肺について誤っているのはどれか。

1: ローラポンプは圧閉度を調整する。

2: 体外循環開始前にプロタミンを投与する。

3: 送血カニューレは大動脈に挿入する。

4: 体外循環開始時に酸素の吹送を開始する。

5: 大動脈を遮断してから心筋保護液を注入する。

国試第19回午前:第21問

ARDS(急性呼吸窮迫症候群)について正しいのはどれか。(呼吸器学)

a: 肺毛細血管内皮細胞の障害

b: PaO2/FiO2の上昇

c: 肺動肺楔入圧の上昇

d: 肺コンプライアンスの減少

e: 胸部エックス線写真上で両側びまん性陰影

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第22回午前:第65問

安静時自発呼吸で正しいのはどれか。

1: 安静呼気位には胸郭は肺を縮めるように作用する。

2: 吸気のメカニズムは肺の能動的な拡張である。

3: 吸気時は肺内圧が胸腔内圧より低い。

4: 胸腔内圧は呼気相では陽圧である。

5: 呼気筋の活動は低い。

国試第36回午後:第28問

熱希釈式肺動脈カテーテルで計測できないのはどれか。

1: .混合静脈血酸素飽和度 

2: 左室収縮期圧 

3: 中心静脈圧 

4: 心拍出量 

5: 肺動脈圧 

国試第32回午後:第6問

誤っているのはどれか。

1: 前腕における脈拍の触知は橈骨動脈で行う。

2: 観血式血圧測定では動脈内にカテーテルを留置する。

3: 非観血式血圧測定ではカフ部の高さを心臓と同じにする。

4: 脈圧は収縮期血圧と拡張期血圧との平均値である。

5: 脈圧の左右差は動脈閉塞性疾患でみられる。