第14回国試午前30問の類似問題

国試第9回午後:第55問

体外循環中の血液希釈について誤っているのはどれか。

1: 使用する血液量の節減に役立つ。

2: 血液の酸素運搬能は低下する。

3: 末梢血液循環を円滑にする。

4: 常温下ではへマトクリット値を20~25%にする。

5: 血液粘度を上昇させる。

国試第5回午前:第8問

誤っているのはどれか。

1: 細胞内液で最も多い陽イオンはK+である。

2: 血液から血球成分を取り除いた部分が血漿である。

3: HCO3-は体液の弱アルカリ性を保持する働きがある。

4: 1mmol/lの濃度のCa2+イオンは1mEq/lに等しい。

5: 細胞外液量は細胞内液量の1/2~1/3である。

国試第14回午前:第31問

血清あるいは血漿測定値の基準値として正しいのはどれか。

1: Na : 128mEq/l

2: K : 3.0mEq/l

3: Ca : 6.0mEq/l

4: P : 5.0mg/dl

5: HCO3-: 24mEq/l

国試第34回午後:第70問

人工心肺を用いた体外循環中の電解質、内分泌系の変動で正しいのはどれか。

a: 血中ナトリウム濃度は低下する。

b: 血中カリウム濃度は低下する。

c: 赤血球液の使用で血中カルシウム濃度は上昇する。

d: インスリンの過剰分泌により低血糖になりやすい。

e: バソプレシンは増加する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第17回午後:第64問

透析患者の高リン血症の管理で正しいのはどれか。

a: 低リン食の食事療法

b: 炭酸カルシウムの服用

c: 塩酸セベラマーの服用

d: アルミニウムゲルの服用

e: 活性化ビタミンDの服用

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第33回午前:第71問

人工心肺による体外循環時に血中カリウム値の上昇を来すのはどれか。

a: 溶 血

b: 代謝性アルカローシス

c: インスリン投与

d: 低体温

e: 心筋保護液注入

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第12回午前:第28問

低ナトリウム血症について正しいのはどれか。

a: 健常者の血清ナトリウム値は約140mEq/lである。

b: 高血糖は偽性低ナトリウム血症の原因となる。

c: 意識レベルは低下しない。

d: 直ちに生理食塩液の補給を行う。

e: 抗利尿ホルモン(ADH)分泌過剰でみられる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第31回午後:第79問

維持血液透析における尿素のKt/Vについて誤っているのはどれか。

1: 透析量を表す。

2: 1.2以上が推奨されている。

3: 蛋白異化率に比例する。

4: 生命予後規定因子である。

5: 無次元数である。

国試第9回午後:第63問

維持透析患者の病態生理で正しい組合せはどれか。

a: 低カルシウム ―――――---上皮小体(副甲状腺)機能亢進

b: 水分過剰 ―――――――- うっ血性心不全

c: レニン分泌過剰 ――――- 血圧低下

d: 酢酸不耐症 ―――――― 血圧上昇

e: アルミニウム ―――――-- 骨軟化症

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第25回午後:第76問

次の条件で血液透析が行われた。透析器入口血液尿素窒素濃度100mg/dL透析器出口血液尿素窒素濃度10mg/dL透析器入口血液流量250mL/min限外濾過流量10mL/minこの透析器の尿素クリアランス[mL/min]はどれか。

1: 186

2: 206

3: 226

4: 246

5: 266

国試第32回午後:第72問

人工心肺中の血液希釈について正しいのはどれか。

a: 充填量の大きい人工心肺ほど希釈率は高くなる。

b: 小児では成人に比して希釈率は低くなる。

c: 希釈限界はヘマトクリット10%である。

d: 希釈率が高いほど酸素運搬能は高まる。

e: 希釈率が高いほど末梢循環抵抗が減少する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第8回午後:第61問

透析実施中回路内に凝血が認められた。考えられる原因はどれか。

a: 透析液浸透圧の異常

b: プロタミンの不足

c: ヘパリンの不足

d: 血流量の不足

e: 透析液流量の不足

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第10回午後:第60問

成人維持透析患者の食事療法について正しいのはどれか。

a: 0.4~0.6g/kg体重/日程度の蛋白制限が必要である。

b: 水分摂取には制限はない。

c: カリウム摂取には制限を要する。

d: 7g/日以下の塩分制限が望ましい。

e: リン摂取が推奨される。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第34回午後:第3問

血液透析について正しいのはどれか。

1: 主に中空糸型のダイアライザを用いる。

2: 透析液と血液は並流で流す。

3: 過剰の水分は浸透圧差により除去する。

4: 抗凝固薬は使用しない。

5: 尿毒素は主として限外濾過で除去する。

ME2第34回午前:第11問

誤っているのはどれか。

1: 体液の約2/3は細胞内にある。

2: 血漿タンパク質は毛細血管を通過できる。

3: 血漿タンパク質は膠質浸透圧を維持している。

4: 体重あたりの水分量は大人より乳幼児のほうが多い。

5: カリウム濃度は細胞外よりも細胞内のほうが高い。

ME2第34回午後:第35問

血液透析において次の項目を増加させた場合、小分子量物質(分子量500以下)のクリアランスに最も影響を与えるのはどれか。

1: 血流量

2: 膜面積

3: 透析時間

4: 透析液流量

5: 除水速度

国試第11回午前:第29問

腎不全患者に対する血液透析により速やかに改善されるのはどれか。

a: 電解質異常

b: 酸・塩基平衡の失調

c: 貧血

d: 末梢神経障害

e: 尿毒症性肺うっ血

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第17回午前:第10問

溶血が起こると血漿中の濃度が上昇するイオンはどれか。

1: ナトリウム

2: カリウム

3: 塩素

4: カルシウム

5: 重炭酸

国試第16回午前:第8問

細胞外液について正しいのはどれか。

1: カリウムイオン濃度は約1mM(mmol/L)である。

2: pHが7.20であればアルカローシスであると判断できる。

3: 量は細胞内液の約2倍である。

4: 量が増大すると電解質コルチコイドの分泌が増す。

5: 浸透圧が上昇すると抗利尿ホルモン(ADH)の分泌が増す。

国試第23回午前:第8問

カルシウムについて正しいのはどれか。

a: 骨には成人体内のカルシウムの約80%が含まれている。

b: 血漿カルシウム濃度低下で神経・筋の興奮性が低下する。

c: カルシトニンは破骨細胞の活性を低下させる。

d: パラソルモンは腎臓におけるカルシウム再吸収を促進する。

e: 活性型ビタミンDは骨からのカルシウム放出を調節する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e