第7回国試午後44問の類似問題

国試第4回午後:第32問

人工肺による体外循環の終了後に血液凝固能の正常化のために用いるのはどれか。

1: ヘパリンナトリウム

2: 硫酸プロタミン

3: 塩化カルシウム

4: 重炭酸ナトリウム

5: マニトール

国試第17回午後:第55問

人工肺のガス交換性能を向上させるものとして誤っているのはどれか。

1: ガス透過抵抗の小さいガス交換膜を選ぶ。

2: 血液の流れを不均一にして攪拌効果を上げる。

3: 血液とガス側との分圧差を大きくする。

4: 膜を厚くする。

5: 膜面積を大きくする。

国試第3回午後:第35問

人工心肺の熱交換器で血液を加温するとき血液-水の温度差の上限として適切なのはどれか。

1: 10°C

2: 15°C

3: 20°C

4: 25°C

5: 30°C

国試第11回午後:第42問

人工呼吸器とのファイティングの原因にならないのはどれか。

1: チューブトラブル

2: 分泌物貯留

3: 代謝性アルカローシス

4: トリガレベルの低下

5: 体温上昇

国試第31回午前:第87問

生体内で比熱の小さい物質あるいは組織はどれか。

a: 血 液

b: 筋

c: 骨

d: 脂肪

e: 細胞内液

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第5回午後:第42問

組織・臓器の酸素需要が正常体温(37℃)時の約25%となるのはどれか。

1: 36°C

2: 34°C

3: 31°C

4: 27°C

5: 23°C

国試第31回午後:第72問

慢性腎不全による維持透析患者における人工心肺管理で正しいのはどれか。

1: 無輸血体外循環が容易で ある。

2: 血清カリウム値は高めになるよう補正する。

3: 灌流圧は高めになる場合が多い。

4: 利尿薬を大量に用い自尿の確保に努める。

5: 術中透析施行中はその流量分だけ灌流量を増やす。

国試第10回午前:第9問

呼吸について正しいのはどれか。

1: 中枢化学受容器は髄液のpHの低下で刺激される。

2: 肺伸展受容体の反応は舌咽神経を介して呼吸中枢に伝わる。

3: 吸息運動は主として内肋間筋の収縮により行われる。

4: 胸腔内圧は呼息時には約+5mmHgになる。

5: 健常人では肺胞換気量は換気量とほぼ同一である。

国試第24回午後:第6問

誤っているのはどれか。(医学概論)

1: 胸腔内圧は陰圧である。

2: 成人の解剖学的死腔は約150mLである。

3: 残気量はスパイロメータで測定できる。

4: 肺の栄養血管は気管支動脈である。

5: ヘモグロビンの酸素解離曲線はpHが下がると右方に偏位する。

国試第13回午後:第77問

人工心肺装置の熱交換器で血液に伝える熱量に影響を与えるのはどれか。

a: 接触面積

b: 回路内圧

c: pH

d: 温度差

e: 接触時間

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第34回午後:第73問

人工心肺を用いた体外循環中の血液凝固系管理で正しいのはどれか。

1: ACT(活性化凝固時間)を 200 秒以下に維持する。

2: 全回路ヘパリンコーティング人工心肺では充填時のヘパリン量を半減できる。

3: プロタミン投与によって血圧は上昇する。

4: プロタミンには軽度の抗凝血作用があるのでヘパリン中和時の過量投与は避 ける。

5: プロタミン投与後も術野出血が続く場合は吸引ポンプを回し回収を続ける。

国試第34回午後:第65問

人工呼吸中のファイティングの原因として考えにくいのはどれか。

1: 不適切な換気パターン

2: 気道分泌物の貯留

3: 鎮静薬の投与不足

4: 血圧の低下

5: 咳嗽発作

国試第11回午後:第44問

人工呼吸中に低圧アラームが作動した。何を点検すべきか。

a: 加温加湿器

b: 呼吸回路

c: 吸気中酸素濃度

d: 吸気相:呼気相比(I:E比)

e: 気管チューブカブ

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第9回午後:第53問

人工心肺装置を用いた体外循環中に空気塞栓が発生した。 送血停止の後に行うべき処置として正しいのはどれか。

1: トレンデレンブルグ体位にして低温で上大静脈送血を行う。

2: ファウラー体位にして低温で大動脈送血を行う。

3: トレンデレンブルグ体位にして高温で大動脈送血を行う。

4: ファウラー体位にして高温で上大静脈送血を行う。

5: 仰臥位にして低温で大動脈送血を行う。

国試第2回午後:第41問

人工心肺の操作中の条件として適切でないのはどれか。

1: 血液のヘマトクリット:23%

2: 平均動脈圧:75mmHg

3: 送血潅流量:1.5L/(min・m2)

4: ACT(activated clotting time):500秒

5: 静脈血酸素飽和度:65%

国試第34回午前:第66問

気管吸引について正しいのはどれか。

a: 人工呼吸器装着中は時間を決めて行う。

b: 人工呼吸器装着中は換気量や気道内圧が効果の指標となる。

c: 1 回の吸引操作で 10 秒以上の陰圧はかけない。

d: 重篤な低酸素血症は絶対的禁忌である。

e: 滅菌手袋を使用しなければならない。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第30回午後:第7問

誤っているのはどれか。

1: 脳血流は内頸動脈と椎骨動脈によって供給される。

2: 頸動脈に圧受容体が存在する。

3: 心臓迷走神経は心拍数を低下させる。

4: カテコラミンは血圧を上昇させる。

5: 冠動脈血流量は拡張期より収縮期の方が多い。

国試第29回午前:第88問

健常人において動脈血の酸素分圧が正常な状態であるとき、特定の末梢組織への酸素運搬量に最も影響を与えるのはどれか。

1: 肺胞換気量

2: 心拍出量

3: 動脈圧

4: 動脈血の酸素飽和度

5: 当該組織の血流量

ME2第33回午後:第7問

人工心肺について正しいのはどれか。

1: 気泡型人工肺が現在もっとも多く使用される。

2: 血液ポンプとしてフィンガポンプが用いられる。

3: 血液は大動脈から脱血して右心房に送られる。

4: 血液回路は塩化ビニル製である。

5: 心筋保護液は体外循環開始前に投与する。

国試第26回午前:第79問

血液透析で正しいのはどれか。

1: いかなる場合も抑制帯を用いて抜針事故を防ぐ。

2: 透析液温度が異常上昇すると溶血を起こす。

3: 誤穿刺をしても術者を交代せず責任を全うする。

4: 空気誤入時には患者を右側臥位とする。

5: 多人数用透析液供給装置では透析液濃度を連続監視する装置を1個以上備える。