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臨床工学技士国家試験

検索元問題
第29回 午後 第34問
20件の類似問題
血液透析中の透析液濃度の連続監視に用いられる測定項目はどれか。...
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58
臨床工学技士国家試験 - 第11回 午後
正答率:70% 類似度 62.7%
透析液希釈水中のエンドトキシンの除去に有効な水処理装置はどれか。
a
沈殿フィルタ
b
紫外線灯
c
軟水化装置
d
逆浸透装置
e
限外濾過フィルタ
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
14
第二種ME技術認定試験 - 第34回 午前
類似度 62.7%
腎不全で誤っているのはどれか。
1
尿素窒素の上昇
2
高カリウム血症
3
低リン血症
4
アシドーシス
5
クレアチニンの上昇
89
臨床工学技士国家試験 - 第7回 午前
正答率:69% 類似度 62.7%
血液ガス分析について正しいのはどれか。
a
血液ガス分析用の採血には抗凝固薬としてクエン酸塩を使う。
b
血液ガス分析装置の校正は通常、3点校正で行う。
c
pH電極にはナイロン膜が用いられる。
d
PO2電極にはポリプロピレン膜が用いられる。
e
PCO2電極にはテフロン膜が用いられる。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
35
第二種ME技術認定試験 - 第37回 午後
類似度 62.7%
血液透析装置で漏血検知器が設置されているラインはどれか。
1
透析液供給ライン
2
透析液排液ライン
3
脱血側(動脈側)ライン
4
返血側(静脈側)ライン
5
補液(生理食塩液)ライン
72
臨床工学技士国家試験 - 第38回 午前
類似度 62.7%
人工心肺による体外循環中の生体反応において血中で上昇するのはどれか。
a
レニン活性
b
血清カリウム
c
血清カルシウム
d
プロスタグランジン
e
心房性ナトリウム利尿ペプチド
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
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65
臨床工学技士国家試験 - 第10回 午後
正答率:64% 類似度 62.6%
標準的な重曹透析液に含まれていないのはどれか。
a
カリウム
b
マグネシウム
c
アセテート
d
ラクテート
e
アルミニウム
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
61
臨床工学技士国家試験 - 第13回 午後
正答率:89% 類似度 62.6%
血液透析器の溶質除去性能が最大になるのはどれか。
1
血液と透析液を同じ方向に流す。
2
血液と透析液を反対方向に流す。
3
血液と透析液を交差させて流す。
4
血液の一部を再循環する。
5
透析液の一部を再循環する。
50
臨床工学技士国家試験 - 第5回 午後
正答率:33% 類似度 62.6%
透析液原液・希釈水の混合方式で通常、用いないものはどれか。
1
容量比例方式
2
重量比例方式
3
定量ポンプ方式
4
フィードバックコントロール方式
5
ベンチュリー方式
70
臨床工学技士国家試験 - 第28回 午後
重要度:低 正答率:82% 類似度 62.6% 解説あり
人工心肺による体外循環中に血中濃度が低下するのはどれか。
a
ナトリウム
b
カリウム
c
アドレナリン
d
グルコース
e
サイトカイン
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

解説

人工心肺(CPB)では回路プライミングによる急速な希釈(hemodilution)と、低体温・アルカローシス・ホルモン変動などの影響で、血中溶質の動態が大きく変化する。電解質では、プライミング液(多くは晶質液)による希釈でナトリウムは低下しやすい。カリウムは、低体温やアルカローシス、インスリン作用(投与や内因性上昇)により細胞内移行が亢進し、さらに利尿に伴う喪失も加わり、一般的傾向として血中濃度は低下しやすい。一方、アドレナリンは手術侵襲・体外循環自体のストレス反応で上昇し、グルコースはインスリン分泌低下やインスリン抵抗性のため上昇傾向、サイトカインは回路接触・補体活性化に伴う炎症反応で増加する。従って「低下する」はナトリウムとカリウムが該当する。

選択肢別解説

a
正解

正しい。プライミングによる希釈で血清ナトリウムは低下しやすい(希釈性低ナトリウム血症)。多くの晶質液は血漿よりNa濃度が低めであり、急速希釈の影響が出る。体外循環の進行に伴い補液組成や利尿でも変動するが、一般的には低下傾向。

b
正解

正しい。低体温・アルカローシス・インスリン作用によりKは細胞内へシフトし、さらに利尿で喪失しやすく、血中カリウムは低下傾向となる。なお、心筋保護液(高K)流入や溶血、腎機能低下があると一過性に高カリウムとなる場合もあるが、設問は一般的傾向を問うものであり「低下」で妥当。

c
不正解

誤り。体外循環や手術侵襲によるストレス反応でカテコールアミン(アドレナリン)は増加する。麻酔や循環管理で変動はあるが、低下するのが一般的とはいえない。

d
不正解

誤り。低体温・無拍動流やストレスホルモンの影響でインスリン分泌低下や抵抗性が生じ、血糖は上昇しやすい。よって体外循環中にグルコースが低下するとは言い難い。

e
不正解

誤り。人工材料との接触や補体活性化、単球・好中球の活性化により炎症性サイトカイン(IL-6, IL-8, TNF-αなど)が放出され増加する。低下ではない。

51
臨床工学技士国家試験 - 第10回 午後
正答率:94% 類似度 62.6%
人工心肺操作中のモニタリング項目として適切でないのはどれか。
1
心電図
2
動脈圧
3
中心静脈圧
4
尿量
5
筋電図
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53
第二種ME技術認定試験 - 第32回 午前
類似度 62.6%
血液浄化法で血液の体外循環回路がないのはどれか。
1
血液透析
2
腹膜透析
3
血液濾過
4
血漿交換
5
血漿吸着
45
臨床工学技士国家試験 - 第6回 午後
正答率:81% 類似度 62.5%
慢性透析患者の合併症について正しいのはどれか。
a
心不全はナトリウムと水の過剰によることが多い。
b
腎性貧血の主因はエリスロポエチン産生低下である。
c
低血圧は血清カルシウム値の上昇による。
d
透析脳症は鉄の蓄積による。
e
透析アミロイドシスはβ2ミクログロブリンの蓄積による。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
75
臨床工学技士国家試験 - 第30回 午後
重要度:低 正答率:92% 類似度 62.5% 解説あり
血液透析による物質除去に用いられる原理で正しいのはどれか。
a
拡散
b
分泌
c
浸透
d
再吸収
e
限外濾過
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

解説

血液透析での物質除去は、主として半透膜を介した濃度勾配に基づく拡散(小分子の除去に有効)と、膜間の圧力差(トランスメンブレン圧, TMP)による限外濾過(主に水分除去だが対流により一部溶質も移動)で達成される。腎臓の生理機能である分泌・再吸収は透析膜上では生じない。また浸透(オスモシス)は溶媒の浸透圧差による移動を指すが、血液透析では透析液は等張に設定されており水分除去は浸透ではなく圧力駆動の限外濾過で行う。したがって正しい原理は「拡散」と「限外濾過」である。

選択肢別解説

a
正解

正しい。拡散は半透膜を介して濃度の高い側から低い側へ溶質が移動する現象で、尿素・クレアチニン・カリウムなど小分子の除去に有効。効率は濃度勾配、膜面積、膜厚、拡散係数、血液・透析液の流れ(向流方式)などに依存する。

b
不正解

誤り。分泌は腎尿細管が血液側から尿細管内へ特定物質を能動的に移送する腎生理の過程であり、透析膜上の物質除去原理ではない。

c
不正解

誤り。浸透(オスモシス)は溶媒が浸透圧差により移動する現象。血液透析では透析液はほぼ等張に調整されており、体液除水は浸透ではなくトランスメンブレン圧による限外濾過で行う。

d
不正解

誤り。再吸収は腎臓で尿細管から血管側へ水や電解質・栄養素を戻す生理過程であり、透析治療の物質除去原理ではない。

e
正解

正しい。限外濾過は半透膜の圧力差(TMP)により水分が膜孔を通って移動し、同時に膜孔を通過可能な溶質が対流的に移動する現象。血液透析では除水の基本であり、膜仕様や流量条件により一部の中分子の除去にも寄与する。

9
臨床工学技士国家試験 - 第2回 午前
正答率:64% 類似度 62.5%
血液と体液について誤っているのはどれか。
1
細胞内液で最も多い陽イオンはK+である。
2
血液から血球成分を除いた部分が血漿である。
3
HCO3-は体液の弱アルカリ性を保持する働きがある。
4
1mmol/Lの濃度のCa2+イオンは1mEq/Lに等しい。
5
細胞外液量は細胞内液量の1/2~1/3である。
59
臨床工学技士国家試験 - 第18回 午後
正答率:91% 類似度 62.5%
流量が一定の条件下で病因物質の除去速度が最も大きくなるのはどれか。
1
血液と透析液とを同じ方向に流す。
2
血液と透析液とを直交させて流す。
3
血液と透析液とを反対方向に流す。
4
血液の一部を再循環する。
5
透析液の一部を再循環する。
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59
臨床工学技士国家試験 - 第8回 午後
正答率:73% 類似度 62.5%
血液浄化療法について誤っているのはどれか。
1
連続的腹膜透析は低分子量物質の除去能に優れている。
2
血液濾過法は血液透析に比べて不均衡症侯群の発症は少ない。
3
血液吸着療法は薬物の除去に有効である。
4
血漿交換には中空糸型濾過器が最も多く用いられている。
5
血漿交換療法は自己免疫疾患の治療に適用される。
6
臨床工学技士国家試験 - 第3回 午後
正答率:42% 類似度 62.4%
科目:
中分類: 計測工学
小分類: 計測論
直接ディジタル量として扱えるのはどれか。
1
血圧
2
心拍数
3
血液酸素飽和度
4
pH
5
肺活量
63
臨床工学技士国家試験 - 第12回 午前
正答率:21% 類似度 62.3%
自動的に血球を計測する装置について正しいのはどれか。
a
血球が細孔を通過するときの電気抵抗の変化で血球数を計測できる。
b
血小板数を計測できる。
c
ヘモグロビン濃度は測定項目に含まれる。
d
網赤血球数は電子顕微鏡で画像化して算出する。
e
フローサイトメトリではレーザ光によって血球を破壊して計測する。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
25
臨床工学技士国家試験 - 第10回 午前
正答率:78% 類似度 62.3%
正しいのはどれか。
a
ヒトの総水分量は体重の約60%である。
b
カリウムは細胞外より細胞内に多く分布する。
c
細胞内のpHは組胞外より高い。
d
ナトリウムは細胞外より細胞内に多く分布する。
e
リンは血漿より組胞内に多く分布する。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
64
臨床工学技士国家試験 - 第21回 午前
正答率:70% 類似度 62.3% 解説あり
血液の検体計測について正しい組合せはどれか。
a
グルコース — 光電比色計
b
LDH — 分光光度計
c
カリウムイオン — ポーラログラフ
d
ヘマトクリット — ISFET
e
pH — ガラス電極
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

解説

血液検体の代表的な測定対象と測定原理の対応を問う問題。グルコースは酵素法(GOD-PODなど)で発色させて光電比色計で吸光度を測るのが一般的で正しい。LDH(乳酸脱水素酵素)はNADHの340 nm付近の吸光度変化を分光光度計で追跡して活性を求めるため正しい。pHはガラス電極法で水素イオン活量に応じた電位差を測定するため正しい。一方、カリウムイオンはイオン選択性電極(ISE:バリノマイシン膜など)で測定するのが標準であり、ポーラログラフ法ではないため誤り。ヘマトクリットは遠心分離法や電気抵抗法(コールター原理)、導電率法などで測定され、ISFETは主にpHなどイオン濃度の検出に用いられるため不適切である。

選択肢別解説

a
正解

正しい。グルコースは酵素法で発色(例:グルコースオキシダーゼ-ペルオキシダーゼ系)させ、生成色素の吸光度を光電比色計で測定する。臨床化学で広く用いられる標準的手法。

b
正解

正しい。LDH活性は基質反応に伴うNADHの吸光度(約340 nm)の増減を分光光度計で測定する速度法が一般的で、Lambert–Beerの法則に基づいて活性を算出する。

c
不正解

誤り。カリウムイオンはイオン選択性電極(ISE:バリノマイシン選択膜)で測定するのが標準。ポーラログラフ法は溶存酸素など可還元・可酸化種の電流—電位特性測定に用いられる。

d
不正解

誤り。ヘマトクリットは遠心分離法、電気抵抗法(コールター原理)、導電率法などで測定される。ISFETはpHなどイオン濃度の検出に用いられる半導体センサで、ヘマトクリット測定とは対応しない。

e
正解

正しい。pHはガラス電極と参照電極間の電位差を測定するガラス電極法で求める。温度補償を行い、理論傾き(約59 mV/(pH単位)@25℃)に基づいてpHを算出する。

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