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臨床工学技士国家試験

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第29回 午後 第34問
20件の類似問題
血液透析中の透析液濃度の連続監視に用いられる測定項目はどれか。...
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15
第二種ME技術認定試験 - 第30回 午後
類似度 63.2%
透析液用水処理システムでカルシウムを効率よく除去するのはどれか。
1
逆浸透装置
2
活性炭吸着装置
3
軟水化装置
4
紫外線照射装置
5
限外濾過器
77
臨床工学技士国家試験 - 第36回 午後
重要度:低 正答率:89% 類似度 63.1% 解説あり
維持透析患者の食事で摂取制限に特に留意すべき成分はどれか。
a
脂質
b
リン
c
塩分
d
カリウム
e
炭水化物
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

解説

維持透析患者では腎での排泄が障害されるため、食事中のリン・ナトリウム(食塩)・カリウムの摂取が過剰になると高リン血症、体液量増加や高血圧、そして高カリウム血症を招き、骨・血管石灰化や心不全、致死性不整脈など重大な合併症につながる。このため、これら3成分は特に摂取制限に留意する。一方、脂質や炭水化物はエネルギー・栄養確保の観点から個別の合併症(脂質異常症や糖尿病)がない限り透析特異的な厳格制限の対象ではない。一般的な目安として、食塩は6g/日以下、カリウムは約2,000mg/日以下、リンは総量を抑えつつ食品中のリン/たんぱく質比を低く選ぶなどの工夫が推奨される。

選択肢別解説

a
不正解

脂質は透析特異的に厳格な一律制限の対象ではない。エネルギー源として必要であり、脂質異常症や動脈硬化リスクなど個別因子で質・量を調整するにとどまるため、設問の「特に留意すべき摂取制限」には当たらない。

b
正解

リンは腎からの排泄が低下し高リン血症になりやすく、二次性副甲状腺機能亢進症や骨・血管石灰化を招くため食事での制限が必須。総リン摂取量を抑え、加工食品など高リン含有食品を避け、リン/たんぱく質比の低い食品を選ぶことが推奨される。よって「特に留意すべき」成分で正解。

c
正解

塩分(ナトリウム)は体液貯留や高血圧、心不全の増悪要因となるため、透析患者では厳格に制限する。一般に食塩6g/日以下が目安とされる。したがって摂取制限に特に留意すべき成分で正解。

d
正解

カリウムは腎での排泄が低下するため高カリウム血症を来し、致死性不整脈の危険がある。果物・野菜・いも類・果汁など高カリウム食品に注意し、調理でのカリウム除去も行う。目安は約2,000mg/日以下。よって摂取制限に特に留意すべき成分で正解。

e
不正解

炭水化物は主要なエネルギー源であり、透析特異的に一律の厳格制限は設けられていない。糖尿病合併などで個別調整は必要だが、設問の趣旨である透析患者一般の「特に留意すべき摂取制限」には該当しない。

50
臨床工学技士国家試験 - 第7回 午後
正答率:48% 類似度 63.1%
血液浄化療法に用いられる原理で適切な組み合わせはどれか。
a
拡散 ―――――― 溶質の可逆的な移動
b
濾過 ―――――― 溶質の濃度差による推進力
c
浸透 ―――――― 溶媒の移動
d
吸着 ―――――― 吸着剤との親和力
e
透析 ―――――― 半透膜を介した拡散分離操作
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
6
第二種ME技術認定試験 - 第36回 午前
類似度 63.1%
細胞内濃度が細胞外より高いイオンはどれか。
1
Na+
2
K+
3
Ca2+
4
Cl-
5
HCO3-
33
第二種ME技術認定試験 - 第32回 午後
類似度 63.1%
血液透析中の漏血監視計は次のどのラインに設置されているか。
1
脱血(動脈)側ライン
2
返血(静脈)側ライン
3
透析液供給ライン
4
透析液排液ライン
5
生理食塩液ライン
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62
臨床工学技士国家試験 - 第11回 午前
正答率:55% 類似度 63.1%
イオン選択性電極について正しいのはどれか。
a
測定対象以外のイオンの影響を受けない。
b
測定対象のイオン活量に対応した電位差を測定する。
c
ガラス膜電極はH+、Na+などの測定に用いられる。
d
ガス透過性高分子膜で覆うことによってガスを検知できる。
e
測定値は温度の影響を受げない。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
58
臨床工学技士国家試験 - 第20回 午後
正答率:75% 類似度 63.0% 解説あり
血液透析で用いられる血液からの老廃物除去原理はどれか。
a
浸透圧差
b
拡散
c
限外濾過
d
能動輸送
e
逆浸透
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

解説

血液透析の老廃物(溶質)除去は、半透膜を介した受動輸送が原理である。主軸は2つで、(1)血液と透析液の濃度勾配を駆動力とする拡散(尿素・クレアチニンなど小分子の主たる除去機構)と、(2)膜間圧(TMP)を駆動力とする限外濾過(主に除水の機構だが、対流に伴う溶媒曳送により溶質も除去し得る)である。臨床では、拡散による小分子除去と、限外濾過による除水(+対流性溶質除去)を併用して治療目的を達成する。浸透圧差は溶媒移動の概念であり透析器での溶質除去の直接原理ではない。能動輸送はATPエネルギーを要する生体膜での機構で、人工膜を介する血液透析では起こらない。逆浸透は透析用水製造(RO装置)に用いる水処理技術であり、患者血液中老廃物の除去原理ではない。

選択肢別解説

a
不正解

浸透圧差は主として溶媒(水)の移動を規定する概念であり、透析器における老廃物(溶質)除去の直接の駆動原理ではない。血液透析では血液・透析液は等張に調整され、溶質除去は主に拡散と限外濾過(対流)で行うため、不適切。

b
正解

拡散は血液と透析液の溶質濃度差を駆動力に、半透膜を介して高濃度側から低濃度側へ溶質が移動する現象で、尿素・クレアチニンなど小分子除去の主たる原理である。血液透析の基本原理として正しい。

c
正解

限外濾過は膜間圧(TMP)を駆動力に溶媒が透過し、それに伴い膜細孔を通過できる溶質が対流(溶媒曳送)で移動する現象で、主に除水に用いられつつ溶質除去にも寄与する。血液透析で用いられる原理として正しい。

d
不正解

能動輸送は生体膜でATP由来のエネルギーを用いて濃度勾配に逆らって行われる輸送機構で、人工半透膜を介する血液透析は受動過程(拡散・限外濾過)が原理であり該当しない。

e
不正解

逆浸透は高圧を加えて浸透圧に逆らい水を透過させる水処理技術で、透析用水の製造(RO装置)には用いられるが、透析器で患者血液から老廃物を除去する原理ではない。

80
臨床工学技士国家試験 - 第19回 午後
正答率:85% 類似度 63.0%
生体組織の受動的な電気特性で誤っているのはどれか。(生体物性材料工学)
1
細胞内外液中のイオンが関係している。
2
組織によって異なった値を示す。
3
分散特性がある。
4
薄い細胞膜は細胞が大きな静電容量をもつ主因である。
5
周波数の増加に従い導電率は減少する。
63
臨床工学技士国家試験 - 第15回 午後
正答率:74% 類似度 63.0%
市販のCAPD透析液に含まれていて、かつ血液透析液には含まれていないのはどれか。
1
アセテート
2
マグネシウム
3
ラクテート
4
リ ン
5
カリウム
54
臨床工学技士国家試験 - 第6回 午後
正答率:65% 類似度 62.9%
正しいのはどれか。
a
限外濾過量は溶質のクリアランスと関係がない。
b
溶質のクリアランスは血流量を超えない。
c
同一血液透析器を用いる場合、血流量の増加はクリアランスを増加させる。
d
透析器圧は限外濾過圧に関係しない。
e
除水量は血流量に比例して減少する。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
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13
第二種ME技術認定試験 - 第38回 午後
類似度 62.9%
血液ガス測定について正しいのはどれか。
1
pHメータはガラス電極を使用する。
2
PO2電極はシリコンO2透過膜を使用する。
3
PCO2電極は酸化・還元反応を使用する。
4
経皮的PO2電極は冷却して使用する。
5
PCO2電極はクラーク電極と呼ばれる。
25
臨床工学技士国家試験 - 第2回 午前
正答率:87% 類似度 62.9%
急性腎不全に対して透析を開始しなければならないのはどれか。
a
BUN 100mg/dL
b
血清HCO3- 12mEq/L
c
血清K+ 5mEq/L
d
動脈血pH 7.35
e
血清クレアチニン 8mg/dL
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
34
臨床工学技士国家試験 - 第1回 午前
正答率:68% 類似度 62.9%
血液透析により改善が期待できないのはどれか。
1
高カルシウム血症
2
高コレステロール血症
3
高血糖症
4
高尿素血症
5
高クレアチニン血症
45
臨床工学技士国家試験 - 第16回 午後
正答率:72% 類似度 62.9%
血液ガス分析について誤っているのはどれか。
1
pH電極とCO2電極は同じ測定原理を利用している。
2
酸素飽和度の連続測定に赤外光と赤色光を利用している。
3
密封した採取サンプルを室温に放置するとP02が低下する。
4
pHは水素イオン濃度の逆数の対数である。
5
P02とヘモグロビン酸素飽和度は直線関係にある。
75
臨床工学技士国家試験 - 第36回 午前
重要度:低 正答率:90% 類似度 62.8% 解説あり
血液透析によって積極的に除去すべき血中の物質はどれか。
a
クレアチニン
b
尿素
c
β₂・ミクログロブリン
d
重炭酸
e
ヘモグロビン
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

解説

血液透析は主として拡散(小分子の濃度勾配による移動)、限外濾過・対流(膜を介した溶質の溶媒移動に伴う運ばれ)、および吸着により、腎不全で体内に蓄積する老廃物や過剰水分を取り除く治療である。積極的に除去すべき代表は、尿素(分子量約60)とクレアチニン(約113)などの小分子の尿毒素、さらにβ2-ミクログロブリン(約11,800)などの中分子で、特にβ2-ミクログロブリンは透析アミロイドーシスの原因物質であるため高性能膜や対流成分を活用して除去が重視される。一方、重炭酸(HCO3−)は腎不全で不足しがちで、透析液から体内へ補充して代謝性アシドーシスを是正する物質であり、除去対象ではない。ヘモグロビンは赤血球内の高分子タンパクで透析膜を通過せず、除去対象ではない。

選択肢別解説

a
正解

正しい。クレアチニンは小分子の尿毒素で、腎機能低下時に上昇し、血液透析で主に拡散により効率よく除去する代表的対象物質である。血中蓄積を防ぐため積極的に除去すべきである。

b
正解

正しい。尿素(BUN)は最も代表的な小分子尿毒素で、拡散で除去される。透析充分性(Kt/Vなど)の指標としても評価され、積極的な除去対象である。

c
正解

正しい。β2-ミクログロブリンは中分子で、長期透析患者の透析アミロイドーシスの原因物質。高透過性膜や対流(HDFなど)・吸着を活用して積極的に除去が図られる。

d
不正解

誤り。重炭酸(HCO3−)は腎不全で不足し代謝性アシドーシスを来すため、透析液から体内へ補充して酸塩基平衡を是正する物質であり、除去対象ではない。

e
不正解

誤り。ヘモグロビンは赤血球内の高分子タンパクで透析膜を通過しない。老廃物として除去すべき対象ではなく、むしろ維持・改善(腎性貧血の管理)が必要な指標である。

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61
臨床工学技士国家試験 - 第15回 午後
正答率:60% 類似度 62.8%
132mEq/lのNaCl(分子量58.5)水溶液の溶質濃度で正しいのはどれか。
1
132mg/dl
2
386mg/dl
3
585mg/dl
4
772mg/dl
5
1544mg/dl
58
臨床工学技士国家試験 - 第10回 午後
正答率:74% 類似度 62.8%
透析患者の病態として誤っているのはどれか。
a
レニン依存性の低血圧を示す。
b
ビタミンDの活性化が亢進する。
c
高リン血症では腎性骨異栄養症を起こす。
d
体液過剰は肺水腫を誘発する。
e
高カリウム血症ではしばしば不整脈がみられる。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
62
臨床工学技士国家試験 - 第15回 午後
正答率:65% 類似度 62.8%
透析患者の病態として誤っているのはどれか。
a
レニン依存性の低血圧を示す。
b
ビタミンDの活性化が亢進する。
c
高リン血症では腎性骨異栄養症を起こす。
d
体液過剰は肺水腫を誘発する。
e
高カリウム血症ではしばしば不整脈がみられる。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
59
臨床工学技士国家試験 - 第17回 午後
正答率:49% 類似度 62.8%
濃度が588mg/dlのNaCI(分子量:58.5)水溶液中のNa+の当量濃度で正しいのはどれか。
1
mEq/l
2
58.5 mEq/l
3
100 mEq/l
4
200 mEq/l
5
585 mEq/l
64
臨床工学技士国家試験 - 第13回 午前
正答率:60% 類似度 62.7%
電極方式による小型血糖測定器について正しいのはどれか。
a
グルコースオキシダーゼを膜に固定している。
b
測定に水を必要とする。
c
呈色の変化を電極で計測する。
d
メディエータ型電極は電子の移動を計測する。
e
血液1滴を用いて測定できる。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
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