誤っているのはどれか。
1: 生体内に皮膚を通して伝達される物理的エネルギーの密度が100mW/cm2以上になると不可逆的障害を引き起こす。
2: 神経・筋細胞を興奮させる低周波電流密度は約1mA/cm2以上である。
3: 電撃で人体に最も危険な周波数帯域は50~100Hzである。
4: 高周波電磁波は10W/cm2以上になって初めて熱傷を引き起こす。
5: 超音波によるキャビテーション(空洞化現象)は10W/cm2で起こる。
正しいのはどれか。
a: 連続波超音波ドプラ血液計では逆流の情報が得られる。
b: レーザドプラ血流計は赤血球の光の吸収量から血流量を算出する。
c: 色素希釈法は心拍出量の繰り返し測定に適している。
d: 熱希釈法は熱希釈曲線の時間積分値から心拍出量を算出する。
e: Mモード超音波画像を用いて左室の駆出率が算出できる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
エネルギーの生体作用について正しいのはどれか。(医用機器安全管理学)
1: 皮膚に対する熱作用効果は高周波電磁波の方が超音波より低い。
2: 生殖細胞に対する超音波の安全限界は10mW/cm2である。
3: 熱傷を起こす温度は患者短時間接触のとき、43°Cである。
4: 眼障害に対する高周波電磁波の安全限界は100mW /cm2である。
5: ミクロショックで心室細動を起こす低周波電流は10μAである。
ラジオアイソトープを用いた医用画像装置について正しいのはどれか。
a: X 線 CT に比べ空間分解能が高い。
b: 放射性核種から放出されるベータ線を検出し画像化している。
c: FDG-PET の撮影では糖代謝情報が得られる。
d: SPECT は脳血流分布を観察できる。
e: PET の撮影には施設内にサイクロトロンの設置が必要である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
単光子断層法について誤っているのはどれか。
1: PETとも呼ばれる。
2: ラジオアイソトープの濃度分布を測定することができる。
3: 代謝機能がわかる。
4: 空間分解能は3~5mmである。
5: 体内放射線被曝がある。
エックス線CTで正しいのはどれか。(生体計測装置学)
a: 水のエックス線減弱係数をCT値の0としている。
b: 非侵襲的な検査法である。
c: エックス線フィルムによる画像よりもコントラストが悪い。
d: 形態に重ね合わせて代謝機能が画像化できる。
e: ヘリカル方式は単一スキャン方式よりも体積あたりの撮影時間が短い。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
エックス線を使用した撮影について誤っているのはどれか。
a: 体内から反射してきたエックス線を撮影する。
b: 組織でのエックス線の吸収に関する画像が得られる。
c: 臓器の動きの撮影が可能である。
d: 造影剤は分解能の改善のために使用する。
e: 軟部組織の撮影に適している。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
生体物性について誤っているのはどれか。
1: 電気インピーダンスが生体内の部位によって異なる値を示すことは異方性である。
2: 刺激強度と反応とが比例関係にないことは非線形性である。
3: 導電率や誘電率が周波数によって変化することは周波数依存性である。
4: 人間の全身の骨格筋が60~150Wの熱を産生することは産熱である。
5: 神経細胞において、あるレベル以上の電気刺激で膜電位が跳躍的に変化してインパルスを発生することは細胞膜の興奮性である。