第35回国試午前83問の類似問題

国試第12回午前:第63問

自動的に血球を計測する装置について正しいのはどれか。

a: 血球が細孔を通過するときの電気抵抗の変化で血球数を計測できる。

b: 血小板数を計測できる。

c: ヘモグロビン濃度は測定項目に含まれる。

d: 網赤血球数は電子顕微鏡で画像化して算出する。

e: フローサイトメトリではレーザ光によって血球を破壊して計測する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第54問

正しいのはどれか。

a: 非ニュートン流体ではずり応力はずり速度に比例する。

b: キャッソンの式は非ニュートン流体の流動関係を表す式の一つである。

c: 血液の流れはキャッソンの式によく従う。

d: 血液も血漿もニュートン流体である。

e: 血管径が0.4mm以下になると、血管径の減少に伴ってみかけの粘性は増加する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第13回午後:第71問

U字管内に抗凝固剤を加えた血液が入っている。管の両端を閉じて、図のように左右の血液面の高さの差を20cmとした後、管の両端を同時に開放したときの血液の運動について正しいのはどれか。

13PM71-0

1: 最初の振動で管の一端から血液がこぼれる。

2: 振動の周期は次第に短くなる。

3: 振動の振幅は時間とともに減少する。

4: 振動しないで直ちに静止する。

5: 発振現象を起こす。

ME2第34回午前:第11問

誤っているのはどれか。

1: 体液の約2/3は細胞内にある。

2: 血漿タンパク質は毛細血管を通過できる。

3: 血漿タンパク質は膠質浸透圧を維持している。

4: 体重あたりの水分量は大人より乳幼児のほうが多い。

5: カリウム濃度は細胞外よりも細胞内のほうが高い。

国試第26回午後:第81問

クリープ現象はどれか。

1: 身長は朝から夕方にかけて徐々に低くなる。

2: 暗闇に入ってしばらくするとものが見えるようになる。

3: 細動脈内を血液が流れるとき赤血球が管軸付近に集中する。

4: 膝蓋腱を叩くと足が上がる。

5: 脈圧は末梢の方が高い。

国試第24回午前:第8問

誤っているのはどれか。(医学概論)

1: 左心房と左心室の間には僧帽弁がある。

2: 冠状動脈は上行大動脈起始部から出る。

3: 小腸の静脈血は門脈に集められる。

4: 胸管は右静脈角に入る。

5: 動脈壁は3層からなる。

ME2第39回午前:第5問

血圧について誤っているのはどれか。

1: 測定部位は心臓の高さに一致させる。

2: 一般に寒冷で血圧は上昇する。

3: 収縮期血圧と拡張期血圧の差を脈圧という。

4: 収縮期血圧は上腕よりも下腿のほうが低い。

5: 吸気時に収縮期血圧は低下する。

国試第20回午前:第14問

循環系について正しいのはどれか。(人体の機能と構造)

a: 末梢の動脈間にみられる吻合枝を終動脈という。

b: 心臓から拍出された血液が末梢に到達して脈拍として触れる。

c: 2つの毛細血管網の間に位置する動脈を門脈という。

d: 頚動脈洞には血圧を感知する圧受容器が備わっている。

e: 血管の平滑筋には交感神経が分布している。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第18回午前:第14問

循環障害について正しいのはどれか。(病理学概論)

1: 静脈血の流出が妨げられて局所の血液量が増加した状態を充血という。

2: 単位容積の血液中に含まれる血色素量が減少した状態を虚血という。

3: 動脈粥状硬化のために全身に血栓を生じることを播種性血管内凝固という。

4: 出血の際、血液が凝固して止血する機序を線溶という。

5: 血栓などが剥離して流血中に入り、血管を閉塞することを塞栓症という。

国試第35回午前:第5問

循環障害について正しいのはどれか。 

a: 動脈血栓は抗血小板薬で予防する。 

b: 急性心筋梗塞は冠動脈の閉塞で起こる。 

c: 腫瘍や炎症によりリンパ浮腫が起こる。 

d: 血漿膠質浸透圧上昇により浮腫が起こる。 

e: 組織内血流量低下により充血が起こる。 

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第20回午前:第10問

正しいのはどれか。(病理学)

a: 毛細血管内圧の低下は浮腫の原因となる。

b: 毛細血管から濾過された液体の一部はリンパ管に吸収される。

c: アレルギ一性浮腫では血管壁透過性の亢進がみられる。

d: 炎症によって体腔に貯留した液体は浸出液とよばれる。

e: 漏出液のタンパク濃度は浸出液に比べて高い。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第20回午前:第19問

誤っているのはどれか。(人の構造及び機能)

1: 体液は成人体重の60%を占める。

2: 細胞外水分量は体液の60%を占める。

3: 静脈圧の上昇によって浮腫が生じる。

4: 血漿膠質浸透圧の低下によって浮腫が生じる。

5: リンパ管の閉塞によって浮腫が生じる。

国試第17回午後:第47問

遠心ポンプについて正しいのはどれか。

a: 末梢血管抵抗の変動によって流量が変化する。

b: 流量を回転数から算出できる。

c: ローラポンプより溶血しやすい。

d: 空気を体内に送り込む危険性がローラポンプより少ない。

e: 脱血の際に過度の陰圧を生じない。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第5回午前:第16問

正しいのはどれか。

a: 充血とはある臓器や組織の静脈と毛細血管の血液量が正常より増加した状態である。

b: 阻血とは臓器や組織の局所の血液循環量が減少または停止した状態である。

c: 浮腫とは組織間液の異常な増加状態である。

d: 梗塞とは終動脈の血管内腔の閉塞や狭窄の結果起こる局所の循環障害である。

e: 塞栓症とは血流中にできた凝血により生じた局所の循環障害である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第12回午前:第56問

電磁血流計について正しいのはどれか。

a: 血流によって発生する電流を計測する。

b: 1心拍ごとの脈動血流量を測定できる。

c: 磁界が血流の方向と直角になるようにプローブを装着する。

d: カフ型プローブの内径は血管外径より約10%小さいものを使う。

e: カフ型プローブの電極は血液と接触させる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第8回午後:第74問

非ニュートン流体について正しいのはどれか。

a: 密度が流速によって変化する。

b: 血液の非ニュートン性を決めているのは血漿である。

c: 流れる際に力学的エネルギーは消費されない。

d: 赤血球は血液の非ニュートン性に大きな影響を及ぼす。

e: キャッソンの式は血液の流れを表すのに適した実験式である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午前:第69問

生体の力学的特性について誤っているのはどれか。

1: 大動脈内の流れは常に層流である。

2: 生体組織は粘性と弾性をあわせもつ。

3: 血管壁や筋肉の力学的特性には異方性がある。

4: 生体組織の伸びの弾性はヤング率で表される。

5: 生体内の音響振動としては横波より縦波の方が重要である。

国試第8回午前:第53問

正しいのはどれか。

a: 眼振図は眼球を動かす筋肉の筋電図のことである。

b: 容積脈波は心臓の拍動に伴う動脈血管の容積変化を反映する。

c: 筋電図の振幅は筋を強く収縮させると増大する。

d: サーモグラフィは体表面の温度の分布を画像表示する。

e: 皮膚電気反射は皮膚感覚受容器の電気活動を反映する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第10回午後:第73問

内径1cm程の塩化ビニール製チューブを垂直面でU字形に曲げ、その中央部に抗凝固剤を加えた血液を入れる(図(a)。チューブの両端を閉じて、左右の血液面の高さの差を約20cmつけた所(図(b))でチューブ両端を同時に開放する。チューブ内血液の運動について正しいのはどれか。

10PM73-0

1: 最初の振動でチューブの一端から血液がこぼれる。

2: 振動の振幅は時間とともに減少する。

3: 振動の周期は次第に長くなる。

4: 発振現象を起こす。

5: 直ちに静止する。

国試第25回午後:第28問

観血式血圧計の測定誤差を増加させる要因でないのはどれか。

1: カテーテル内での血液凝固

2: 電源投入直後の血圧測定開始

3: 血圧トランスデューサの高さの変化

4: 短くて硬い材質のカテーテルの使用

5: カテーテル内への気泡の混入