第14回国試午後85問の類似問題

国試第30回午前:第83問

誤っているのはどれか。

a: 血管壁中のエラスチンの割合が増加すると脈波伝搬速度が速くなる。

b: 安静立位状態では平均動脈圧は測定部位に関わらず同じである。

c: ヘマトクリット値が上昇すると血液の粘性が増加する。

d: 血管内径が小さくなると血管抵抗は上昇する。

e: 末梢血管抵抗が同じであれば心拍出量が増加すると平均血圧は上昇する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第16回午後:第51問

誤っているのはどれか。

a: 溶血とは赤血球膜が破断しヘモグロビンが溶出する現象である。

b: 損傷した赤血球は変形能が低下する。

c: 血液中のヘモグロビン濃度の基準値は12~18g/dlである。

d: 溶血が多量に生じても血液の酸素運搬能は維持される。

e: 血漿遊離ヘモグロビン濃度の基準値は200~500mg/dlである。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第36回午前:第7問

誤っているのはどれか。 

1: マクロファージは貪食能をもつ。 

2: 赤血球の寿命は約120日である。 

3: 第7凝固因子は外因系凝固に関与する。 

4: 血漿タンパク質で最も多いのはアルブミンである。 

5: 全血液に対する血漿の容積比をヘマトクリットという。 

国試第2回午前:第9問

血液と体液について誤っているのはどれか。

1: 細胞内液で最も多い陽イオンはK+である。

2: 血液から血球成分を除いた部分が血漿である。

3: HCO3-は体液の弱アルカリ性を保持する働きがある。

4: 1mmol/Lの濃度のCa2+イオンは1mEq/Lに等しい。

5: 細胞外液量は細胞内液量の1/2~1/3である。

国試第35回午前:第83問

正しいのはどれか。 

a: 毛細血管内を通過する際、赤血球は変形する。 

b: 血管内膜のコラーゲンが増加すると脈波伝搬速度が速くなる。 

c: 大動脈における動圧の値は静圧よりも大きい。 

d: 細動脈では血球が血管壁部に集まる。 

e: 安靜立位状態では平均動脈圧は測定部位に関わらず同じである。 

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第16回午後:第80問

生体組織の導電率の大きさの順で正しいのはどれか。

1: 骨 > 脂肪 > 筋肉 > 血液

2: 2. 骨 > 筋肉 > 脂肪 > 血液

3: 筋肉 > 血液 > 骨 > 脂肪

4: 血液 > 筋肉 > 脂肪 > 骨

5: 血液 > 脂肪 > 筋肉 > 骨

国試第20回午後:第50問

一定の灌流圧で送血したときの流量について正しいのはどれか。(体外循環装置)

1: 血液を希釈すると増加する。

2: 低体温にすると増加する。

3: 末梢血管抵抗が減少すると減少する。

4: 小さな口径のカニューレを使うと増加する。

5: 血液粘度が上昇すると増加する。

国試第25回午後:第28問

観血式血圧計の測定誤差を増加させる要因でないのはどれか。

1: カテーテル内での血液凝固

2: 電源投入直後の血圧測定開始

3: 血圧トランスデューサの高さの変化

4: 短くて硬い材質のカテーテルの使用

5: カテーテル内への気泡の混入

国試第10回午前:第64問

血液の検体計測について正しい組合せはどれか。

a: グルコース ――――――――------- 光電比色計

b: LDH ―――――――――---------- 紫外可視分光光度計

c: カリウムイオン ――――――-------- ポーラログラフ

d: へマトクリット ――――――--------- ISFET

e: pH――――――――――――------- クラーク電極

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第28回午前:第39問

粘性率の説明で誤っているのはどれか。

1: 単位はPa・sである。

2: 流体中の応力とひずみの比で与えられる。

3: 血液の粘性率は水より大きい。

4: 粘性率は流体の流れにくさを表す。

5: 理想流体では粘性率を0とみなす。

国試第23回午後:第28問

誤っているのはどれか。

1: 電磁血流計は電磁誘導を利用している。

2: 超音波ドブラ血流計は体表から計測できる。

3: 色素希釈法は心拍出量計測に利用される。

4: 熱希釈法による血流計測は体温変化を利用している。

5: レーザドプラ血流計は赤血球からの散乱光を利用している。

国試第10回午前:第29問

正しいのはどれか。

a: 貧血では血液比重は低くなる。

b: 多発性骨髄腫では赤血球沈降速度は亢進する。

c: 非白血性白血病の血液中には白血病細胞は認められない。

d: 慢性骨髄性白血病では血小板数が減少する。

e: 悪性貧血は自己免疫性疾患の一つである。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第25回午後:第71問

人工心肺時の血液希釈で正しいのはどれか。

a: 溶血量が軽減する。

b: 酸素運搬能が増加する。

c: 血液粘稠度が増加する。

d: 膠質浸透圧が増加する。

e: 組織血液を良好にする。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第30問

人工心肺の血液に及ぼす影響について正しいのはどれか。

a: 赤血球の損傷

b: 血漿遊離ヘモグロビン濃度の上昇

c: 血漿たんぱくの変性

d: ヘマトクリット値の上昇

e: 血液粘度の低下

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第22回午後:第82問

血管の脈波伝搬速度で正しいのはどれか。

a: 血管壁が硬いほど速くなる。

b: 血圧が高いほど速くなる。

c: 血管が太いほど速くなる。

d: 血管壁が薄いほど速くなる。

e: 血液の密度が高いほど遅くなる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第35回午前:第85問

生体の電気特性について誤っているのはどれか。 

1: 誘電率は周波数の上昇とともに低下する。 

2: 骨格筋は脂肪組織よりも異方性が大きい。 

3: 細胞膜は1μF/cm2程度の静電容量をもつ。 

4: α分散はイオンの集散に起因する。 

5: β分散は約20GHzで生じる。 

国試第4回午前:第26問

健常人の腎臓について誤っているのはどれか。

a: 腎血流量は心拍出量の約1/4である。

b: 糸球体濾液量は尿量の約100倍である。

c: Na再吸収率は集合管で最も高値になる。

d: クレアチニン再吸収は近位尿細管で行われる。

e: 最終尿の尿素濃度は血漿中の濃度よりも高くなる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第34回午前:第71問

低体温体外循環に伴う生体の変化で誤っているのはどれか。

1: 出血傾向を来しやすい。

2: 動脈圧が低下する。

3: 心房細動になりやすい。

4: 脳血流を維持する autoregulation が働く。

5: 高カリウム血症になりやすい。

国試第5回午前:第8問

誤っているのはどれか。

1: 細胞内液で最も多い陽イオンはK+である。

2: 血液から血球成分を取り除いた部分が血漿である。

3: HCO3-は体液の弱アルカリ性を保持する働きがある。

4: 1mmol/lの濃度のCa2+イオンは1mEq/lに等しい。

5: 細胞外液量は細胞内液量の1/2~1/3である。

国試第23回午後:第69問

人工心肺時の血液希釈について誤っているのはどれか。

1: 血液粘性が低下する。

2: 膠質浸透圧が低下する。

3: 酸素運搬能が増加する。

4: 溶血が軽減する。

5: 酸素解離曲線が左方移動する。