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臨床工学技士国家試験

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第7回 午後 第75問
20件の類似問題
ME機器による事故の原因と症状との組み合わせで誤っているのはどれか。...
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63
臨床工学技士国家試験 - 第13回 午後
正答率:83% 類似度 65.9%
血液透析中、血液回路内圧が異常に上昇した。直ちに点検すべき項目はどれか。
a
透析液温度
b
透析液濃度
c
透析器の凝血
d
抗凝固薬の注入量
e
ドリップチャンバの凝血
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
70
臨床工学技士国家試験 - 第22回 午後
正答率:69% 類似度 65.9% 解説あり
人工心肺中に人工肺の交換が必要なのはどれか。
a
溶血
b
血漿漏出
c
wet lung
d
除泡能の低下
e
回路内空気混入
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

解説

人工心肺中に人工肺を交換すべき状況は、人工肺そのものの機能低下や安全性低下が不可逆的・重大で、運転条件の調整や一時的対処で回復が見込めない場合である。代表例は膜の親水化や劣化による血漿漏出、気相側の結露や膜面の濡れ進行によるいわゆるwet lung、リザーバ/除泡部の機能低下による微小気泡混入リスクの増大などで、いずれもガス交換能や安全性の顕著な低下を招くため交換対象となる。一方、溶血は多くがポンプ操作・陰圧・カニュラ条件など回路運用由来であり人工肺交換の直接適応ではない。回路内空気混入も通常は再循環・エアパージ・動脈フィルタ等で除去可能で、人工肺交換は原則不要である。

選択肢別解説

a
不正解

溶血はポンプ圧閉度不良、過度の陰圧吸引、カニュラ不適合、吸引血の扱いなど回路運用要因が主因で、人工肺交換の一次適応ではない。原因是正(ポンプ条件是正、吸引調整、カニュラ見直し)と支持療法で対処し、人工肺自体の故障所見がない限り交換は不要と判断する。

b
正解

血漿漏出は膜型人工肺の膜が親水化・劣化し、細孔から血漿成分がガス側へ滲出する現象で、泡立ちやガス交換能低下、圧力損失増大を招く。運転条件の調整で回復しにくく、安全性・性能低下が持続するため人工肺の交換適応となる。

c
正解

"wet lung"(ウェットラング)は人工肺の気相側での結露や膜面の濡れ進行によりガス拡散が阻害され酸素化・二酸化炭素除去が低下する状態を指す。酸素フラッシュや加温等で改善することもあるが、顕著で回復しない場合はガス交換能の確保のため人工肺交換を要する。

d
正解

除泡能の低下(リザーバ/デフォーマ部や統合除泡機能の劣化・飽和など)は送血側への微小気泡移行リスクを高め、脳塞栓等の重大合併症につながる。対処で回復しない場合は安全性確保の観点から人工肺(または該当ユニット)の交換が必要となる。

e
不正解

回路内空気混入は、再循環ラインでの脱気、動脈フィルタやベント操作、エアパージ等で除去可能であり、人工肺自体の機能不全がない限り交換は不要。まずは原因部位の同定・除去と回路管理で対処するのが適切である。

38
臨床工学技士国家試験 - 第7回 午後
正答率:68% 類似度 65.9%
人工心肺について正しいのはどれか。
a
送血部位として左房が用いられる。
b
ローラポンプのチューブが完全圧閉の場合に高度の溶血が生じる。
c
心内還流血はなるべく弱い圧で吸引するのがよい。
d
送血カニューレはできるだけ大きなサイズがよい。
e
回路の滅菌に使うエチレンオキサイドガス(EOG)は溶血に関係ない。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
90
臨床工学技士国家試験 - 第18回 午前
正答率:84% 類似度 65.8%
ICUで医療ガス配管からの酸素供給が停止した。誤っている処置はどれか。(医用機器安全管理学)
a
ICUにある酸素のシャットオフバルブを閉じた。
b
院内の人工呼吸器をICUに集めた。
c
予備の酸素ボンベに切り換えた。
d
院内の責任者に供給が停止していることを伝えた。
e
ICUの医療従事者に供給が停止していることを伝えた。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
24
第二種ME技術認定試験 - 第38回 午後
類似度 65.8%
PCPSの操作で正しいのはどれか。
1
送血流量を増やすために血液ポンプの位置を下げた。
2
人工肺からの血漿漏出が起きたので送血圧を下げた。
3
血栓の形成を防ぐため送血流量を下げた。
4
PaO2が低いので体温を下げた。
5
PaCO2が高いので酸素混合ガスの流量を上げた。
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70
臨床工学技士国家試験 - 第38回 午後
正答率:33% 類似度 65.8%
遠心ポンプについて正しいのはどれか。
a
人工心肺停止時には送血回路を鉗子で遮断し血液逆流を防ぐ。
b
離脱前の低流量時には回転数による流量制御が困難である。
c
冷却時に流量を維持するには回転数を上げる必要がある。
d
人工心肺運転中の送血回路の遮断は禁忌である。
e
誤って空気を体内に送り込むことはない。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
66
臨床工学技士国家試験 - 第15回 午後
正答率:86% 類似度 65.8%
血液透析患者監視装置に備わっているのはどれか。
a
エンドトキシン検知器
b
気泡検知器
c
漏血検知器
d
透析液温度モニタ
e
カプラー汚染検知器
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
52
臨床工学技士国家試験 - 第13回 午後
正答率:80% 類似度 65.7%
体外循環中、空気塞栓が発生した。多量の空気が入り込む部位として考えられるのはどれか。
a
気管チューブ
b
左心べント挿入部
c
脱血回路
d
貯血槽
e
熱交換器
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
23
第二種ME技術認定試験 - 第30回 午後
類似度 65.7%
人工呼吸器の使用前点検について誤っているのはどれか。
1
電源異常警報は電源接続前に電源スイッチを入れて確認した。
2
ガス供給圧低下警報は配管端末器からホースアセンプリを外して確認した。
3
換気機能はテストバッグを用いて確認した。
4
高圧警報は呼吸回路の接続部を開放して確認した。
5
一時消音した警報が自動的に復帰することを確認した。
44
臨床工学技士国家試験 - 第4回 午前
正答率:52% 類似度 65.7%
正しい組合せはどれか。
a
CPPV・・・・・・・・・重症呼吸不全
b
IABP・・・・・・・・・急性左心不全
c
PSV・・・・・・・・・・人工呼吸からの離脱
d
HFV・・・・・・・・・・急性肝不全
e
ECMO・・・・・・・・狭心症
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
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74
臨床工学技士国家試験 - 第22回 午前
正答率:73% 類似度 65.7% 解説あり
送血回路からの気泡の送り込み原因でないのはどれか。
1
貯血槽の貯血レベル低下
2
膜型人工肺ガス側圧力の上昇
3
動脈フィルタ内の気泡抜き不良
4
膜型人工肺へのガス供給停止
5
送血ポンプ流入部の採血ポート開放

解説

送血回路への気泡送り込みは、主に回路の陰圧部での大気吸い込み(採血ポートの開放など)、貯血槽の液面低下による巻き込み、動脈フィルタの気泡除去不良、あるいは人工肺ガス側の過圧によるガス侵入リスクなどで生じる。一方、膜型人工肺へのガス供給停止は酸素化・脱炭酸の低下を招くが、ガス側から血液側へ気泡を押し込む駆動力とはならないため、送血回路からの気泡送り込みの直接原因にはならない。したがって「原因でない」は4となる。

選択肢別解説

1
不正解

貯血槽の液面が低下すると、渦の形成や出口の露出で空気が巻き込まれ、ポンプに吸い込まれて送血回路へ気泡が送り込まれる原因となる。レベル監視や低下時の流量制限で予防する必要がある。よって気泡送り込みの原因である。

2
不正解

膜型人工肺のガス側圧が上昇(過大なスイープガス流量や排気閉塞など)し血液側圧を上回ると、膜孔や微小漏れを介してガスが血液側へ押し出されるリスクが高まる。これは送血回路への気泡送り込みの原因になりうる。よって原因である。

3
不正解

動脈フィルタは気泡除去の最終関門であり、初期のデアリング不足や運転中の気泡抜き不良があると、残存気泡が患者側へ送られる。よって気泡送り込みの原因である。

4
正解

膜型人工肺へのガス供給停止は、酸素化不良・高二酸化炭素血症を招くが、ガス側圧は低下し血液側へ気泡を押し込む駆動力にはならない。通常は気泡送り込みの直接原因にはならないため、「原因でない」に該当する。

5
不正解

送血ポンプ流入部(陰圧領域)の採血ポートが開放されると大気が吸引され、回路内に気泡が入り送血回路へ送り込まれる。よって気泡送り込みの原因である。

27
第二種ME技術認定試験 - 第38回 午後
類似度 65.7%
人工心肺装置が備えている監視項目でないのはどれか。
1
圧 力
2
温 度
3
気 泡
4
漏 血
5
酸素飽和度
11
第二種ME技術認定試験 - 第39回 午後
類似度 65.7%
科目:
中分類: 計測工学
小分類: 計測論
血液浄化装置の監視項目とセンサの組合せで誤っているのはどれか。
1
濃 度 -- ピエゾ素子
2
漏血検知 -- 光センサ
3
圧 力 -- ひずみゲージ
4
気泡検知 -- 超音波センサ
5
温 度 -- サーミスタ
46
臨床工学技士国家試験 - 第14回 午後
正答率:88% 類似度 65.7%
人工呼吸器装着後のチェックポイントで誤っているのはどれか。
1
胸部の持ち上がり
2
分時換気量
3
呼吸回数
4
呼気予備量
5
最高気道内圧
51
臨床工学技士国家試験 - 第8回 午後
正答率:55% 類似度 65.6%
人工呼吸中、低圧警報が鳴った。点検すべき箇所はどれかれ
a
回路蛇管
b
気管チューブのカフ
c
酸素濃度計
d
医療ガス配管設備と接続部
e
加湿器
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
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78
臨床工学技士国家試験 - 第26回 午後
重要度:低 正答率:48% 類似度 65.6% 解説あり
血液透析監視装置が漏血を検出した際の対処法で誤っているのはどれか。
1
膜の破損によるリークがないか調べる。
2
透析液の流量が正しいか確認する。
3
脱血不良が起きていないか確認する。
4
漏血の検知器が正しく動作しているか調べる。
5
目視で確認できない場合は試験紙で判断する。

解説

血液透析で漏血(ダイアライザ血液側から透析液側への血液混入)警報が鳴った場合、最優先は透析液の供給を停止し、血液ポンプを低速(必要時停止)として状況を安全に保ちつつ原因を確認することである。主因はダイアライザ膜の破損やリークであり、他に検知器の汚れ・気泡による誤報もある。目視で確認できないときは透析液出口の液を採取し潜血試験紙でヘモグロビンの有無を確認する。回路圧異常(脱血不良など)も膜損傷や誤検知の背景になり得るため点検する。一方、警報直後に“透析液流量が正しいか”を確認することは緊急対処の本質ではなく、対応を遅らせ得るため不適切である。したがって誤りは選択肢2。

選択肢別解説

1
不正解

正しい。漏血の主要因はダイアライザ膜の破損・ピンホールである。透析液出口や本体透明部の赤色化を確認し、漏血が疑われればダイアライザ交換を含めて対応する。

2
正解

誤り。漏血警報時の初期対応は透析液供給の停止と血液ポンプの低速化(必要時停止)、原因確認である。透析液流量の設定が正しいかの確認は優先度が低く、漏血の是正にも直結しないため、直後の対処としては不適切。

3
不正解

正しい。脱血不良などで回路圧が異常となるとTMPが偏り、膜損傷やセンサ誤検知の背景となり得る。動静脈圧・TMP・クランプ閉塞の有無などを確認することは有用。

4
不正解

正しい。漏血検知器は光学式が一般的で、受光部の汚れ、気泡、濁りで誤報が起こり得る。受光部清拭や自己診断・点検で動作確認する。

5
不正解

正しい。目視困難な微量漏血では、ダイアライザ透析液出口から採液し、潜血試験紙でヘモグロビン反応を確認して判断する。

48
第二種ME技術認定試験 - 第40回 午後
類似度 65.6%
人工呼吸器使用中の点検項目として実施しないのはどれか。
1
バッテリー駆動への切り替え
2
低換気量警報の設定値
3
呼吸器回路破損状態
4
吸入気酸素濃度の設定値
5
機器本体からの異音の有無
74
臨床工学技士国家試験 - 第34回 午後
重要度:低 正答率:59% 類似度 65.6% 解説あり
人工心肺を用いた体外循環中の安全管理で正しいのはどれか。
1
レベルセンサには磁気センサが用いられている。
2
レベルセンサはエアトラップ(バブルトラップ)に取り付ける。
3
フィルタのサイズは動脈フィルタの方がバブルトラップより目が細かい。
4
閉鎖回路では気泡流入の可能性はない。
5
エアブロックとは送血回路が空気で満たされ送血が止まることをいう。

解説

体外循環では気泡混入や回路空破による送脱血障害が重大事故につながるため、レベル監視とフィルタリング、気泡対策が基本となる。レベルセンサは通常、静脈貯血槽の液面を超音波式・光学式・静電容量式などで監視し、液面低下による空気誤送を防ぐ。動脈フィルタは微小気泡や微小異物の除去を目的に目開きが小さく(代表的に約40 μm前後)、バブルトラップは比較的粗い目(100~200 μm程度)で気泡捕捉・脱気を担う。閉鎖回路(ECMO等)でも採血・薬剤注入・接続部の不具合などで気泡が侵入し得るため、気泡監視は不可欠である。エアブロック(エアロック)は主に脱血側に空気が入りサイフォン効果が途絶して脱血が停止する現象を指す。

選択肢別解説

1
不正解

不正解。人工心肺で用いるレベルセンサは一般に超音波式・光学式・静電容量式などの非接触型が主流で、磁気センサを用いる方式は一般的ではない。よって「磁気センサが用いられている」との断定は不適切。

2
不正解

不正解。レベルセンサは静脈貯血槽の液面監視に用い、液面低下時にポンプ停止や警報で空気誤送を防ぐ。エアトラップ(バブルトラップ)は気泡捕捉・脱気のための器具であり、レベルセンサの取り付け対象ではない。

3
正解

正解。動脈フィルタは微小気泡・微小異物の除去を目的に目開きが小さく(代表的に約40 μm前後)、バブルトラップのスクリーンはこれより粗い(おおむね100~200 μm程度)。したがって動脈フィルタの方が目が細かい。

4
不正解

不正解。閉鎖回路(PCPS/ECMO等)でも採血・薬剤注入、コネクタの緩み、陰圧条件下での接続部からの吸気などにより気泡が流入する可能性がある。「可能性はない」は誤り。

5
不正解

不正解。エアブロック(エアロック)は主として脱血回路側に空気が入り、静水圧差(サイフォン)による脱血が途絶して流れが止まる現象を指す。送血回路が空気で満たされて停止する状況の定義ではない。

37
臨床工学技士国家試験 - 第3回 午後
正答率:82% 類似度 65.6%
人工心肺による低体温での体外循環について誤っているのはどれか。
a
組織の酸素需要は減少する。
b
組織での酸素授受がよくなる。
c
血液の粘稠度(粘度)が低下する。
d
血液の凝固能が変化する。
e
酸素解離曲線が左方に移動する。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
62
臨床工学技士国家試験 - 第1回 午後
正答率:58% 類似度 65.5%
レーザ手術装置使用時に起こりやすい事故として誤っているのはどれか。
1
網膜損傷
2
熱 傷
3
火災・爆発
4
有毒ガスの発生
5
不整脈の発生
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