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臨床工学技士国家試験

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第10回 午後 第76問
20件の類似問題
超音波について正しいのはどれか。...
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23
臨床工学技士国家試験 - 第10回 午後
正答率:68% 類似度 64.7%
科目:
中分類: 電気工学
小分類: 電気回路
正しいのはどれか。
a
繰返し方形波の周波数スペクトルを求めるには逆フーリエ変換を用いる。
b
角周波数ωと周波数fとの間の関係はf=2πωで表される。
c
時系列信号をフーリエ変換すると周波数成分を知ることができる。
d
角周波数ωの正弦波(sinωt)は一つの周波数成分で構成される。
e
繰返し三角波には基本波以外に高調波成分が含まれる。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
65
臨床工学技士国家試験 - 第5回 午前
正答率:90% 類似度 64.6%
生体組織の超音波特性を表す定数はどれか。
a
音響インピーダンス
b
音速
c
誘電率
d
ヤング率
e
減衰定数
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
85
臨床工学技士国家試験 - 第9回 午後
正答率:86% 類似度 64.6%
生体組織の超音波特性を表す定数はどれか。
a
音響インピーダンス
b
音速
c
誘電率
d
ヤング率
e
減衰定数
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
31
臨床工学技士国家試験 - 第29回 午前
重要度:低 正答率:64% 類似度 64.5% 解説あり
超音波ドプラ血流計について正しいのはどれか。
a
血流がプローブに向かっているとき、受信周波数は送信周波数よりも低くなる。
b
超音波ビームの照射方向が血流方向に対して垂直なとき、ドプラシフトは観測されない。
c
周波数折り返し現象は血流速度が速いほど起こりやすい。
d
パルス繰り返し周波数は超音波の振動周波数の2倍以上とする。
e
最大計測深度はパルス繰り返し周波数が高いほど大きい。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

解説

超音波ドプラ血流計のドプラシフトは、反射体(赤血球)が動く速度と超音波ビーム方向の成分に比例し、$f_d = \frac{2 f_0 v \cos \theta}{c}$ で与えられる。したがって、血流がプローブへ近づくと $\cos \theta > 0$ かつ $v>0$ より $f_d>0$ となり受信周波数は送信周波数より高くなる。ビームと血流が直交($\theta=90^\circ$)では $\cos 90^\circ=0$ のためシフトは生じない。パルスドプラ法では観測できる最大ドプラ周波数はナイキスト周波数 $f_{\text{Nyq}}=f_{PRF}/2$ に制限され、$|f_d|>f_{PRF}/2$ でエイリアシング(周波数折り返し)が起こるため、流速が速いほど発生しやすい。パルス繰り返し周波数 $f_{PRF}$ は搬送波(送信周波数 $f_0$)とは独立のパラメータで、深さ分解能や最大計測深度とトレードオフ関係にある。最大計測深度は $D_{\max}=\frac{c}{2 f_{PRF}}$ で、$f_{PRF}$ を高くすると浅くなる。以上より、正しい肢は2と3である。

選択肢別解説

a
不正解

誤り。血流がプローブに向かって近づくとドプラシフトは正($f_d>0$)となり、受信周波数は送信周波数より高くなる($f_{rec}=f_0+f_d$)。式 $f_d=\frac{2 f_0 v \cos \theta}{c}$ からも、$v>0$ かつ $\cos \theta>0$ のとき $f_d$ は増加する。

b
正解

正しい。ドプラシフトは角度の余弦に比例し、$\theta=90^\circ$ では $\cos 90^\circ=0$ のためドプラシフトはゼロとなり観測されない。

c
正解

正しい。血流速度が速くなると $|f_d|$ が増大し、ナイキスト周波数 $f_{PRF}/2$ を超えるとエイリアシング(周波数折り返し)が発生するため、速い流れほど起こりやすい。

d
不正解

誤り。パルス繰り返し周波数 $f_{PRF}$ はドプラ信号($f_d$)の標本化に関係し、$f_{PRF}\ge 2 f_{d,\max}$ が目安である。搬送波である超音波の振動周波数 $f_0$(通常 MHz 帯)とは別の量で、$f_{PRF}$ を $2 f_0$ 以上にする必要はない。

e
不正解

誤り。最大計測深度は $D_{\max}=\frac{c}{2 f_{PRF}}$ で表され、$f_{PRF}$ を高くすると $D_{\max}$ は小さくなる(浅くなる)。深部を測るには $f_{PRF}$ を下げる必要がある。

57
臨床工学技士国家試験 - 第7回 午前
正答率:60% 類似度 64.4%
科目:
小分類: 波動現象
正しいのはどれか。
a
弾性体中には縦波と横波とが存在し得る。
b
無限に広い弾性体中の縦波と横波とでは、進行速度は同じである。
c
一様な弾性体の棒の中を伝わる縦波の進行速度は、ヤング率が小さいほど速い。
d
弦を伝わる横波の進行速度は、弦を引っ張る張力が弱いほど速い。
e
同一張力で張られた弦を伝わる横波の進行速度は、弦の線密度が小さいほど速い。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
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36
臨床工学技士国家試験 - 第30回 午前
重要度:低 正答率:81% 類似度 64.4% 解説あり
超音波凝固切開手術装置について正しいのはどれか。(医用治療機器学)
a
先端は1〜3mmの振幅で振動する。
b
50kHz前後の周波数を用いる。
c
凝固温度は電気メスよりも低温である。
d
内視鏡外科手術で頻用される。
e
骨切開に有効である。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

解説

超音波凝固切開装置は、圧電素子の超音波振動(おおむね45〜55kHz)でブレード先端を微小振幅で往復させ、組織との摩擦で熱を発生させて蛋白凝固と切開を同時に行う機器である。先端振幅はミリメートルではなく数十マイクロメートル(例: 50〜100$\mu$m)と極めて小さい。発生温度は概ね70〜100℃で、電気メス先端で生じやすい150℃以上の高温・炭化に比べ低温で、煙や側方熱損傷が少ないため、内視鏡外科(腹腔鏡下など)で広く用いられる。一方、骨のような硬組織の切開には一般に有効ではない。

選択肢別解説

a
不正解

誤り。超音波凝固切開装置のブレード先端振幅はおよそ50〜100$\mu$m(0.05〜0.1mm)程度であり、1〜3mmのようなミリメートルオーダーではない。ミリメートル級の振幅は実機仕様とかけ離れており、過大で組織損傷が増大してしまう。

b
正解

正しい。一般的な装置は約45〜55kHzの周波数帯(“50kHz前後”)で駆動される。この超音波振動が機械的エネルギーを組織に伝達し、摩擦熱と蛋白変性を惹起する。

c
正解

正しい。超音波凝固切開装置の作用温度はおおむね70〜100℃で、電気メス先端部で生じやすい150〜200℃以上の高温に比べ低温であるため、炭化や煙の発生、側方熱損傷が少ない。

d
正解

正しい。切開と凝固を同時に行え、発煙や側方熱損傷が少ない特性から、腹腔鏡下などの内視鏡外科手術で頻用される。中小血管(目安として数mm径)までの止血・シールにも適する。

e
不正解

誤り。装置は軟部組織の切開・凝固に適するが、骨のような硬組織の切開には一般に不向きである。骨切開には鋸・ドリルや専用の超音波骨手術装置(別系統の機器)が用いられる。

67
臨床工学技士国家試験 - 第6回 午後
正答率:72% 類似度 64.4%
体外衝撃波腎尿管砕石機(ESWL)について正しいのはどれか。
a
腎瘻を作って行う経皮的腎砕石術に使用される。
b
衝撃波は音響インピーダンスの異なる面で反射する。
c
生体軟部組織の音響インピーダンスは水のそれに近い。
d
衝撃波は肺を損傷する。
e
衝撃波は骨を破壊する。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
60
臨床工学技士国家試験 - 第3回 午後
正答率:63% 類似度 64.3%
体外衝撃波腎・尿管砕石機(ESWL)について誤っているのはどれか。
1
衝撃波の発生には爆薬が用いられる形式もある。
2
衝撃波の反射は音響インピーダンスの違いにより生じる。
3
回転楕円体の半分からなる反射鏡で衝撃波を集める。
4
結石の存在する患部を回転楕円体の焦点におく。
5
骨は衝撃波によって破壊される。
50
臨床工学技士国家試験 - 第13回 午後
正答率:20% 類似度 64.2%
超音波流量計について誤っているのはどれか。
a
電気的干渉を受けやすい。
b
計測原理に伝播時間差を利用するタイプがある。
c
零点調整作業が不要である。
d
プローブと管壁との間に異物が入ると誤差の原因となる。
e
ホール素子を用いている。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
14
第二種ME技術認定試験 - 第32回 午後
類似度 64.1%
加湿のための超音波ネブライザについて誤っているのはどれか。
1
ベルヌーイ効果を利用している。
2
使用される周波数は2MHz程度である。
3
粒子の大きさは数μm程度である。
4
エアゾルは送気装置によって送り出される。
5
作用槽と噴霧槽の間にダイアフラムがある。
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51
第二種ME技術認定試験 - 第30回 午前
類似度 64.0%
超音波吸引装置について誤っているのはどれか。
1
磁歪形素子にはニッケルが用いられる。
2
プローブ本体は蒸留水で冷卻する。
3
メス先振動の振幅は100~300μmである。
4
メス先の振動数は200~300kHzである。
5
乳化・細分化された組織を吸引除去する。
19
第二種ME技術認定試験 - 第37回 午後
類似度 64.0%
超音波診断装置について誤っているのはどれか。
1
断層画像は組織中を伝搬する超音波の透過度で描出する。
2
深さの情報は探触子から発信した信号の往復時間から算出する。
3
骨に当たると音響陰影が現れる。
4
Bモードでは血液は黒い映像として現れる。
5
カラードプラ法では探触子に近づく血流と遠ざかる血流に異なる色をつけて観察する。
50
臨床工学技士国家試験 - 第18回 午前
正答率:72% 類似度 63.9%
科目:
中分類: 計測工学
小分類: 計測論
信号と雑音について正しいものはどれか。
a
信号対雑音比(dB)を振幅で表すと20log10(S/N)である。
b
熱雑音は外来雑音である。
c
非周期信号はフーリエ級数で表すことができる。
d
1/f雑音は高周波で大きい。
e
正弦波信号の山と谷との差をpeak-to-peak値という。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
27
臨床工学技士国家試験 - 第12回 午後
正答率:48% 類似度 63.8%
正しいのはどれか。
a
繰返し方形波の周波数スペクトルを求めるには逆フーリエ変換を用いる。
b
角周波数ωと周波数fとの間の関係は で表される。
c
時系列信号をフーリエ変換すると周波数成分を知ることができる。
d
角周波数ωの正弦波(sinωt)は一つの周波数成分で構成される。
e
繰返し三角波には基本波以外に高調波成分が含まれる。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
57
臨床工学技士国家試験 - 第2回 午前
正答率:86% 類似度 63.7%
科目:
小分類: 波動現象
正しいのはどれか。
a
音の強さのレベルをdB(デシベル)で表すことができる。
b
dB値は音の強さの対数に比例する。
c
80dBの音の強さは、60dBの音の強さの20倍である。
d
ホン(phon)は振動数の単位である。
e
感覚上の音の大きさは、音の強さだけでは定まらない。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
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74
臨床工学技士国家試験 - 第7回 午後
正答率:45% 類似度 63.6%
誤っているのはどれか。
1
生体内に皮膚を通して伝達される物理的エネルギーの密度が100mW/cm2以上になると不可逆的障害を引き起こす。
2
神経・筋細胞を興奮させる低周波電流密度は約1mA/cm2以上である。
3
電撃で人体に最も危険な周波数帯域は50~100Hzである。
4
高周波電磁波は10W/cm2以上になって初めて熱傷を引き起こす。
5
超音波によるキャビテーション(空洞化現象)は10W/cm2で起こる。
84
臨床工学技士国家試験 - 第27回 午前
正答率:66% 類似度 63.6% 解説あり
科目:
小分類: 波動現象
1MHzの超音波が水中を進行するときのおよその波長 [mm] はどれか。
1
150
2
15
3
1.5
4
0.15
5
0.015

解説

音波の波長は周波数と音速の関係 $\lambda = c/f$ で求める。水中(常温付近)の音速はおよそ $c \approx 1500\,\mathrm{m/s}$ を用いる。周波数が $f=1\,\mathrm{MHz}=1\times10^{6}\,\mathrm{Hz}$ なので、$\lambda = 1500/10^{6}=1.5\times10^{-3}\,\mathrm{m}=1.5\,\mathrm{mm}$ となる。したがって回答は 1.5 mm(選択肢3)が妥当である。

選択肢別解説

1
不正解

150 mm(0.15 m)は 1 MHz に対して長すぎる。水中音速を 1500 m/s とすると、$f=c/\lambda=1500/0.15\approx10\,\mathrm{kHz}$ に相当し、MHz 帯ではないため不適切。

2
不正解

15 mm(0.015 m)は 1 MHz に対して依然長すぎる。$f=1500/0.015\approx100\,\mathrm{kHz}$ であり、1 MHz より 1 桁低い周波数に対応するため不適切。

3
正解

1.5 mm は水中の音速 $\approx1500\,\mathrm{m/s}$ と $f=1\,\mathrm{MHz}$ から $\lambda=c/f=1500/10^{6}=1.5\times10^{-3}\,\mathrm{m}=1.5\,\mathrm{mm}$ と計算でき、適切である。

4
不正解

0.15 mm(1.5\u00d710^{-4} m)は短すぎる。$f=1500/1.5\times10^{-4}\approx10\,\mathrm{MHz}$ に相当するため、1 MHz の条件とは 1 桁ずれる。

5
不正解

0.015 mm(1.5\u00d710^{-5} m)はさらに短すぎ、$f=1500/1.5\times10^{-5}\approx100\,\mathrm{MHz}$ に相当する。1 MHz とは 2 桁ずれるため不適切。

52
第二種ME技術認定試験 - 第39回 午前
類似度 63.5%
超音波ドプラ法について誤っているのはどれか。
1
パワードプラ法では血流の方向が判別できる。
2
パルスドプラ法では観察領域の深さによって計測できる最大流速が変化する。
3
連続波ドプラ法では狭窄した弁の前後の圧較差を算出できる。
4
カラードプラ法では血流の方向を色で表現する。
5
ドプラ法では超音波ビームと血流のなす角度によって計測値が変化する。
83
臨床工学技士国家試験 - 第38回 午後
類似度 63.5%
科目:
小分類: 波動現象
図に示す波形の音波を水中に発射した。その音波の波長$[cm]$はどれか。
LVP7lo8473
1
0.15
2
1.5
3
7.5
4
15
5
30
69
臨床工学技士国家試験 - 第5回 午後
正答率:66% 類似度 63.4%
超音波吸引器(CUSAなど)について正しいのはどれか。
1
ニッケル製トランスデューサが磁界の中で伸縮する性質を用いている。
2
プローブ自体は振動しない。
3
除去したい組織を凝固して吸引する。
4
発生する超音波は0.2kHz程度である。
5
5. 微小血管でも凝固できない。
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