第33回国試午前86問の類似問題

国試第8回午前:第78問

各種エネルギーの人体作用について誤っているのはどれか。

a: 1.5Tの超伝導磁石によるMRI検査で頭部に熱傷を起こす。

b: 40°Cの温熱で癌細胞が死滅する。

c: 15W/cm2の超音波で細胞が破壊される。

d: 1GHz、0.5W/cm2の電磁波により皮膚で温度上昇が生じる。

e: 波長150nmの光線照射により深部組織に熱傷が生じる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第24回午後:第9問

体温について正しいのはどれか。(医学概論)

a: 腋窩温は直腸温よりも高い。

b: 排卵日には一過性の体温低下が起こる。

c: 体温調節に関連する汗はエクリン腺から分泌される。

d: 発熱時の筋のふるえは体温の上昇後に最大となる。

e: 皮膚血管が収縮すると熱放散が増大する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第29回午前:第57問

熱の伝わりについて誤っているのはどれか。

1: 体表面での空気の対流は熱の放散に役立つ。

2: 熱伝導は温度の勾配に比例する。

3: 皮膚組織内では対流はほとんどない。

4: 生体内での熱の移動は血流による影響が大きい。

5: 体表面からの熱放射は近赤外光による。

国試第12回午後:第77問

熱の移動について正しいのはどれか。

a: 熱は真空中を放射によって伝わる。

b: 空気は水より熱伝導率が大きい。

c: 液体中では対流による熱の移動はない。

d: 血流は体内で熱を移動させる。

e: 脂肪組織は筋組織より断熱効果が大きい。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第5回午前:第58問

誤っているのはどれか。

1: 熱の伝わり方には熱伝導の他に熱対流と熱放射とがある。

2: 熱対流は固体だけに起きる現象である。

3: 熱放射では真空中でも熱が伝わる。

4: 熱放射では電磁波の形で熱が伝わる。

5: ヒトも熱放射の形で体温にみあった遠赤外線を出している。

ME2第30回午前:第4問

体温について正しいのはどれか。

1: 腋窩温は直腸温より高い。

2: 体温の調節中枢は視床下部にある。

3: 発汗により熱産生が増加し体温は上昇する。

4: 体温は午前2時から午前4時頃が最も高い。

5: 安静時の熱産生の約80%は骨格筋による。

国試第3回午後:第75問

各種エネルギーの人体に対する影響について誤っているのはどれか。

1: 安全性は周囲条件によって異なることがある。

2: 磁界は1T(テスラ)程度になると人体に大きな影響を及ぼす。

3: 0.1W/cm2程度の高周波電磁波により眼障害を生じることがある。

4: 48°Cの湯に入ると熱傷を起こす危険性が強い。

5: 超音波によりキャビテーションが生じるエネルギーの限界値は、熱作用が生じるよりも大きい。

国試第25回午後:第84問

熱の移動について正しいのはどれか。

a: 熱は真空中を放射によって伝わる。

b: 空気は水よりも熱伝導率が大きい。

c: 液体中では対流による熱の移動はない。

d: 血液は体内で熱を移動させる。

e: 脂肪組織は筋組織よりも断熱効果が大きい。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第58問

正しいのはどれか。

a: 熱の伝わり方には熱伝導、熱対流および熱放射(熱輻射)の三種類がある。

b: 空気は銀に比べて熱伝導は大変よい。

c: 熱対流は個体だけにみられる現象である。

d: 高温の物質ほど波長の長い電磁波を出している。

e: 熱放射は真空中でも起こる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第13回午前:第78問

正しいのはどれか。

1: 1W/cm2の超音波の照射で血中に気泡が発生する。

2: 1Tの静磁場では心室細動が起こる。

3: 10mW/cm2のCO2レーザを胸部に照射すると呼吸が停止する。

4: 45°Cで皮膚表面を3時間加温すると熱傷が起こる。

5: 1.5N/m2の圧縮荷重で健常人の大腿骨が骨折する。

ME2第31回午前:第5問

体温およびその調節について正しいのはどれか。

1: 直腸温は腋窩温より0.5℃程度低い。

2: 体温は日内変動により正午頃最低となる。

3: 寒冷時にはふるえにより産熱が増加する。

4: 四肢を広げると輻射による放熱は減少する。

5: 体温調節の主たる中枢は小脳に存在する。

国試第11回午前:第65問

治療用物理エネルギーの特性で誤っているのはどれか。

1: マイクロ波照射で生体組織の誘電加温ができる。

2: 高周波電流に対しては神経の感受性が低い。

3: レーザ光は収束性に優れている。

4: 衝撃波は凸面反射板で収束する。

5: 高周波電流の通電で生体組織にジュール熱が発生する。

国試第7回午前:第59問

正しいのはどれか。

a: 熱力学では熱を力として扱う。

b: 熱は低温体から高温体に自ら移動できる。

c: 気体の体積と圧力との積はエネルギーの次元をもつ。

d: 熱を完全に仕事に変換することはできない。

e: 熱機関とは蒸気機関のことである。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午後:第83問

正しいのはどれか。

1: 健常成人の産熱量は5~15Wである。

2: 表在性癌の温熱治療に2.5GHzの電磁波が用いられる。

3: 頭皮上で計測できる脳磁界は10-6~10-7Tである。

4: 腎腫瘍を30MHzの超音波装置で描出できる。

5: ヒトの主な脳波成分は100~200Hzに含まれる。

国試第17回午前:第5問

正しいのはどれか。

1: 不快指数は気温と湿度から計算する。

2: 有効温度とは体温を上昇させる気温のことである。

3: 熱射病で死亡することはない。

4: 人の温熱感覚に風速は影響しない。

5: 熱けいれんとは激しいけいれんによって発熱することである。

国試第23回午後:第84問

熱の移動について正しいのはどれか。

a: 伝導の大きさは物質によって異なる。

b: 真空中に置かれた物体内では伝導は起こらない。

c: 空気の対流は無重力状態でも起こる。

d: 黒いものがよく暖まるのは対流による。

e: 太陽光線に当たると暖かく感じるのは放射による。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第35回午後:第84問

放射について誤っているのはどれか。 

1: 真空中でも放射により熱が伝わる。 

2: 水中でも放射により熱が伝わる。 

3: 0°Cの物体からも放射により周囲に熱が伝わる。 

4: 37°Cの物体からは主に紫外線が放射される。 

5: 物体の絶対温度の4乗に比例したエネルギーが放射される。 

国試第18回午前:第78問

エネルギーの生体作用について正しいのはどれか。(医用機器安全管理学)

1: 皮膚に対する熱作用効果は高周波電磁波の方が超音波より低い。

2: 生殖細胞に対する超音波の安全限界は10mW/cm2である。

3: 熱傷を起こす温度は患者短時間接触のとき、43°Cである。

4: 眼障害に対する高周波電磁波の安全限界は100mW /cm2である。

5: ミクロショックで心室細動を起こす低周波電流は10μAである。

国試第6回午後:第74問

各種エネルギーの安全限界について正しいのはどれか。

1: 皮膚に対する熱作用では高周波電磁波の方が超音波より低い。

2: 生殖細胞に障害を起こす超音波は0.01W/cm2である。

3: 熱傷を起こす温度は42°Cである。

4: 眼障害を起こす高周波電磁波は0.1W/cm2である。

5: ミクロショックを起こす低周波電流は10mAである。

国試第3回午前:第71問

生体の熱産生、放散に関係のないのはどれか。

1: 代謝

2: 能動輸送

3: 筋活動

4: 血流

5: 発汗