第33回国試午前86問の類似問題

国試第30回午前:第87問

生体組織の熱に対する性質で誤っているのはどれか。

1: 免疫に関係する細胞は体温が下がると機能が低下する。

2: 組織の温度が4を超えると細胞生存率が低下する。

3: 温溶血現象は60°C を超えた付近で現れる。

4: がん組織は正常組織に比べて温度感受性が高い。

5: 熱による組織の凝固は水分の沸騰に伴う細胞質の飛散で生じる。

ME2第34回午前:第8問

日常生活において、1日の産熱量が最大である器官、組織はどれか。

1: 心 臓

2: 腎 臓

3: 肝 臓

4: 骨格筋

5: 呼吸筋

国試第9回午前:第65問

医用治療機器について正しいのはどれか。

a: 治療余裕度(致死限界と治療効果が生じるエネルギー密度の差)を最小にする。

b: 治療効果比(主作間/副作用)を最大にする。

c: 皮膚を通して生体内に伝達される物理的エネルギーの密度は100mW/cm2以下とする。

d: 状態によらず一定出カで使用する。

e: 治療に用いるすべての物理的エネルギーの安全限界は同一である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第67問

生体の超音波特性について誤っているのはどれか。

a: 心筋の減衰定数は肺より大きい。

b: 減衰定数は周波数に反比例する。

c: 音響インピーダンスは媒質の密度と音速の積で表される。

d: 横波より縦波の方が重要である。

e: 超音波エネルギーはハイパーサーミアに利用される。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第7回午前:第63問

正しいのはどれか。

a: 血漿の物性は白血球数できまる。

b: 血液循環は生体内輪送作用の一つである。

c: 細胞への物質輸送には組織圧が関係する。

d: 細胞膜の電気容量は1μF/cm2程度である。

e: 生体が興奮現象を生じていることを生体の受動的性質という。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第34回午前:第9問

体温およびその調節について誤っているのはどれか。

1: 安静仰臥位で睡眠中のエネルギー消費量を基礎代謝量と呼ぶ。

2: 寒冷時には震えにより産熱が増加する。

3: 体温調節の主たる中枢は視床下部に存在する。

4: 腋窩温より直腸温のほうが高い。

5: 体温は日内変動により午前2時から午前4時頃最低となる。

国試第21回午後:第85問

生体の光学的特性について誤っているのはどれか。

1: 可視光は皮膚表面でほとんど反射する。

2: 光は波長が長いほど皮膚深部に到達する。

3: 血流量が多いほど組織の光吸収は大きい。

4: 波長が長いほどメラニンの吸収係数は大きい。

5: 血液の分光特性は酸素飽和度によって異なる。

国試第30回午後:第86問

生体の磁気特性について正しいのはどれか。

1: へモグロビンは非磁性体である。

2: 心磁図は心筋の透磁率分布を表す。

3: 神経伝導の際に磁界が発生する。

4: 生体は都市の磁気雑音と同程度の交流磁界を発生する。

5: 交流磁界は高周波になるほど生体深部に到達しやすい。