生体組織の熱に対する性質で誤っているのはどれか。
1: 免疫に関係する細胞は体温が下がると機能が低下する。
2: 組織の温度が4を超えると細胞生存率が低下する。
3: 温溶血現象は60°C を超えた付近で現れる。
4: がん組織は正常組織に比べて温度感受性が高い。
5: 熱による組織の凝固は水分の沸騰に伴う細胞質の飛散で生じる。
日常生活において、1日の産熱量が最大である器官、組織はどれか。
1: 心 臓
2: 腎 臓
3: 肝 臓
4: 骨格筋
5: 呼吸筋
医用治療機器について正しいのはどれか。
a: 治療余裕度(致死限界と治療効果が生じるエネルギー密度の差)を最小にする。
b: 治療効果比(主作間/副作用)を最大にする。
c: 皮膚を通して生体内に伝達される物理的エネルギーの密度は100mW/cm2以下とする。
d: 状態によらず一定出カで使用する。
e: 治療に用いるすべての物理的エネルギーの安全限界は同一である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
生体の超音波特性について誤っているのはどれか。
a: 心筋の減衰定数は肺より大きい。
b: 減衰定数は周波数に反比例する。
c: 音響インピーダンスは媒質の密度と音速の積で表される。
d: 横波より縦波の方が重要である。
e: 超音波エネルギーはハイパーサーミアに利用される。
正しいのはどれか。
a: 血漿の物性は白血球数できまる。
b: 血液循環は生体内輪送作用の一つである。
c: 細胞への物質輸送には組織圧が関係する。
d: 細胞膜の電気容量は1μF/cm2程度である。
e: 生体が興奮現象を生じていることを生体の受動的性質という。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
体温およびその調節について誤っているのはどれか。
1: 安静仰臥位で睡眠中のエネルギー消費量を基礎代謝量と呼ぶ。
2: 寒冷時には震えにより産熱が増加する。
3: 体温調節の主たる中枢は視床下部に存在する。
4: 腋窩温より直腸温のほうが高い。
5: 体温は日内変動により午前2時から午前4時頃最低となる。
生体の光学的特性について誤っているのはどれか。
1: 可視光は皮膚表面でほとんど反射する。
2: 光は波長が長いほど皮膚深部に到達する。
3: 血流量が多いほど組織の光吸収は大きい。
4: 波長が長いほどメラニンの吸収係数は大きい。
5: 血液の分光特性は酸素飽和度によって異なる。
生体の磁気特性について正しいのはどれか。
1: へモグロビンは非磁性体である。
2: 心磁図は心筋の透磁率分布を表す。
3: 神経伝導の際に磁界が発生する。
4: 生体は都市の磁気雑音と同程度の交流磁界を発生する。
5: 交流磁界は高周波になるほど生体深部に到達しやすい。
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