気管支喘息で誤っているのはどれか。
1: 気道の慢性炎症性疾患である。
2: ハウスダストが抗原となる。
3: 末梢血中の好酸球が減少する。
4: アセチルコリンの吸入試験で過敏性を示す。
5: 気管支痙攣の治療にβ受容体刺激薬を用いる。
体外循環中の血液希釈について誤っているのはどれか。
1: 使用する血液量の節減に役立つ。
2: 血液の酸素運搬能は低下する。
3: 末梢血液循環を円滑にする。
4: 常温下ではへマトクリット値を20~25%にする。
5: 血液粘度を上昇させる。
経皮的冠動脈インターベンション(PCI)について誤っているのはどれか。
1: 対象は虚血性心疾患である。
2: バルーンの拡張にはヘリウムガスを用いる。
3: 冠動脈内狭窄部位を10気圧前後で加圧する。
4: 術中の心電図モニタリングとしてカーボン電極を用いる。
5: 再狭窄防止のためのステントを留置する。
臨床工学技士が行えない業務はどれか。(医用機器安全管理学)
1: 酸素吸入用鼻カニューレ先端部の身体への接続
2: 血液浄化装置の穿刺針の内シヤントヘの穿刺
3: 気管チューブの気管内への挿入
4: 生命維持管理装置の導出電極の患者皮膚への接続
5: 生命維持管理装置に組み込まれた心電計の監視
人工心肺中の血液希釈について正しいのはどれか。
a: 充填量の大きい人工心肺ほど希釈率は高くなる。
b: 小児では成人に比して希釈率は低くなる。
c: 希釈限界はヘマトクリット10%である。
d: 希釈率が高いほど酸素運搬能は高まる。
e: 希釈率が高いほど末梢循環抵抗が減少する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
高気圧酸素治療で正しいのはどれか。
a: 第2種装置の加圧は空気で行う。
b: 装置内部の消毒はアルコールで行う。
c: 寒冷特には使い捨てカイロを持たせる。
d: 減圧症の治療は酸素再圧法で行う。
e: 心電図のモニタは可能である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
外部灌流型膜型肺について誤っているのはどれか。
1: 中空糸の外側を血液が流れる。
2: 落差脱血に用いるのに適している。
3: 内部灌流型膜型肺より圧力損失が小さい。
4: 内部灌流型膜型肺より多く用いられている。
5: 血液の流れは層流になる。
人工心肺による体外循環中のトラブル対応として誤っている組み合わせはどれか。
1: 停電による人工心肺装置の停止 手動によるポンプ操作
2: 人工肺のガス交換能低下 人工肺の交換
3: 熱交換器の水漏れ 冷温水槽の交換
4: 血液回路の破損 回路の交換
5: 脱血カニューレの脱落 送血ポンプの停止
緊急時に用いられるバスキュラーアクセスはどれか。
a: 自己血管内シャント
b: 人工血管内シャント
c: 動脈表在化法
d: 動脈直接穿刺法
e: カテーテル法
一次救命処置として正しいのはどれか。
a: 頭部後屈法は気道確保法の一つである。
b: ハイムリック法は上気道内の異物除去法の一つである。
c: ローロ人工呼吸法での一回換気量は2000mlを目標とする。
d: 体外式心マッサージ法は一分間に40回のペースで行う。
e: 成人の心臓マッサージでは胸骨を1cm以上圧迫しない。
腹部内視鏡外科手術において正しいのはどれか。
a: 気腹に二酸化炭素を用いる。
b: 気腹により静脈還流は増加する。
c: 硬性鏡は使用できない。
d: トロッカを介して器具を挿入する。
e: 肺血栓塞栓症のリスクがある。
血液ガス分析について誤っているのはどれか。
1: 採血前に患者を安静にさせる。
2: 注射器内の気泡は測定誤差となる。
3: 採血後すぐに測定できない場合は氷水中か冷蔵庫に保存する。
4: 採血量が少ない場合はへパリンを多めに用いる。
5: 採血後は注射筒を手のひらで転がし血液を攪拌する。
大動脈内バルーンパンピング法(IABP)の適応で誤っているのはどれか。
1: 急性心筋梗塞に続発した心原性ショック
2: 心室細動
3: 開心術後の人工心肺からの離脱不能
4: 開心術後の低心拍出量症候群
5: 切迫梗塞
誤っているのはどれか。
1: 腎における血液の濾過は腎小体で行われる。
2: 濾過尿の再吸収は尿細管で行われる。
3: 生体内での尿の流れは腎→尿道→膀胱→尿管→排出という方向をとる。
4: 膀胱内に尿が250~300mL貯留すると尿意を感じる。
5: 尿の生成により血中老廃物の除去や浸透圧、pHの調整が行われる。
心室細動患者の除細動通電前の処置で誤っているのはどれか。
1: 胸部を露出させる。
2: 胸部の汗をぬぐう。
3: 酸素吸入を取り外す。
4: 蘇生バッグによる人工呼吸を止める。
5: 介助者が患者の四肢を押さえる。
人工心肺を用いた体外循環で正しいのはどれか。
1: 開始時には、まず脱血カニューレ、続いて送血カニューレを挿入する。
2: 大動脈遮断時には、一時的に送血流量を増加させる。
3: 大動脈遮断解除時には、一時的に送血流量を増加させる。
4: 遠心ポンプを用いる場合、復温時には、同一回転数でも流量が増加する。
5: 人工心肺停止時には、脱血側回路をクランプしてから回転を止める。
大動脈瘤について正しいのはどれか。(循環器学)
1: 手術は人工血管を用いたバイパス術が基本である。
2: 胸腹部大動脈瘤手術合併症の対麻痺は脳梗塞が原因である。
3: 解離性大動脈瘤は血管外膜の亀裂によって生じる。
4: 急性大動脈解離ではIABPが禁忌である。
5: 腎動脈下腹部大動脈瘤の手術には人工心肺装置が必要である。
高(気)圧酸素療法について正しいのはどれか。
a: 一酸化炭素中毒の治療として行われる。
b: 空気塞栓症の治療として行われる。
c: 血液の溶解酸素量は増加しない。
d: 治療に用いられる気圧は1気圧以下である。
e: 慢性の低酸素症は改善されない。
人工心肺による体外循環中に溶血の原因とならないのはどれか。
1: 過度の吸引
2: 送血カニューレにおけるジェットの形成
3: 熱交換器における加熱のしすぎ
4: 使用血液の血液型不適合
5: 等張電解質溶液による過剰の血液希釈
血液浄化法の適応として誤っているのはどれか。
1: 腎不全
2: 肝不全
3: 薬物中毒
4: 代謝異常
5: 再生不良性貧血
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