各種エネルギーの人体に対する影響で正しいのはどれか。
a: レーザー光の作用は波長には関係しない。
b: 高周波電流では熱的作用が大きい。
c: 超音波によるキャビテーションは細胞の破壊につながる。
d: 体表面低周波電流密度が2Ma/cm2程度でも周辺の知覚神経は興奮しない。
e: 60~65°Cの加温を長時間行っても蛋白変性を生じない。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
エネルギーの人体作用について正しいのはどれか。
a: 1.5Tの超電導MRI検査で頭部に熱傷を起こす。
b: 43°Cの温熱の長時間曝露で低温熱傷が生じる。
c: 15W/cm2の超音波で細胞が破壊される。
d: 2.45GHz、0.5W/cm2の電磁波の照射部位で温度上昇が生じる。
e: 波長193nmの光照射によって深部組織に熱傷が生じる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
各種エネルギーの人体作用について誤っているのはどれか。
a: 1.5Tの超伝導磁石によるMRI検査で頭部に熱傷を起こす。
b: 40°Cの温熱で癌細胞が死滅する。
c: 15W/cm2の超音波で細胞が破壊される。
d: 1GHz、0.5W/cm2の電磁波により皮膚で温度上昇が生じる。
e: 波長150nmの光線照射により深部組織に熱傷が生じる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
各種エネルギーの生体に対する作用で誤っているのはどれか。
a: 超音波の照射エネルギーが1W/cm2を超えるとキャビテーションを起こす。
b: がん組織を42.5°C以上に加温すると壊死が生じる。
c: レーザ光以外の可視光線でも網膜損傷が起こる。
d: 細胞分裂が盛んな組織では放射線の感受性が高い。
e: 短時間でも3Tの磁界を生体に作用させるとがんが発生する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
生体物性について誤っているのはどれか。
1: 電気インピーダンスが生体内の部位によって異なる値を示すことは異方性である。
2: 刺激強度と反応とが比例関係にないことは非線形性である。
3: 導電率や誘電率が周波数によって変化することは周波数依存性である。
4: 人間の全身の骨格筋が60~150Wの熱を産生することは産熱である。
5: 神経細胞において、あるレベル以上の電気刺激で膜電位が跳躍的に変化してインパルスを発生することは細胞膜の興奮性である。
各種エネルギーの人体に対する影響について誤っているのはどれか。
1: 安全性は周囲条件によって異なることがある。
2: 磁界は1T(テスラ)程度になると人体に大きな影響を及ぼす。
3: 0.1W/cm2程度の高周波電磁波により眼障害を生じることがある。
4: 48°Cの湯に入ると熱傷を起こす危険性が強い。
5: 超音波によりキャビテーションが生じるエネルギーの限界値は、熱作用が生じるよりも大きい。
生体内の物質移動について正しいのはどれか。(生体物性材料工学)
1: 血液から組織への酸素の移動は能動輸送による。
2: 体温が低下するとヘモグロビンから組織への酸素移動は減少する。
3: 静止状態で細胞内から細胞外へのナトリウムイオンの移動は拡散による。
4: 血液の浸透圧が上昇すると水分は血管外に漏出しやすくなる。
5: 糸球体濾液中の水分は大部分が遠位尿細管で再吸収される。