第17回国試午前77問の類似問題

国試第7回午前:第77問

正しいのはどれか。

a: 熱電対は温度の変化を抵抗値の変化に変換するトランスデューサである。

b: サーミスタは温度を起電力に変換するトランスデューサである。

c: 心音計は低周波用、中間周波用、高周波用および人間の聴覚に似た周波数特性を示すものの4種のフィルタを備えている。

d: 生体に電流を通じそのインピーダンス変化から生体情報を求める方法をインピーダンス法という。

e: 指尖脈波は指先にかけた磁場の変化でとらえられる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第35回午前:第85問

生体の電気特性について誤っているのはどれか。 

1: 誘電率は周波数の上昇とともに低下する。 

2: 骨格筋は脂肪組織よりも異方性が大きい。 

3: 細胞膜は1μF/cm2程度の静電容量をもつ。 

4: α分散はイオンの集散に起因する。 

5: β分散は約20GHzで生じる。 

国試第11回午前:第52問

生体電気計測について正しいのはどれか。

a: 計測状態のインピーダンスは、電極と皮膚のインピーダンスの並列接続で構成される。

b: 電極に電流が流れると電極と生体間に分極電圧が発生する。

c: 電圧増幅度100倍の差動増幅器の同相除去比(CMRR)が40dBのとき、同相入力信号として1mVを加えると1mVの出力が得られる。

d: 低周波領域では電極接触インピーダンスは周波数に比例する。

e: 電圧増幅器の入力インピーダンスはできるだけ小さい方がよい。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午前:第72問

体内植込み電子装置の動作に対する影響が無視できるのはどれか。

1: 電磁波

2: 機械的応力

3: 気 温

4: 組織反応

5: 体液侵入

国試第17回午前:第83問

病院電気設備の安全基準について誤っているのはどれか。

1: 非接地配線方式はミクロショックによる心室細動発生防止を目的としている。

2: 医用電気機器を使用する医用室には保護接地端子を設けなければならない。

3: 等電位接地では露出導電部分を0.1Ω以下の導線で接地センタに接続する。

4: 医用接地極の接地抵抗値は10Ω以下である。

5: 接地幹線として建物の鉄骨や鉄筋が使用できる。

国試第20回午前:第83問

医用電気機器の漏れ電流について正しいのはどれか。(医用機器安全管理学)

1: 患者漏れ電流Iは装着部から患者を介して大地に流れる。

2: 患者漏れ電流IIはF形絶縁装着部に現れた電源電圧によって流れ る。

3: 患者漏れ電流IIIは信号入出力部に現れた電源電圧によって流れる。

4: 外装漏れ電流は装着部から機器外装に流れる。

5: 接地漏れ電流は患者を介して保護接地線に流れる。

ME2第37回午後:第33問

心電図記録についての組合せで誤っているのはどれか。

1: 筋電図が混入 -- 被験者の緊張

2: 商用交流が混入 -- アースの接触不良

3: 第Ⅰ誘導での波形が反転 -- 電極の付け間違い

4: 第Ⅱ誘導と第Ⅲ誘導に商用交流混入 -- 左手リードの断線

5: 胸部誘導での基線の動揺 -- 体表面の発汗

国試第33回午後:第32問

電気メスについて正しいのはどれか。

a: 切開には連続正弦波が用いられる。

b: 対極板接触面積の増加は熱傷の原因である。

c: 出力回路には抵抗が挿入されている。

d: スプリット型対極板は接触インピーダンスを測定する。

e: バイポーラ電極は挟まれた部位を凝固する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第13回午前:第67問

心臓ぺースメーカについて誤っているのはどれか。

a: ICHD表示コードの第1文字は心電図波形の検出部位を示す。

b: 出力の測定には500Ωの負荷抵抗を用いる。

c: 一発の刺激エネルギーは100μJ程度である。

d: デマンド型は自発収縮とのファイティングを防止する。

e: 心室刺激電極は左心室心尖部に置く。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第79問

生体発生情報に混入する雑音の原因とその種類との組合せで正しいのはどれか。

a: 静電気・・・・・・・・・・・・・・・・高周波

b: ハ ム・・・・・・・・・・・・・・・・低周波

c: 電気メス・・・・・・・・・・・・・・高周波

d: 温度変化・・・・・・・・・・・・・パルス

e: 電源線伝導雑音・・・・・・・超低周波

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第13回午前:第78問

正しいのはどれか。

1: 1W/cm2の超音波の照射で血中に気泡が発生する。

2: 1Tの静磁場では心室細動が起こる。

3: 10mW/cm2のCO2レーザを胸部に照射すると呼吸が停止する。

4: 45°Cで皮膚表面を3時間加温すると熱傷が起こる。

5: 1.5N/m2の圧縮荷重で健常人の大腿骨が骨折する。

ME2第38回午後:第31問

脳波測定について誤っているのはどれか。

1: 単極誘導では耳垂を基準としている。

2: 10Hzの低域遮断フィルタを使用する。

3: ディジタル式ではリモンタージュ機能がある。

4: 記録する場合は紙送り速さ30mm/sで行う。

5: 脳死判定では電極接触抵抗は2kΩ以下が望ましい。

国試第8回午後:第8問

20Ωの抵抗に周波数50Hz、実効値100Vの正弦波交流電圧をかけたとき、正しいのはどれか。

a: 毎秒、約0.71kJの電気ェネルギーが熱に変わる。

b: 電圧の最大値は約71Vである。

c: 電流の実効値は約7.1Aである。

d: 500Wの電力が消費される。

e: 電流の最大値は約7.1Aである。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第32回午後:第57問

電気メスの熱傷防止対策として不適当なのはどれか。

1: 患者の背部にたまった薬液を拭き取る。

2: 対極板を筋肉質の部分に貼る。

3: 心電図モニタ用の電極はできるだけ小さい電極を使う。

4: 体位変換時に対極板部を点検する。

5: フローティング形電気メスを使う。

ME2第34回午後:第55問

医療機器の漏れ電流許容値について誤っているのはどれか。

1: 外装漏れ電流は体表への最小感知電流とされる商用交流1mAの1/100としている。

2: 単一故障時での接地漏れ電流の許容値は正常状態の2倍量まで許容している。

3: 単一故障時での患者測定電流の許容値は正常状態の5倍量まで許容している。

4: 患者漏れ電流Ⅰと患者測定電流の許容値は同じに定めている。

5: 患者漏れ電流Ⅱと患者漏れ電流Ⅲでは、単一故障状態の漏れ電流許容値のみ定めている。

ME2第30回午後:第13問

交通電源式の除細動器について誤っているのはどれか。

1: 通電電流のパルス幅は数msである。

2: 試験には50Ωの負荷抵抗を用いる。

3: 最大出力電圧は数kVである。

4: 充電回路にダイオードが挿入されている。

5: 出力波形はバースト波である。

国試第11回午前:第68問

電気メスについて正しいのはどれか。

a: 10cm2の対極板を使用すれば500Wの出力まで許容できる。

b: 一人の患者に同時に2台使用することもできる。

c: 高周波電流の周波数は0.3~5.0MHzである。

d: バースト波とは連続した正弦波である。

e: バイポーラ方式はモノポーラ方式より切開に適している。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第32回午後:第44問

生体情報モニタの心電図に基線の動揺が見られた。原因として考えられるのはどれか。

1: 低域遮断周波数を高く設定していた。

2: CMRRの高い増幅器を使用していた。

3: 銀-塩化銀電極を使用していた。

4: 医療スタッフの往来で静電気の影響を受けた。

5: ハムフィルタを使用していた。

国試第23回午後:第28問

誤っているのはどれか。

1: 電磁血流計は電磁誘導を利用している。

2: 超音波ドブラ血流計は体表から計測できる。

3: 色素希釈法は心拍出量計測に利用される。

4: 熱希釈法による血流計測は体温変化を利用している。

5: レーザドプラ血流計は赤血球からの散乱光を利用している。

ME2第31回午後:第25問

テレメータによる心電図モニタ波形が乱れる原因として考えられないのはどれか。

1: 電波の受信不良

2: 患者の体動

3: 保護接地線の断線

4: 電極の接触不良

5: 携帯電話の使用