誤っているのはどれか。
1: ヘマトクリット値が上昇すると血液の粘度が増加する。
2: 毛細血管内を通過する赤血球は変形する。
3: 脈波伝搬速度は最高血圧で変化する。
4: 体動脈圧の最高値は末梢に行くにしたがって単調に低下する。
5: コロトコフ音は血圧測定に用いられる。
値が上昇すると血液の粘性率が低下するのはどれか。
a: 温度
b: 電解質濃度
c: タンパク質濃度
d: ヘマトクリット値
e: 血流のせん断速度
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
血液の流れについて正しいのはどれか。
a: 流速は血管壁付近より中心付近の方が速い。
b: ずり速度(200/s以下)が小さいほど血液粘度は大きくなる。
c: ヘマトクリット値が高いほど血液粘度は小さくなる。
d: 血液はニュートン流体とみなせる。
e: 細い血管では心拍動に伴って乱流が生じる。
a: ヘマトクリットが40%前後の正常血液の粘度は37°Cにおいて1~1.5cPである。
b: 血漿は流速によって粘性が変化する非ニュートン流体である。
c: シグマ現象とは血管径の減少に伴って血液の見かけの粘性が減少するような現象である。
d: 細い血管中の血流では血球の軸集中現象がみられる。
e: 赤血球は血液の非ニュートン性の原因となる。
血管を流れている血液の粘性率が増加するのはどれか。
a: 体温の上昇
b: 血流のせん断速度の増加
c: ヘマトクリット値の上昇
d: 連銭形成(ルーロ形成)
e: 集軸効果
血液の粘性率について正しいのはどれか。
a: せん断速度に依存しない。
b: ヘマトクリット値に依存する。
c: キャッソンの式によって定義される。
d: トリチェリの定理に従う。
e: 正常な血漿の粘性率は約10cPである。
1: 体液の約2/3は細胞内にある。
2: 血漿タンパク質は毛細血管を通過できる。
3: 血漿タンパク質は膠質浸透圧を維持している。
4: 体重あたりの水分量は大人より乳幼児のほうが多い。
5: カリウム濃度は細胞外よりも細胞内のほうが高い。
流体の粘性について正しいのはどれか。
1: 温度に依存しない。
2: ヘマトクリット値が高くなると血液の粘性率は増加する。
3: 毛細血管を流れる血液はニュートン物体と見なせる。
4: 水は完全流体(理想流体)である。
5: 粘性率の単位はPa/sである。
正しいのはどれか。
a: 生体の水分量は重量比で約60%である。
b: 血液の粘度は水に比べて小さい。
c: 細胞外液は非流動性の液体である。
d: エックス線は原子レベルでの情報を与える。
e: 血漿は弱アルカリ性である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
a: 細動脈では赤血球が中央に集まる。
b: 非ニュートン性は血球成分によって引き起こされる。
c: ずり速度が遅くなると粘性率は減少する。
d: 血管が細くて流速が小さいときはニュートン流体になる。
e: ヘマトクリット値が下がると粘性率は上昇する。
血液希釈体外循環の利点として正しいのはどれか。
a: 血液粘度の低下
b: 血液有形成分の破壊の減少
c: 膠質浸透圧の上昇
d: 酸素運搬能の増加
e: 輸血量の節約
体外循環について誤っているのはどれか。
a: 低体温は血管を拡張させる。
b: 低体温は組織の酸素消質量を低下させる。
c: 低体温は血液粘度を増加させる。
d: 血液希釈は血液粘度を低下させる。
e: 血液希釈は末梢血管抵抗を上昇させる。
健常人の血液について正しいのはどれか。
a: 非ニュートン流体である。
b: 血漿はニュートン流体である。
c: ヘマトクリットが減少すると粘度は低下する。
d: 粘度は生理食塩液と等しい。
e: 粘度は温度に関わらず一定である。
a: 毛細血管の分岐部では渦が発生しやすい。
b: 大動脈では動圧の値と静圧の値はほぼ等しい。
c: 血管に石灰化が起こると脈波伝搬速度は増加する。
d: ヘマトクリット値が上昇すると血液粘度が増加する。
e: 動脈血圧のピーク値は体の部位によって異なる。
誤っているのはどれか。(人の構造及び機能)
1: 体液は成人体重の60%を占める。
2: 細胞外水分量は体液の60%を占める。
3: 静脈圧の上昇によって浮腫が生じる。
4: 血漿膠質浸透圧の低下によって浮腫が生じる。
5: リンパ管の閉塞によって浮腫が生じる。
a: 血管壁中のエラスチンの割合は脈波伝搬速度と正の相関を示す。
b: 細い血管では血球が血管壁部に集まる。
c: 動脈血圧のピーク値は体の部位によって異なる。
d: ヘマトクリット値が上昇すると血液の粘性が増加する。
e: 血管内径が小さくなると血管抵抗は上昇する。
健常成人で誤っているのはどれか。
1: 血液は体重の約20%を占める。
2: 血漿成分は血液の55~65%程度を占める。
3: 血漿中にはフィブリノゲンが含まれる。
4: 血液の全容積のうち血球の占める割合をヘマトクリット値という。
5: 血球は赤色骨髄で産生される。
人工心肺による体外循環について正しいのはどれか。
1: 血液希釈によって溶血量は増加する。
2: 血液希釈によって膠質浸透圧は増加する。
3: 血液希釈によって血液粘稠度は増加する。
4: 低体温によって血液粘稠度は低下する。
5: 低体温によって組織への酸素の移行は低下する。
生体の電気特性で誤っているのはどれか。
1: 血液の導電率は温度依存性がある。
2: 皮下脂肪の導電率は肝臓の導電率より高い。
3: b 分散は細胞の組織構造に依存する。
4: c 分散は水分子の緩和現象に起因する。
5: 静止電位は細胞内外のイオン濃度差による。
体外循環における血液希釈について正しいのはどれか。
a: 血液粘性の増加
b: 酸素運搬能の増加
c: 輸血量の減少
d: 溶血の軽減
e: 膠質浸透圧の上昇
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