各種エネルギーの人体への作用で正しいのはどれか。
1: 全身が30°C程の温度にさらされると白血球が死滅する。
2: 磁界の人体に及ぼす作用の一つとしてキャビテーションがある。
3: 超音波の加熱作用は10W/cm2以上の照射により初めて発現する。
4: 放射線の感受性は細胞分裂が盛んな細胞ほど高い傾向を示す。
5: 波長1400nm以上の光を長時間浴びると皮膚の色素の増加を来す。
体温測定で誤っているのはどれか。
1: 予測式電子体温計は水銀体温計に比べて短時間で測定できる。
2: 鼓膜温の測定には赤外線放射温度計が用いられる。
3: 電子体温計は温度上昇でサーミスタの抵抗が増大することを利用している。
4: 深部体温計は熱流補償法を用いて生体組織温を測定する。
5: サーモグラフィは体表面から放出される赤外線を利用している。
生体物性について誤っているのはどれか。
1: 電気インピーダンスが生体内の部位によって異なる値を示すことは異方性である。
2: 刺激強度と反応とが比例関係にないことは非線形性である。
3: 導電率や誘電率が周波数によって変化することは周波数依存性である。
4: 人間の全身の骨格筋が60~150Wの熱を産生することは産熱である。
5: 神経細胞において、あるレベル以上の電気刺激で膜電位が跳躍的に変化してインパルスを発生することは細胞膜の興奮性である。