低体温体外循環の影響で正しいのはどれか。
a: 末梢血管抵抗低下
b: 酸素消費量低下
c: カテコラミン活性低下
d: 血液凝固能亢進
e: 血液粘稠度低下
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
創傷治癒の過程について正しいのはどれか。
1: 炎症反応が始まると毛細血管の透過性は亢進する。
2: 出血に対しては好中球が凝集し止血する。
3: 上皮細胞は受傷直後に創部を覆いつくす。
4: 赤血球が肉芽を形成する。
5: 血管内皮細胞が壊死組織を貪食する。
人工心肺による体外循環の血液に及ぼす影響について正しいのはどれか。
a: 赤血球の損傷
b: 血漿蛋白の変性
c: 血漿遊離ヘモグロビン濃度の増加
d: 血液粘度の低下
e: ヘマトクリット値の増加
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
急性肺血栓塞栓症について正しいのはどれか。
a: わが国では女性に多い。
b: D-ダイマーが陽性になる。
c: 血液ガス分析では呼吸性アシドーシスを呈する。
d: 肺換気シンチグラムで血栓を証明できる。
e: 下肢の動脈血栓の剥離が原因となる。
1: 日本では女性よりも男性に多い。
2: 深部動脈血栓が原因となる。
3: D-ダイマーが低値を呈する。
4: 呼吸性アルカローシスを呈する。
5: 胸部造影CTよりも換気シンチグラムが有用である。
出血傾向を示すのはどれか。
a: 血友病
b: vonWillebrand病
c: ビタミンK欠乏症
d: 血管性紫斑病
e: ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)
循環器系の流体現象について誤っているのはどれか。
1: 血管に石灰化が起こると脈波伝搬速度が増加する。
2: 連銭(ルーロー)の形成により血液粘度が増加する。
3: 動脈血圧のピーク値は体の部位によって異なる。
4: 血管内径が小さくなると血管抵抗が上昇する。
5: 大動脈の動圧は静圧より大きい。
虚血性心疾患について正しいのはどれか。
a: 心筋の血流が減少することによって発症する。
b: 冠状動脈の硬化性病変が主因である。
c: 心筋梗塞では不可逆的心筋壊死が起きている。
d: 狭心症は安静時には起こらない。
e: 女性は男性より罹患率が高い。
血管を流れている血液の粘性率が増加するのはどれか。
a: 体温の上昇
b: 血流のせん断速度の増加
c: ヘマトクリット値の上昇
d: 連銭形成(ルーロ形成)
e: 集軸効果
肺血栓塞栓症について誤っているのはどれか。
1: 深部静脈血栓に続発する。
2: 小児に多発する。
3: 低酸素血症を呈する。
4: 右心不全を呈する。
5: ヘパリンは有効である。
人工心肺による体外循環について正しいのはどれか。
1: 血液希釈によって溶血量は増加する。
2: 血液希釈によって膠質浸透圧は増加する。
3: 血液希釈によって血液粘稠度は増加する。
4: 低体温によって血液粘稠度は低下する。
5: 低体温によって組織への酸素の移行は低下する。
動脈の血流、血圧について誤っているのはどれか。
a: 平均血圧は最高血圧と最低血圧の算術平均である。
b: ヘマトクリット値の増加に伴い見かけの粘性は低下する。
c: 圧脈波の伝搬速度は血管壁の硬化や平均血圧の上昇に伴い増大する。
d: 拍動流では血圧が心臓収縮期と拡張期に対応して変動する。
e: 圧脈波の波形の変化は血管壁の性質や血管分岐部の反射などに起因する。
血小板数について正しいのはどれか。
a: 肝硬変では増加する。
b: 多発性骨髄腫では増加する。
c: 真性多血症では増加する。
d: 再生不良性貧血では減少する。
e: 鉄欠乏性貧血では減少する。
血液透析施行中に静脈圧下限警報が鳴った。原因として考えられないのはどれか。
1: 脱血不良
2: ダイアライザ内の血液凝固
3: 静脈側ドリップチャンバ内の血液凝固
4: 動脈側回路の折れ曲がり
5: 静脈側回路の穿刺針からの脱落
動脈内の血流および血圧について正しいのはどれか。
a: 血液の流れは拍動流である。
b: 脈波の伝搬速度には血管壁の弾性が影響を与える。
c: 平均血圧は最高血圧と最低血圧との平均値である。
d: 血圧波形はからだの中でどこも同じである。
e: 細い血管では壁のごく近くに血球のない血漿層が現れる。
正しいのはどれか。
a: 心筋梗塞は冠動脈の閉塞が原因となって生じる。
b: 肺動脈塞栓症は下大静脈などにできた血栓が剥離して生じる。
c: 脳出血は高血圧症と無関係である。
d: 強度の動脈硬化は腹水の原因となる。
e: 食道静脈瘤は先天性の食道静脈走行異常が原因である。
誤っているのはどれか。
1: ヘマトクリット値が上昇すると血液の粘度が増加する。
2: 毛細血管内を通過する赤血球は変形する。
3: 脈波伝搬速度は最高血圧で変化する。
4: 体動脈圧の最高値は末梢に行くにしたがって単調に低下する。
5: コロトコフ音は血圧測定に用いられる。
観血式血圧測定について正しいのはどれか。
1: チューブ内に気泡が混入すると平均血圧が下がる。
2: 血管内に留置したカテーテル内を蒸留水で満たす。
3: 加圧バッグの内圧は収縮期血圧に等しくする。
4: ゼロ校正の基準は中心静脈圧が使われる。
5: フラッシュデバイスは抗凝固薬の持続注入機能をもつ。
動脈硬化症で正しいのはどれか。
a: 大動脈は好発部位の一つである。
b: 動脈内面には隆起病変が一様に広がる。
c: 病変は動脈中膜に最も顕著に表れる。
d: 病変部の内部にはコレステロールが沈着している。
e: 古い病変ではカルシウムの沈着がみられる。
a: 動脈中の血流は定常流である。
b: 全血は非ニュートン流体である。
c: 血管の弾性は加齢により変化する。
d: 圧脈波の反射は血管の分岐などにより起こる。
e: 収縮期圧と拡張期圧の圧力差を平均圧という。
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