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臨床工学技士国家試験

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第33回 午前 第56問
20件の類似問題
人工心肺の構成要素とその目的で誤っているのはどれか。...
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39
第二種ME技術認定試験 - 第29回 午後
類似度 66.3%
PCPSの特徴はどれか。
1
回路に貯血槽がない閉鎖回路である。
2
複数のポンプを用いる。
3
人工肺を必要としない。
4
主にローラポンプが用いられる。
5
開胸して直接心臓にカニューレが挿入される。
72
臨床工学技士国家試験 - 第31回 午前
重要度:低 正答率:81% 類似度 66.3% 解説あり
補助循環について正しいのはどれか。(生体機能代行装置学)
1
IABPではバルーンを弓部大動脈に留置する。
2
PCPSは全身麻酔を必要とする。
3
PCPSは左心系の後負荷を軽減する。
4
補助人工心臓は右心補助に用いられることが多い。
5
補助人工心臓は左房脱血よりも左室脱血タイプが多い。

解説

補助循環デバイスの基本を整理すると、IABPのバルーンは弓部ではなく左鎖骨下動脈分岐直下の胸部下行大動脈に留置する。PCPS(V-A ECMO)は経皮的に大腿動静脈から導入でき、通常は局所麻酔で可能で全身麻酔は必須でない。V-A ECMOは大動脈へ逆行性送血を行うため左室後負荷をむしろ増大させ得る。補助人工心臓(VAD)は臨床的には左心補助(LVAD)が圧倒的に多く、右心補助は限られる。現在主流の植込み型LVADでは左室心尖部からの脱血(吸入)方式が一般的で、左房脱血よりも左室脱血タイプが多い。以上より正しい記述は5である。

選択肢別解説

1
不正解

誤り。IABPのバルーン先端は左鎖骨下動脈分岐直下の胸部下行大動脈に位置させる(下端は腎動脈分岐より近位)。弓部大動脈に留置するわけではない。

2
不正解

誤り。PCPS(経皮的心肺補助、V-A ECMO)は大腿動静脈の穿刺によりベッドサイドで導入可能で、通常は局所麻酔で実施できる。全身麻酔は必須ではない。

3
不正解

誤り。PCPS(V-A ECMO)は動脈側へ逆行性に送血するため、左室の拍出に対する後負荷を増加させうる。左室拡張や肺うっ血を来す場合があり、必要に応じてIABPやImpella等でアンローディングを併用する。

4
不正解

誤り。補助人工心臓の臨床使用は左心補助(LVAD)が主流である。右心補助(RVAD)は特定状況で用いられるが頻度は少ない。

5
正解

正しい。現行主流の植込み型LVADでは左室心尖部からの脱血(吸入)方式が一般的で、高流量が得やすい。左房脱血よりも左室脱血タイプが多い。

40
第二種ME技術認定試験 - 第36回 午後
類似度 66.3%
血圧透析装置の使用中点検項目でないのはどれか。
1
透析液流量
2
血液流量
3
静脈圧
4
シリンジポンプ注入量
5
エンドトキシン濃度
73
臨床工学技士国家試験 - 第37回 午後
類似度 66.3% 解説あり
人工心肺を用いた体外循環時に大動脈解離が発生した場合の対応で誤っているのはどれか。
1
送血温を下げる。
2
送血圧を上げる。
3
真腔に送血カニューレを入れ直す。
4
上行大動脈の色調を確認する。
5
経食道心臓超音波検査を行う。

解説

体外循環中に大動脈解離が発生した際の原則は、解離の進展を抑えつつ真腔灌流を速やかに確保し、臓器保護を図ることである。具体的には、送血流量を減量または一時停止して灌流圧を下げ、上行大動脈の色調・膨隆・拍動の変化を観察する。経食道心エコー(TEE)で真偽腔、エントリー、カニューレ先端位置を評価し、偽腔送血が疑われる場合は真腔へカニューレを入れ直すか、送血部位(大腿・腋窩など)を変更する。循環停止や追加修復に備えて送血温を下げ低体温化し、代謝と酸素消費を低減して安全域を確保する。一方、送血圧を上げる対応は偽腔への灌流を助長し解離拡大、破裂、臓器虚血を悪化させ得るため不適切である。

選択肢別解説

1
不正解

適切。低体温化は代謝率と酸素消費量を低下させ、循環停止や低流量灌流への移行時の臓器保護に有利である。解離の追加修復(人工血管置換など)を見据えて送血温を下げる判断は妥当。

2
正解

不適切(誤り)。送血圧を上げると偽腔への灌流が増え、解離が進展・拡大し破裂や臓器虚血を助長する危険がある。対応は送血流量の減量/停止で灌流圧を低下させ、カニューレ位置の再評価と真腔送血の確立である。

3
不正解

適切。偽腔送血は解離を悪化させるため、送血カニューレが真腔に位置するよう再挿入する。必要に応じて送血部位を大腿動脈や腋窩動脈などへ変更し、確実な真腔灌流を確保する。

4
不正解

適切。上行大動脈の色調(赤黒い変化など)、膨隆、拍動性の変化は偽腔灌流や解離進展の重要な手掛かりであり、直視下の確認は早期発見に有用である。

5
不正解

適切。TEEは術中に迅速に実施でき、真偽腔の判別、エントリー部位、カニューレ先端位置、心機能・弁機能評価に有用で、対応方針の決定に不可欠である。

15
第二種ME技術認定試験 - 第32回 午後
類似度 66.3%
吸着型酸素濃縮器について誤っているのはどれか。
1
空気から窒素を選択的に除去する。
2
得られる酸素濃度は40%までである。
3
吸着剤の機能を再生させる工程を持つ。
4
吸入時には加湿器が必要である。
5
動作には電源が必要である。
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57
臨床工学技士国家試験 - 第14回 午後
正答率:73% 類似度 66.2%
体外循環用ローラポンプについて誤っているのほどれか。
a
圧閉度を完全圧閉にして用いる。
b
圧閉度試験では2mの水位に対する漏れ流量を計測する。
c
不完全圧閉は逆流の原因となる。
d
心臓手術のためには2台以上のポンプが必要である。
e
拍動流ポンプとして使用することも可能である。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
25
第二種ME技術認定試験 - 第28回 午後
類似度 66.2%
透析中、常時監視する必要のない項目はどれか。
1
ヘマトクリット
2
透析液温度
3
漏 血
4
気 泡
5
血液側回路内圧
53
第二種ME技術認定試験 - 第32回 午前
類似度 66.2%
血液浄化法で血液の体外循環回路がないのはどれか。
1
血液透析
2
腹膜透析
3
血液濾過
4
血漿交換
5
血漿吸着
69
臨床工学技士国家試験 - 第37回 午後
類似度 66.2% 解説あり
人工心肺を用いた体外循環中の臓器循環について正しいのはどれか。
1
骨格筋の血流量は増加する。
2
腹部臓器の血流量は増加する。
3
急性腎不全の発症は体外循環時間に依存しない。
4
脳血流量は autoregulation により維持される。
5
腎臓の autoregulation が保たれる灌流圧の下限界値は $30 \mathrm{mmHg}$ である。

解説

体外循環(人工心肺)中は、全身灌流が機械的に管理され非拍動流となることが多く、限られた灌流量は脳や心臓などの重要臓器を優先して配分される傾向がある。したがって骨格筋や腹部臓器(腎・肝・消化管など)の血流は相対的に低下しやすい。一方、脳血流は通常、平均動脈圧がおおむね $50\sim 150\,\mathrm{mmHg}$ の範囲で自動調節(autoregulation)により一定に維持される(体温、麻酔薬、PaCO2 などの影響で範囲は変動し得る)。腎循環の自動調節の下限は一般に $50\sim 60\,\mathrm{mmHg}$ 程度とされ、これを下回ると自己調節は破綻し腎虚血の危険が増す。急性腎障害(AKI)の発症リスクは体外循環時間が長いほど高まることが知られており、「体外循環時間に依存しない」という記載は不正確である。以上より、正しい選択肢は脳血流の自動調節に関する記述である。

選択肢別解説

1
不正解

誤り。体外循環では限られた灌流量が脳・心臓へ優先配分され、交感神経緊張や血管収縮も相まって骨格筋への血流はむしろ低下しやすい。したがって「増加する」は不適切。

2
不正解

誤り。体外循環中は腎・肝・消化管などの腹部臓器の血流は相対的に減少しやすく、腸管虚血や肝機能障害のリスクが問題となる。よって「増加する」は不正確。

3
不正解

誤り。急性腎障害(AKI)の発症リスクは体外循環時間の延長で上昇することが多数報告されており、溶血・炎症・低灌流・血行動態変動などの累積影響を受ける。「体外循環時間に依存しない」は不正確。

4
正解

正しい。脳血流は自動調節(autoregulation)により、通常は平均動脈圧がおおむね $50\sim 150\,\mathrm{mmHg}$ の範囲で比較的一定に保たれる。体外循環中でも、低体温や麻酔深度、PaCO2 変化などの影響を受けうるが、一般論としては維持されると考えられる。

5
不正解

誤り。腎循環の自動調節が保たれる灌流圧の下限は一般に $50\sim 60\,\mathrm{mmHg}$ 程度であり、$30\,\mathrm{mmHg}$ は明らかに低すぎて腎の自動調節は期待できない。

52
第二種ME技術認定試験 - 第36回 午前
類似度 66.2%
血液浄化法について誤っているのはどれか。
1
腹膜透析は中分子量物質の除去能力に優れている。
2
血液透析は小分子量物質の除去能力に優れている。
3
血液濾過は中・大分子量物質の除去能力に優れている。
4
血液透析ではタンパク質の喪失が少ない。
5
血液濾過は血漿浸透圧変化が生じやすい。
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34
臨床工学技士国家試験 - 第3回 午後
正答率:23% 類似度 66.1%
従圧式人工呼吸器について正しいのはどれか。
a
気道抵抗が増加すると換気量が減少する。
b
調節呼吸、補助呼吸のいずれも可能である。
c
吸入療法によく用いられる。
d
気道に洩れがあるときに不利である。
e
長期人工呼吸に適している。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
46
臨床工学技士国家試験 - 第14回 午後
正答率:88% 類似度 66.1%
人工呼吸器装着後のチェックポイントで誤っているのはどれか。
1
胸部の持ち上がり
2
分時換気量
3
呼吸回数
4
呼気予備量
5
最高気道内圧
70
臨床工学技士国家試験 - 第4回 午後
正答率:91% 類似度 66.1%
輸液ポンプについて正しいのはどれか。
a
輸液量の正確なコントロールのために必要である。
b
警報機構は不必要である。
c
感電防止にための動力源として炭酸ガスを使用する。
d
乳児や新生児の輸液に適する。
e
手術室用としては大量輸液もできるものが望ましい。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
69
臨床工学技士国家試験 - 第29回 午後
重要度:低 正答率:94% 類似度 66.1% 解説あり
遠心ポンプについて正しいのはどれか。
1
吸引回路用のポンプに適している。
2
駆出される血液量は回転数に正比例する。
3
回路閉塞時に回路破裂の危険性が大きい。
4
同じ回転数でも流量は後負荷によって変化する。
5
低流量時の回転数調節による流量制御が容易である。

解説

遠心ポンプはインペラの回転により遠心力で連続流を生むポンプで、流量は回転数だけでなく前後の圧力差(後負荷)や血液粘性などの条件で大きく変動する。したがって同じ回転数でも後負荷が増えると流量は低下する。回路が閉塞しても発生圧力はシャットオフヘッド(流量ゼロ時の最大圧)に抑えられ、容積脈動型(ローラポンプ)に比べ回路破裂リスクは低い。空気が混入すると遠心力が十分働かず吐出が止まりやすく、吸引回路用途には適さない。低回転域では特に流量—圧力特性が不安定で逆流や脈動が生じやすく、単純な回転数調節のみでの微小流量制御は困難である。

選択肢別解説

1
不正解

誤り。吸引回路では空気混入が避けられないが、遠心ポンプは空気を含むと遠心力が働かず吐出が停止しやすい(プライミング喪失)。この特性は安全側ではあるが、吸引用途には不適で、通常はローラポンプが用いられる。

2
不正解

誤り。流量は回転数のみに比例せず、ポンプ前後の圧力差(後負荷)、前負荷、血液の粘性や回路抵抗に依存する。回転数を一定にしても条件により流量は変動するため「正比例」は成り立たない。

3
不正解

誤り。回路閉塞時でも遠心ポンプの発生圧はシャットオフヘッドに制限され、容積脈動型ポンプのように圧力が無制限に上昇しにくい。したがって回路破裂の危険性は相対的に小さい。

4
正解

正しい。遠心ポンプは後負荷依存性が高く、同一回転数でも末梢抵抗や血液粘性が増すとポンプ曲線と系統曲線の交点が変わり、流量は減少する。

5
不正解

誤り。低流量・低回転域では流量—圧力特性が不安定で、患者側圧が上回ると逆流が起こり得る。微小流量の安定制御には鉗子での抵抗調整等を併用することが多く、回転数だけでは容易でない。

29
臨床工学技士国家試験 - 第6回 午後
正答率:58% 類似度 66.0%
体外循環について正しいのはどれか。
1
送血用カニューレは通常、鎖骨下動脈に挿入する。
2
送血用カニューレ部分の血流速度は遅い。
3
脱血用カニューレは通常、右心房から挿入する。
4
脱血には常にポンプを使用する。
5
成人用脱血カニューレのサイズは直径約5mmである。
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50
臨床工学技士国家試験 - 第1回 午後
正答率:51% 類似度 66.0%
正しいのはどれか。
a
血液透析は小分子量物質の除去効率がよい。
b
血漿交換法は免疫疾患の治療に用いられている。
c
活性炭を用いる血液吸着は尿素の除去効率が悪い。
d
腹膜潅流用の透析液の浸透圧は血液透析液のそれより低い。
e
血液濾過は不均衡症状を起こしやすい。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
45
臨床工学技士国家試験 - 第2回 午後
正答率:61% 類似度 66.0%
血液透析中通常、持続的にモニタしていないのはどれか。
1
透析液の漏血
2
透析液の浸透圧
3
静脈側回路内圧
4
透析液の電導度
5
血液回路内の気泡
57
臨床工学技士国家試験 - 第20回 午後
正答率:82% 類似度 66.0% 解説あり
体外循環中の血液凝固管理について正しいのはどれか。
a
体外循環開始前にACT値が延長されていることを確認する。
b
体外循環中は定期的にプロタミンを投与する。
c
送血フィルタが詰まった場合でも血液循環は維持する。
d
ヘパリンコーティング回路使用時はヘパリンを投与しない。
e
フィルタ下流(患者側)回路の血栓形成の確認は必要である。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

解説

体外循環では全身ヘパリン化により活性化凝固時間(ACT)を十分に延長してから開始し、体外循環中もACTを定期的に測定して目標(一般に400秒以上)を維持する。プロタミンはヘパリンの中和薬であり、体外循環離脱時に用いる。送血(動脈)フィルタの閉塞は圧上昇・破損や血栓・デブリの患者送り込みを招くため、循環を維持したまま押し通すことは危険であり、安全を確保して停止・交換等の対応を行う。ヘパリンコーティング回路は抗血栓性を高めるが、ヘパリン投与を不要にはしない。フィルタ下流(患者側)回路の血栓は患者へ直接到達しうるため、常時の観察が必要である。

選択肢別解説

a
正解

正しい。体外循環開始前に全身ヘパリン化を行い、ACTが十分に延長(一般に400秒以上)していることを確認してからカニュレーション・循環開始とする。これにより回路内および患者内での血栓形成を予防する。

b
不正解

誤り。プロタミンはヘパリンの中和薬であり、体外循環離脱時に用いる。循環中に定期的に投与すると抗凝固が失われ、回路内血栓形成の危険が高まる。循環中はACTを定期測定し、低下すればヘパリンを追加投与して管理する。

c
不正解

誤り。送血(動脈)フィルタが詰まった状態で血液循環を維持すると、過大な圧力上昇やフィルタ破損、凝血塊・微小栓子の患者側への移送リスクがある。安全確保のうえで循環を止め、フィルタ交換など適切な是正措置を行う。

d
不正解

誤り。ヘパリンコーティング回路は生体適合性・抗血栓性を向上させるが、全身ヘパリン投与を不要にはしない。通常どおりヘパリンでACT目標(一般に400秒以上)を維持する。

e
正解

正しい。フィルタ下流(患者側)回路で血栓が形成されると、そのまま患者に送られる危険がある。透明回路部の観察や差圧・圧モニタ値の監視などにより、下流側を含めた血栓形成の有無を常時確認する必要がある。

18
第二種ME技術認定試験 - 第29回 午後
類似度 66.0%
麻酔器の構成要素でないのはどれか。
1
流量計
2
気化器
3
ポップオフ弁(APL:Adjustable Pressure Limiting弁)
4
呼吸バッグ
5
窒素吸着筒
44
臨床工学技士国家試験 - 第8回 午前
正答率:41% 類似度 66.0%
人工呼吸について正しいのはどれか。
a
胸腔内圧は人工呼吸時よりも自発呼吸時で低い。
b
PEEP(呼気終末陽圧)によりFRC(機能的残気量)は増加する。
c
EIP(吸気終末休止)は一呼吸サイクルの約20%にセットする。
d
SIMV(同期式間欠的強制換気)の時には各強制換気の間隔は一定である。
e
呼吸回路の呼気側送気管末端を水中に置くとPEEPを付加できる。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
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