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臨床工学技士国家試験

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第5回 午後 第67問
20件の類似問題
マイクロ波メスについて正しいのはどれか。...
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27
臨床工学技士国家試験 - 第37回 午前
類似度 61.6% 解説あり
科目:
中分類: 電子工学
小分類: 通信工学
小電力医用テレメータについて誤っているのはどれか。
a
送信機のアンテナが長いほど送信効率がよい。
b
使用する周波数帯は各メーカ共通である。
c
混信対策としてゾーン配置が用いられる。
d
受信感度不足にはブースタが用いられる。
e
送信出力は 50 mW 程度である。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

解説

小電力医用テレメータは医療用特定小電力無線としてUHF帯(約420〜450 MHz帯)を用い、空中線電力は電波法で厳しく制限される(一般にE型で10 mW以下、A〜D型で1 mW以下)。院内では混信を避けるためのゾーン配置やアンテナ系の設計(分配・増幅)が行われる。アンテナ効率は波長に対する共振長(おおむねλ/4やλ/2)で最良となるため、単純に“長いほど良い”わけではない。また送信出力が50 mW程度というのは法規制から外れ、誤りである。したがって誤りの選択肢は1と5である。

選択肢別解説

a
正解

誤り。アンテナの送信効率は長さが長いほど無条件に向上するわけではない。電波の波長に対して共振する長さ(代表的にλ/4やλ/2)付近で効率が高く、過度に長くしてもマッチングが崩れ効率低下や不要放射の増加を招く。医用テレメータの周波数(約400 MHz帯、λ≒0.7〜0.75 m)ではλ/4は約18 cm程度で、携帯機器ではこの近傍を目標に設計・整合を行う。

b
不正解

正しい。使用する周波数帯は電波法で共通の帯域が割り当てられており(医療用特定小電力無線)、病院内の運用は共通のチャネル計画に基づいて行われる。なお、周波数帯が共通でもメーカ間の方式互換性は別問題である。

c
不正解

正しい。混信対策としてフロアや棟ごとにゾーンを分け、同一ゾーン内でのチャネル重複を避けるゾーン配置が用いられる。これにより同一・近接チャネルの干渉を抑え、監視の信頼性を確保する。

d
不正解

正しい。受信レベルが不足する場合、アンテナ分配系にブースタ(増幅器)を挿入して信号を補償する。設置時は過大増幅による混変調や飽和を避けるため、利得設定や雑音指数に配慮する。

e
正解

誤り。小電力医用テレメータの空中線電力(送信出力)は電波法で小さく制限され、一般にE型で10 mW以下、A〜D型で1 mW以下である。50 mW程度という記述は上限を大きく超えており不適切。

78
臨床工学技士国家試験 - 第20回 午前
正答率:70% 類似度 61.6% 解説あり
各種エネルギーの安全限界で正しいのはどれか。
a
商用交流1秒間通電による離脱限界電流は1mAである。
b
高周波電流による眼障害限界は1W/cm²である。
c
超音波による生殖細胞への安全限界は1W/cm²である。
d
1kHzを超える漏れ電流の許容値は1kHzの倍数分だけ多い。
e
患者装着部の熱傷安全限界は41℃である。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

解説

$エネルギーの安全限界は、作用機序(電撃、熱、超音波など)と影響を受けやすい臓器 \cdot 組織に応じて規定される。商用交流(50/60 Hz)の離脱限界電流は成人でおおむね約10 mAで、1 mAは感知閾値に近い。高周波電流や超音波では主に熱作用が問題となり、眼や生殖細胞の安全限界はおおむね0.1 W/cm^2程度が目安とされる。漏れ電流の許容値は周波数依存で、1 kHzを超えると人体の電撃感受性が低下するため許容値は周波数に比例して緩和される(規格では周波数範囲により係数が定められる)。また、加熱を意図しない患者装着部の温度は熱傷予防の観点から41℃以下に抑えることが求められる。以上より、正しいのは4と5である。$

選択肢別解説

a
不正解

誤り。商用交流(50/60 Hz)での離脱限界電流(let-go current)は成人でおおむね約10 mA程度とされ、1 mAは感知閾値に近い値である。したがって「1 mA」は過小で正しくない。

b
不正解

$誤り。高周波電流の主作用は組織加熱であり、眼は血流が少なく熱が逃げにくいため低出力でも障害を受けやすい。眼障害の安全限界はおおむね0.1 W/cm^2程度が目安で、1 W/cm^2は過大である。$

c
不正解

$誤り。超音波の生体影響は主に熱作用と機械作用であり、生殖細胞は感受性が高い。安全限界はおおむね0.1 W/cm^2程度が目安で、1 W/cm^2は過大である。$

d
正解

正しい。人体は商用周波数帯で電撃感受性が最大で、1 kHzを超えると感受性が低下するため、規格(IEC 60601-1/JIS T 0601-1)では漏れ電流の許容値を周波数に比例して緩和する取り扱いがある。すなわち1 kHzに対して周波数の倍数に応じて許容値が増える(注:実際の規格は周波数範囲ごとの係数・上限が定められる)。

e
正解

正しい。加熱を意図しない患者装着部については、長時間接触でも熱傷を生じさせないための安全限界温度が41℃とされる。従って記述は妥当である。

82
臨床工学技士国家試験 - 第9回 午後
正答率:58% 類似度 61.5%
正しいのはどれか。
a
遠赤外光は組織をよく透過する。
b
超音波の組織による減衰は波長が短いほど大きい。
c
エックス線CTの画像はエックス線の吸収係数の像である。
d
ガンマ線は組織で吸収されない。
e
マイクロ波は組織をほとんど透過しない。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
65
臨床工学技士国家試験 - 第7回 午後
正答率:85% 類似度 61.5%
電気メスによる事故または障害とは考えられないのはどれか。
1
熱傷事故
2
騒音による聴覚の障害
3
電気ショックによる事故
4
雑音によるME機器の障害
5
爆発事故
3
第二種ME技術認定試験 - 第40回 午後
類似度 61.5%
科目:
小分類: 手術概論
外科的手術と比較した経皮的カテーテル治療(intervention)の特徴について誤っているのはどれか。
1
手術創が小さい。
2
感染のリスクは高くなる。
3
日帰り手術が可能である。
4
治療後すぐに治療効果が確認できる。
5
局所麻酔で施行できる。
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36
臨床工学技士国家試験 - 第26回 午後
重要度:低 正答率:56% 類似度 61.5% 解説あり
レーザー手術装置で正しいのはどれか。
a
CO₂レーザーには石英ファイバーが使用される。
b
半導体レーザーは疼痛治療に用いられる。
c
歯科治療用にEr:YAGレーザーが用いられる。
d
Nd:YAGレーザーの波長は近赤外領域である。
e
組織表面の凝固にはレンズの焦点を絞る。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

解説

レーザー手術装置の特性と医療応用に基づく基礎知識の確認問題。CO2レーザー(10.6 µm)はシリカ(石英)に強く吸収されるため石英ファイバー伝送は適さず、多関節ミラーアームや中空導波路が用いられる。半導体(ダイオード)レーザーは低出力では光生体調節(LLLT/光生体調節療法)として疼痛緩和に用いられる臨床実績がある。Er:YAGレーザー(2.94 µm)は水への吸収が極めて高く、硬組織・歯質の切削やう蝕除去など歯科領域で広く用いられる。Nd:YAGレーザー(1,064 nm)は近赤外域で深達性が比較的高い。組織表面の凝固・止血は照射スポットを広げてパワー密度を下げるデフォーカス照射が基本で、焦点を絞るのは切開・蒸散向けである。

選択肢別解説

a
不正解

誤り。CO2レーザー(波長約10.6 µm)は石英(シリカ)ガラスに強く吸収されるため、石英ファイバーでの伝送は不適。一般に多関節ミラーアームや中空導波路などで導光する。

b
正解

正しい。半導体(ダイオード)レーザーの低出力機器は、疼痛緩和などの光生体調節(LLLT/フォトバイオモジュレーション)に用いられる臨床応用がある。

c
正解

正しい。Er:YAGレーザー(2.94 µm)は水への吸収が高く、熱侵襲を抑えた蒸散・切削が可能で、歯科でのう蝕除去や歯質切削、歯周治療などに用いられる。

d
正解

正しい。Nd:YAGレーザーの代表波長は1,064 nmで近赤外領域に属し、相対的に深達性が高く凝固用途などに用いられる。

e
不正解

誤り。表面の凝固・止血ではスポット径を大きくしてパワー密度を下げるデフォーカス照射を行うのが基本。焦点を絞るとパワー密度が上がり、切開・蒸散向けとなる。

76
臨床工学技士国家試験 - 第17回 午前
正答率:81% 類似度 61.5%
臨床工学技士の業務として適切でないのはどれか。
a
電気メスの対極板の患者への装着
b
観血式動脈圧モニタ用の動脈針の穿刺
c
除細動器購入時のベンチテスト
d
レーザーメスの出力エネルギー測定
e
院内勉強会での人工呼吸器の取り扱い方法の講義
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
12
第二種ME技術認定試験 - 第32回 午後
類似度 61.5%
体外衝撃波砕石装置(ESWL)について誤っているのはどれか。
1
衝撃波は音波の一種である。
2
砕石は電気インピーダンスの違いを利用する。
3
衝撃波の発生には電磁振動板方式がある。
4
衝撃波は水中で発生させる。
5
超音波方式では圧電素子を球面状に配置する。
50
第二種ME技術認定試験 - 第28回 午前
類似度 61.5%
治療用レーザについて誤っているのはどれか。
1
Arレーザはヘモグロビンの吸収を受けない。
2
Nd:YAGレーザの止血効果はタンパク質の熱変性による。
3
CO2レーザは急激な組織の温度上昇で組織を蒸散する。
4
レーザ光は波長が短いほど光量子エネルギーが大きい。
5
スポット径が小さいほど、組織の単位体積当たりに供給されるエネルギーは大きい。
61
臨床工学技士国家試験 - 第5回 午後
正答率:76% 類似度 61.5%
心臓ペースメーカについて正しいのはどれか。
1
体外式ペースメーカのディマンド感度は変更できない。
2
ディマンド型ではパルスレートは固定されている。
3
パルス振幅は約5V、パルス幅は約10ms(ミリ秒)である。
4
プログラマブル・ペースメーカのパラメータは体外から変更できる。
5
植込み式ペースメーカの電源には水銀電池が多く使用される。
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18
第二種ME技術認定試験 - 第33回 午後
類似度 61.4%
体外衝撃波砕石装置について正しいのはどれか。
1
組織と結石の電気的特性の違いを利用する。
2
圧電素子方式では圧電素子群を平面状に配列する。
3
スパークギャップ方式では音響レンズを用いる。
4
衝撃波は水中で発生させる。
5
衝撃波の波形はサイン波である。
68
臨床工学技士国家試験 - 第4回 午後
正答率:77% 類似度 61.4%
冷凍手術気について正しいのはどれか。
a
生体の臓器を冷凍保存して移植手術に使用する。
b
生体の局所温度を超低温にして組織を破壊する。
c
液化ガスの気化熱を利用する形式を低温常圧型という。
d
高圧ガスの断熱膨張による温度下降現象を利用する形式を常温高圧型という。
e
挿入冷凍法は体表の広く浅い病変に対して行われる。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
79
臨床工学技士国家試験 - 第11回 午後
正答率:51% 類似度 61.4%
誤っているのはどれか。
1
脳の活動によって微小な磁界が発生する。
2
心臓の活動によって微小な磁界が発生する。
3
超音波を生体に照射することによって微小な磁界が発生する。
4
肺に吸入された微粉末の磁化によって微小な磁界が発生する。
5
心筋の一部が傷つくと損傷電流によって微小な磁界が発生する。
67
臨床工学技士国家試験 - 第13回 午前
正答率:69% 類似度 61.4%
心臓ぺースメーカについて誤っているのはどれか。
a
ICHD表示コードの第1文字は心電図波形の検出部位を示す。
b
出力の測定には500Ωの負荷抵抗を用いる。
c
一発の刺激エネルギーは100μJ程度である。
d
デマンド型は自発収縮とのファイティングを防止する。
e
心室刺激電極は左心室心尖部に置く。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
28
第二種ME技術認定試験 - 第37回 午後
類似度 61.4%
レーザ手術装置について誤っているのはどれか。
1
患者、術者および周囲の補助者は保護眼鏡を着用する。
2
照射部位以外の術野を適宜保護する。
3
黒くコーティングされた手術器具を用いる。
4
レーザの出射方向は打ち上げとする。
5
術者の眼の位置を照射部位からなるべく離す。
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38
臨床工学技士国家試験 - 第26回 午前
重要度:低 正答率:56% 類似度 61.4% 解説あり
医療機器と注意すべき点との組合せで適切でないのはどれか。
1
観血式血圧モニタ — ミクロショック
2
パルスオキシメータ — 紅斑
3
経皮的酸素分圧測定装置 — 熱傷
4
レーザー手術装置 — 眼障害
5
超音波凝固切開装置 — キャビテーション

解説

医療機器ごとに典型的に注意すべき有害事象を問う問題。観血式血圧モニタは体内(血管)に導電経路を形成するため漏れ電流によるミクロショック対策が重要、パルスオキシメータは装着部の発赤(紅斑)や圧迫・発熱による皮膚トラブル、経皮的酸素分圧測定装置は電極の加温による熱傷、レーザー手術装置は強い光線による眼障害が代表的リスクであり、いずれも適切な組合せである。一方、超音波凝固切開装置はブレードの超音波振動により機械的振動と摩擦熱でタンパク質を変性・凝固させる装置で、注意すべき主作用は熱・機械的損傷であり、キャビテーションを前提としたリスクは一般的でない。したがって不適切な組合せは「超音波凝固切開装置—キャビテーション」である。

選択肢別解説

1
不正解

適切。観血式血圧モニタは血管内にカテーテルを留置して測定するため、体内への導電経路が形成される。微小な漏れ電流でも心筋刺激となり得るため(ミクロショック)、機器の絶縁・漏れ電流管理や等電位化が重要となる。

2
不正解

適切。パルスオキシメータは長時間の装着や血流不良時にセンサ部の発熱・圧迫・光照射の影響で装着部に紅斑(発赤)などの皮膚トラブルが起こり得るため、装着部位のローテーションや圧迫軽減が必要である。

3
不正解

適切。経皮的酸素分圧測定装置(tcPO2)は電極周囲をおおむね41〜43℃に加温して計測するため、装着条件や時間によっては局所の熱傷リスクがある。定期的な部位移動と温度・時間管理が必要である。

4
不正解

適切。レーザー手術装置は波長帯によっては網膜にまで到達し眼障害を生じ得る。適切な遮光・波長適合の保護眼鏡の着用やビーム管理が必須である。

5
正解

不適切(正答)。超音波凝固切開装置は超音波振動子の機械的振動とそれに伴う摩擦熱で組織タンパク質を変性・凝固させ止血・切開を行う。注意すべき主なリスクは熱・機械的損傷であり、診断用超音波の高出力時に問題となるようなキャビテーションは本装置の作用機序として想定されない。従って「キャビテーション」は不適切な組合せである。

76
臨床工学技士国家試験 - 第16回 午前
正答率:55% 類似度 61.4%
臨床工学技士による医用機器管理業務で適切でないのはどれか。
1
電気メスの購入に当たって性能に関する医師の要望をメーカに伝えた。
2
新規購入機器の操作法を手術室で指導した。
3
心電図モニタの患者リード線が断線したので修理した。
4
脳波検査室で脳波計を使用中に接地漏れ電流を測定した。
5
患者から摘出した植込み式ペースメーカの出力電圧を測定した。
47
第二種ME技術認定試験 - 第34回 午前
類似度 61.4%
長時間心電図連続記録装置(ホルター心電計)について誤っているのはどれか。
1
不整脈の診断に適している。
2
胸部6誘導が必要である。
3
日常生活中の心電図を記録できる。
4
虚血性心疾患の診断に用いられる。
5
心電図波形は患者の体位や行動によって変化する。
27
第二種ME技術認定試験 - 第39回 午後
類似度 61.3%
除細動器について正しいのはどれか。
1
心室細動には非同期通電を行う。
2
心臓への直接通電は200Jで行う。
3
ペーストは胸部全体に均一に塗布する。
4
2つの通電ボタンのどちらか一方を押して通電する。
5
植込み型除細動器は遠隔システムによる通電が可能である。
73
臨床工学技士国家試験 - 第13回 午前
正答率:84% 類似度 61.3%
体外衝撃波結石破砕装置(ESWL)について正しいのはどれか。
a
ジェット水流で衝撃波を発生させる。
b
圧電素子で衝撃波を発生させる。
c
回転楕円体面で衝撃波を収束させる。
d
水バッグで人体とカップリングする。
e
照射部位の皮膚が損傷する。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
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