臨床工学に必要な医学的基礎の過去問


国試第14回午前:第31問

血清あるいは血漿測定値の基準値として正しいのはどれか。

1: Na : 128mEq/l

2: K : 3.0mEq/l

3: Ca : 6.0mEq/l

4: P : 5.0mg/dl

5: HCO3-: 24mEq/l

国試第14回午前:第15問

浮腫の原因となるのはどれか。

1: 動脈圧低下

2: 静脈圧低下

3: 血漿膠質浸透圧低下

4: 毛細血管壁水透過性低下

5: ヘモグロビン酸素飽和度低下

国試第14回午前:第14問

ヘマトクリット値上昇の直接的原因となる病態はどれか。

1: 脱水

2: 発熱

3: 貧血

4: 高血圧

5: 換気障害

国試第14回午前:第7問

食品衛生について正しいのはどれか。

a: 腸管出血性大腸菌O157は他の大腸菌に比べ耐熱性が高い。

b: 黄色ブドウ球菌による食中毒は菌が産生する毒素による。

c: 腸炎ビブリオは細菌性食中毒の原因となる。

d: フグの内臓に含まれるテトロドトキシンは神経を麻痒させる。

e: 食品衛生法は食品用器具について規制していない。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第6問

環境問題について正しいのはどれか。

a: オゾン層の破壊によって皮膚癌発生の危険が増す。

b: PCB(ポリ塩化ビフェニル)は体内に蓄積される有害物質である。

c: 二酸化炭素濃度の増加は地球温暖化の原因となる。

d: 地球環境の変化を継続的に測定・監視することを環境アセスメントという。

e: ダイオキシンの発生源は農薬散布である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第5問

我が国の大気汚染について正しいのはどれか。

a: 光化学オキシダントは二次汚染物質である。

b: 窒素酸化物濃度は排出規制で近年改善傾向にある。

c: 浮遊粒子状物質は直径の大きなものほど健康に有害である。

d: 一酸化炭素濃度は環境基準を満たしている。

e: 硫黄酸化物は酸性雨をもたらす。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第4問

一次予防に含まれるのはどれか。

a: 健康教育

b: ポリオの予防接種

c: デイサービス

d: 胃がん検診

e: 心筋梗塞後のリハビリテーション

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第3問

臨床工学技士として行うことのできる医療行為はどれか。

1: 静脈からの採血

2: 体外循環装置からの採血

3: 気管内挿管

4: 処方せん発行

5: 診断目的の心電図検査

国試第14回午前:第2問

正しい組合せはどれか。

a: レントゲン(Wilhelm ConrRontgen) ―― MRI

b: パスツール(Louis Pasteur) ―――――- 種痘

c: コッホ(Robert Koch) ―――――------ ペニシリン

d: アイントーヴェン(WillEinthoven) ―--- 心電図

e: 野口英世 --------――――――――- 黄熱病

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第1問

病気の治療について正しいのはどれか。

1: 対症療法は病気の原因を取り除くことを目標とする。

2: 物理療法は患者自身の運動による心身機能の回復を目標とする。

3: 精神療法とは向精神薬を用いる治療のことである。

4: 薬物療法とは内科的治療の一つである。

5: リハビリテーションとは外科的治療の一つである。

国試第13回午前:第44問

正しい組合せはどれか。

a: テトラサイクリン(抗生物質) ――――――― 肝障害

b: プロピルチオウラシル(抗甲状腺薬) ――- 顆粒球の減少

c: クロロキン(抗マラリア薬) ―――――――- 聴覚障害

d: クロロサイアザイド(利尿薬) ――- 血清カリウム値の上昇

e: ハロタン(麻酔薬) ―――――――――― 腎障害

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第13回午前:第43問

正しいのはどれか。

a: 薬物代謝は主に肝臓で行われる。

b: 薬物の反応性には遺伝的な個人差がある。

c: 向精神薬は薬物耐性が生じにくい。

d: 薬物アレルギーは初回投与では発生しない。

e: 薬物中毒は少量頻回投与でも発生する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第13回午前:第30問

直ちに補正を要する血清電解質濃度はどれか。

1: ナトリウム : 140mEq/l

2: カリウム : 2.0mEq/l

3: クロール : 110mEq/l

4: カルシウム : 9.0mg/dl

5: リン : 3.0mg/dl

国試第13回午前:第11問

炎症の局所現象で誤っているのはどれか。

1: 血流量の増加

2: 知覚神経刺激の増加

3: 熱産生の増加

4: 血管透過性の低下

5: 遊走細胞の集結

国試第13回午前:第10問

細胞性免疫が主因であるのはどれか。

1: アレルギー性鼻炎

2: 気管支喘息

3: 移植拒絶反応

4: 自己免疫性溶血性貧血

5: 血清病

国試第13回午前:第9問

悪性腫瘍について正しいのはどれか。

a: 発育形式は膨張性である。

b: 被膜が存在する。

c: 細胞の核酸含有率が低い。

d: 組織破壊が多い。

e: 脈管内侵入が多い。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第13回午前:第8問

循環障害について正しいのはどれか。

a: 血栓とは血管外に漏れ出た血液の塊をいう。

b: 充血とは全身の血液量が増加した状態をいう。

c: 梗塞とは終動脈内腔の閉塞による循環障害をいう。

d: うっ血とは静脈血の循環障害によって組織に血液がたまった状態をいう。

e: 浮腫とは組織間液の異常な増加状態をいう。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第13回午前:第7問

誤っているのはどれか。

1: 疫学とは人間集団における疾病の分布とその発生原因の研究である。

2: 対象集団から一部を抽出して調査を行うことを標本調査という。

3: 年齢構成の異なる集団を相互に比較するには年齢の標準化が必要である。

4: コホート研究はある時点の状況を断面的に示す。

5: 病気の発生と相関関係が認められる因子をリスク要因という。

国試第13回午前:第6問

感染型食中毒の起因菌はどれか。

a: サルモネラ菌

b: ボツリヌス菌

c: 黄色ブドウ球菌

d: 腸炎ビブリオ

e: 病原性大腸菌

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第13回午前:第5問

正しいのはどれか。

1: 不顕性感染では人から人に伝染しない。

2: 空港・海港で発見される伝染病を検疫伝染病という。

3: 母体から胎盤・産道を介して児に感染することを垂直感染という。

4: 病原体が昆虫・野生動物に潜んでいる時期を潜伏期という。

5: 予防接種は集団接種方式での実施が義務づけられている。