臨床工学に必要な医学的基礎の過去問


国試第10回午前:第5問

臨床工学技士法について正しいのはどれか。

a: 医師やその他の医療関係者との緊密なチーム医療の精神がうたわれている。

b: 職種間の業務の混乱を招かないように業務指針が明確にされている。

c: 退職後においては守秘義務はない。

d: 人工呼吸器の操作は無資格者が行うことができる。

e: 生命維持管理装置の保守点検については医師の指示は不要である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第10回午前:第4問

食品衛生について誤っているのはどれか。

1: 食品の安全性確保は人間の生命にかかわる重要なことである。

2: 輸入食品の検疫は保健所が行う。

3: 食品添加物は長年摂取し続けても安全とされている。

4: 食品の容器包装は食品衛生法の対象となる。

5: 医師が食中毒患者を診断した場合は届け出る必要がある。

国試第10回午前:第3問

我が国の現状として正しいのはどれか。

a: 三大成人病は悪性新生物、心疾患および脳血管疾患である。

b: 死亡率の最も高い悪性新生物は女性の乳癌である。

c: 脳血管疾患による死亡率は昭和10年ごろと比較して大差ない。

d: 最近、胃癌による死亡が減少する傾向にある。

e: 最近、肺癌による死亡が増加する傾向にある。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第10回午前:第2問

17世紀に生理学の発展に貢献した人はだれか。

1: ロベルト・コッホ

2: ルドルフ・ウィルヒョウ

3: クロード・ベルナール

4: ジョバンニ・モルガーニ

5: ウィリアム・ハーベイ

国試第10回午前:第1問

医師の指示の下に臨床工学技士が行うことができるのはどれか。

a: 人工呼吸回路の気管カニューレからの除去

b: 気管内挿管

c: 大動脈内バルーンポンプ・カテーテルの血管への挿入

d: 血液浄化装置の穿刺針のシャントヘの接続

e: 導出電極の皮膚ヘの装着

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第9回午前:第49問

正しい組合せはどれか。

a: バルビツレイト ―――――――-- 抗癌薬

b: リドカイン ―――――――――-- 抗不整脈薬

c: エリスロマイシン ――――――-- 抗菌薬

d: へパリン ―――――――――― 抗凝固薬

e: ベンゾジアゼピン ――――――- 局所麻酔薬

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第9回午前:第37問

正しいのはどれか。

a: 舌咽神経障害は嚥下障害を起こす。

b: 中枢性麻痺では筋緊張が減退する。

c: 末梢性麻痺では病的反射が出現する。

d: 不随意運動は錐体外路系の障害により出現する。

e: うっ血乳頭は頭蓋内圧亢進でみられる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第9回午前:第19問

良性腫瘍の一般的な特徴について正しいのはどれか。

1: 被膜が存在する。

2: 隣接組織への浸潤がみられる。

3: 転移を起こす。

4: 未分化細胞がみられる。

5: 核の大きさは均一ではない。

国試第9回午前:第18問

我が国の衛生統計について正しいのはどれか。

a: 脳血管疾患による死亡は近年減少の傾向にある。

b: 近年の死因順位の第1位は心疾患である。

c: 肺炎・気管支炎による死亡は近年減少の傾向にある。

d: 高齢化のスピードは西欧諸国よりゆるやかである。

e: 悪性新生物による死因で最も多いのは胃癌である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第9回午前:第17問

食中毒の原因食品で発生件数が最も多いのはどれか。

1: 肉類

2: 乳類

3: 野菜類

4: 魚介類

5: 菓子類

国試第9回午前:第16問

職業性の健康障害でないのはどれか。

1: じん肺

2: 熱中症

3: 潜函病(センカン病)

4: 頸肩腕障害

5: イタイイタイ病

国試第9回午前:第15問

日本国憲法第25条に基づき「公衆衛生の向上」を目的として制定されている法律はどれか。

a: 精神保健法

b: 食品衛生法

c: 予防接種法

d: 労働基準法

e: 生活保護法

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第9回午前:第12問

炎症に関して正しいのはどれか。

a: 紫外線は原因の一つである。

b: じん麻疹はアレルギー性の炎症である。

c: 組織の循環障害と滲出とを伴う。

d: 組織では細胞の萎縮が認められる。

e: 膿瘍は炎症後肉芽組織が増殖して生じる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第9回午前:第9問

退行性病変で正しいのはどれか。

1: 肥大

2: 変性

3: 過形成

4: 再生

5: 化生

国試第9回午前:第7問

がんについて誤っているのはどれか。

1: C型肝炎患者では肝臓癌の発生する頻度が高い。

2: 子宮癌の早期発見には細胞診が有効である。

3: 過度の紫外線照射は皮膚癌の原因となる。

4: 乳癌の5年生存率は15%以下である。

5: 白血病は血液細胞の悪性腫瘍である。

国試第9回午前:第3問

誤っているのはどれか。

a: 臨床工学技士は医師など他の医療関係職種と連帯して、チーム医療に務めることが求められている。

b: 我が国においては医事紛争の件数が最近ふえている。

c: 医療従事者の倫理の基本はまず法を守ることである。

d: 臨床工学技士は緊急時には患者に直接計測結果を説明できる。

e: 臨床工学技士が業務上で医療過誤をした場合その直接の責任は主治医にある。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第9回午前:第2問

伝染病予防法に基づき届出を必要とする疾患はどれか。

a: ジフテリア

b: インフルエンザ

c: 肺炎

d: 梅毒

e: 麻疹

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第9回午前:第1問

病気の治療について正しいのはどれか。

1: 対症療法は病気の原因を取り除くことを目標とする。

2: 物理療法は患者自身の運動により心身機能の回復を目標とする。

3: 精神療法とは向精神薬を用いる治療のことである。

4: 薬物療法とは内科的治療の一つである。

5: リハビリテーションとは外科的治療の一つである。

国試第8回午後:第42問

薬物と使用目的との組合せで誤っているのはどれか。

1: ニトログリセリン ―――――-- 末梢血管拡張

2: 塩化カリウム ――――――― 弛綬性心停止

3: マニトールー ―――――-― 浸透圧調節

4: プロタミン ―――――――― 血圧上昇

5: カルシウム拮抗薬 ―-----― 心筋の再灌流障害防止

国試第8回午前:第31問

薬剤の作用について誤っているのはどれか。

1: テオフィリンには気管支収縮作用がある。

2: モルヒネには呼吸抑制作用がある。

3: ヘパリンにはトロンビンの酸素活性阻害作用がある。

4: プロプラノロールにはβ受容体抑制作用がある。

5: リドカインには抗不整脈作用がある。