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生体物性材料工学の過去問

ME2第30回午前:第58問

天然高分子でない材料はどれか。

1:シリコーン
2:コラーゲン
3:シルク
4:セルロース
5:キチン

国試第20回午後:第86問

医用材料の滅菌について正しいのはどれか。(生体物性材料工学)

1:再生セルロース膜には乾熱滅菌が用いられる。
2:ガラス器具には乾熱滅菌は不向きである。
3:ポリスルホン膜には高圧蒸気滅菌が用いられる。
4:ポリテトラフルオロエチレンにはガンマ線が用いられる。
5:EOG滅菌後の医療器具は直ちに使用しなければならない。

国試第20回午後:第87問

医療用具とそれに課せられる生物学的試験との組合わせで正しいのはどれか。(生体物性材料工学)

a:気管チューブ 細胞毒性試験
b:血液透析器 埋植試験
c:電気メスのメス先電極 発癌性試験
d:慢性腹膜透析カテーテル 血液適合性試験
e:IABPカテーテル 血液適合性試験
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第20回午後:第85問

紫外線の皮膚への作用について誤っているのはどれか。(生体物性材料工学)

a:短い波長ほど表皮による吸収が大きい。
b:UVcは真皮まで到達する。
c:皮膚に紅斑を生じさせる主因はUVcである。
d:UVAによる皮膚の着色は照射後数時間以内に消滅する。
e:UVBによる皮膚の着色は照射後数ヶ月後で消滅する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第20回午後:第84問

生体表面で最も吸収されやすい電磁波の周波数はどれか。(生体物性材料工学)

1:20Hz
2:2 kHz
3:200 kHz
4:20MHz
5:2 GHz

ME2第30回午前:第54問

生体組織の力学的性質について誤っているのはどれか。

1:血漿は非圧縮性流体である。
2:大血管内の血液の流れは層流である。
3:軟部組織のポアソン比はおよそ0.5である。
4:軟部組織は硬組織に比べヤング率が小さい。
5:筋のヤング率は直行方向より走行方向で大きい。

ME2第30回午前:第53問

固有音響インピーダンスが最も小さいのはどれか。

1:空 気
2:脂 肪
3:
4:血 液
5:

国試第20回午後:第83問

興奮性細胞の電気特性について誤っているのはどれか。(生体物性材料工学)

1:細胞内液はNa+を多く含む。
2:細胞外液はCl-を多く含む。
3:静止電位は-50~-90mVである。
4:オーバーシュートは0~40mVである。
5:過分極状態では興奮性が低下する。

国試第20回午後:第82問

人体の熱特性について正しいのはどれか。(生体物性材料工学)

a:熱の産生は1kW程度である。
b:皮膚は黒体とみなせる。
c:体表からの放射エネルギーのピーク波長は赤外領域にある。
d:呼吸の増加は熱放散を増す。
e:末梢血管の拡張は熱放散を抑制する。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第20回午後:第81問

放射線の単位で正しいのはどれか。(生体物性材料工学)

a:照射線量 C/kg
b:放射線のエネルギー eV
c:放射能の強さ Bq
d:吸収線量 Sv
e:線量当量 Gy
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第20回午後:第80問

正しいのはどれか。(生体物性材料工学)

a:レイノルズ数は流れの慣性力と粘性力の比を表す無次元数である。
b:健常人の血液粘性率は水の3~5倍である。
c:粘性が流速に関係なく一定の場合は非ニュートン流体とよばれる。
d:圧差一定の層流では、単位時間に流れる流体の体積は管半径の2乗に比例する。
e:ずり速度が増加すると血液粘性率は減少する。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第35回午後:第90問

シリコーン(silicone)について正しいのはどれか。 

1:親水性である。 
2:セラミックスである。 
3:Si-O結合からなる。 
4:透析膜に使われる。 
5:可塑性である。 

国試第35回午後:第89問

生体内における材料の劣化に影響しないのはどれか。 

1:活性酸素 
2:水の存在 
3:材料の化学組成 
4:フィブリノーゲンの存在 
5:酵素反応 

国試第35回午後:第85問

正しいのはどれか。 

a:ポアソン比は「縦ひずみ/横ひずみ」である。 
b:摩擦係数の単位はm/sである。 
c:せん断ひずみとせん断応力は等しい。 
d:骨のヤング率は筋肉より大きい。 
e:粘性率の単位はPa'sである。 
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第35回午後:第86問

放射線感受性の最も高い組織はどれか。 

1:骨髄 
2:神経 
3:血管 
4:心筋 
5:脂肪 

国試第35回午後:第87問

生体の光特性で正しいのはどれか。

1:UVAはUVCよりDNAの損傷を引き起こしやすい
2:遠赤外線の生体作用は電離作用である
3:水は赤外光より可視光の吸収が大きい
4:メラニンは可視光より紫外線の吸収が大きい
5:デオキシヘモグロビンは可視光より近赤外線の吸収が大きい

ME2第30回午前:第36問

NaCl(食塩)溶液に浸した一対のAg(銀)電極の間に電流を流したとき、陽極で起こる化学反応で正しいのはどれか。

1:H+ + Cl- → HCl
2:2H+ + 2e- → H2↑
3:Na+ + OH- → NaOH
4:Ag+ + OH- → AgOH
5:Ag+ + Cl- → AgCl↓

ME2第30回午前:第38問

5%のブドウ糖液で生ずる浸透圧の値は何mOsm/Lになるか。

1:9
2:20
3:36
4:278
5:556

国試第24回午前:第89問

コラーゲンで正しいのはどれか。(生体物性材料工学)

1:結合組織中に存在する。
2:骨中には存在しない。
3:血小板とは結合しない。
4:生体内では低分子として存在する。
5:球状クンパク質である。

国試第24回午前:第90問

生体の熱特性で誤っているのはどれか。(生体物性材料工学)

1:活動時の熱の産生は主に骨格筋で起こる。
2:脂肪組織の熱伝導率は筋組織よりも大きい。
3:生命活動に必要なエネルギー源はATPである。
4:成人は安静時に100W程度の熱を発生している。
5:人体組織内の熱輸送のほとんどは血液の循環による。