生体物性材料工学の過去問


国試第10回午後:第83問

音速が最も速い媒質はどれか。

1: 骨皮質

2: 脂肪

3: 筋

4: 血液

5: 皮膚

国試第10回午後:第81問

電磁波の周波数と筋への相対吸収エネルギーとの関係を図に示す。 Aの関係を示す周波数(MHz)で正しいのはどれか。

10PM81-0

1: 1MHz

2: 10MHz

3: 100MHz

4: 1000MHz

5: 10000MHz

国試第10回午後:第79問

生体の熱特性で正しいのはどれか。

a: 脂肪は筋より熱を伝えやすい。

b: 熱の放散は主に呼吸で起こる。

c: 乳児の体重当たりの放熱量は成人に比べて小さい。

d: 成人は安静時でも100W程度の熱を発生している。

e: 人体組織内の熱運搬のほとんどは血液の循環による。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第9回午後:第90問

生体材料の組合せで正しいのはどれか。

a: 形状記憶合金 ――――――――-- SUS316

b: ステンレス ―――――――――--- バイタリウム

c: ハイドロキシアパタイト ―――---― 骨充填剤

d: パイロライトカーボン ―――――― 人工弁

e: 延伸ポリ四フッ化エチレン ―――― 人工血管

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第9回午後:第89問

医療用カテーテルに用いられる材料はどれか。

a: ポリカーボネート

b: ポリ塩化ビニール

c: シリコーンゴム

d: ポリメチルメタクリル酸

e: ポリスチレン

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第9回午後:第88問

生体材料としての形状記憶合金の特性はどれか。

a: 形状記憶性

b: 抗血栓性

c: 耐摩耗性

d: 耐腐食性

e: 超弾性

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第9回午後:第87問

生体材料を植え込んだときに、図のような経時的変化を示すのはどれか。

9PM87-0

1: 癒着

2: 瘢痕

3: 炎症

4: 被包化

5: 肉芽形成

国試第9回午後:第86問

人工臓器とその材料に要求される性質との組合せで適切でないのはどれか。

1: 人工弁 ――――――――― 抗血栓性

2: 人工関節 ―――――――― 耐摩耗性

3: 透析膜 ――――――――― 選択透過性

4: 人工血管 ―――――――― 耐熱性

5: ぺースメーカ ――――――- 耐腐食性

国試第9回午後:第85問

生体組織の超音波特性を表す定数はどれか。

a: 音響インピーダンス

b: 音速

c: 誘電率

d: ヤング率

e: 減衰定数

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第9回午後:第84問

生体の力学的特性を比較して誤っているのはどれか。

a: 動脈のヤング率は腱のそれより大きい。

b: 動脈の最大変形は腱のそれより大きい。

c: 動脈の最大荷重は腱のそれより小さい。

d: 筋肉内の音速は肺内のそれより小さい。

e: 筋肉の音響インピーダンスは肺のそれより小さい。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第9回午後:第83問

放射線障害を受けやすい細胞はどれか。

a: 骨髄細胞

b: 消化管上皮細胞

c: 脳神経細胞

d: 骨細胞

e: 生殖細胞

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第9回午後:第82問

正しいのはどれか。

a: 遠赤外光は組織をよく透過する。

b: 超音波の組織による減衰は波長が短いほど大きい。

c: エックス線CTの画像はエックス線の吸収係数の像である。

d: ガンマ線は組織で吸収されない。

e: マイクロ波は組織をほとんど透過しない。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第9回午後:第81問

生体の電気的特性で誤っているのはどれか。

1: 低周波では誘電率が異常に大きい。

2: 電気定数が周波数に依存して変化することを周波数分散という。

3: α分散は約20GHzで観察される。

4: β分散が観察される周波数は臨床工学で多く用いられる。

5: γ分散は水分子の誘電分散によって生じる。

国試第9回午後:第79問

図に示す神経の活動電位波形で各部の呼び方が正しいのはどれか。

9PM79-0

a: A:過分極電位

b: B:オーバーシュート

c: C:脱分極相

d: D:再分極相

e: E:静止膜電位相

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第8回午後:第90問

埋め込み用プラスチックスの滅菌方法として一般的なのはどれか。

a: 乾熱

b: 逆性石鹸液

c: 高圧蒸気

d: ガンマ線

e: エチレンオキサイドガス(EOG)

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第8回午後:第89問

生体組織が示す一般的な物理的特性として誤っているのはどれか。

1: 温度依存性

2: 非線形性

3: 強磁性

4: 周波数依存性

5: 異方性

国試第8回午後:第88問

生体内に埋植された医用材料に対する生体側の急性局所反応はどれか。

a: 血栓形成

b: 肉芽形成

c: カプセル化

d: 発癌

e: 炎症

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第8回午後:第87問

パイロライトカーボンについて誤っているのはどれか。

a: 熱分解炭素である。

b: 人工弁に用いられる。

c: 生体適合性合金である。

d: 人工肝臓用吸着剤である。

e: バイオイナート(生体不活性)である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第8回午後:第86問

医用材料について正しい組み合わせはどれか。

1: ジルコニア ―――――――――――― 金属

2: アルミナ ―――――――――------― セラミックス

3: ハイドロキシアパタイト ―-----------― プラスチックス

4: チタン ―――――――――-------― セラミックス

5: ポリカーボネート ――――――------ セラミックス

国試第8回午後:第85問

皮膚組織を比較的よく透過する光の波長はどれか。

1: 約200nm

2: 約300nm

3: 約500nm

4: 約800nm

5: 約2000nm